JPS5844576B2 - 送りロ−ラ駆動装置 - Google Patents
送りロ−ラ駆動装置Info
- Publication number
- JPS5844576B2 JPS5844576B2 JP9037676A JP9037676A JPS5844576B2 JP S5844576 B2 JPS5844576 B2 JP S5844576B2 JP 9037676 A JP9037676 A JP 9037676A JP 9037676 A JP9037676 A JP 9037676A JP S5844576 B2 JPS5844576 B2 JP S5844576B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed roller
- servo motor
- clutch
- drive device
- paper feed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Control Of Conveyors (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Stopping Of Electric Motors (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えばコンピュータ等によって処理、印字さ
れる単票(通常縦横50礪程度までの用紙)の紙送りを
行なう装置に関し、特に紙の送り量の誤差の蓄積に対し
て実用上充分な補正を特に複雑な制御を行なうことなく
実現するものである。
れる単票(通常縦横50礪程度までの用紙)の紙送りを
行なう装置に関し、特に紙の送り量の誤差の蓄積に対し
て実用上充分な補正を特に複雑な制御を行なうことなく
実現するものである。
従来、紙送りを正確に行なうためには、紙送り量の誤差
の蓄積を補正するため、メカニカルなディテント機構を
用いたものが一般的であった。
の蓄積を補正するため、メカニカルなディテント機構を
用いたものが一般的であった。
このディテント機構は補正の力を出すためにはかなり大
きな(約70mmφ)ディテント歯車を必要とし、機構
上も制御上もかなり複雑となるので価格の点でも不利で
あり、特に全体が小さい装置の場合にはディテント機構
の組みこみ自体不可能になる場合も多かった。
きな(約70mmφ)ディテント歯車を必要とし、機構
上も制御上もかなり複雑となるので価格の点でも不利で
あり、特に全体が小さい装置の場合にはディテント機構
の組みこみ自体不可能になる場合も多かった。
そこで本発明は、サーボモータで送りローラを駆動する
ことを利用し、サーボモータを短時間振動的にすること
により生じるオーバーシュートを利用し、それによって
起こる紙送りの超過分によって伝達歯車のバックラッシ
ュによって生じる送りの不足分を打ち消すことによって
、送り量の誤差の蓄積を補正するものである。
ことを利用し、サーボモータを短時間振動的にすること
により生じるオーバーシュートを利用し、それによって
起こる紙送りの超過分によって伝達歯車のバックラッシ
ュによって生じる送りの不足分を打ち消すことによって
、送り量の誤差の蓄積を補正するものである。
以下本発明の一実施例を説明する。
第1図に本発明が適用される紙送りローラ駆動装置の例
を示す。
を示す。
サーボモータ1はエンコーダ2よりのフィードバック出
力によって制御されている。
力によって制御されている。
またモータ出力は歯車3,4を介してクラッチ歯車5に
伝達される。
伝達される。
またその出力の一部はシャフト14にも伝達されている
。
。
このとき、紙送りローラ13をサーボモータ1の回転と
は別に停止させておきたい場合のため、歯車4と紙送り
ローラ用歯車12との間にクラッチ15を入れることと
なる。
は別に停止させておきたい場合のため、歯車4と紙送り
ローラ用歯車12との間にクラッチ15を入れることと
なる。
クラッチ15はクラッチ用歯車5,11クラツチ用バネ
6、クラッチヨーク8、アーマチュア7クラツチコイル
9より成り、クラッチコイル9に電流が流れることによ
ってクラッチ用バネ6に引っばられているアーマチュア
7およびクラッチ用ギア5を引きつけ、トルクをクラッ
チシャフト10に伝達する。
6、クラッチヨーク8、アーマチュア7クラツチコイル
9より成り、クラッチコイル9に電流が流れることによ
ってクラッチ用バネ6に引っばられているアーマチュア
7およびクラッチ用ギア5を引きつけ、トルクをクラッ
チシャフト10に伝達する。
ここで、トルクの伝達に歯車を用いているので歯車のス
ムーズなかみ合いに必要なバックラッシュすなわち多少
のガタがどうしても伴なう。
ムーズなかみ合いに必要なバックラッシュすなわち多少
のガタがどうしても伴なう。
この様子を第2図に示すが一般的な歯形の歯車Xと歯車
Yを例にとると全歯車Xによって歯車Yが、駆動される
場合バックラッシュは常に存在する。
Yを例にとると全歯車Xによって歯車Yが、駆動される
場合バックラッシュは常に存在する。
従ってサーボモータ1が紙送りローラ13を所定の量だ
け送った後停止し、クラッチを開いた場合、今まで一方
的に歯車Xによって押えつけられていた歯車Yは第3図
に示すようにバックラッシュとして取っであるガタの範
囲で自由に動くことが出来る。
け送った後停止し、クラッチを開いた場合、今まで一方
的に歯車Xによって押えつけられていた歯車Yは第3図
に示すようにバックラッシュとして取っであるガタの範
囲で自由に動くことが出来る。
最悪時にはバックラッシュの分だけそのまま動き出すこ
とになる。
とになる。
ここで次にクラッチ15を閉じ、サーボモータ1を動か
した場合今停止後歯車が動き出して生じたガタの間はト
