JPS5843018Y2 - グランドピアノにおける鍵盤おさの定着装置 - Google Patents
グランドピアノにおける鍵盤おさの定着装置Info
- Publication number
- JPS5843018Y2 JPS5843018Y2 JP10146278U JP10146278U JPS5843018Y2 JP S5843018 Y2 JPS5843018 Y2 JP S5843018Y2 JP 10146278 U JP10146278 U JP 10146278U JP 10146278 U JP10146278 U JP 10146278U JP S5843018 Y2 JPS5843018 Y2 JP S5843018Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- keyboard
- receptacle
- fixing device
- shelf board
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はグランドピアノにおいて鍵盤おさの横移動が
円滑に行なえるようにした鍵盤おさの定着装置に関する
。
円滑に行なえるようにした鍵盤おさの定着装置に関する
。
一般にグランドピアノにおいてはソフトペダルを踏んで
鍵盤おさを若干（２〜３ｍｍ程度）右方に横移させ、お
さ上に一体に組込んだ鍵盤およびアクション機構をそれ
だけ横に動かし、同音の３弦を打っていたハンマーが２
弦だけを打ち、２弦を打っていたものは１弦だけを打つ
ようにして音量を小さくシ、演奏におけるせん細な表現
を出すようにしているが、従来では棚板上に単に鍵盤お
さを載置するだけで、広範囲にわたる面接触のもとに鍵
盤おさを横移動させるために、滑りが悪く、ペダルを踏
んだときピアノ本体が揺れることがあり、また鍵盤おさ
が反ってアクション機構の調整が巧くいかないことがあ
る。
鍵盤おさを若干（２〜３ｍｍ程度）右方に横移させ、お
さ上に一体に組込んだ鍵盤およびアクション機構をそれ
だけ横に動かし、同音の３弦を打っていたハンマーが２
弦だけを打ち、２弦を打っていたものは１弦だけを打つ
ようにして音量を小さくシ、演奏におけるせん細な表現
を出すようにしているが、従来では棚板上に単に鍵盤お
さを載置するだけで、広範囲にわたる面接触のもとに鍵
盤おさを横移動させるために、滑りが悪く、ペダルを踏
んだときピアノ本体が揺れることがあり、また鍵盤おさ
が反ってアクション機構の調整が巧くいかないことがあ
る。
この考案は上記の欠点を解消しようとするものであり、
図面参照の上その実施例について説明すれば゛、第１図
、第２図において１は所要大きさの棚板であって、その
上面には鍵盤おさの長さ範囲にわたって所要の間隔をお
いて配置されたベアリングケースをゆとりを持って収容
するための拡大部２ａとこれらを連結し、軌道を収容す
るための直線部２ｂとからなる線条みぞ２が前後に平行
して穿設されており、両みぞ２の間で右寄りの所にはソ
フトペダル（図示せず）により操作される連杆挿通用の
長孔３が設けられている。
図面参照の上その実施例について説明すれば゛、第１図
、第２図において１は所要大きさの棚板であって、その
上面には鍵盤おさの長さ範囲にわたって所要の間隔をお
いて配置されたベアリングケースをゆとりを持って収容
するための拡大部２ａとこれらを連結し、軌道を収容す
るための直線部２ｂとからなる線条みぞ２が前後に平行
して穿設されており、両みぞ２の間で右寄りの所にはソ
フトペダル（図示せず）により操作される連杆挿通用の
長孔３が設けられている。
４は摺動ベアリングであって、鍵盤おさの長さにほぼ等
しい軌道４ｂとこの上に摺動可能に配設された数個のベ
アリングケース４ａとからなり、各ベアリングケース４
ａと軌道４ｂとの間には第３図イに示すように軌道頭部
のほぼ４分の３円周範囲にわたって、ボールベアリング
４Ｃがそれぞれ収容されている。
しい軌道４ｂとこの上に摺動可能に配設された数個のベ
アリングケース４ａとからなり、各ベアリングケース４
ａと軌道４ｂとの間には第３図イに示すように軌道頭部
のほぼ４分の３円周範囲にわたって、ボールベアリング
４Ｃがそれぞれ収容されている。
５はおさ取付台であって、前横片５ａとＬ字形をなす後
横片５ｂおよび間隔をおいて設けられた数個の縦片５Ｃ
とで格子状に形成されており、後横片５ｂ上には第２図
のように縦片５Ｃの位置に合せて数個のくわえばね６が
取付けられている。
横片５ｂおよび間隔をおいて設けられた数個の縦片５Ｃ
とで格子状に形成されており、後横片５ｂ上には第２図
のように縦片５Ｃの位置に合せて数個のくわえばね６が
取付けられている。
第４図に示す７は鍵盤おさであって、横方向に平行なお
さ前７ａ、おさ中７Ｃ１おさ後７ｂおよび縦方向に平行
な両側妻板７ｄと中間の中つか７ｅとで格子状に形成さ
れていて、前端縁には複数のねじ挿通孔７ｆが穿設され
ている。
さ前７ａ、おさ中７Ｃ１おさ後７ｂおよび縦方向に平行
な両側妻板７ｄと中間の中つか７ｅとで格子状に形成さ
れていて、前端縁には複数のねじ挿通孔７ｆが穿設され
ている。
そこで、棚板１の前後２条の線条みぞ２中にそれぞれ一
連の摺動ベアリング４を嵌め込み、軌道４ｂを複数個所
において棚板１にねし止めし、各ベアリング４のベアリ
ングケース４ａの上端面を棚板１の上面より突出させ、
その上におさ台５を載置して適宜にねし止めし、おさ台
５とベアリングケース４ａとを第２図、第３図のように
固定する。
連の摺動ベアリング４を嵌め込み、軌道４ｂを複数個所
