JPS5839706A - 成形体の熱間静水圧プレス処理法 - Google Patents

成形体の熱間静水圧プレス処理法

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JPS5839706A
JPS5839706A JP13801181A JP13801181A JPS5839706A JP S5839706 A JPS5839706 A JP S5839706A JP 13801181 A JP13801181 A JP 13801181A JP 13801181 A JP13801181 A JP 13801181A JP S5839706 A JPS5839706 A JP S5839706A
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JP
Japan
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glass
crucible
molded body
molding
molten glass
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Application number
JP13801181A
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English (en)
Inventor
Masato Moritoki
正人 守時
Takao Fujikawa
隆男 藤川
Junichi Miyanaga
宮永 順一
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/12Both compacting and sintering
    • B22F3/14Both compacting and sintering simultaneously
    • B22F3/15Hot isostatic pressing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高温高圧ガス雰囲気下で金属あるいはセラミ
ックス粉末成形体の焼結、緻密化又は拡散接合等を行な
う、−わゆる熱間静水圧プレス処理c以下HIP処理と
いう)に関する。
HI P処理は、高温下で不活性ガスを圧力媒体として
等方的に被処理体を圧縮し、超硬合金の残留空孔を圧潰
して除去したり、金属粉末、セラミックス粉末またはこ
れらの混合物から緻密な焼結体を製造したり、あるいは
金属材料を拡散接合するだめの優れた方法として近年各
方面よシ頓に注目を集めている技術である。かかるHI
P処理に関して、従来、二次圧媒を用いる方法(特開昭
47−30,508号公報)、複雑な形状の金属カプセ
ルを用いる方法、ガラスカプセルを用いる方法(特公昭
46−2,731号公報)又は、予備成形体をガラス粒
中に埋設してガラスを溶融させた後、高圧ガスで圧縮す
る方法(特開昭55−89.405号公報)等、多くの
提案がなされている。これら既に提案された方法のうち
、特に前記特開昭55−89.405号公報に開示され
た方法は、二次圧媒や被処理体を封入するだめの特殊な
カプセル又ハ気密なケーシング等を別途準備する必要が
ないことから極めて優れてbるが、ガラス粉末又は加熱
によりガラスを形成する物質からなる基体中に埋め込ん
だ予備成形体を、HIP装置中で長時間加熱して先ず溶
融ガラスを形成し、次−で窒素ガス、アルゴンガス等の
不活性ガスで加圧する為、完全工程サイクルに著しく長
時間を要し、HIP装置の占有時間が大きく稼働率が甚
しく低下する欠点がある。更にHIP炉を一旦冷却して
成形体を取り出し、ガラスを分離する為の再加熱に要す
る熱エネルギー並びに時間のロスは作業効率を大きく阻
害するのみならず、冷却再加熱時の体積変化、熱膨張・
収縮等によシ成形体は損傷の危険に曝され、それを回避
するため種々の煩しい配慮が必要とされる。
本発明者等は上述の如き従来技、術の有する問題点を解
消する試みを以って鋭意研究の結果本発明に到達したも
のであシ、その目的とする所は、溶融ガラスを二次圧力
媒体とするHIP処理にお騒て、最少の熱エネルギー消
