JPS5840068Y2 - 鉢植花「ほん」の容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉢植の植木、草花等を運送する際に収容する
容器で、容器ごと横に倒したり、あるいは逆さにしても
、体内の土がこぼれたり、また花弁が抜は出したりしな
いようにした鉢植花弁の容器に関するものである。

本考案の構成を図面に基いて説明する。

１は鉢植花弁の鉢２部分を収容する下部容器であり、図
面においては円筒状であるが、鉢２の外形に合致するの
が好ましいものであるから、鉢２の形状に応じて、三角
形、四角形あるいは長方形筒状など、その形状は自由に
選択できる。

要するに、鉢２の外周全部ないし一部が下部容器１に内
接して、がたつかないように形成することである。

３は鉢植花弁の花Ｐｒ４部分を収容する上部容器で、下
部容器１の上縁と接合して蓋を形成するものであるから
、形状は下部容器１と同形状とするのが好ましい。

下部容器１に収容された鉢植花弁の鉢２上面には、ボー
ル紙、ゴム板、スポンジなどの弾性を有する材質よりな
る板で形成した鉢２の土を押える上押え板５を施す。

この上押え板５は、体内の土がこぼれないようにするも
のであるから、体内の上上面全面が覆われるように鉢２
に適合した形状にし、第２図イのごとく中央部までスリ
ットを有するか、あるいは同口のごとく二つ割りとする
のが好ましい。

この上押え板５がずれ動かないように固定支持するため
に、その上面から上部容器３に内筒６を嵌挿する。

したがって、内筒６の上押え板５に接する部分は、花弁
を通すことができる孔を有する底板として形成し、内筒
６の上縁は上部容器３の上内壁に接合するように形成す
るのが好ましい。

下部容器１と上部容器３とが離れないように、図面にお
いてはテープ７で継ぎ止めているが、全体を紐で結着し
て行うなどは自由である。

下部容器１と上部容器３および内筒６の材質は、容易に
毀れない、できるだけ堅牢なものであればよく、透明の
もの、または孔を開けたものを用いれば、内部の鉢植花
弁を自由に見ることができ、店頭にそのまま並べて置く
こともできる。

また気密容器として、不活性ガスを注入すると共に、適
度の湿度をもたせれば、注水を行なうことなく一週間程
度放置しても、花弁が枯死することはない。

上記構成の本考案によれば、運送の際に横に倒したり、
あるいは逆さにしても、上押え板と内筒によって、体内
の土が押えられてこぼれることがなく、また体内の土が
保持されれば当然花卉も抜けることはないので、鉢植花
弁を安全に運送することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る鉢植花弁の容器の縦断側面図、第
２図イおよび口は土押え板の例を示す斜面図である。 １・・・・・・下部容器、２・・・・・・鉢植花弁の鉢
、３・・・・・・上部容器、４・・・・・・鉢植花卉の
花卉、５・・・・・・土押え板、６・・・・・・内筒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鉢植花弁の鉢部を収容する下部容器の上縁に接して花舟
   部を収容する上部容器を蓋として設け、鉢の上面にその
   全面を覆うようにボール紙、ゴム板、スポンジなどの弾
   性体よりなり、スリットまたは孔を設けた上押え板を施
   し、該上押え板を固定支持する内筒を上部容器に嵌挿し
   、上部容器と下部容器とを一体に接続できるようにした
   ことを特徴とする鉢植花弁の容器。