JPS5841966Y2 - 医療用移注用具 - Google Patents
医療用移注用具Info
- Publication number
- JPS5841966Y2 JPS5841966Y2 JP5792979U JP5792979U JPS5841966Y2 JP S5841966 Y2 JPS5841966 Y2 JP S5841966Y2 JP 5792979 U JP5792979 U JP 5792979U JP 5792979 U JP5792979 U JP 5792979U JP S5841966 Y2 JPS5841966 Y2 JP S5841966Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- needle
- air
- glass bottle
- empty bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は輸液や蒸留水のような液体を硬質の瓶から軟質
な袋へ無菌的に移しかえる医療用移注用具に関するもの
である。
な袋へ無菌的に移しかえる医療用移注用具に関するもの
である。
医療の分野においてガラス瓶同士で内容液を移しかえる
場合は、両端に中空針を有する連結チューブ(エキステ
ンションチューブと称される)と2本の空気針の組合せ
又は通液孔と空気孔を設けた移注針が広く用いられ、こ
れらを2本のガラス瓶の口栓に刺通して一方のガラス瓶
を持上げ、落差による液圧を利用して内容液を空瓶へ移
注している。
場合は、両端に中空針を有する連結チューブ(エキステ
ンションチューブと称される)と2本の空気針の組合せ
又は通液孔と空気孔を設けた移注針が広く用いられ、こ
れらを2本のガラス瓶の口栓に刺通して一方のガラス瓶
を持上げ、落差による液圧を利用して内容液を空瓶へ移
注している。
しかしガラス瓶から柔軟な空袋へ液体を移注しようとす
る場合、柔軟な空袋は大気圧でその内面が密着してガラ
ス瓶のような空間がないから、落差による液圧だけでは
ガラス瓶の内容液は空袋へ移行しない。
る場合、柔軟な空袋は大気圧でその内面が密着してガラ
ス瓶のような空間がないから、落差による液圧だけでは
ガラス瓶の内容液は空袋へ移行しない。
本考案は両端に中空針を有する連結チューブとポンプを
組込んだフィルター付き加圧空気針を組合せたもので、
液体を入れたガラス瓶の口栓に加圧空気針を刺通してポ
ンプの操作で外部空気を送太し、ガラス瓶の内部を陽圧
にしてその内容液を強制的に送出することにより、ガラ
ス瓶の内容液を内面が密着した柔軟な空袋へ順調に移注
できるようにしたものである。
組込んだフィルター付き加圧空気針を組合せたもので、
液体を入れたガラス瓶の口栓に加圧空気針を刺通してポ
ンプの操作で外部空気を送太し、ガラス瓶の内部を陽圧
にしてその内容液を強制的に送出することにより、ガラ
ス瓶の内容液を内面が密着した柔軟な空袋へ順調に移注
できるようにしたものである。
図面に示す実施例において、1は輸液aを入れたガラス
瓶で、これの口栓2に連結チューブ3の一端の中空針4
を刺通し、輸液aを連結チューブ3に通して流出させる
。
瓶で、これの口栓2に連結チューブ3の一端の中空針4
を刺通し、輸液aを連結チューブ3に通して流出させる
。
6は2つの細小な口栓7,8を有する合成樹脂製の柔軟
な空袋で、一方の口栓7に連結チューブの他端の中空針
5を刺通して輸液aを流入させ、他方の口栓8に通常の
空気針9を刺通して空袋6の内部を大気へ連通させる。
な空袋で、一方の口栓7に連結チューブの他端の中空針
5を刺通して輸液aを流入させ、他方の口栓8に通常の
空気針9を刺通して空袋6の内部を大気へ連通させる。
以上は公知のものと同じである。
10は加圧空気針で、鍔11を有する芯管12の下端に
ポンプ13を接続し、芯管12の上端に接合した接手管
15の下部に逆止弁17を装入し、接手管15の先端に
フィルター16と加圧空気針10の針基19を順次に結
合する。
ポンプ13を接続し、芯管12の上端に接合した接手管
15の下部に逆止弁17を装入し、接手管15の先端に
フィルター16と加圧空気針10の針基19を順次に結
合する。
ポンプ13としては底面に小孔14をあけると共に周面
を蛇腹状に屈曲させて伸縮自在に作った可撓材製の有底
筒体を用い、逆止弁17には可撓材製の半球面を上に凸
してその凸部に切筋18を入れた簡単なものを用いる。
を蛇腹状に屈曲させて伸縮自在に作った可撓材製の有底
筒体を用い、逆止弁17には可撓材製の半球面を上に凸
してその凸部に切筋18を入れた簡単なものを用いる。
本考案の一実施例は以上の構成からなり、ガラス瓶1に
入れた輸液aを空袋6へ移注しようとする場合、始めに