において棚板１にねし止めし、各ベアリング４のベアリ
ングケース４ａの上端面を棚板１の上面より突出させ、
その上におさ台５を載置して適宜にねし止めし、おさ台
５とベアリングケース４ａとを第２図、第３図のように
固定する。
しかる後に、おさ台５上に鍵盤および７を配設し、第５
図のようにその後端縁をくわえばね６によって抑止する
と共に前端縁のねじ挿通孔７ｆにねじ８を挿通して両者
を一体に固定する。
図のようにその後端縁をくわえばね６によって抑止する
と共に前端縁のねじ挿通孔７ｆにねじ８を挿通して両者
を一体に固定する。
そして、鍵盤おさ７のおさ前７ａにはフロン）・ピン９
を設け、おさ中７Ｃにはバランスピン１０を、おさ後５
ｂ上には枕部材１１をそれぞれ設けて鍵盤おさ７上に所
要数の鍵盤ｋを配設する。
を設け、おさ中７Ｃにはバランスピン１０を、おさ後５
ｂ上には枕部材１１をそれぞれ設けて鍵盤おさ７上に所
要数の鍵盤ｋを配設する。
そこで、ピアノの演奏に当って、通常のようにソフトペ
ダルを踏めば、連杆を介しておさ台５の一つの縦片５Ｃ
を右方に押すことになり、鍵盤おさ７はおさ台５と共に
所要量右側に移動し、ピアノハンマーの打弦位置を変え
ることになる。
ダルを踏めば、連杆を介しておさ台５の一つの縦片５Ｃ
を右方に押すことになり、鍵盤おさ７はおさ台５と共に
所要量右側に移動し、ピアノハンマーの打弦位置を変え
ることになる。
この場合、この考案では棚板の前後の位置に埋設した一
連の摺動ベアリングのベアリングケースに定着したおさ
台上に鍵盤おさば取付けられているので、鍵盤おさの横
移動が甚だ円滑であり、ソフトペダル操作時にピアノ本
体が揺れるようなことがなく、また鍵盤おさはおさ台に
対して一体的に取付けられているので反りを生ずること
なくアクション機構の調整がやり易いものである。
連の摺動ベアリングのベアリングケースに定着したおさ
台上に鍵盤おさば取付けられているので、鍵盤おさの横
移動が甚だ円滑であり、ソフトペダル操作時にピアノ本
体が揺れるようなことがなく、また鍵盤おさはおさ台に
対して一体的に取付けられているので反りを生ずること
なくアクション機構の調整がやり易いものである。
図面はこの考案の実施例を示すものであり、第１図は主
要部分の分解斜視図、第２図はその組立状態の斜視図、
第３図イは第２図Ａ−Ａ線に沿った断面図、第３図口は
同図イのＢ−Ｂ線に沿った断面図、第４図は鍵盤おさの
斜視図、第５図は鍵盤おさおよび鍵盤の組立状態の側面
図。 図中、１は棚板、２は線条みぞ、２ａは拡大部、２ｂは
直線部、３は長孔、４は摺動ベアリング、４ａはベアリ
ングケース、４ｂは軌道、５はおさ台、６はくわえは゛
ね、７は鍵盤おさ。
要部分の分解斜視図、第２図はその組立状態の斜視図、
第３図イは第２図Ａ−Ａ線に沿った断面図、第３図口は
同図イのＢ−Ｂ線に沿った断面図、第４図は鍵盤おさの
斜視図、第５図は鍵盤おさおよび鍵盤の組立状態の側面
図。 図中、１は棚板、２は線条みぞ、２ａは拡大部、２ｂは
直線部、３は長孔、４は摺動ベアリング、４ａはベアリ
ングケース、４ｂは軌道、５はおさ台、６はくわえは゛
ね、７は鍵盤おさ。
Claims (1)
- 棚板１に複数の拡大部２ａと直線部２ｂとからなる線条
みぞ２を前後に平行して穿設し、該線条みぞ２には軌道
４ａ上に複数のベアリングケース４ａを摺動自在に設け
た一連の摺動ベアリング４をそれぞれ埋設し、各ベアリ
ングケース４ａの上端面を棚板１の上面より突出させ、
ベアリングケース４ａ上には後側縁に複数のくわえばね
６を有する枠状のおさ台５を止着し、該おさ台５上に鍵
盤おさ７を一体的に取付けてなるグランドピアノにおけ
る鍵盤おさの定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10146278U JPS5843018Y2 (ja) | 1978-07-25 | 1978-07-25 | グランドピアノにおける鍵盤おさの定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10146278U JPS5843018Y2 (ja) | 1978-07-25 | 1978-07-25 | グランドピアノにおける鍵盤おさの定着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5518264U JPS5518264U (ja) | 1980-02-05 |
| JPS5843018Y2 true JPS5843018Y2 (ja) | 1983-09-29 |
Family
ID=29040114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10146278U Expired JPS5843018Y2 (ja) | 1978-07-25 | 1978-07-25 | グランドピアノにおける鍵盤おさの定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5843018Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-07-25 JP JP10146278U patent/JPS5843018Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5518264U (ja) | 1980-02-05 |
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