費量を以って、最大のHIP装置稼働率を達成し、しか
も歩留り良く高品位の成形体を取得し得る、効率の良い
HIP処理法を提供せんとするにある。
即ち、本発明方法の特徴は、予め所定形状に成形された
成形体の外表面をガラスで被覆した状態で熱間静水圧プ
レス処理を行なう方法において、的融状態に保持された
ガラスを用意すると共に前記成形体を該溶融ガラスの温
度近傍若しくはそれ以上の温度に加熱し、次いで該加熱
された成形体をるつぼ内で婢融ガラス中に浸漬せしめ、
続いてるつぼを高温に保持したま壕予熱されている熱間
静水圧プレス装置内に装入し、しかる後高温高圧ガス雰
囲気下で熱間静水圧プレス処理することにある。
本発明方法に適用される成形体としては、セラミックス
粉末や金属微粉末を、目的とする所定の形状に成形した
成形体すなわち予備成形体が好適であるが、勿論それに
限られることはない。かかる予備成形体は、従、来公知
の任意の手段、例えば射出成形、ラバープレス、押出し
成形、ホットプレス、ハイドロスタティックプレス等の
いずれによっても成形することができ、通常、材料の理
論密度の約55〜70係程度の見掛密度を有する。予備
成形時に有機質結合剤等の成形助剤を使用する場合は、
予め約1000°C以下の温度で加熱処理を施しそれら
を分解・気化せしめるなどにょシ、除去してむくことが
好ましい。又、予備成形体は、機械加工等によって、そ
の形状や精度を整えておくことが、場合によっては必要
となる。更に爾后の工程においてガラスの融着を防止し
離型を扶けるために予備成形体表面に例えば窒化硼素粉
末等よシなる離型剤を塗布しておくことは特に好ましい
ことである。
上述の予備成形体にHIP処理を施す際に、カプセル並
びに二次圧媒の役割を果すガラスは、本発明方法にあっ
ては、別途に加熱溶融状態において準備される。溶融ガ
ラスは、耐熱、耐酸化性材料例エバ、グラファイト、窒
化硼素、モリブテン、炭化珪素等よシなる容器に収容し
たガラス粉末又はガラスマーブル等を、或いは、反覆使
用の場合は容器内で不定形状に固化したガラス塊を、電
気炉等の予熱炉中で高温に加熱することによって用意す
ることができる。これらの容器の少なくとも内側表面に
、溶融ガラスとの濡れによる離型の困難を避けるため、
窒化硼素粉末等よシなる離型剤を塗布しておくことは好
ましいことである。溶融ガラスを収容する容器としては
、その中に予備成形体を装入して引続きHIP処理に付
することかできるように、前記材料からなる坩堝を用い
ることもできる。又ガラスの加熱溶融作業は、電熱等の
加熱手段を内蔵し、外周壁を断熱材で囲続され且つ内部
を真空又はアルゴンガス、ヘリウムガス、窒素ガス等の
不活性ガス雰囲気と置換し得る手段を具えてなる予熱炉
内で、前記容器の酸化反応による変質、脆化を防止しつ
つ行なうことが推奨される。
」二連のガラスとしては、その成分が予備成形体の材料
と反応する成分を含ま々−ことが好ましく、■ −,にい、24イッッ9.、、カツオ、2.イア−7、
■ガラス、シリカガラス等が適用される。又、溶融温度
については、溶融ガラス中に予備成形体が埋入された場
合、成形体の複雑な形状の表面を溶融ガラスが極力内焦
く覆うことができるように啓融ガラスに充分小さい溶融
粘度を与えるような高温であることが望ましく、例えば
パイレックス■ガラスの場合は少なくとも1000°C
程度、シリカガラスの場合はその純度、組成に応じて少
なくとも1500〜2000°Cの高温が適用される。
このように準備された溶融状態のガラスを以って予備成
形体の外表面を被覆するに先立って、予備成形体は先ず
、前述の如き予熱炉内で、好ましくは真空または不活性
ガス雰囲気下に、溶融ガラスの温度近傍若しくはそれ以
上の温度に達する迄加熱されなければならない。成形体
の予熱が不充分で温度が低過ぎると、次の工程において
、溶融ガラスと接触した場合にガラスの熱を奪って溶融
ガラスの粘度を増大させ、甚し因場合は固化せしめて、
成形体表面を溶融ガラスで万遍なく被覆することが困難
又は不可能となるばかりか、仮台、被覆できたとしても
予熱炉からHIP装置への移送途中において僅かの熱損
失により冷却固化し易く、固化する際の体積収縮によっ
て成形体が破損することがある。成形体の予熱は、前記
