JPS5840815B2 - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
- Publication number
- JPS5840815B2 JPS5840815B2 JP11816175A JP11816175A JPS5840815B2 JP S5840815 B2 JPS5840815 B2 JP S5840815B2 JP 11816175 A JP11816175 A JP 11816175A JP 11816175 A JP11816175 A JP 11816175A JP S5840815 B2 JPS5840815 B2 JP S5840815B2
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- JP
- Japan
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- cathode ray
- ray tube
- red
- film
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/86—Vessels; Containers; Vacuum locks
- H01J29/89—Optical or photographic arrangements structurally combined or co-operating with the vessel
- H01J29/898—Spectral filters
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はカラーテレビジョンの映像をフィルムに記録
するために用いる陰極線管に関するものである。
するために用いる陰極線管に関するものである。
一般にカラーテレビジョンの映像を記録する場合には磁
気テープまたはフィルムに記録する方法等がある。
気テープまたはフィルムに記録する方法等がある。
前者の方法では記録された磁気テープを編集する場合に
記録された状態を直接臼で見ることができないために、
映像がカットされている位置を探すのに困難をきたす欠
点があった。
記録された状態を直接臼で見ることができないために、
映像がカットされている位置を探すのに困難をきたす欠
点があった。
他方、後者のフィルムによる記録の方法ではカットの切
れ目を目で見ることができるので磁気テープに比べ編集
が極めて容易となり、放送局等で大いに使用されている
。
れ目を目で見ることができるので磁気テープに比べ編集
が極めて容易となり、放送局等で大いに使用されている
。
そして、後者のようにフィルムにより、カラーテレビジ
ョンの映像を記録する際には、第1図に示すような赤色
及び緑色の発光スペクトルを有する陰極線管が従来より
用いら、れてきた。
ョンの映像を記録する際には、第1図に示すような赤色
及び緑色の発光スペクトルを有する陰極線管が従来より
用いら、れてきた。
この第1図は発光分布曲線図であり、図中A及びBは従
来の陰極線管による緑色及び赤色発光をそれぞれ示す。
来の陰極線管による緑色及び赤色発光をそれぞれ示す。
なお、同Cは後述するこの発明によるフィルタ一層を設
けた陰極線管の赤色発光を示す。
けた陰極線管の赤色発光を示す。
第1図の発光分布曲線Bは、フィルムに記録する際に用
いられる従来の陰極線管により放出される赤色光が一般
のカラーブラウン管の赤色光と比べて非常に帯域幅が広
く、発光波長の中には赤色成分のみならず、これより短
波長の560mμないし580mμの光を包含している
ことを示している。
いられる従来の陰極線管により放出される赤色光が一般
のカラーブラウン管の赤色光と比べて非常に帯域幅が広
く、発光波長の中には赤色成分のみならず、これより短
波長の560mμないし580mμの光を包含している
ことを示している。
また第2図は映像を記録するために用いられるフィルム
の分光感度曲線図であり、図中A′及びB′はそれぞれ
緑色光及び赤色光の着色に対する分光感度を示す。
の分光感度曲線図であり、図中A′及びB′はそれぞれ
緑色光及び赤色光の着色に対する分光感度を示す。
これら第1図及び第2図は次のことを示している。
すなわち従来の陰極線管により放出された赤色発光はフ
ィルムを赤色に着色するのみにならず前記赤色発光中の
前記波長領域(560mμ〜580mμ)の光により、
緑色にも着色させており、この緑色の着色がフィルム上
の赤色の純度を悪化させる原因となっているのである。
ィルムを赤色に着色するのみにならず前記赤色発光中の
前記波長領域(560mμ〜580mμ)の光により、
緑色にも着色させており、この緑色の着色がフィルム上
の赤色の純度を悪化させる原因となっているのである。
換言すれば非常に広帯域幅の赤色を発光する従来の陰極
線管では、カラーテレビジョンの映像を記録したフィル
ムを再生した場合、もとの映像に比べ赤色の純度を悪化
させるという欠点を有していた。
線管では、カラーテレビジョンの映像を記録したフィル
ムを再生した場合、もとの映像に比べ赤色の純度を悪化
させるという欠点を有していた。
この発明は上記した欠点を解消するためになされたもの
であり、赤色の純度の悪化を改善することができる陰極
線管を提供することを目的とする。
であり、赤色の純度の悪化を改善することができる陰極
線管を提供することを目的とする。
以下この発明の一実施例を第3図ないし第4図を参照し
て説明する。
て説明する。
第3図はこの発明による陰極線管の概略説明図であり、
図中1は陰極線管本体、2はNd3+イオンを含む溶液
又は固体からなるフィルタ一層である。
図中1は陰極線管本体、2はNd3+イオンを含む溶液
又は固体からなるフィルタ一層である。
前記フィルタ一層2は陰極線管本体1の発光面から放出
される光が必ずこのフィルタ一層2を通過するように前
記陰極線管本体1の映像観察面上に設けられる。
される光が必ずこのフィルタ一層2を通過するように前
記陰極線管本体1の映像観察面上に設けられる。
但し、上記フィルタ一層2をNd3+イオンを含む溶液
により構成する場合は第4図に示すように陰極線管本体
1の映像観察面上に枠3を設はフィルタ一層2を保持す
る。
により構成する場合は第4図に示すように陰極線管本体
1の映像観察面上に枠3を設はフィルタ一層2を保持す
る。
そして上記フィルタ一層2を重量比で1:30のNd2
O3粉末と80%リン酸とを混合し、約400’Cで4
時間加熱することにより構成した。
O3粉末と80%リン酸とを混合し、約400’Cで4
時間加熱することにより構成した。
しかし必ずしもNd2O3とリン酸との重量比を1:3
0とする必要はなく、Nd2O3の濃度が濃いほどフィ
ルタ一層2を薄くすることができる。
0とする必要はなく、Nd2O3の濃度が濃いほどフィ
ルタ一層2を薄くすることができる。
第5図は重量比1:30のNd2O3とリン酸とにより
構成した上記フィルタ一層2を厚さ10mmの液体測定
