JPS5841704Y2 - ヒユ−ジブルリンク - Google Patents
ヒユ−ジブルリンクInfo
- Publication number
- JPS5841704Y2 JPS5841704Y2 JP2326881U JP2326881U JPS5841704Y2 JP S5841704 Y2 JPS5841704 Y2 JP S5841704Y2 JP 2326881 U JP2326881 U JP 2326881U JP 2326881 U JP2326881 U JP 2326881U JP S5841704 Y2 JPS5841704 Y2 JP S5841704Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fusing
- heat
- fusible
- fusible link
- fusible conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ヒュージブルリンクに関し、更に詳しくはバ
イメタル等の熱歪みが大きな金属を可溶導体とするヒュ
ージブルリンクの改良に関する。
イメタル等の熱歪みが大きな金属を可溶導体とするヒュ
ージブルリンクの改良に関する。
従来のヒュージブルリンクは一般に軟銅撚線より戊る可
溶導体を耐熱性絶縁体で被覆した構成を有する。
溶導体を耐熱性絶縁体で被覆した構成を有する。
これは絶縁体の種類や取付方法によって可溶導体にか・
る引張応力、曲げ応力等が異なることにより、回路ショ
ート時の溶断特性に大きなバラツキがある等の欠点があ
った。
る引張応力、曲げ応力等が異なることにより、回路ショ
ート時の溶断特性に大きなバラツキがある等の欠点があ
った。
この欠点を克服するものとして、実願昭５５−４１４１
３号において、バイメタル等の熱歪みの大なる金属を可
溶導体とするヒュージブルリンクを提案した。
３号において、バイメタル等の熱歪みの大なる金属を可
溶導体とするヒュージブルリンクを提案した。
しかし、このものは可溶導体自体のショート電流による
溶断と熱歪みによる引張応力との同時作用により即断効
果を発揮し、第５図の曲線Ａの如く、シャープな溶断特
性を示し、バラツキが少ないという利点がある反面、そ
のシャープな溶断特性の故に定格電流よりも大なる過電
流領域のうちモータ起動時等における瞬間過電流と比較
的容量の小さな定常過電流（即ち一定時間継続して流れ
るとヒュージブルリンクが溶断する過電流）通電時との
差違が殆どなく使用し難いという欠点があった。
溶断と熱歪みによる引張応力との同時作用により即断効
果を発揮し、第５図の曲線Ａの如く、シャープな溶断特
性を示し、バラツキが少ないという利点がある反面、そ
のシャープな溶断特性の故に定格電流よりも大なる過電
流領域のうちモータ起動時等における瞬間過電流と比較
的容量の小さな定常過電流（即ち一定時間継続して流れ
るとヒュージブルリンクが溶断する過電流）通電時との
差違が殆どなく使用し難いという欠点があった。
本考案は上記した欠点を改善するためになされたもので
、発熱溶断部に近接して溶断促進体を設は過電流領域の
うち上記定常過電流通電時の溶断特性を変えることによ
り使用し易くしたものである。
、発熱溶断部に近接して溶断促進体を設は過電流領域の
うち上記定常過電流通電時の溶断特性を変えることによ
り使用し易くしたものである。
以下、本考案を図面に基いて説明すると、第１図および
第２図において、１はヒュージブルリンクを示し、可溶
導体２の両端に端子３を直交して接続した構成を有する
。
第２図において、１はヒュージブルリンクを示し、可溶
導体２の両端に端子３を直交して接続した構成を有する
。
可溶導体２はバイメタル等の熱歪みの大なる金属材料よ
り戒り、中間に中挟の発熱溶断部２ａが形成されている
。
り戒り、中間に中挟の発熱溶断部２ａが形成されている
。
この発熱溶断部２ａの巾ｄは回路の定格電流、最大許容
電流等の設定の設定条件により決定する。
電流等の設定の設定条件により決定する。
４は透明な蓋５を有する合成樹脂製のハウジングで、ヒ
ュージブルリンク１はハウジング４の底部４ａに端子挿
通孔４ｂを設けて嵌挿するか或いはハウジング４と一体
成形により固定する。
ュージブルリンク１はハウジング４の底部４ａに端子挿
通孔４ｂを設けて嵌挿するか或いはハウジング４と一体
成形により固定する。
以上は先願と同様の構成であるが、本考案にあっては、
可溶導体２の発熱溶断部２ａに近接して溶断促進体６を
設ける。
可溶導体２の発熱溶断部２ａに近接して溶断促進体６を
設ける。
この溶断促進体６は、可溶導体２が過電流により発熱し
その熱歪みにより膨出する側に設けるが、図の場合は可
溶導体２の下部において、ハウジング４の底部４ａに基
端６ａを固定している。
その熱歪みにより膨出する側に設けるが、図の場合は可
溶導体２の下部において、ハウジング４の底部４ａに基
端６ａを固定している。
溶断促進体６は発熱溶断部２ａの高熱に耐える材質例え
ばセラミック、耐熱ガラス或いは金属等で構成し、好ま
しくはその先端部にエツジ部６ｂを形成しておく。
ばセラミック、耐熱ガラス或いは金属等で構成し、好ま
しくはその先端部にエツジ部６ｂを形成しておく。
上記構成において、モータ起動時等の瞬間過電流通電時
は、発熱溶断部２ａの熱が可溶導体２の全体に伝導する
