JPS5843290B2 - 自動選別装置における鶏卵の排出操作装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は重量に一定のバラツキを有する多数の鶏卵を、
それぞれ所定の重量区分に自動的に秤量したのち、該鶏
卵を鶏卵ケースに向って順次円滑に排出落下するための
自動選別装置における鶏卵の排出操作装置に関するもの
である。

一般に鶏卵は重量あるいは大きさを一定に揃えて鶏卵ケ
ース内に納入され包装されている。

従ってこのケース内への納入に先立って、ランダムな重
量を有した多数の鶏卵を各々秤量し、一定範囲の重量区
分毎に選別区分けする作業が必要である。

最近上記した選別区分けを自動的に行ない得る自動秤量
選別装置が提案され、重量区分毎の選別作業が著しく合
理化されるに至っている。

しかしながらかかる自動秤量選別装置ｌこよって所定範
囲の重量毎ｌこ選別された鶏卵は選別区分毎に所定位置
に集められ、しかるのち作業員の手によって個個に取り
出されケース内（こ収められているのが現状である。

本発明は重量バラツキをもった鶏卵を秤量して所定範囲
の重量毎に自動選別するとともに、選別された鶏卵をそ
れぞれ重量区分毎に直ちに鶏卵ケース特に２列又はそれ
以上の収納孔を備えたケースに順次円滑に納入すること
ができる自動選別装置における排出操作装置を提供する
ものである。

以下本発明の実施例を図面について説明すると、１は自
動選別装置主体であって、該装置主体１には、一定の速
度でもって巡回動し、多数の卵Ｅ。

Ｅを一定間隔おいて個別Ｇこ移送可能な卵コンベヤ２、
該卵コンベヤ２の移動経路内（こ間隔をおいて配置され
た一定範囲内の重量別に秤量する複数の秤量装置３−１
・・・・・・３−４、それぞれの秤量装置３−１・・・
・・・３−４に続いて設けられた可動ガイド４．５、該
可動ガイド４，５の下方に位置し、上記卵コンベア２の
移動方向と直交する方向に間欠的に移動可能なケースコ
ンベヤ６．６、およびそれぞれの該ケースコンベヤ６．
６に順次ケース７を補給するケースホッパー８が配設さ
れ、各秤量装置３−１・・・・・・３−４の計量作動に
よって発信された電気信号を始点として、可動ガイド４
，５、ケースコンベヤ６およびケースホッパー８が制御
されるようになっている。

上記した卵コンベヤ２は、第３図、第４図ｆこ図示した
ごとく一定間隔をおいて立設された突起９゜９を有する
無端チェンコンベヤの両側に一定の高さでもって平行に
延びるガイドプレート１０．．１０からなり、選別すべ
き卵Ｅ、Ｅは、該突起９，９間のガイドプレーＮＯ，１
０上に向きを揃えて載置され、秤量装置３−１・・・・
・・３−４に向って縦列状態でもって個別に移送される
。

そして該卵コンベヤ２の移送経路内に一定間隔をおいて
、カイトプレートと平行の同高位置に計量部１１を配置
してなる複数の秤量装置例えば４組の秤量装置３−１・
・・・・・３−４は、重量がランダムな卵群を、特大、
犬、中、小の４段階に選別するために、卵コンベヤ２の
移動方向に向ってその計量レベルが順次小さく設定され
ていて、各秤量装置３−１・・・・・・３−４の計量部
１１上に、設定した計量レベル以上の卵Ｅが位置した時
、各センサースイッチ１２が働いて電気信号を発するよ
うにセットされている。

そして各秤量装置３−１・・・・・・３−４の各計量部
１１Ｇこ続いて移送方向前方位置（こは卵コンベヤの上
をまたいで直交状にのびた腕の端部を前面のガイドプレ
ートを結ぶ線上の同高位置に折曲形成せしめてなる２つ
の可動ガイド４，５は、上記した台秤量装置３−１・・
・・・・３−４のセンサースイッチ１２の指令により第
６図に示したごとき電気回路、を介して計量部１１を通
過して移送された卵Ｅが、まず前方側の可動ガイド５−
ヒに達した時点においてソレノイド１４が作動され、次
（こ同計量レベルの卵Ｅが計量部１１側の可動ガイド４
上に達、した時点においてソレノイド１３が作動せしめ
られ、それによって可動ガイド５および４が可動されて
、まず可動ガイド５上の卵Ｅが、そして次（こ可動ガイ
ド４上の卵Ｅが該コンベヤ２から下方に向って排出され
るように横取されている。

１５および１６は該可動ガイド５，４の下動（こより落
下せしめられた卵Ｅを下方に位置しているケース７に達
する間において一旦受は止めるための可動板および緩衝
片であって、該可動板１５は、上記２つの可動ガイド５
，４が作動して２個の卵Ｅ、Ｅが卵コンベヤ２から落下
されたのち、即ち２個のソレノイド１４．１３の作動が
確認されてから、ロータリーソレノイド１７の作用によ
り外方へ回動変位せしめられ、それによって２個の卵Ｅ
、Ｅが、第５図に示した要領でもって同時にケース７に
向って投下されるようになっている。