ガラス瓶の口栓2と空袋の口栓7にそれぞれ中空針4,
5を刺通してガラス瓶1と空袋6を連結チューブ3にて
連結し、空袋6の口栓8に空気針9を刺通して空袋6の
内部を大気へ連通させる。
入れた輸液aを空袋6へ移注しようとする場合、始めに
ガラス瓶の口栓2と空袋の口栓7にそれぞれ中空針4,
5を刺通してガラス瓶1と空袋6を連結チューブ3にて
連結し、空袋6の口栓8に空気針9を刺通して空袋6の
内部を大気へ連通させる。
以上の準備が終ると鍔11をもって加圧空気針10をガ
ラス瓶の口栓2に刺通し、筒底の小(L14を親指で押
えたま・ポンプ13を圧縮して内部の空気を接手管15
へ送込む。
ラス瓶の口栓2に刺通し、筒底の小(L14を親指で押
えたま・ポンプ13を圧縮して内部の空気を接手管15
へ送込む。
この空気は上方へ流れるので逆止弁17は切筋18を開
き、空気はフィルター16を通過して除菌されたのち加
圧空気針10からガラス瓶1の中へ送込まれる。
き、空気はフィルター16を通過して除菌されたのち加
圧空気針10からガラス瓶1の中へ送込まれる。
次にポンプ13の底面から親指を離して小孔14を開く
と、ポンプ13は自己の弾力で伸長して外部の空気をポ
ンプ13の中へ流入させ、この時逆止弁17は−」一方
からの空気の流れに対しては切筋18を閉じるのでガラ
ス瓶内の空気は逆流しない。
と、ポンプ13は自己の弾力で伸長して外部の空気をポ
ンプ13の中へ流入させ、この時逆止弁17は−」一方
からの空気の流れに対しては切筋18を閉じるのでガラ
ス瓶内の空気は逆流しない。
このようなポンプ13の圧縮と伸長を繰返して外部の空
気を次々と接手管15へ送込み、この空気をフィルター
16で除菌して加圧空気針10からガラス瓶1へ送入す
るので、ガラス瓶の内部は次第に加圧されて陽圧となり
、ガラス瓶内の輸液はこの陽圧を受けるので強制的に連
結チューブ3をへ送出されて空袋6へ流入し、これに伴
って空袋内の空気は空気針から放出され、ガラス瓶1か
ら内面が密着した空袋6への輸液の移注は順調に行われ
る。
気を次々と接手管15へ送込み、この空気をフィルター
16で除菌して加圧空気針10からガラス瓶1へ送入す
るので、ガラス瓶の内部は次第に加圧されて陽圧となり
、ガラス瓶内の輸液はこの陽圧を受けるので強制的に連
結チューブ3をへ送出されて空袋6へ流入し、これに伴
って空袋内の空気は空気針から放出され、ガラス瓶1か
ら内面が密着した空袋6への輸液の移注は順調に行われ
る。
以上は本考案の一実施例を説明したもので、本考案はこ
の実施例に限定されることなく、考案の要旨内において
設計変更できる。
の実施例に限定されることなく、考案の要旨内において
設計変更できる。
゛例えば本考案は柔軟な袋に入れた輸液を別の空袋へ移
注する場合にも使用できるし、輸液のほかに蒸留水その
他の液体の移注にも使用できる。
注する場合にも使用できるし、輸液のほかに蒸留水その
他の液体の移注にも使用できる。
又加圧空気針10は長く作ってガラス瓶1の内容液の液
面から突出させることが好まし7く、液体を受入れる空
袋6の内部が陽圧の場合や液体の移注量が少ない場合は
空気針9は不要となるし、逆止弁17として先細形の角
筒の頂面に切筋を入れたもののほか種々の変形が可能で
あり、フィルター16を接手管15の内部又は加圧空気
針の針基19の内部に組込んでもよい。
面から突出させることが好まし7く、液体を受入れる空
袋6の内部が陽圧の場合や液体の移注量が少ない場合は
空気針9は不要となるし、逆止弁17として先細形の角
筒の頂面に切筋を入れたもののほか種々の変形が可能で
あり、フィルター16を接手管15の内部又は加圧空気
針の針基19の内部に組込んでもよい。
本考案においては両端に中空針を有する連結チューブと
ポンプを組込んだフィルター付き加圧空気針を組合せて
おり、液体を入れた瓶又は袋の口栓に加圧空気針を刺通
してポンプの操作で外部空気を送入し、瓶又は袋の内部
を陽圧にしてその内容液を強制的に送出すから、瓶や袋
の内容液を内面が密着した柔軟な空袋へ順調に移注する
ことができ、医療の分野における液体の移注用具として
好適である。
ポンプを組込んだフィルター付き加圧空気針を組合せて
おり、液体を入れた瓶又は袋の口栓に加圧空気針を刺通
してポンプの操作で外部空気を送入し、瓶又は袋の内部
を陽圧にしてその内容液を強制的に送出すから、瓶や袋
の内容液を内面が密着した柔軟な空袋へ順調に移注する
ことができ、医療の分野における液体の移注用具として
好適である。
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。
なお、3は連結チューブ、4と5は中空針、10は加圧