ルクが紙送りローラ13側には伝わらないことになる。
した場合今停止後歯車が動き出して生じたガタの間はト
ルクが紙送りローラ13側には伝わらないことになる。
すなわちサーボモータ1が正確に動いているにもかかわ
らず紙送りローラ13は最初は動かずにいる時間がある
。
らず紙送りローラ13は最初は動かずにいる時間がある
。
よってこの紙送りローラ13によって送られる紙は本来
の送り量より不足するわけである。
の送り量より不足するわけである。
この現象は紙送りの回数を重ねればそのまま蓄積され問
題となる。
題となる。
さて第1図で示されるサーボモータ1を駆動するのに用
いられる制御系は第6図に示されるが、このようなブロ
ック図で示される系は一般のサーボモータコントロール
制御で用いられているものであり、加算点22の出力に
より増幅器23を動かし、それによってサーボモータ2
4を回転させる。
いられる制御系は第6図に示されるが、このようなブロ
ック図で示される系は一般のサーボモータコントロール
制御で用いられているものであり、加算点22の出力に
より増幅器23を動かし、それによってサーボモータ2
4を回転させる。
サーボモータ24より出力となってあられれるのはトル
クであり、これがフリクション(軸受けなどの摩擦)の
分だけ加算点25によって引かれる。
クであり、これがフリクション(軸受けなどの摩擦)の
分だけ加算点25によって引かれる。
このあとイナーシャによる係数26を乗じたものは加速
度である。
度である。
これを積分27によって速度が出る。
また積分28によって位置となるわけである。
速度、位置は速度フィードバックゲイン29、位置フィ
ードバックゲイン30を通ってゲインの調整がなされた
後加算点21.22によって設定値と加算される。
ードバックゲイン30を通ってゲインの調整がなされた
後加算点21.22によって設定値と加算される。
この回路は速度フィードバックゲイン29、位置フィー
ドバックゲイン30の大きさによって第4図の応答1.
応答2に示されるような動きかたをする。
ドバックゲイン30の大きさによって第4図の応答1.
応答2に示されるような動きかたをする。
すなわち、第6図の加算点21に目標値に対する値をセ
ットすると、サーボモータ位置は第4図に示されたよう
な形で目標値に近ずくわけである。
ットすると、サーボモータ位置は第4図に示されたよう
な形で目標値に近ずくわけである。
ここで位置のフィードバックゲインを太きくしてゆくと
応答2のような形になる。
応答2のような形になる。
ここで応答2のような場合、サーボモータは行き過ぎに
なることがあるわけでこの現象を積極的に利用するのが
本発明である。
なることがあるわけでこの現象を積極的に利用するのが
本発明である。
すなわちここで位置フィードバックゲインの他に、速度
フィードバックゲインを可変にすることによって得られ
るオーバーシュートを利用する方法で、第5図に示され
るように目標値の近<A1.A2C停止動作が始まって
から動く量の10φ程度でよい)以内になった場合速度
フィードバックゲインを急に小さくすると、速度フィー
ドバックは減衰環として働いているので急に減衰させる
力が小さくなるわけで、結局目標値の近くで振動が起こ
ることになる。
フィードバックゲインを可変にすることによって得られ
るオーバーシュートを利用する方法で、第5図に示され
るように目標値の近<A1.A2C停止動作が始まって
から動く量の10φ程度でよい)以内になった場合速度
フィードバックゲインを急に小さくすると、速度フィー
ドバックは減衰環として働いているので急に減衰させる
力が小さくなるわけで、結局目標値の近くで振動が起こ
ることになる。
このとき第5図P点までオーバーシュートが起こると、
紙送りローラは第4図の応答1の場合よりも余分に紙送
りを行なってしまう。
紙送りローラは第4図の応答1の場合よりも余分に紙送
りを行なってしまう。
またP点を過ぎたあとQ点にももどるので、このとき送
った分がもどされるように思われるが、Q点でサーボモ
ータが多少後もどりしてもバックラッシュの分だけは紙
送りローラは動かないままでいる。
った分がもどされるように思われるが、Q点でサーボモ
ータが多少後もどりしてもバックラッシュの分だけは紙
送りローラは動かないままでいる。
これにより、P点に行く間だけサーボモータと共に紙送
りローラも動くがそのあとはバックラッシュをもどるこ
とになるので、紙送りローラは停止したままである。
りローラも動くがそのあとはバックラッシュをもどるこ
とになるので、紙送りローラは停止したままである。
結局サーボモータ自身は正確に目標値で止まるが紙送り
ローラはオーバーシュートによって送り過ぎが生じた所
で止まっている。
ローラはオーバーシュートによって送り過ぎが生じた所
で止まっている。
この停止時に送り過ぎを生じることは本来バックラッシ
ュによってクラッチを離したために起っていた紙送りの
不足分を補ない合い、実用上充分な補正が行なわれる。
ュによってクラッチを離したために起っていた紙送りの
不足分を補ない合い、実用上充分な補正が行なわれる。
このことは、サーボ系を正常の方法で振動的にすること
により本発明のように動作の途中でゲインの設定を変化
させなくても出来るが、このときの振動は大振幅であり
振動の持続時間も長くなることから、目的値の近くにな
って残りの部分に振動的に近ずける必要がある。
により本発明のように動作の途中でゲインの設定を変化
させなくても出来るが、このときの振動は大振幅であり
振動の持続時間も長くなることから、目的値の近くにな
って残りの部分に振動的に近ずける必要がある。
速度フィードバックを可変にするためのサーボモータ制
御回路の要部を第7図で説明する。
御回路の要部を第7図で説明する。