また上記各可動ガイド４，５の下方に配置されている各
ケースコンベヤ６．６は、上記した可動板１５の作動が
行なわれると、直ちにケース７の卵収納孔７′の１ピツ
チに相当する寸法だけ順次間欠的に移動されるようにな
っていて、縦５個、横２個の収納ケース７が該コンベヤ
６上に載置している場合（こは、該コンベヤ６が５ピツ
チ移動された時点Ｏこおいて近接スイッチ１８．１９の
指令によりケースホッパー８から新たなケース７がケー
スコンベヤ６の後方に補給されるように各ケースホッパ
ー８゜８と結合されている。

図中２０はホッパー８内のケース７の送り出しを制御す
る近接スイッチ、そして２１はシュートプレートである
。

続いて上記したごとく横取された自動選別装置における
卵Ｅの排出操作要領を述べながら、更に具体的に説明す
ると、犬・小ランダムな重量の卵Ｅ、Ｅが混在した卵群
を、自動的（こ一定速度でもって緩やかに巡回動してい
る卵コンベヤ２の突起９．９間にそれぞれ個別に順次連
続して載置供給すると、各卵Ｅ、Ｂは、第２図乃至第４
図に示したごとく突起９，９によって押されながら、ま
ず第１の秤量装置３−１の計量部１１に移送される。

この第１の秤量装置３−１の計量レベルは、最も重量の
重いクラスの卵が該計量部１１上に位置した場合のみ検
出作用をするものであって、計量レベルが例えば６５’
、９以上に設定されている場合には、６５ｇ以下の卵が
該計量部１１上に位置しても該秤量装置３−１のセンサ
ースイッチ１２は反応せず、計量レベル以下の卵はその
侭卵コンベヤ２の移動（こまって可動ガイド４，５を通
り次の秤量装置３−２に向って移送される。

一方この計量部ＩＨこ重量６５ｇ以上の卵Ｅが位置した
場合には、該計量部１１の充分な降下によりセンサース
イッチ１２が働き、第６図Ｑこ示したごとき電気回路に
通電される。

即ち第１回目のセンサースイッチ１２の指令信号が常閉
接点２２．２３を介してリレー２４４こ印加されると、
該リレー２４が励磁され、その自己保持接点２５のオン
作動によって該リレー２４が自己保持されると共にタイ
マーＴＢが作動する。

そして鶏卵が計量部１１上から可動ガイド５の位置にき
たときタイマーＴＢはタイムアツプする。

このタイムアツプ（こよってタイマーｔｂがオン作動す
るためロータリーソレノイド１４が励磁されて可動ガイ
ド５が下動し、鶏卵は卵コンベヤ２から落下排出され、
該可動ガイド５は直ちに復帰して次の卵をガイドするた
めに待機する。

この間該計量部１１には新たな次の卵Ｅの計量が続行し
ていて上述した選別作用が行われている。

そして該秤量装置３−１の計量レベル以上の卵Ｅが再び
該計量部１１上に位置するとセンサースイッチ１２が働
きシーケンス回路に第２回目の信号を発する。

この時上記運動を再度くり返してはいけないのでリレー
２６が設けられている。

リレー２６でリレー２７を自己保持させ、リレー２６が
励磁されたとき接点２８．２９を介してリレー２γに電
源を印加し、その自己保持接点３０をオンにしてリレー
２７を自己保持させる。

次にセンサースイッチ１２がオフになった時、接点３１
．３２を介してリレー３３に電源十Ｂを印加し、その接
点３４を介して該リレー３３を自己保持させ、リレー３
３が自己保持した時にセンサースイッチ１２の信号をリ
レー２４に印加しないようにリレー２４の接点２２がオ
フ作動する。

かかる状態において前記の如くセンサースイッチ１２か
ら指令信号が発せられると接点２８．３５を介してリレ
ー３６が働き、その接点３７のオフ作動（こよってリレ
ー２７をオフにする。

リレー３６が働くとその接点３９のオン作動によってリ
レー４０を働かせ、該リレー４０が自己保持されると共
はタイマー４２が作動する。

該タイマー４２のタイムアツプにより、その時限接点４
３で釉記リレー４０（こ対する通電を遮断すると共（こ
、同タイマー４２の他の時限接点４４でロータリーソレ
ノイド１３を、駆動してす動ガイド４を下動させ、第１
回目の場合と同様にして下方；こ落下排出される。

センサースイッチ１２がオフ（こなるとリレー３６に対
する通電が遮断されるためにそのリレー接点３８のオフ
作動（こ伴ってリレー２４がオフ（こなリシーケンス回
路の条件を元の状態にもどす。

