JPS5842077A - 画像記録方式における可視像転写方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、画像記録方式における可視像転写方法に関
する。

潜像担持体上に、記録すべき画像に対応する静電潜像を
形成し、この静電潜像を湿式現像し、得られる可視像を
潜像担持体上から紙等の記録媒体上へ転写する方式の画
像記録方法は、複写機等に関連して、従来、良く知らゎ
ている。

潜像担持体には、光導電性のものと、＠〜性のものとが
あり、静電潜像の形成は、前者にあっては、その均−帯
電と画像露光により行なゎゎ、後者にあっては、多針電
極による。その位置選択的帯電等によって行なわわる。

潜像担持体上に形成された静電潜像には、現像声が供給
され、潜像は湿式現像されて可視像が。

潜像相持体上に形成される。゛この可辛６像は紙等の記
録媒体上に転写される。

ところで、可視像からは、そねが記録媒体に転写される
に先立って、剰余の現像液が除去さＪするのであるが、
剰余の現像液が除去されたのちにも。

潜像担持体上の可視像における非画像部対応領域には、
なお、相当量の担体液が残留している。この残留担体液
は可視像の転写の際に記録媒体に付着して記録装置外へ
もち出され、装置外において記録媒体から蒸発する。

複写等の記録プロセスが多数回繰もされるような場合に
は、上記の如く装置外へもち、だされる相体液の量は相
当の量になる。しかるに、担体液には、わずかではある
が臭いがあるため、上記の如き場合に、記録装置のまわ
りに異臭を生じ、こわか不快感を与えるということか、
従来１問題となっていた。

このような問題を解決すべく、出願人は先に。

新規な画像記録方法を出願した（昭和５６年８月２７日
出Ｍ）。

この画像記録方法とは、潜像相持体上に形成さねた静電
潜像を、担体液に不溶で、少゛なくとも常温で固体の大
粒径トナーと、バインダー成分とを含む特殊な現像液で
現像して像の厚みの大きい可視像を形成し、この可視像
を記録媒体に転写するに先立って、可視像から担体液の
大部分を選択的に除去して可視像の画像部と非画像部に
段差を形成し、可視像における画像部のみを選択的に記
録媒体上へ転写することを特徴とするものである。

大粒径トナーとは、その粒径が１〜ｌＯμｍの鞄囲のも
のをいい、担体液に不溶であるが、こオ］が少くとも常
温において固体であるとは、５０℃　以下の温度におい
て、担体液中でなお硬さを有しているということ、すな
わち常温において、担体液に対する膨潤性が少ないとい
うことである。

バインダー成分は、その本性として粘着性を有するもの
である。バインダー成分として、担体液に可溶のものか
用いられるときは、このバインダー成分は、担体液中に
溶解添加される。バインダ７成分が、相体液に不溶であ
る場合には、バインダー成分は、トナーと一体化して、
大粒径トナーの一部となるか、あるいは、微粒子に形成
さねて。

ｉ１体液中に分散される。バインダー成分を大粒径トナ
ーの一部となすときには、トナーを核としてバインダー
成分で被覆するようにする。また、微粒子化して担体液
中に分散させる場合には、トナーと同極性に帯祇させる
。

なお、従来知られている。湿式現像液用のコンクトナー
は、バインダ”−成分として用いることができる。

以下、具体例に即して説明する。

フエノル系樹脂ＰＰ　−８５００（商品名；群栄化学）
；８０　部と、カーボン三菱ＭＡ１００（商品名；三菱
化学）；２ｏ　部とを熱ロールミルで混練し、粉砕して
、平均粒径８μｍの大粒径トナーを得、′５クリルメタ
クリレート、グリシジルメタクリレート、メチルメタク
リレート、メタアクリル酸とから構成されるアクリルラ
テックスポリマーをバインダー成分とし、こわら大粒径
トナー２０　　重量部と、バインダー成分２００重量部
とを、担体液たるアイソパールＨ８００重量部中ＫＱ（
、拌分散して駒像液を得た。

潜像担持体としては、ドラム状のセレン感光体を用い、
こわを１０００　Ｖ　の表面電位にまで帯電したのち画
像露光を行って静電潜像を形成し、この静電潜像を上記
埃像液で胡像し、感光体周面上にＴｉＪ視像を得た。１
・１図（］）は、この状態を示している。図中、符号１
は潜像担持体、符号Ｔは大粒径トナー、符号Ｂはパイン
タ゛−成分を、符号りは相体液をそわぞｈ示している。

この状態の可視像に１周知の逆転スクイズローラーによ
るスクイズを施したところ、可視斂から担体液の大部分
が選択的に除去され１才１図（Ｉ）に゛示す如き状ウヒ
が得られた。可視像の像の厚さとは、この状態における
画像部の高さｔｘ　　をいい。

