JPS5844026Y2 - 自動車用灯具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用灯具に係わり、更に詳しくは自動車用
灯具のスイッチ端子とバルブへ電気的に接続される導電
部との接続構成に関する。

従来のこの種の接続ば、第１図に図示する如くバルブホ
ルダーａに接続した配線コードｂをスイッチＣの端子ｄ
にハンダ付けにより電気的に接続したものとか、第２図
イ及び口に図示する如くバルブホルダー〇に接続した導
電板ｆをスイッチｇの端子りにリベットｉによりカシメ
固定して電気的に接続している。

し力）シながらスイッチ端子へのハンダ付けによる接続
に於いては、ハンダ付けが手作業によるため均一なハン
ダ付けができずバラツキがあり、ために接続不良の場合
も生じ管理上問題がある。

捷た各端子毎にハンダ付けをしなければならないため量
産での工数が増大してしすい作業効率面で低下を来たし
、かつ・・ンダ付は作業時に発生する異臭も問題となっ
ている。

捷たスイッチ端子へのリベットによるカシメで固定する
接続に於いては、リベットのカシメ時に・・ウジングの
割れが生じやすいという問題とか、特に自動車用灯具で
の室内灯は小型化が要求されている関係上、ハウジング
にリベットを固定するスペースが必要となってし１いそ
の分ハウジングを大きくしなければならない等の問題を
有する。

上記事情に鑑み、本考案はこれら問題点を解決すべくな
されたもので、スイッチ端子とバルブへ電気的に接続さ
れる導電部との接続が確実になされ、かつハンダ付けや
りベットによるカシメ固定することなく簡単に接続が出
来、作業効率が良好な自動車用灯具を提供することを目
的とする。

以下、本考案の自動車用灯具の実施の一例について添付
図面を参照して説明する。

第３図乃至第５図に示すのがこの実施例であって、これ
ば本考案を自動車用室内灯に適用したものである。

第３図は前述した灯具であって、レンズを外した状態で
、かつ一部を略した平面図を示し、第４図は第３図にお
けるＩ−Ｉ線断面図を示し、第５図はスイッチ本体と導
電板の屈曲部を含む斜視図を示す。

即ち、本考案の自動車用灯具ば図示例の如く、レンズ１
とハウジング２とで画成される灯室３内にホルダー５に
よりバルブ４を保持すると共に、バルブ４の点、消灯を
切換えるスイッチ本体７をノ・ウジング２に固着してお
り、スイッチ本体７より突設された接続端子７１ａ、Ｈ
ｂ、７１ｃをハウジング２に固定された導電板６１ ａ
、６１ ｂ 。

６１ｃの屈曲部６２ ａ ｔ ６２ ｂ 、６２ ｃの
各々に弾性的に圧接せしめて接続したものである。

更に詳しくは、レンズ１はアクリル樹脂等の透光性樹脂
で成形さ沃一方ハウジング２はポリプロピレン等の合成
樹脂で底形され、該ハウジング２の周縁部にレンズ１を
載置して取付け、レンズ１とハウジング２とで画成され
る灯室３内に舟形バルブ４０両端口金部をホルダー５に
て保持している。

該ホルダー５はハウジング２にリベット５１によりカシ
メて固着されている。

普たバルブ４０点消灯を切換えるスイッチは、スイッチ
本体７とスライドノブ７２と該ノブ１２によりスライド
するスイッチ本体７内に備えたスライド接触片（図示せ
ず）とスイッチ本体１の底面部に適宜間隔を有して彎曲
状に突設された接続端子７１ａ、７１ｂ、７１ｃとハウ
ジング２への取付用フランジ７３ａ、γ３ｂとで構成さ
れ、スライドノブ１２はレンズ１の細長の切欠部１１よ
り灯室外に突出されて取付けられる。

なお、前記スライド接触片は前記接続端子７１ａと７１
ｂ又は７１ｂとγ１ｃとのいずれかにスイッチ本体７内
で接触するものである。

本例では接続端子を３カ所としたが適宜数であっても良
い。

上記スイッチのノブ７２のスライドによりバルブ４の点
消灯を切換えるようにするため、接続端子７１ａ、７１
ｂ、７１ｃの各々に導電板６１ａ。

６１ｂ、６１ｃが接続される。

この導電板は平板状の良導性金属材を打抜いて適宜形状
に形成されるものでリベット等によりハウジング２にカ
シメで固定される。

そして導電板６１ａは電源の一側に、導電板６１ｂは片
方のバルブホルダー５に接続されると共に電源の＋側に
、導電板６１ｃはドアースイッチ（図示せず）を介して
（一側に各々接続される。

