JPS5843590Y2 - 管体供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、管体を整列させて供給する装置に関するもの
である。

本考案の目的とするところはホッパーを断面路ハ字状と
して両側下部にそれぞれ管体の出口を設けることで、一
つのホッパーで左右に管体を振り分けながら両出口より
管体を供給でき、しかもホッパーの面外側片の下端をそ
れぞれ両側の出口部分の外側部に回動自在に枢支し、面
外側片の上部を連結部材で連結し、連結部材に揺動付与
装置を取付けることで、１つの揺動付与装置で同時に面
外側片を揺動して管体をそれぞれ両出口に供給できる管
体供給装置を提供するにある。

本考案を以下実施例により詳述する。

図中Ａは架台であって、上部に紙管のような管体１がス
トックされるホッパー２が設けである。

このホッパー２は架台Ａの前後に互いに対向するように
配置しである。

ホッパー２は断面路ハ字状をしていてホッパー２の両側
の各下部の下方突出部Ｂの下部にそれぞれ管体１の出口
１８が設けてあり、ホッパー２の面外側片Ｃの下端をそ
れぞれ両側の出口１８部分の外側部に回動自在に枢支し
である。

図中Ｆは外側片Ｃと出口１８の外側部分との枢支部分で
ある。

面外側片１の上部は棒状の連結部材りで連結してあり、
連結部材りには連結部材りを介して面外側片Ｃを下端の
枢支部分Ｆを支点にして揺動させるためのエアシリンダ
ーのような揺動付与装置Ｅが１つ取付けである。

ここで揺動付与装置Ｅを作動すると（エアシリンダーを
用いた場合エアシリンダーを往復動させると）連結部材
りを介して面外側片Ｃが同時に揺動し、対向する前後の
ホッパー２間に架けわたして収納していた紙管のような
管体１が面外側片Ｃによって揺動させられ、断面路ハ字
状のホッパー２の中央の山部Ｇによって左右に振りわけ
られつつ両下方突出部Ｂの下部の各出口１８へと供給さ
れるようになっている。

前後のホッパー２の各出口１８の下部には断面略コ字状
の前後のガイド部材３，４が配置してあり、前のガイド
部材３の下方に回動自在な前端落し８が設けてあり、こ
の前端落し８は前端落しシリンダー１１によって回動す
るようになっている。

前のガイド部材３の下部の前端落しシリンダー１１のや
や上方には前チャックピン１２が設けてあり、この前チ
ャックピン１２は前チャックピン用シリンダー１９によ
り前のガイド部材３より出入り自在としである。

一方後のガイド部材４の下方には後支持部１０が設けて
あり、後支持部１０にはシリンダーよりなる押込み装置
９が設けてあり、この後支持部１０は後部挿入用シリン
ダー１３によって上下動するものである。

また後支持部１０のやや上方には後チャックピン１４が
設けてあり、この後チャックピン１４は後チャックピン
用シリンダー１５によって後のガイド部材４より出入り
自在としである。

図中１６は架台Ａの下部に位置するパネル載置用台車で
あって、上面の所定位置にパネル５が載置しである。

パネル５は枠体１７の片面に板材２０が取着してあり、
枠体１７の他の片面は開放してあってこの開放した側が
上方となるようにパネル５か゛パネル載置用台車１６に
載置しである。

ここでパネル載置用台車１６の上面にパネル位置決め用
四部Ｈを設けておき、このパネル位置決め用凹部Ｈにパ
ネル５を位置決め載置するとよい。

パネル５の内部の前部には横枠６が設けてあって、この
横枠６には２個の切欠７が設けてあり、パネル載置用台
車１６を所定の位置に配置した場合各切欠７が左右の各
前端落し８の下方のやや前方に位置するものである。

なおパネル載置用台車１６のかわりにコンベアを用いて
パネル５をコンベアに載せて所定の位置に配置するよう
にしてもよい。

しかしてエアシリンダーのような揺動付与装置Ｅを作動
させて連結部材りを介して断面路Ｗ字扶のホッパー２の
面外側片Ｃを同時に間欠的に揺動して前後のホッパー２
に架けわたした多数の管体１を揺動してホッパー２の左
右の出口１８側に整列して供給して左右の出口１８より
それぞれ落下させ、落下させた左右の管体１の前後をそ
れぞれ前後のガイド部材３，４によってガイドしながら
下方に落下させて前チャックピン１２と後チャックピン
１４とに受けて位置決めをする。