このようにして第１回目の計量検知ｆこより可動ガイド
５が、そして第２回目の計量検知により可動ガイド４が
作動されて上記可動板１５と緩衝片１６間に同じ重量レ
ベルの２個の卵が落下保持されると、即ち上記２つのロ
ータリーソレノイド１４．１３の作動が確認されると、
可動板１５Ｉｔ１１のロータリーソレノイド１７が作動
され、それによって、該可動板１５が外方へ回動変位さ
れて、上記２個の卵は下方に位置しているケース７の収
納孔７’、 ７’に同時（こ納入され、そして該可動板
１５は直ちに復帰せしめられる。

この可動板１５の復帰が終了すると、ケースコンベヤ６
は移動され、近接スイッチ１８の作用により、該コンベ
ヤ６がケース７の収納孔７′のピッチに相当する距離だ
け移動した時点において停止する。

その後、このケースコンベヤ６の間欠移動がケース７の
縦列の収納孔７′の数、例えば５回繰り返されたことを
近接スイッチ１９でもって検知し、ケースホッパー８１
こ指令して該ケースコンベヤ６上に新たなケース７が補
給される。

上述した動作は連設している各秤量装置３−２゜３−３
．３−４においても同様にそれぞれ独立して行なわれ、
重量の重い順に卵コンベア２上からそれぞれのケースコ
ンベヤ６．６のケース７．７に選別落下せしめられ、各
秤量装置３−１・・・・・・３−４の設定レベルに相当
した卵Ｅがそれぞれ同一ノケース７．７に収納されるも
のである。

なお実施例Ｉこおいては、可動ガイド４，５からの卵Ｅ
の排出を、排出′１ｔ４１１に可動レール４，５を位置
させ、該可動ガイド４，５を降下させて行なっているが
、これに代えて対内する他方のガイドレールを上昇させ
ることによっても本発明を満足することができる。

また１つの秤量排出ユニットにおけるこの可動ガイド４
，５の設置数は、ケース７の横列収納孔の数によって定
められるものであり、いずれにおいても最も前方に位置
した可動ガイドから卵コンベヤ２の移動方向と逆方向に
順次作動するように制御しておくことが肝要である。

以上詳述したように本発明装置は、縦列状態で定間隔で
もって鶏卵を個別に移送するための卵コンベヤ２の移送
経路内に設けられた秤量装置の計量部１１に続いて、少
なくとも２つの可動ガイド４，５を配設し、この少なく
とも２つの可動ガイド４，５を、計量部１１から遠い方
から近い方（こ向って、即ち卵コンベヤ２の移動方向と
逆方向に順次作動するようになしているから、卵コンベ
ヤ２上に同重量レベルの鶏卵が連続して運ばれて来ても
、所定の排出作用を確実に行なうことができ、横力向（
こ複数の収納孔を有したケース内への自動納入に極めて
好都合となり、鶏卵の選別、秤量、包装作業の一連自動
化が高能率で行われるとともに、ケース詰めまでに要す
るコストを著るしく低減することができる効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示したものであって、第１図お
よび第２図は装置主体の概略側面図、および平面図、第
３図および第４図は計量排出部の拡大正面図、および平
面図、第５図は可動ガイドによる排出要領を示した側面
図、そして第６図は可動ガイドを作動せしめるための電
気回路図である。 １・・・・・・装置主体、２・・・・・・卵コンベヤ、
３−１〜３−４・・・・・・秤量装置、４，５・・・・
・・可動ガイド、６・・・・・・ケースコンベヤ、７・
・・・・・ケース、８・・・・・・ケースホッパー １
１・・・・・・計量部、１２・・・・・・センザースイ
ッチ、’ｆ３，１４・・・・・・ロータリーソレノイド
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １一定間隔をおいて立設された突起を有する無端チェン
   コンベヤの両側ｉこガイドプレートを平行に配置してな
   る卵コンベヤの移送経路内の所定位置に、一定間隔をお
   いてガイドプレートと平行の同高位置に計量部を配置し
   てなる複数の秤量装置を設け、且つこの秤量装置は移送
   方向手前から順に、所定範囲の重量の重いクラスから、
   軽いクラスへと順次数段階に亘り段階的（こ秤量すべく
   形成し、前記複数の秤量装置のそれぞれ移送方向前方位
   置には、卵コンベヤの上をまたいで直交状にのびた腕の
   端部を前面のガイドプレートを結ぶ線上の同高位置ｆこ
   折曲形成せしめてなる２つの可動ガイドをそれぞれ設置
   し、該２つの可動ガイドは、各秤量装置に対応する所定
   範囲の重量の鶏卵がのると下動すべく構成された各計量
   部によってＱＮとなる該秤量装置にげ設のセンサースイ
   ッチによって当該秤量装置から遠い方の可動ガイドに酎
   設されているロータリーソレノイドが励磁して該可動ガ
   イドが下動し、ついで秤量装置に近い位置の可動ガイド
   に附設されているロータリーソレノイドが励磁して該可
   動ガイドを下動せしめる如く構成してなるを特徴とする
   自動選別機における鶏卵の排出操作装置。