なおこの接続は、ハウジング２の裏側に各々の導電板に
リベット５１等を介して接続されたコネクター接続ピン
８（３個所）にてコネクター（図示せず）により接続さ
れる。

スイッチ本体１より彎曲状に突設された接続端子７１
ａ 、７１ ｂｔ７１ｃの各々に接続される導電板６１
ａ、６１ｂ。

６１ｃの接続部の形状は、第４図と第５図に図示する如
く導電板６１ｂにつき説明すると、一端を接続端子方向
に彎曲状の屈曲部６２ｂを形成する。

なお、他の導電板６１ ａ ＊ ６１ ｃの屈曲部も同
形状とする。

スイッチ本体７の接続端子が導電板の屈曲部に各々弾性
的に圧接して確実に接続するために導電板はスプリング
性を有するような金属材とする。

上記の如く構成されるので、導電板６１ａ、６１ｂ。

６１ｃが固定されたハウジング２へのスイッチ本体７の
組付けに訃いて、第５図に図示するように、スライドノ
ブ７２をハウジング２より外方に突出する向きで矢印Ｐ
方向に導電板上に載置して、取付用フランジ７３ａと１
３ｂに穿設したネジ挿入穴７４ａと７４ｂに各々ネジ９
ａと９ｂとを挿入してハウジング２に予め設けた所定取
付位置にこれらネジにて固着される。

このネジによるノｈウジング２への締付けにより各々の
接続端子７１ａ。

７１ｂ、７１ｃは対向する導電板の屈曲部６２ａ。

６２ ｂ 、６２ ｃに載置された状態から序々に屈曲
部に抑圧が加えられる状態となり、この押圧に比して屈
曲部での弾発が生じる。

よって接続端子と導電板の屈曲部とは弾性的に圧接した
状態で確実に接続される。

即ち、スイッチ本体７の取付用フランジ７３ａと７３ｂ
とをハウジング２０所定取付位置にネジ９ａと９ｂとに
より締め付けて固着することにより接続端子と導電板と
が確実に力・つ簡単に接続される。

上記詳述したことから明らかなように、本考案は、レン
ズと・・ウジングとで画成される灯室内にホルダーによ
りバルブを保持すると共に、該バルブの点消灯を切換え
るスイッチ本体を前記ノ・ウジングに固着して成り、前
記スイッチ本体より突設された接続端子を前記ハウジン
グに固定された導電板の屈曲部に弾性的に圧接する如く
接続したことを特徴とするものであるから、従来の自動
車用灯具のようにスイッチ端子とバルブへ電気的に接続
される導電部との接続において、ハンダ付けやリベット
によるカシメ固定する必要がなく、スイッチ本体より突
設された接続端子を導電板の屈曲部に載置してスイッチ
本体をネジ等によりハウジングに締め付けて固着するの
できわめて簡単に組付けることが出来、従って組付作業
性が向上し、寸たハウジングへのリベットカシメによる
割れ等の不良品を出すことなく、接続も確実であり顕著
な効果を奏するものである。

なお、当然のことではあるが本考案は上記実施例にのみ
限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のハンダ付けを示す断面図、第２図は従来
のリベットカシメ固定を示しイは平面図、口はイのＡ−
Ａ線断面図、第３図乃至第５図は本考案の実施例を示し
、第３図はレンズを外した状態での一部略した平面図、
第４図は第３図の■■線断面図、第５図はスイッチ本体
と導電板の屈曲部を含む斜視図である。 １・・・・・・レンズ、２・・・・・・ハウジング、３
・・・・・・灯室、４・・・・・・バルブ、５・・・・
・・ホルダ 、６１ａｔ６１ｂ。 ６１ｃ・・・・・・導電板、６２ａ、６２ｂ、６２ｃ・
・・・・・屈曲部、７・・・・・・スイッチ本体、７１
ａ、７１ｂ。 ７１ｃ・・・・・・接続端子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. レンズとハウジングとで画成される灯室内にホルダーに
   よりバルブを保持すると共に、該バルブの点消灯を切換
   えるスイッチ本体を前記ハウジングに固着して戒り、前
   記スイッチ本体より突設された接続端子を前記ハウジン
   グに固定された導電板の屈曲部に弾性的に圧接せしめて
   接続したことを特徴とする自動車用灯具。