JPS584034A - ストンピツカ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、圃場から石塊及び礫を収拾して取り除くスト
ンピッカー（捨石機）についての改良に関するものであ
る。

ストンピッカーは、トラクタに牽引され、または、自走
する機体の前端下部に、圃場の土中に作用してその土中
の石塊・礫を掘り出しながら掬い上げるスフレバー状の
掘削刃体を、前方に向い下降傾斜させて設け、その後方
に、該掘削刃体で掘り出して掬い上げた石を機体の後方
に搬送しながら石と二緒に掘り上げた土を篩い落すラダ
ーチェ−ンを、それの搬送方向の終端側が上昇するよう
に傾斜させて張設し、そのラダーチェーンの終端部の後
方に搬送してきた石を収容するホッパーまたは排石用の
コンベアを装架して構成されるが、掘削刃体で拾い−Ｌ
げた石を、ラダーチェーンで機体の後端側に装架しであ
るホッパーまたは排石用のコンベアに向けて、土を篩い
落しながら搬送するときに、そのラダーチェーンから石
が前方に逆流するようになる問題がある。

これは、ラダーチェーンが、機体後方に設けであるホッ
パーまたは排石用のコンベアに対し送り込むのに、一定
の揚程を必要とすることから、該ラダーチェーンを搬送
方向に向は上昇するよう傾斜させているためであり、こ
の拾い上げた石の逆流を防止すべく、ラダーチェーンの
傾斜を緩くすルト、ホッパーを機体後部に設けるものに
あっては、そのホッパーの容量を所定の大きさにするの
に、ホッパーを前後に長くしなければならず、機体を前
後に長大なものとする別の問題を生じ、また、機体後部
に排石用のコンベアを設けたものにあっては、そのコン
ベアに対する石の送込みに無理が生ずるようになる問題
が出てくる。

本発明は、これらの問題の解決を目的とするものである
。

そして、この目的を達成するための本発明によるストン
ピッカーは、ラダーチェーンで石と泥土を搬送していく
ときに生ずる石の逆流現象が、ラダーチェーンの搬送方
向の始端部においては殆んど起きないことに着目し、こ
の点について種々の試験を行なったところ、この石の逆
流は、ラダーチェーンで運ばれる間に泥土が篩い落され
ることによって、当初泥土により効きが押えられていた
石が、転ろがり易い状態となってくることで生じている
こと、そして、ラダーチェーン上に、逆流のひき金とな
る石の転ろがりを押える泥土が存在していれば、この逆
流の現象が有効に防止し得ることから、ラダーチェーン
を、掘削刃体で石と一緒に収拾した泥土の篩い落し作用
がないものとするか、または篩い落し作用を制限した構
造にして、所望の傾斜角度で短く張架しておき、そのラ
ダーチェーンの後方には・横軸で回転するコーン状の回
転篩を、縮径した側が後方に向う姿勢で装架し、その内
腔に螺旋状に掻上翼を設け、その後方に、ロータリーコ
ンベアを装架するようにしたことを特長とするものであ
る。

次に実施の一例を図面に従い具体的に説明すると、第１
図において、（１１はトラクタ（図示省略）に牽引せし
めて走行する牽引タイプに構成した拾石機Ａ（ストンピ
ッカー）の機体で、前端部には、トラクタの機体後部に
装設されている連結装置と連結する連結金具０υと、ト
ラクタの機体後面に装設されているＰＴＵ軸とユニバー
サルジヨイント軸を介して伝導する入力軸（＋２１が装
架しである。

（２）は、左右に横長の帯板状に形成して、機体（１）
の前端下部に装設せる掘削刃体で、機体（１１の前端部
の左右両側に垂下した機体（１）と一体の機枠となる機
壁α０）・０１間に渡架支持せしめることにより、前方
に向い下降傾斜する姿勢に装設してあり、それの、上昇
端となる後端部（２ａ）は支軸（イ）中心に上方に自在
に回動するようにしである。

（３）は前記掘削刃体（２）の後方に装設せるラダーチ
ェーンで、機枠を構成している前述の左右の機壁００）
・ＱＱＩ間に、駆動スプロケット（３０−４３０）及び
従動スプロケットＣ３］＋・Ｃ３１）に夫々エンドレス
にかけまわしだ２条のチェーン０々・Ｏａを、その駆動
スプロケット（７）・（至）及び従動スプロケットＣ３
１）・０υを前記機壁（１０）・００）に軸支すること
で′、左右に並列させて前後方向に張役し、それら２条
のチェーン国・ｃ３３渇に、多数の載置板（３３ｉ・・
・をそのチェーン（３渇・（３２１の回動方向に並列さ
せて渡架することにより、第１図において破線に示して
いる如く、掘削刃体（２）で拾い上げてきた石塊・礫Ｂ
を機体後方に搬送するように構成しであることについて
は、従前の拾石機のラダーチェーンと変わりないが、２
条に並列するチェーンＣ３３・０２間に多数の載置板１
３３）・・・を渡架してラダーチェーン（３）に構成す
る際に、その載置板（３３１・・・を、それらの前後の
端縁が互いにラップさせるか、または密に並列させて渡
架装着することで、前記掘削刃体（２）で拾い上げてき
、た石塊・礫Ｂを載置板ｃｌＪ・・・の上面に支承して
搬送するときに、その石塊・礫Ｂと一緒に掘り上げられ
てきた泥土の大半が篩い落されずに該ラダーチェーン（
３）の上面に残って、石塊・礫Ｂと共に該ラダーチェー
ン（３）の終端部（３ａ）にまで搬送されていくように
構成しである。そして、このラダーチェーン（３）は、
搬送方向の終端側に向けて上昇傾斜する角度を、従前の
ラダーチェーンの傾斜角度より幾分急勾配として１搬送
方向である前後方向の長さを、従前のラダーチェーンの
それに比して略半分の長さにしである。