用セルにより測定した吸収スペクトル図であり、この発
明によるフィルタ一層が赤色の純度を悪化させている赤
色光の上記波長領域(560mμ〜580mμ)に対し
て鋭い吸収バンドを有し、この波長領域の光を効果的に
吸収している状態を示している。
構成した上記フィルタ一層2を厚さ10mmの液体測定
用セルにより測定した吸収スペクトル図であり、この発
明によるフィルタ一層が赤色の純度を悪化させている赤
色光の上記波長領域(560mμ〜580mμ)に対し
て鋭い吸収バンドを有し、この波長領域の光を効果的に
吸収している状態を示している。
したがってこの発明による陰極線管の赤色発光は第1図
Cに示すように、上記波長領域(赤色発光の波長領域内
であってフィルム上では緑色に感光する560mμ〜5
80mμの部分)が従来の陰極線管の発光強度(曲線A
)と比較して、著しく減少している。
Cに示すように、上記波長領域(赤色発光の波長領域内
であってフィルム上では緑色に感光する560mμ〜5
80mμの部分)が従来の陰極線管の発光強度(曲線A
)と比較して、著しく減少している。
すなわち従来の陰極線管に見られるような赤色の純度が
この発明による陰極線管では著しく改善されているので
ある。
この発明による陰極線管では著しく改善されているので
ある。
またNd3+イオンは固体または液体中において周囲の
イオンからは大きな影響を受けず、溶媒を変えても第5
図で示す吸収スペクトルと略同じ結果が得られるので陰
極線管のフィルターとして用いることができる。
イオンからは大きな影響を受けず、溶媒を変えても第5
図で示す吸収スペクトルと略同じ結果が得られるので陰
極線管のフィルターとして用いることができる。
なお、このフィルターは光の反射を考慮すると陰極線管
本体に密着していることがより好ましい。
本体に密着していることがより好ましい。
以上説明したように、この発明によれば陰極線管本体の
観察面上にNd3+イオンを含む固体又は液体のフィル
タ一層を設けたので、フィルム上では緑色に感光する赤
色発光中の560mμ〜580mμの波長光の発光強度
を著しく減少させ、赤色の色純度を著しく改善すること
ができる効果がある。
観察面上にNd3+イオンを含む固体又は液体のフィル
タ一層を設けたので、フィルム上では緑色に感光する赤
色発光中の560mμ〜580mμの波長光の発光強度
を著しく減少させ、赤色の色純度を著しく改善すること
ができる効果がある。
第1図は緑色光及び赤色光の分光分布曲線図、第2図は
緑色光及び赤色光に対する記録用フィルムの分光感度曲
線図、第3図及び第4図はこの発明による陰極線管の概
略説明図、第5図はこの発明によるフィルタ一層の吸収
スペクトル図である。 1・・・・・・陰極線管本体、2・・・・・・フィルタ
一層、3・・・・・・枠。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
緑色光及び赤色光に対する記録用フィルムの分光感度曲
線図、第3図及び第4図はこの発明による陰極線管の概
略説明図、第5図はこの発明によるフィルタ一層の吸収
スペクトル図である。 1・・・・・・陰極線管本体、2・・・・・・フィルタ
一層、3・・・・・・枠。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 1Nd3+イオンを含む固体または液体からなるフィル
タ一層を陰極線管本体の映像観察面上に設けることを特
徴とする陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11816175A JPS5840815B2 (ja) | 1975-09-30 | 1975-09-30 | 陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11816175A JPS5840815B2 (ja) | 1975-09-30 | 1975-09-30 | 陰極線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5242361A JPS5242361A (en) | 1977-04-01 |
JPS5840815B2 true JPS5840815B2 (ja) | 1983-09-08 |
Family
ID=14729600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11816175A Expired JPS5840815B2 (ja) | 1975-09-30 | 1975-09-30 | 陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5840815B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6196512U (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-21 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3152042A1 (en) * | 1980-05-29 | 1982-07-29 | H Kobayashi | Cathode ray tube for a light source |
US4405881A (en) * | 1980-05-29 | 1983-09-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Color cathode ray tube including Nd2 O3 and Cr2 O3 in face glass |
US4663562A (en) * | 1984-07-16 | 1987-05-05 | General Electric Company | Contrast enhancement structure for color cathode ray tube |
US4626740A (en) * | 1984-10-09 | 1986-12-02 | North American Philips Corporation | Red luminescent cathode ray device with improved color filtering system |
-
1975
- 1975-09-30 JP JP11816175A patent/JPS5840815B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6196512U (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5242361A (en) | 1977-04-01 |
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