空気針、13はポンプ、14は小孔、12と15は空気
流路、16はフィルター、17は逆止弁である。
空気針、13はポンプ、14は小孔、12と15は空気
流路、16はフィルター、17は逆止弁である。
Claims (1)
- 両端に中空針を有する連結チューブとポンプを組込んだ
加圧空気針からなり、この加圧空気針とポンプを連結す
る空気流路中にフィルターと逆止弁を設け、ポンプとし
て底面に小孔をあけた伸縮自在の有底筒体を用いたこと
を特徴とする医療用移注用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5792979U JPS5841966Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | 医療用移注用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5792979U JPS5841966Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | 医療用移注用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55156748U JPS55156748U (ja) | 1980-11-11 |
JPS5841966Y2 true JPS5841966Y2 (ja) | 1983-09-22 |
Family
ID=29291994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5792979U Expired JPS5841966Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | 医療用移注用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5841966Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017515109A (ja) * | 2014-04-02 | 2017-06-08 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung | 流体移送デバイスおよび流体を無菌で移送する方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE434700B (sv) * | 1983-05-20 | 1984-08-13 | Bengt Gustavsson | Anordning for lufttet overforing av substans fran ett kerl till ett annat |
US5304163A (en) * | 1990-01-29 | 1994-04-19 | Baxter International Inc. | Integral reconstitution device |
JPH0717311Y2 (ja) * | 1993-02-26 | 1995-04-26 | 稔郎 古川 | 薬液容器 |
WO2008153460A1 (en) * | 2007-06-13 | 2008-12-18 | Carmel Pharma Ab | A device for providing fluid to a receptacle |
US8657803B2 (en) | 2007-06-13 | 2014-02-25 | Carmel Pharma Ab | Device for providing fluid to a receptacle |
CN109475467A (zh) | 2016-09-26 | 2019-03-15 | 泰尔茂株式会社 | 药液填充装置以及药液填充方法 |
-
1979
- 1979-04-27 JP JP5792979U patent/JPS5841966Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017515109A (ja) * | 2014-04-02 | 2017-06-08 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung | 流体移送デバイスおよび流体を無菌で移送する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55156748U (ja) | 1980-11-11 |
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