（４）は、前記ラダーチェーン（３）の後方に配位して
機体（１１Ｋ装架せる回転篩で、側面視において、第１
図に示している如くコーン状をなす筆状に形成してあっ
て、それの軸線が機体（１）の前後方向に沿い、かつ、
縮径した側が後方に位置する姿勢として、前述の軸線を
回転軸線として回転するように、機体（１１に装架せし
めてあり、それの内腔には、並列する線杆により篩網状
に形成した螺旋の掻上翼（４Ｇが、装設しである。そし
て、該回転篩（４）の拡径した前端側の開１部は、機体
（１）に固定支架した案内板（４１）を介して、前述の
ラダーチェーン（３）の終端部（３ａ）と連通ずる状態
としである。

（５）は、前記回転＠（４）の後方に配位したロータリ
コンベアで、大径で軸方向の巾を狭くした筆状の輪１５
Ｉを、それの軸方向が機体（１）の前後方向に沿う姿勢
として機体（１３に回転自在に軸架し、その輪体（５０
）の内周側に、その輪体１５１の軸心に向けて短く突出
する多数の掻上翼１５Ｂ・・・を、環状に配設し、その
環状に配設した掻上翼６υ・・・で形成される内腔の上
部側に、機体（１）に固定した受樋（５２を配設して構
成してあり、それの前記受樋（５２は後方に向は下降傾
斜せしめである。また、それの内腔の前面側の開放口は
前記回転篩（４）の後端側の開口部と連通させである。

（６）は、前記ロータリコンベア（５）の受樋６２）か
ら放出される石塊・礫Ｂを上面側の開放口−から受入れ
て収集するよう該ロー多すコンベア（５）の後方に・配
位して機体（１）に装架したホッパーで、機体（１）に
油圧シリンダ９Ｇの作動により昇降回動自在に支架しで
あるブーム（７）と、それに沿わせたリンク杆σ１）と
に支持せしめてあり、そのブーム（力を上昇回動させる
ことで、第４図に示している如く、ブーム（７）に沿う
前記リンク杆６１）メ作動で、後方に倒れ勝手となって
上昇し、後面側に設けである開閉扉６υを油圧シリンダ
（６りの作動で開放させることで、収集した石塊・礫Ｂ
を放出するようにしている０なお、このホッパー（６）
は、前述のロータリコンベア（５）の受樋ｔ５り先端を
、機体（１１の何方に長く延出させて、その受樋６２の
延長端から、捨石機Ａに伴走させるワゴンまたはトラッ
クの荷台に排石するようにするときは、省略される。

また、図示する実施例装置において、Ｑ３）は、入力軸
０りと伝導する伝導機構を収容する伝導機構、０→は前
記伝導機構からラダーチェーン（３）の駆動スプロケッ
ト（至）に回転動力を伝導する伝導チェーン０９は前記
伝導機構から回転篩（４）の駆動輪（４２に回転動力を
伝導する伝導チェノ、α６）は前述のロータリコンベア
（５）の駆動輪５４）を駆動するよう、前記回転篩（４
）の駆動輪（４２）の回転軸を延長して形成した伝導軸
、また（４４）・・・及び＋５５１・・・は回転篩（４
）及びロータリコンベア（５）の外周を支承する転輪で
ある。

次に作用効果について説明すると、本発明によるストン
ピッカーは、掘削刃体（２）で拾い上げた石塊・礫Ｂを
、その掘削刃体（２）の後端部から受継いで、機体（１
）の後方に搬送するラダーチェーン（３）が、石と一緒
に掘り上げられてくる泥土を篩わないか、または僅かに
篩うように構成してあって、石塊・礫Ｂを搬送するとき
に、−緒に掻上げられてくる泥土でその石塊Φ礫Ｂの転
ろがりを阻止する状態として搬送す、るようにしである
ので、所望の角度に傾斜させて張設しても、石の逆流が
ない状態でその石を後方に搬送でき、また、拾い上げた
石塊・ｉ８と泥土との分離・選別を、ラダーチェーン（
３）の後方に設けた、内腔に螺旋状に掻上翼顛を具備す
るコーン状の回転＠（４）で行ないながら、それの縮径
した後端側に送ることで、所定の揚程Ｈをかせいでロー
タリコンベア（５）に送り出すようにしているので、泥
土の篩別も効率的に行なえ、また、ロータリコンベア（
５）への石塊・礫Ｂの供給も円滑になる。

しかも、回転篩（４）及びロータリコンベア（５）の局
面に網を張ることで、極く小さい石までも、収拾し得る
ようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるストンピッカーの一部縦断した側
面図、第２図は同上のホッパーを取り外した状態の後面
図、第３図は同上の要部の横断平面図、第４図は同上の
ホッパーを上昇させた状態の概要側面図である。 図面符号の説明

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自走または被牽引により走行する機体の前端下部に、圃
   場の土中に作用してその土中の石塊・礫を掘り出しなが
   ら掬い上げる掘削刃体を、前方に向い下降傾斜させて装
   設し、その後方には、前記掘削刃体で泥土と共に拾い上
   げた石塊・礫を機体後方に搬送するラダーチェーンを、
   泥土の篩い落し作用がないかもしくは泥土の篩い落し作
   用を制限するよう構成して、所望の傾斜で前後に短く張
   設し、そのラダーチェーンの後方には、機体の前後方向
   に沿う横方向の回転軸線で回転するコーン状の回転篩を
   、それの縮径した側が後方に向う姿勢で装架するととも
   に、その回転篩の内腔には螺旋状に掻上翼を設け、該回
   転篩の後方にロータリーコンベアを装設したことを特長
   とするストンピッカー。