JPS5843096B2 - 実験動物の吸入実験装置 - Google Patents
実験動物の吸入実験装置Info
- Publication number
- JPS5843096B2 JPS5843096B2 JP20562881A JP20562881A JPS5843096B2 JP S5843096 B2 JPS5843096 B2 JP S5843096B2 JP 20562881 A JP20562881 A JP 20562881A JP 20562881 A JP20562881 A JP 20562881A JP S5843096 B2 JPS5843096 B2 JP S5843096B2
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- JP
- Japan
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- exposure chamber
- air
- exhaust
- nose
- exposure
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は実験動物、特にウサギ、サル、イヌ等の中型動
物を用いて薬物混合空気の吸入実1験を行なうのに適し
た吸入実1験装置、詳しくは鼻部曝露装置に関するもの
である。
物を用いて薬物混合空気の吸入実1験を行なうのに適し
た吸入実1験装置、詳しくは鼻部曝露装置に関するもの
である。
薬物混合空気を実験動物に吸入させてその影響を調べる
吸入実験方法として全身曝露と鼻部曝露の2方式がある
が、皮膚からの吸収を避けて呼吸による影響のみを試験
する場合や高価な供試薬物を使用することからその使用
量を少なくする場合は鼻部曝露方式が適している。
吸入実験方法として全身曝露と鼻部曝露の2方式がある
が、皮膚からの吸収を避けて呼吸による影響のみを試験
する場合や高価な供試薬物を使用することからその使用
量を少なくする場合は鼻部曝露方式が適している。
ところが、このような鼻部曝露方式に使用する曝露装置
として実験動物の鼻部ないし頭部に固着させる形式で満
足な性能を有するものは知られておらず、マスク型等の
従来提案のものでは実験動物が吸入するガス組成が変化
したり呼吸がスムーズに行なわれないという難点がある
。
として実験動物の鼻部ないし頭部に固着させる形式で満
足な性能を有するものは知られておらず、マスク型等の
従来提案のものでは実験動物が吸入するガス組成が変化
したり呼吸がスムーズに行なわれないという難点がある
。
本発明は実験動物に固着させる形式のものにおいて、実
験動物の呼吸動作に支障を与えず、しかも設定組成の薬
物混合空気を組成変動なく有効に吸収させることができ
る鼻部曝露装置を提供するものである。
験動物の呼吸動作に支障を与えず、しかも設定組成の薬
物混合空気を組成変動なく有効に吸収させることができ
る鼻部曝露装置を提供するものである。
以下1図面により本発明の一実施例を説明する。
鼻部曝露装置本体1はウサギ等の実験動物2の鼻部2a
を内部に位置させる略円錐形の曝露室3を備え、この曝
露室3は円錐頂部位置に設けた送気口4のフランジ部4
aにゴムチューブ(図示省略)等を増付けて強制送気装
置(図示省略)を備えた強制送気系Aに接続している。
を内部に位置させる略円錐形の曝露室3を備え、この曝
露室3は円錐頂部位置に設けた送気口4のフランジ部4
aにゴムチューブ(図示省略)等を増付けて強制送気装
置(図示省略)を備えた強制送気系Aに接続している。
曝露室3の周壁部5は曝露室3への導通させる薬品混合
ガスに対して不活性な材料例えばガラスやステンレス等
によって略円錐形でその底面方向に開放した2重構造に
形成され、この周壁部5の開放端のフランジ部5aにゴ
ムマット等からなる円形の可撓性膜体6がその周辺部に
周設された溝部6aを嵌着させて装着されている。
ガスに対して不活性な材料例えばガラスやステンレス等
によって略円錐形でその底面方向に開放した2重構造に
形成され、この周壁部5の開放端のフランジ部5aにゴ
ムマット等からなる円形の可撓性膜体6がその周辺部に
周設された溝部6aを嵌着させて装着されている。
この可撓性膜体6は曝露室3の送気口4に対向する中央
部に円形間ロアを有しており、この開ロアから曝露室3
内へ実験動物2の鼻部2aを突入させるように構成され
ている。
部に円形間ロアを有しており、この開ロアから曝露室3
内へ実験動物2の鼻部2aを突入させるように構成され
ている。
周壁部5の2重構造の内部空間8は、曝露室3の送気口
4と略平行に配置した排気口9のフランジ部9aにゴム
チューブ(図示省略)等を取付けて強制排気装置(図示