画像部と非画像部の段差とは、高さ１１．　　をいう。

この像の厚さは゛２０μｍ以上必要であり、゛段差ｔＬ
は１５μｍ以上必要である。今説明している具体例にあ
っては、ｔｌ　　は５０μｍ１段差１１．　　は４５μ
ｍで、あった。

このように、像の岸みの犬゛きい可視像を形成しうるの
は、大粒径トナーを用いるからであり、また、担体液の
みを選択的に除去しうるのは、１ｉｂｉｆＱ部を構成す
る大粒径トナーかノくインダー成分によって相互にしっ
かりとむすびつき、スクイズに対し抵抗しうるからであ
る。　′ なお、１１図の（１）から（１）に示す状態への移行に
おいて、担体ｉＬが選択的匠除去されるのであるが１．
非画像部ＶＶおける担体液りはもちろん。

バインダー成分を含んでいるのであり、担体液を選択的
に除去するとは、もちろん、担体液中に含まれるバイン
ダー成分をも、もちろん除去するという意味である。

比較のために、同様の静電潜像を１株式会社リコー製の
複写機ＤＴ　−１２００用の現像液で現像し。

スクイズ後の画像部の高さと段差とを測定したところ、
上記高さは７μｍ　１０段差は２μｎ＋ｌｃシかなら°
なかった。

このようにして段差を形成された可視像の１画像部のみ
が、記録媒体Ｓ上へ転写される（オ・ハス（１）、、　
　（ＩＶ）　）。可視像に形成された段差のために。

記録媒体Ｓと、可視像の画一像部のみとの接触が可能で
あり、担体液を記録媒体に付着させることなく転写が可
能となるので、上述の、担体液もちたしの問題が有効に
防止されるのである。

なお１表面張力２０　ｄｙｎ　／　ｃｍ以下の撥液性物
質を潜像担持体表面に塗布して担体液をはじきやすくす
ることにより、スクイズにおける担体液除去効果を向上
させ１段差ｔＬ　　を増大させることが口丁能である。

さて、上記画像記録方式では、可視像の転写に先立って
、画像部と非画像部に段差を形成し、画像部のみを選択
的に転写する。この転写に＆ま、従来知られている種々
の転写方法か利用できるカー。

段差を形成したといっても、段差の大きさ＆ま高々数１
１０Ａ１と小さいので、画像部のみの転写には。

口Ｉなりデリケートな技術が要求される。

本発明の目的は、上記の如き画像記録方式における画像
部のみの転写に極めて有効ｆｒ、ｏＴ視イ家転写方法を
提供することである。本発明のＥ１祝１故転写方法によ
りは、上記画像部のみの転写を容褐且つ確実に行なうこ
とが可能となり、上ｌ己ｊ面イ家ｄ己録方式の実施が容
易となる。

以下１本発明を説明する。

本発明の特徴は、以下にのべるところにある。

潜像相持体はドラム状（ローール状を含む）ＯＬ＜はベ
ルト状に形成さね、その周面を定方向へ１盾環的に移動
させつつ、上記画像ｄ己録プロセスｈ−行ｔｆわわる。

静電潜像が現像さね、可視１家力・ら担体液カー大部分
、選択的に除去さね１画像部とＩＰ−像部に段差が形成
さねたのち、・転写部以前において潜像相持体の周面に
均一に空気が付与される。この空気の付与は、付与され
る空気の気流と、潜像担持体周面の速さとが略等しいよ
うに、換言すわば、潜像担持体局面と付与される空気流
との間の相対速度が略０となるように行なわする。

牙２図は、本発明による可視像転写方法の具体的実施の
１例を、説明に必要な部分のみ略示している。

潜像担持体１０はドラム状であって矢印方向へ回動する
。この潜像担持体１０上に形成された静電潜像は現像さ
れ、スクイズローラー１１によって、可視像から担体液
が大部分除去されると、画像部と非画像部に段差が形成
される。

この状態において、潜像担持体１０の周面に、空気供給
部材１２から、空気が供給される。空気供給部材１２は
、図面に垂直な方向へ細長く、潜像担持体１０の周面に
、その幅方向にわたって、近接して（・る。空気供給部
材１２はスリット状の吹き出し口を有し、この吹き出し
口から、帯状の荒気流ＡｆＪ′＝吹き出さね、潜像相持
体ＩＯの局面に供給さハる。空気流Ａの流速は、潜像担
持体１０の周速と絡等しく調整される。３′３図（１）
は、潜像担持体１０の周面への空気流Ａによる空気の付
与の様子を説明図として示している。図中、符号Ｉｍ　
　は画像部を示し。

