JPS5842388Y2 - 巻上機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、向斜面擺歯車装置を利用した巻上機に関す
るものである。

最近、小型軽量でありながら高減速比を有し高トルク用
の効率の良い省エネルギー型奏上機の開発が待たれてい
る。

このような要望に答えて、従来、遊星歯車装置を利用し
た巻上機が開発されているが、例えば１．９〜％以上の
高減速比を有するものは、２段減速が必要であり、部品
数が倍増して巻上機全体が非常に大型化すると共に工作
上及び組立上も不都合であった。

この考案の目的は、このような従来の巻上機に釦ける欠
点を克服することにある。

即ち、この考案の第１の目的は、向斜面擺歯車装置によ
る減速機構を巻胴の内側に内蔵することにより、全体を
小型軽量化することのできる巻上機を提供することにあ
る。

この考案の第２の目的は、向斜面擺歯車装置を利用した
ことにより、例えば（ｏ ” １５０程度の高減速比を
有し高トルク用の効率の良い省エネルギー型奏上機を提
供するにある。

上述の目的を達成するために、この考案によれば、ベッ
ドの上に取着されステーによって連結された正面に向っ
て左右一対のフレーム、該左側フレームの中心に配設さ
れた駆動軸、該駆動軸の外側に軸受を介してそして上記
左側フレームの内側に軸受を介して配設された向斜面擺
歯車装置の構成要素である左側面かさ歯車、上記駆動軸
の右端に連続して設けられた傾斜偏心軸、該傾斜偏心軸
の右端に連続して設けられた水平軸、上記傾斜偏心軸の
外側にテーパーローラー軸受を介して配設された内科画
描歯車装置の構成要素である内科面擺歯車、上記水平軸
の外側に軸受を介して配設された内科画描歯車装置の構
成要素である右側面歯車、該右側面かさ歯車の右側に連
続して設けられた従動軸、該従動軸の外側に軸受、を介
してそして上記右側フレームの内側に回転自在に配設さ
れたフランジ、上記左側面かさ歯車と上記フランジの外
側にこれらと一体に取着された巻胴、上記従動軸の回転
を停止させたり解放させたりするクラッチ装置とから形
成された巻上機が提供される。

この考案の好ましい特徴によれば、上記クラッチ装置は
、従動軸の右端部に固着された飛車と該飛車と係合自在
な爪と該爪を回動自在に取着するために上記右側フレー
ムに取着された爪固定ピンと上記爪に取着されたバンド
ルとから形成される。

この考案の目的及び特徴は、以下の詳細な説明及び添付
の図面からより良く理解されるのであろう。

図面において、ベッド１の上には、それらの上部がステ
ー２によって連結されている左右一対のフレーム３，４
が取着されている。

該左側フレーム３の中心には、駆動軸５が配設され、該
駆動＠５の外側に軸受６を介して左側面かさ歯車８が配
設されている。

そして該左側面かさ歯車８は、軸受Ｉを介して上記左側
フレーム３の内側に配設されている。

上記駆動軸５の右端には傾斜偏心軸９が連続して設けら
れ、該傾斜偏心軸９の右端には水平軸１０が連続して設
けられている。

上記傾斜偏心軸９の外側にはテーパーローラー軸受１１
を介して内科面擺歯車１２が配設され、上記水平軸１０
の外側には軸受１３を介して右側面かさ歯車１４が配設
されている。

上記左側面かさ歯車８と内科面擺歯車１２と右側面かさ
歯車１４とは、いずれも内科画描歯車装置の構成要素で
あり、これらの歯車部分はそれぞれ外周等ピツチ点で内
科して噛合い面擺できるようにされている。

上記右側面かさ歯車１４の右側には従動軸１５が連続し
て設けられ、該従動軸１５の外側には軸受１６．１７を
介してフランジ１８が配設されている。

該フランジ１８は、上記右側フレーム４の内側に滑り接
触するように回転自在に配設されている。

上記左側面かさ歯車８と上記フランジ１８との外側には
、巻胴１９がこれらと一体に取着されている。

２０は、上記従動軸１５０回転を停止させたり解放させ
たりするクラッチ装置であり、従動軸１５の右端部に固
着された飛車２１と、該飛車２１と係合自在な爪２２と
、該爪２２を回動自在に取着するために上記右側フレー
ム４に取着された爪固定ピン２３と、上記爪２２に取着
されたバンドル２４とから形成されている。

該クラッチ装置２０をこのように形成した場合には、バ
ンドル２４を握ってこれを図面に示す状態より後方へ倒
すことにより、爪２２を飛車２１より外して従動軸１５
を自由に回転できるようにし、これによって巻胴１９を
空転させることができ、次に、・・ンドル２４を図面に
示す状態となるように前方へ戻すことにより、爪２２は
飛車２１と係合して従動軸１５０回転を停止することが
でき・これによって駆動軸５０回転を内斜面擺歯車装置
によって減速して巻胴１９を動力回転させることができ
る。

な訃、図面に３いて、２５は原動機である。

以上に説明したように、この考案の巻上機によれば、減
速機構として内科画描歯車装置を利用するものであるか
ら、内科画描歯車装置の特徴即ち１イ。

−４ｏ程度の高減速比を有し高トルク用の効率の良い特
徴を有する巻上機を得ることができる。

そして、巻胴の内側に上記内科画描歯車装置を内蔵する
ものであるから、巻上機全体を小型軽量にすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の巻上機の一実施例を示す要部縦断正
面図、第２図はその右側面図である。 図面にｐいて、１はベッド、２はステー、３は左側フレ
ーム、４は右側フレーム、５は駆動軸、６と７と１３と
１６と１７とは軸受、８は左側面かさ歯車、９は傾斜偏
心軸、１０は水平軸、１１はテーパーローラー軸受、１
２は内科面擺歯車、１４は右側面かさ歯車、１５は従動
軸、１８はフランジ、１９は巻胴、２０はクラッチ装置
、２１は飛車、２２は爪、２３は爪固定ピン、２４はノ
・ンドル、２５は原動機である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ｌ ベッドの上に取着されステーによって連結された正
   面に向って左右一対のフレーム、該左側フレームの中心
   に配設された駆動軸、該駆動軸の外側に軸受を介してそ
   して上記左側フレームの内側に軸受を介して配設された
   向斜面擺歯車装置の構成要素である左側面かさ歯車、上
   記駆動軸の右端に連続して設けられた傾斜偏心軸、該傾
   斜偏心軸の右端に連続して設けられた水平軸、上記傾斜
   偏心軸の外側にテーパーローラー軸受を介して配設され
   た向斜面擺歯車装置の構成要素である向斜面擺歯車、上
   記水平軸の外側に軸受を介して配設された向斜面擺歯車
   装置の構成要素である右側面かさ歯車、該右側面かさ歯
   車の右側に連続して設けられた従動軸の外側に軸受を介
   してそして上記右側フレームの内側に回転自在に配設さ
   れフランジ、上記左側面かさ歯車と上記フランジの外側
   にこれらと一体に取着された巻胴、上記従動軸の回転を
   停止させたり解放させたりするクラッチ装置とから形成
   された巻上機。 ２ 上記クラッチ装置が、従動軸の右端部に固着された
   爪車と該爪車と係合自在な爪と該爪を回動自在に取着す
   るために上記右側フレームに取着された爪固定ピンと上
   記爪に取着されたハンドルとから形成されていることを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の巻上機
   。