省略)を備えた強匍腓気系Bに接続し、且つ曝露室3内
へ複数の小径排気孔1010・・・を介して連通して排
気流路を構成しツ ている。
4と略平行に配置した排気口9のフランジ部9aにゴム
チューブ(図示省略)等を取付けて強制排気装置(図示
省略)を備えた強匍腓気系Bに接続し、且つ曝露室3内
へ複数の小径排気孔1010・・・を介して連通して排
気流路を構成しツ ている。
11は曝露室3から外気に通ずる圧力調整用空気流入口
であり、12は本体1を実験動物2に装着させるための
紐等を増付けるフック部、13はこのフック部12を固
着した金属バンドであって締付はボルト部13aで周壁
部5のフランジ部5aに近接して周設された凹部5bに
締着固定されている。
であり、12は本体1を実験動物2に装着させるための
紐等を増付けるフック部、13はこのフック部12を固
着した金属バンドであって締付はボルト部13aで周壁
部5のフランジ部5aに近接して周設された凹部5bに
締着固定されている。
上記構成の鼻部曝露装置を用いて吸入実験を行なうには
、可撓性膜体6の開ロアから実験動物2の鼻部2aを曝
露室3内に突入させると共に、適当な手段、例えばフッ
ク部12に結び付けた紐等によって本体1を実験動物2
に装着固定し、強制送気系Aより所要の供試薬物を所定
比率で混合した空気を送気口4から曝露室3内へ所定圧
力で導通させ、一方強制排気系Bから排気孔10を通し
て周壁部5の内部空間8より排気する。
、可撓性膜体6の開ロアから実験動物2の鼻部2aを曝
露室3内に突入させると共に、適当な手段、例えばフッ
ク部12に結び付けた紐等によって本体1を実験動物2
に装着固定し、強制送気系Aより所要の供試薬物を所定
比率で混合した空気を送気口4から曝露室3内へ所定圧
力で導通させ、一方強制排気系Bから排気孔10を通し
て周壁部5の内部空間8より排気する。
この時。可撓性膜体6の開ロアと実験動物2との接触面
からの空気漏れを完全に防ぐことは困難であるが。
からの空気漏れを完全に防ぐことは困難であるが。
送気圧力よりも排気圧力を高くすることにより。
上記供試薬物が実験者にとって有害であっても外部に流
出することは防止できる。
出することは防止できる。
また、上述のように送気圧力より排気圧力を高くするこ
とによって曝露室3内部は外気に対して負圧となるが、
負圧の程度が大きくなると圧力調整用空気流入口11か
ら外気が自動的に曝露室3内に流入してバランスが保た
れるので、実験動物2が呼吸困難をきたす恐れはない。
とによって曝露室3内部は外気に対して負圧となるが、
負圧の程度が大きくなると圧力調整用空気流入口11か
ら外気が自動的に曝露室3内に流入してバランスが保た
れるので、実験動物2が呼吸困難をきたす恐れはない。
従って、送気口4から導入された薬品混合空気は支障な
く実験動物2に吸入され、しかも実験動物2の呼気は排
気孔1010ツ ・・・から直ちに曝露室3外へ排出されるので実験動物
2は常に設定された組成の薬品混合空気のみを吸入する
ことになり、結果的に信頼性の高い定量的データを得る
ことが可能となる。
く実験動物2に吸入され、しかも実験動物2の呼気は排
気孔1010ツ ・・・から直ちに曝露室3外へ排出されるので実験動物
2は常に設定された組成の薬品混合空気のみを吸入する
ことになり、結果的に信頼性の高い定量的データを得る
ことが可能となる。
尚、排気孔1010・・・の位置は、曝露室3内の気流
の整流作用や実験動物2の吸・呼気状態を良好にする観
点から、実験動物2の鼻部2a位置よりも送気口4から
遠いことが望ましい。
の整流作用や実験動物2の吸・呼気状態を良好にする観
点から、実験動物2の鼻部2a位置よりも送気口4から
遠いことが望ましい。
また。圧力調整用空気流入口11の位置も同様理由から
鼻部2a位置よりも送気口4から遠いことが望ましく、
更に流入空気を実験動物2にできるだけ吸入量を少なく
して排出孔10,10・・・から排出さ仕る必要から、
排気孔10,10・・・よりも送気口4から遠いことが
理想的である。
鼻部2a位置よりも送気口4から遠いことが望ましく、
更に流入空気を実験動物2にできるだけ吸入量を少なく
して排出孔10,10・・・から排出さ仕る必要から、
排気孔10,10・・・よりも送気口4から遠いことが
理想的である。
以上のように1本発明の吸入実験装置たる吸入実験用鼻
部曝露装置は、曝露室の周壁部を2重構成としてその内
部を排気流路とし、送気と排気を強制的に行なうように
して且つ圧力調整用空気流入口によって曝露室内部の圧
力調整を可能にしているから、実験動物の呼吸動作に支
障をきたさず。
部曝露装置は、曝露室の周壁部を2重構成としてその内
部を排気流路とし、送気と排気を強制的に行なうように