前に溶断する為、溶断促進体６がないときと同じ溶断特
性（第５図曲線Ａ’）を示する。
は、発熱溶断部２ａの熱が可溶導体２の全体に伝導する
前に溶断する為、溶断促進体６がないときと同じ溶断特
性（第５図曲線Ａ’）を示する。
一方、定常過電流通電時においては、溶断迄に可或の時
間を要する為、発熱溶断部２ａの熱が可溶導体２の全体
に伝導され、その熱歪みにより湾曲応力が生じる。
間を要する為、発熱溶断部２ａの熱が可溶導体２の全体
に伝導され、その熱歪みにより湾曲応力が生じる。
本考案にあってはその湾曲膨出する側に溶断促進体６が
配置され、第３図の如く、そのエツジ部６ｂが発熱によ
り軟化した発熱溶断部２ａに接触し、湾曲応力が集中す
るため、可溶導体２の溶断が促進される。
配置され、第３図の如く、そのエツジ部６ｂが発熱によ
り軟化した発熱溶断部２ａに接触し、湾曲応力が集中す
るため、可溶導体２の溶断が促進される。
その結果、定常過電流領域での溶断特性は第５図曲線Ｂ
の如く低電流側に移動し、過電流領域での特性曲線と顕
著な差が表られる。
の如く低電流側に移動し、過電流領域での特性曲線と顕
著な差が表られる。
即ち、溶断促進体６の介在により、可溶導体２の溶断特
性を一部変更させることができる。
性を一部変更させることができる。
以上は可溶導体２の両端に端子３を一体的に接続したヒ
ュージブルリンクについて説明したが、第４図に示す如
く、可溶導体２をそのま・ヒユーズホルダ７の端子８，
８にネジ９より固定して使用することができる。
ュージブルリンクについて説明したが、第４図に示す如
く、可溶導体２をそのま・ヒユーズホルダ７の端子８，
８にネジ９より固定して使用することができる。
この場合にはヒユーズホルダ７に予め溶断促進体６′を
設けておくようにすればよい。
設けておくようにすればよい。
本考案は上記のように、バイメタル等の熱歪みが大きな
金属導体よりなる可溶導体の中間部に発熱溶断部を形成
すると共にこの可溶導体が発熱により膨出する側に前記
発熱溶断部に近接して溶断促進体を設けて戊るものであ
るから、定常過電流通電時における溶断特性を変化させ
使用し易いヒュージブルリンクを提供することができる
。
金属導体よりなる可溶導体の中間部に発熱溶断部を形成
すると共にこの可溶導体が発熱により膨出する側に前記
発熱溶断部に近接して溶断促進体を設けて戊るものであ
るから、定常過電流通電時における溶断特性を変化させ
使用し易いヒュージブルリンクを提供することができる
。
第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２図はその
ハウジングに収容した状態の縦断面図、第３図はその作
用状態の説明図、第４図は他の実施態様を示す要部平面
図、第５図は本考案および従来のヒュージブルリンクの
溶断特性を示すグラフである。 ２・・・・・・可溶導体、２ａ・・・・・・発熱溶断部
、６，６′・・・・・・溶断促進体。
ハウジングに収容した状態の縦断面図、第３図はその作
用状態の説明図、第４図は他の実施態様を示す要部平面
図、第５図は本考案および従来のヒュージブルリンクの
溶断特性を示すグラフである。 ２・・・・・・可溶導体、２ａ・・・・・・発熱溶断部
、６，６′・・・・・・溶断促進体。
Claims (1)
- バイメタル等の熱歪みが大きな金属導体よりなる可溶導
体の中間部に発熱溶断部を形成すると共にこの可溶導体
が発熱により膨出する側に前記発熱溶断部に近接して溶
断促進体を設けて戒ることを特徴とするヒュージブルリ
ンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2326881U JPS5841704Y2 (ja) | 1981-02-23 | 1981-02-23 | ヒユ−ジブルリンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2326881U JPS5841704Y2 (ja) | 1981-02-23 | 1981-02-23 | ヒユ−ジブルリンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57138250U JPS57138250U (ja) | 1982-08-28 |
| JPS5841704Y2 true JPS5841704Y2 (ja) | 1983-09-20 |
Family
ID=29821027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2326881U Expired JPS5841704Y2 (ja) | 1981-02-23 | 1981-02-23 | ヒユ−ジブルリンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5841704Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-02-23 JP JP2326881U patent/JPS5841704Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57138250U (ja) | 1982-08-28 |
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