溶融ガラスの準備と同様、グラファイト、窒化硼素、モ
リブデン、炭化珪素等の耐熱、耐酸化性材料よりなる坩
堝中に配置された支台上に載置するか、又は適宜な手段
によって支承又は懸吊した状態で、予熱炉内で行なわれ
る。
充分予熱された成形体は次いで嚢に準備した溶融ガラス
を以ってその外表面を被覆され周囲の雰囲気から遮断さ
れる。かかる被覆を達成するには先ず、成形体を坩堝内
に配置した状態で予熱した場合は、別の容器内に準備さ
れた溶融ガラスを適宜な物理的手段、例えば容器の傾斜
あるいは容器底部に設けた排出口の開放等によって坩堝
内に注入し、一方、溶融ガラスを坩堝内に準備した場合
は、その中に予熱された成形体を沈降埋設せしめる。前
者の場合に溶融ガラスはその溶融粘度が大きいと流動性
が悪く団塊状となって成形体表面を完全に包囲被覆しな
いことがあるが、その際は、窒化硼素など、ガラスと濡
れなめ材料で少なくともその表面を形成されたロンドを
以って、団塊状溶融ガラスの上面を揚圧する等の補助操
作によって被覆を完成することが可能である。又、後者
の場合、同様に溶融ガラスの粘度が高論か又は成形体の
比重が小さいと成形体が自重のみでは溶融ガラス中に完
全に浸漬埋設しないことがあるので、その時も前記の如
きロンド等により押し沈める等の補助操作を加えると良
b0何れの場合も、溶融ガラスの良好な流動性が保証さ
れる程度にその溶融粘度が適度に小さく、又成形体の予
熱が充分に行なわれていればこのような補助操作を必要
としなめことが多い。
かくして成形体とそれを被覆する溶融ガラスとを収納し
た坩堝は予熱炉よシ取シ出されて、高温を維持したまま
搬送された上、予熱されて待機しているHIP炉に装入
される。搬送時に、坩堝が熱を放散し、溶融ガラスの表
面及び外周よシ逐次温度が低下し始め、遂には固化が内
部に及ぶことを回避する必要がある。即ちガラスの表面
に近め層が一部固化することは差支えな−か、全体が固
化するとその時の収縮によって、内部の成形体が損壊す
ることがあるから、実質的に成形体に悪影響を及ぼさぬ
程度の温度低下に留めるよう、搬送時の高温保持のため
に次の如き種々の配慮が払われる。
先ず、搬送を素早く短時間に済ませて冷却の遼を与えな
いことが最も好ましいことは云う迄もないことである。
次に搬送時に坩堝に外気からの断熱保温手段を施すこと
であり、例えば特開昭51−124,610号公報によ
って本出願人が提案した型式の高圧高温炉を用b1該炉
の下部プラグ、加熱装置及び断熱外装よりなる加熱保温
ブロックを一体的に高圧シリンダー外へ取出し、予熱炉
中で前述の予熱並びに溶融ガラス被覆処理を行なった上
、外気と遮断し断熱外装によって保温されたままの状態
で再び加熱保温ブロックを高圧シリンダー内へ挿入する
ことは本発明の目的を達成するために頗る適切な方法で
ある。この様な搬送方法を迅速・確実且つ容易に実施す
るための具体的装置としては、前記下部プラグ、加熱装
置及び断熱外装を一体的に組合わせてなる加熱保温ブロ
ックと、該ブロックを昇降自在に支承し且つ水平方向に
搬送する水平軌道と、該軌道に沿ってその上方に、下部
が開放した状態で夫々配設された予熱炉及び高圧シリン
ダーとからなシ、前記加熱保温ブロックを前記昇降動作
によって夫々予熱炉及び高圧シリンダーに装着脱せしめ
、また前記水平軌道上を走行せしめることによp1予熱
炉と高圧シリンダーとの間を搬送し得るようになしたも
のが本出願人によって別途提案されている。
その個搬送時の保温を簡便に行なうには、熱輻射の小さ
い且つ高温に耐える材料、例えばグラファイト等で成形
したカバーで坩堝を蔽うとか、坩堝に蓋を被せる等の些
細な慣用手段が可成9効果的であり、それ丈で本発明の
目的に沿うこともある。
かくして溶融ガラスとそれに合体した予備成形体とを収
容した坩堝は、ガラスの溶融状態を極力保持した状態で
、予熱されたHIP炉に装填され、窒素カス、アルゴン
ガス、ヘリウムガス等の不活性ガスを一次圧力媒体とし
、少なくとも500気圧程度の高圧を以って、又、成形
体の流動拡散に必要な適宜な高温下に於いて常法によp
HI P処理を受ける。HIP処理の間、溶融ガラスは
成形体を完全に被覆し、−次圧媒から遮断するカプセル
としての役目を果たすと同時にそれ自体二次圧媒の働き