して且つ圧力調整用空気流入口によって曝露室内部の圧
力調整を可能にしているから、実験動物の呼吸動作に支
障をきたさず。
しかも実験動物の呼気が直ちに曝露室外へ排出されるた
め、実験動物に設定組成の薬品混合ガスのみを吸入させ
ることが可能であり、従って信頼性の高い吸入実験を行
なうことができる。
め、実験動物に設定組成の薬品混合ガスのみを吸入させ
ることが可能であり、従って信頼性の高い吸入実験を行
なうことができる。
第1図は本発明に係る一実施例の吸入実験用鼻部曝露装
置本体の斜視図、第2図はその断面図である。 1・・・・・・鼻部曝露装置本体、2・・・・・・実験
動物、2a・・・・・・鼻部、3・・・・・・曝露室、
4・・・・・・送気0.5・・・・・・周壁部、6・・
・・・・可撓性膜体、7・・・・・・開口、8・・・・
・・周壁部の内部空間、9・・・・・・排気0.10・
・・・・・排気孔、11・・・・・・圧力調整用空気流
入口、A・・・−・・強制送気系、B・・・・・・強制
排気系
置本体の斜視図、第2図はその断面図である。 1・・・・・・鼻部曝露装置本体、2・・・・・・実験
動物、2a・・・・・・鼻部、3・・・・・・曝露室、
4・・・・・・送気0.5・・・・・・周壁部、6・・
・・・・可撓性膜体、7・・・・・・開口、8・・・・
・・周壁部の内部空間、9・・・・・・排気0.10・
・・・・・排気孔、11・・・・・・圧力調整用空気流
入口、A・・・−・・強制送気系、B・・・・・・強制
排気系
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1一方向に開放した2重構造の周壁部の該開放端に、実
験動物の鼻部を突入させる開口を備えた可撓性膜体を装
着して曝露室を構成し、この曝露室の上記可撓性膜体の
開口に対向する側に送気口を設けてこれを強制送気系に
接続すると共に、上記2重構造の周壁部の内部空間に排
気口を設けてこれを強制排気系に接続し、且つ上記曝露
室に周壁部の内部空間へ連通する排気孔と圧力調整用空
気流入口とを設けたことを特徴とする実験動物の吸入実
験装置。 2 排気孔が送気口に対して可撓性膜体の開口から突入
した実験動物の鼻部位置より遠方に位置する特許請求の
範囲第1項記載の実験動物の吸入実験装置。 3 圧力調整用空気流入口が送気口に対して排気孔より
も遠方に位置する特許請求の範囲第1項または第2項記
載の実験動物の吸入実験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20562881A JPS5843096B2 (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 実験動物の吸入実験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20562881A JPS5843096B2 (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 実験動物の吸入実験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58105751A JPS58105751A (ja) | 1983-06-23 |
JPS5843096B2 true JPS5843096B2 (ja) | 1983-09-24 |
Family
ID=16510034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20562881A Expired JPS5843096B2 (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 実験動物の吸入実験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843096B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9180263B2 (en) * | 2009-07-01 | 2015-11-10 | Microdose Therapeutx, Inc. | Laboratory animal pulmonary dosing device |
-
1981
- 1981-12-18 JP JP20562881A patent/JPS5843096B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58105751A (ja) | 1983-06-23 |
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