符号りは、１・１図におけると同じく担体液を示してい
る。潜像相持体１０の周面に付与された芹気は。

潜像担持体１０の周面との相対速度が殆どＯでｋ）るた
めと、空気流の粘性とのため、潜像担持体１（）の周面
に、貼りつくようにして空気層ＬＡ　を形成する（Ａ・
３図（１１））。この空気層ＬＡ　　の厚みは１画像部
と非画像部との段差と同程度がよく、そＪｌゆえ、供給
する空気量は極く小量でよい。

さて、記録媒体Ｓは、可視像の移動に同期を取って、ガ
イドＧを通して転写部へ送り込−１ね、可視像を転写さ
れたのち１分離爪１３により分離し。

方向転換して矢印方向へ搬送される。こσ）方向転換の
隙、記録媒体の弾性により、記録媒体Ｓは。

転く可視像に圧接する。しかし、矛３図（ＩＩ）Ｋ示す
ように、潜像担持体１０の周面に形成された仝気ョンと
して作用するので、記録媒体Ｓは画像部Ｉｍとのみ接触
する。かくして１画像部Ｉｎ　のみが記録媒体Ｓ上へ転
写さね、担体液りの記録媒体Ｓへの付着、従って、その
装置外へのもち出しが防止される。

画像部Ｉｍ　の記録媒体への転写は、全説明している例
の場合は１画像部Ｉｍ　　Ｋ含まわているバインダー成
分による粘着力により行なわねる。この場合転写効率を
高めるために、段差を形成した後の可視像の除電を、空
気付与前に行ってもよく。

あるいは、フッ素分子、アル基結合シリコン分子を含有
する液体又は固体を担体液中に溶解添加もしくは分散添
加して５画像部が潜像担持体から分離しやすくしてもよ
い。また、画像部Ｉｍの転写に先立って、記録媒体Ｓを
加熱して、バインダー成分の粘着力の増大させるのも、
転写効率の向上に有効である。

場合（よりては、転写に先立って、記録媒体を画像部と
逆極性に帯電させるとか、あるいは、転写部において画
像部と逆極性のコロナチャージを記録媒体背面に付与し
て、電気的な力によって画像部の転写効率を助長しても
よい。このような場合には、！気的な力が、空気層ＬＡ
　のクッション効果を陵駕して、記録媒体が、非画像部
にある相体液に接触しないよう、付与する電荷量を加減
することが必要である。

マタ、転写時に、ローラーやベルトのようなもので記録
媒体を画像部に軽く押しつけてもよ（・０このとき、こ
れらローラーやベルトのようなものに１画像部と逆極性
の電圧を与えてもよ（・。

株式会社リコー製の複写機ＤＴ　−１２００のスクイズ
ローラーと転写部との間に、１・２図の如く空気供給部
材を設け、前述の試作現像液を用いて複写プロセスを行
ってみたが、像濃度の高（・、地ＢＪし汚わのない複写
画像が得られ、かつ、担体液の装置外へのもち出しも、
完全に防止すること力・できた。

なお、空気供給部材は必要に応じて複数個設備してもよ
く、空気吹き出し口の形状はスＩノット状にかぎらず、
適宜の形状の小孔を配列した喀）のであってもよい。

【図面の簡単な説明】

Ｊ’　１図は、本発明が適用さるべき画像記録方式を説
明するための図、矛２図は１本発明の具体的な実施の１
態様を示す説明図的正面図、Ａ・３図は、本発明を説明
するための図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　ドラム状もしくはベルト状の潜像担持体上に記録
   すべき画像に対応する静電潜像を形成！−１この静電潜
   像を、担体液に不溶で、少くとも常温で固体の大粒径ト
   ナーと、バインター取分とを含む現像液で現像して、像
   の厚みの大きい可視像を形成し、この可視像の記録媒体
   上への転写に先立って、可視像から、担体液の大部分を
   辷択的に除去して、可視像の画像部と非画像部に段差を
   形成し、可視像における画像部の与を選択的に記録媒体
   上へ転写する画像記録方式において。 転写部以前において、上記段差を形成さおだ可視１象を
   有する潜像担持体の周面に空気ン、均一に、且つ、上記
   糊面との相対速度がＩｌｌ：ｊＯであるような流速で付
   与することを特徴とする。可視像転写方法。 ２、特許請求の範囲第１項において。 現像液中のバインダー成分が、担体液に可溶性であって
   、担体液中に溶解添加されていることを特徴とする１画
   像記録方式における可視像転写方法。 ３、特許請求の範囲第１項において。 現像液中のバインダー成分が、トナーと一体化されてい
   ることを特徴とする１画像記録方式における。可視像転
   写方法。 ４、特許請求の範囲第１項において、 現像液中のバインダー成分が、微粒子状であって、トナ
   ーと同極性に帯〜して、担体液中に分散されていること
   を特徴とする１画像紀録方式における可視像転写方法。