この場合あらかしめ前端落し８を前端落しシリンダー１
１によって水平状態にし、後部挿入用シリンダー１３に
よって後支持部１０を上昇させておく。

そのあと前チャックピン１２と後チャックピン１４とに
支持されて位置決めされた管体１に前チャックピン１２
と後チャックピン１４とを後退させることにより管体１
の前後両端を前端落し８と後支持部１０とに支持させる
。

次に前端落しシリンダー１１によって前端落し８を突出
先端が下を向くように垂直状態となるまで回動してやる
とパネル５内に２個の管体１の前端がそれぞれ落下して
パネル５内の前部の横枠６の左右の切欠７のやや後方に
位置する。

次に後部挿入用シリンダー１３によって後支持部１０を
下降させ、後支持部１０の下端時に押し込み装置９によ
って管体１の後端を押して管体１の後部をパネル５内に
押し込むと共に左右の管体１の先端をそれぞれパネル５
の横枠６の左右の切欠７内に挿入し、左右の管体１をパ
ネル５内に挿入する工程を完了するものである。

その後、前端落し８を再び水平状態とし、後支持部１０
を上昇させ、同様にして次々とパネル５に管体１を挿入
するものである。

また管体１が挿入されたパネル５は次工程におくられる
ものである。

ここでパネル５に管体１を挿入したものは、例えば建築
用の壁パネルとして用いられるものであり、管体１内に
配線をすることでパネル５内に配線ができるようになっ
ている。

また管体１を切欠７に挿入するのは管体１をパネル５内
の所定位置に保持しておくためである。

もちろん管体１をパネル５内に挿入して切欠７にて保持
したあとでパネル５に管体１を金具などで本固定しても
よいものである。

かくて本考案にあっては、叙述のように断面路ハ字状の
管体収納用のホッパーの両側の各下部の下方突出部の下
部にそれぞれ管体の出口を設けであるので、一つのホッ
パーで左右に管体を振り分けながら左右の両出口より管
体を供給でき、例えば実施例のようにパネルに２個の管
体を同時に供給できるものであり、また出口が管体を一
本通過させ得る細長いもので、この出口の長手方向の両
端より管体の長手方向の両端をガイドする断面コ字状の
ガイド部材を垂下しであるので、出口から一本づつ水平
に出した管体をガイド部材にて水平にガイドして下に落
下させることができて管体を水平に整列させて一本づつ
供給できるものであり、しかもホッパーの面外側片の下
端をそれぞれ両側の出口部分の外側部に回動自在に枢支
し、面外側片の上部を連結部材で連結し、連結部材に連
結部材を介して面外側片を下端の枢支部分を支点にして
揺動させるための揺動付与装置を取付けであるので、１
つの揺動付与装置で同時に面外側片を揺動して管体をそ
れぞれ断面路ハ字状のホッパーの両出口に整列させなが
ら供給でき、複数個の管体が傾いたりして供給不能にな
るのを防止してスムーズな供給ができるという利点があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案管体供給装置の概略図、第２図は全体正
面図、第３図は同上の全体左側面図、第４図は同上の全
体右側面図、第５図ａ、ｌ）、ｃ、ｄは同上のパネルへ
の管体の挿入順序を示す説明図、第６図は後支持部分の
一実施例の斜視図であって、１は管体、２はホッパー、
１８は出口、Ｂは下方突出部、Ｃは外側片、Ｄは連結部
材、Ｅは揺動付与装置、Ｆは枢支部分である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断面路ハ字状の管体収納用のホッパーの両側の各下部の
   下方突出部の下部にそれぞれ水平にした管体が一本通過
   し得る細長い出口を設け、この出口の長手方向の両端よ
   り管体の長手方向の両端をガイドする断面コ字状のガイ
   ド部材を垂下し、ホッパーの面外側片の下端をそれぞれ
   両側の出口部分の外側部に回動自在に枢支し、面外側片
   の上部を連結部材で連結し、連結部材に連結部材を介し
   て面外側片を下端の枢支部分を支点にして揺動させるた
   めの揺動付与装置を取付けて戊る管体供給装置。