左から入る速度フィードバック信号はスイッチ44.4
5の導通状態によって速度フィードバック信号出力が変
わる。
5の導通状態によって速度フィードバック信号出力が変
わる。
すなわちスイッチ44が導通のときは抵抗器41と抵抗
器43によって決まるゲイン、スイッチ45が導通のと
きは抵抗器42と抵抗器43によって決まるゲインとな
る。
器43によって決まるゲイン、スイッチ45が導通のと
きは抵抗器42と抵抗器43によって決まるゲインとな
る。
スイッチ44゜45のコントロールは位置フィードバッ
クを利用してスイッチ制御回路46によって行なわれる
。
クを利用してスイッチ制御回路46によって行なわれる
。
ここでスイッチ44.45を実現するにはFET等を用
いたアナログスイッチが便利であるが、リードスイッチ
等でも差しつかえない。
いたアナログスイッチが便利であるが、リードスイッチ
等でも差しつかえない。
なお、47は増幅器である。
以上の如き本発明により、送り量の誤差の蓄積を補正す
ることができる。
ることができる。
第1図は紙送りローラ駆動装置を説明する図、第2図は
歯車部分の拡大図、第3図は歯車のバックラッシュによ
って停止後のクラッチ開放時に歯車が自由に動くことを
示す図、第4図はサーボモータに通常の制御を行なった
場合の応答を示す図、第5図は本発明による制御を行な
った場合の応答を示す図、第6図はサーボモータの制御
系を示す図、第7図は本発明に使用するサーボモータ制
御回路の要部を示す図である。 図において1・・・・・・サーボモータ、3,4,5゜
11.12・・・・・・歯車、13・・・・・・紙送り
ローラ、15・・・・・・クラッチ、41.42,43
・・・・・・抵抗器、44.45・・・・・・スイッチ
、46・・・・・・スイッチ制御回路、47・・・・・
・増幅器。
歯車部分の拡大図、第3図は歯車のバックラッシュによ
って停止後のクラッチ開放時に歯車が自由に動くことを
示す図、第4図はサーボモータに通常の制御を行なった
場合の応答を示す図、第5図は本発明による制御を行な
った場合の応答を示す図、第6図はサーボモータの制御
系を示す図、第7図は本発明に使用するサーボモータ制
御回路の要部を示す図である。 図において1・・・・・・サーボモータ、3,4,5゜
11.12・・・・・・歯車、13・・・・・・紙送り
ローラ、15・・・・・・クラッチ、41.42,43
・・・・・・抵抗器、44.45・・・・・・スイッチ
、46・・・・・・スイッチ制御回路、47・・・・・
・増幅器。
Claims (1)
- 1 駆動源となるサーボモータよりクラッチと歯車を介
しで送りローラにトルクを伝達するものであって、前記
サーボセータに対して速度フィードバックを与える制御
回路を備える送りローラ駆動装置において、前記制御回
路は、前記サーボモータの位置を検出する手段と、前記
速度フィードバック量を犬から小に切り換える手段とを
有し、前記サーボモータの位置が目標値近くになったこ
とを前記位置検出手段で検出したら、前記切り換え手段
を動作させるようにしたことを特徴とする送りローラ駆
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9037676A JPS5844576B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | 送りロ−ラ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9037676A JPS5844576B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | 送りロ−ラ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5316254A JPS5316254A (en) | 1978-02-15 |
JPS5844576B2 true JPS5844576B2 (ja) | 1983-10-04 |
Family
ID=13996836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9037676A Expired JPS5844576B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | 送りロ−ラ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5844576B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547754B2 (ja) * | 1984-11-05 | 1993-07-19 | Saginomiya Seisakusho Inc |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6315241Y2 (ja) * | 1980-01-21 | 1988-04-28 |
-
1976
- 1976-07-30 JP JP9037676A patent/JPS5844576B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547754B2 (ja) * | 1984-11-05 | 1993-07-19 | Saginomiya Seisakusho Inc |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5316254A (en) | 1978-02-15 |
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