JPS5843689Y2 - 調理台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスオーブン等の調理器を摺動可能に収納する
調理台に関し、特に所謂ケコミ扉の掛止金具をガス器具
の固定金具に兼用せしめたことによって、保守点検時等
における掛止金具の付は忘れを防止すると共にコストダ
ウンを計るものである。

以下本考案を実施例に基づいて説明する。

１は調理台で、下部にケコミ部２を有しかつこのケコミ
部の上方に収納空間３を有し、又この収納空間の上面を
天板４にて覆い、更にこの天板の後方にバックガード５
を立設して戒る。

６．６は前記ケコミ部２の両側部にて前後方向にのびる
如く設けられた一対の支持脚で、上部適所に複数個の棒
状ローラー軸７，７・・・・・・を長手方向に対し直角
に挿着している。

８は前記収納空間３内に摺動可能に収納された複合調理
器で、前面に開口９を有しこの開口を扉１０にて開閉さ
れる調理室１１と、この調理室の下方に底板１２を介し
て形成された燃焼室１３と、調理室１１の後方にこの調
理室と連通して形成された送風室１４と、調理室１１の
上方にて電波透過板１５を介して形成された電波照射室
１６と、この照射室の上方に層状に形成された風路室１
７とを外装置８内に構成している。

又燃焼室１３にはガスバーナ１９、送風室１４にはこの
送風室外に設けられたモーター２０にて駆動される循環
ファン２１．電波照射室１６には風路室１７内に設けら
れた駆動ファン２２にて駆動されるスターラフアン２３
及びマグネトロン２４のアンテナ２５を各々装着してい
る。

２６．２６は前記外装置８の底面２７に固着された一対
のレール状摺動脚で、断面略Ｕ字状を威しその底部２８
がローラー軸７に載置される様に構成されていると共に
、後端部にストッパー２９を形成している。

３０は天板４の上面に載置されたガステープルである。

３１は前記支持脚の少なくとも一方の前端上部に螺子３
２止めされた掛止金具で、前記支持脚６の前端に垂設さ
れた取付片３３に接合されかつ上方を摺動脚２６に対向
する迄延設せしめた固定壁３４と、この固定壁の上部を
前方に略直角に折曲して形成されかつ前端に鉤部３５を
有したスプーン状の掛止片３６とから構成されている。

３７は前記ケコミ部２の前面に装着されたケコミ扉で、
この下部に貫通された枢支ピン３８にて開閉自在に枢支
されていると共に、上部内面に前記鉤部３５と係合する
係止片３９を設けかつ上部前面に把手部４０を設けてい
る。

尚前記枢支ピン３８を貫通する貫通孔４１を長円状とし
ケコミ扉３７をその閉成時において上下に摺動できる様
に構成すれば、鉤部３５と係止片３９との係脱を容易に
行なうことができる。

而してケコミ扉３７の開閉に際しては、その把手部４０
を持ち扉本体を上方に持ち上げて鉤部３５と係止片３９
の係合を外した後前方に倒せば容易に開閉できる。

又複合調理器８は掛止金具３１の固定壁３４によって前
方への移動が阻止されているので、調理器８を調理台１
より引き出す場合には、掛止金具３１をこれを固定して
いる螺子３２を取外して支持脚６より取外せば摺動可能
状態となる。

上述の如く本考案による調理台は、ガスオーブン等の調
理器の移動を防止する掛止金具に所謂ケコミ扉を掛止す
る掛止部を設けたことを特徴とするもので、調理器等の
保守点検時等において掛止金具を取外した場合には、こ
の掛止金具を調理台に固定しないとケコミ扉を閉成する
ことができないので、掛止金具の付は忘れを確実に防止
することができる。

又掛止金具に複数の機能を具備したことによってコスト
ダウン等を計ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による調理台の縦断面図、第２図は同じ
く要部拡大断面図である。 １・・・・・・調理台、２・・・・・・ケコミ部、３・
・・・・・収納空間、８・・・・・・調理器、３１・・
・・・・掛止金具、３６・・・・・・掛止片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ガスオーブン等の調理器を摺動可能に収納する収納部と
   この収納部の下方に位置しかつ前面をケコミ扉にて開閉
   されるケコミ部とを有したものにおいて、前記調理器の
   一部と当接して調理器の移動を防止する固定壁とケコミ
   壁の閉成時その一部と係合する掛止部とを有した掛止金
   具を着脱可能に設けた事を特徴とする調理台。