JPS5842678Y2 - ノツクピンの構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はスプロケットホイール或いはギヤーなどを内
装軸支している２つの伝導ケースの接合部を互に位置き
めするためのノックピンを利用して伝導ケース間に潤滑
油を流通できるように形成し、伝導ケース内への注油を
容易にせんとするものである。

次にこの考案の構成を図示の如き動力農機に連結された
サイドドライブ方式のロータリーに適用した実施例にも
とづいて説明すれば、ロータＩＪ−のロータリーパイプ
１上方に位置するロータリートップシャフト２の外側部
をベアリング３にて軸支しているチェノケースプレート
４と合着してロータリートップシャフト２に取付けたス
プロケットホイール５とチェノ６などを内装しているチ
ェノケースの如き伝導ケース７に接合部７ａを設は一方
ロータリートップシャフト２を内装できるようにした円
管状の伝導ケース８には上記の伝導ケース７の接合部７
ａに密着接合できる接合部８ａを力′・成し、伝導ケー
ス８の接合部８ａにノック孔８ｂ・・・を伝導ケース８
の内外に通ずるように穿孔し、このノック孔８ａ・・・
に両端開口した筒状のノックピン９・・・を夫々嵌着し
て接合部８ａから外側方へこれらのノックピン９・・・
の先端を突出せしめ又、伝導ケース１の接合部７ａにも
上記ノックピン９・・・に嵌入できるノック孔７ｂ・・
・を伝導ケース７の内外に通ずるように穿孔し、伝導ケ
ース８から突出したノックピン９・・・に伝導ケース７
のノック孔７ｂを嵌着せしめれば接合部？ａ 、８ａは
互に所定の位置に合致すると共に、ロータリートップシ
ャフト２を内装している伝導ケース８とスプロケットホ
イール５およびチェノ６などを内装している伝導ケース
γはこのノック孔γｂ、ｓｂ・・・とノックピン９・・
・により連通できるように形成する。

なお、図示の実施例においては伝導ケース８の内側端は
ピニオン軸支部１０に連通ずるように取付けられ、チェ
ノケースプレート４の下端部にロータリーパイプ１の１
端がベアリングＩＮこて軸支され又、ロータリートップ
シャフト２の内側部を軸支しているピニオン軸支部１０
に内側端を固定したパイプ１２の外側端からサイドプレ
ート１３を垂下させこのサイドプレート１３の下端部に
ロータリーパイプ１の他端をベアリング１４にて軸支し
、ロータリートップシャフト２の内側部に取付けたベベ
ルギヤー１５に動力農機側のＰＴＯ軸にて駆動されるピ
ニオン１６が噛合うようにしている。

この考案に係るノックピンの構造は上述のように構成さ
れているので伝導ケース７．８を合着せしめる際にノッ
クピン９・・・は接合部７ａ 、８ａの位置決めを確実
にすると共に、接合部７ａ、８ａをボルト１７・・・に
て締付けすればノック孔７ｂ。

８ｂ・・・とノックピン９・・・は伝導ケース７．８を
連通できることになり、伝導ケース８の注油口８ｃから
潤滑油を注入すれば伝導ケース８内の潤滑油は矢線Ａで
示すように筒状のノックピン９を通って伝導ケースγ内
に流下することができる。

そこで、従来のこの種の伝導ケースにおいては矢線Ｂで
示したようにロータリートップシャフト２を軸支してい
るベアリング３の内外輪の間から潤滑油が流下するのみ
であったため潤滑油の充填に多くの時間を必要としてい
たが、この考案によれば、上述のようにノックピン９・
・・は伝導ケースγへの潤滑油の流下充填時間を大幅に
短縮できることができるものであって、実用的に優れた
効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係るノックピンを適用したサイドド
ライブロータリーの要部縦断面図、第２図は第１図にお
けるＣ部拡大図である。 符号説明、１・・・・・・ロータリーパイプ、２・・・
・・・ロータリーパイプシヤフ１−１３，１１，１４・
・・・・・ベアリング、４・・・・・・チェノケースプ
レート、５・・・・・・スプロケットホイール、６・・
・・・・チェノ、７，８・・・・・・・・・伝導ケース
、７ａ、８ａ・・・・・・接合部、７ｂ。 ８ｂ・・・・・・ノック孔、８ｃ・・・・・・注油口、
９・・・・・・ノックピン、１０・・・・・・ピニオン
軸支部、１２・・・・・・パイプ、１３・・・・・・サ
イドプレート、１５・・・・・・ベベルギヤー １６・
・・・・・ピニオン、１７・・・・・・ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 伝導ケースγ、８の接合部？ａ、８ａに設けたノックピ
   ン９を両端開口の筒状に形成し、伝導ケース７．８をこ
   のノックピン９にて連通できるようにしたことを特徴と
   するノックピンの構造。