をし、成形体の組織中に実質的に侵入乃至浸透すること
なく、緻密な焼結体又はボイドの無い理論密度に近論成
形体等を与える。
HIP処理が完了した後、成形体はガラスと分離される
のであるが、従来量も一般的に行なわれている分離法は
、HIP炉の中で冷却するか、又は一旦坩堝をHIP炉
外へ取り出して、徐冷炉の中で冷却し、大気圧下で固体
ガラスと成形体との塊9を坩堝から外し、再び大気炉の
中でガラスの大部分を溶融除去して、尚成形体表面に残
存するガラスをサンドブラスト等により取除くことが行
々われていた。その為、一旦冷却された)IIP炉の再
運転の為の再加熱に要する熱エネルギー並びに時間の消
費、又は冷却固化したガラスの再溶融に費消される熱エ
ネルギー或はガラスと成形体の塊りを坩堝から取外し易
くするために容器内面に摺鉢状テーパーをつけ、窒化硼
素等の離型剤を予め塗布しておく等、煩瑣な手間等、種
々の不都合が伴なっていた。
本発明方法にあっては、HIP炉内が高温でガラスが溶
融状態にある間に坩堝をHIP炉より取り出し、好まし
くは高温雰囲気下で、ガラスが尚依然として溶融状態に
ある間に成形体よシ分離するのである。分離する手段と
しては、坩堝を傾倒して溶融ガラスを流し出すとか、成
形体を吊シ」二げるとか任意の手段を適用し得る。最も
好適な分離方法としては、予め坩堝内に、底部に開口部
を有するざる状支持部材例えば簀の千秋、火格子状、網
状等の底部を備えた支持部材を敷設し、その上に成形体
を載置して、全体が溶融ガラスに浸漬した状態でHIP
処理を行ない、しかる後高温のまま坩堝をHIP装置か
ら取多出し、ガラスが溶融状態にある間に前記支持部材
をその内部の成形体と共に坩堝から取り出すことにより
、溶融ガラスの大部分を成形体から分離する方法がある
。かかる分離方法についての理解を扶けるため、更に添
付図面につめて説明する。
第1a図及び第1b図は、ざる状支持部材のそれぞれ平
面図及び垂直断面図であり、第2図は坩堝内にざる状支
持部材と成形体とそれらを浸漬する溶融ガラスとが収容
された状態を示す垂直断面図である。
第1a図及び@lb図にお−て、ざる状支持部材(1)
は、底板(2)と側、壁(3)とよりな9、底板(2)
には開口部(4)が又側壁(3)の上縁近傍には相対峙
する位置に透孔(5) (5’)が設けられている。こ
のような形状のざる状支持部材(1)は第2図に示すよ
うに坩堝(6)内に装入され、その中に成形体(7)を
収容した状態で溶融ガラス(8)に浸漬される。それら
はHIP処理を施された後、HIPIP装置取り出され
、ガラス(8)が溶融状態にある間に、透孔r5) (
5)にビンを挿通してざる状支持部材(1)をその中の
成形体(7)と共に引上げると、溶融ガラス(8)はざ
る状支持部材(1)の開口部(4)を通って坩堝内に残
り、成形体(7)から分離される。
このようにして分離回収されたガラスは再び本発明方法
の実施に利用される。又、成形体の表面に予め離型剤が
充分塗布されている場合は、比較的容易にガラスを分離
することができるが、離型剤が脱落した場合、ガラスと
セラミックス等の成形体表面とが濡れた場合、又はガラ
スと成形体表面とが反応した場合等にぽ成形体表面にガ
ラスが皮膜状に付着残留することがある。それらのガラ
スは冷却固化後サンドブラスト等の機械的手法、又は弗
酸等による化学的処理で除去する。
以上詳述した通り、本発明方法にあっては成形体とガラ
スとの合体から、その搬送、HIP処理、搬出、成形体
とガラスとの分離迄の工程を一貫して高温下、特にガラ
スの溶融状態において行なうものであシ、HIPIP装
置で固体ガラス片に埋め込んだ成形体を低圧で加熱して
ガラスを溶融し、次いで窒素ガス、アルゴンガス、ヘリ
ウムガス等で加圧する従来公知の方法において、高圧下
のカロ熱に適する構造のHIPIP装置る低圧力ロ熱力
く夛i常に長い時間を製型その間HIP装置力;占有さ
れるのに比重低圧加熱に予熱炉を使用し得る75為らH
IP炉の占有時間が著しく短縮され、又予熱されている
HIP炉に、高温に予熱された被処理体を装填し直ちに
加圧工程に入ること75;できることは、HIP処理終
了后都度HIP炉内部を冷却する必要がないことと相俟
ってHIP炉のサイクルタイムを減少し、稼働率を著し
く向上することに役立つものである。父、予熱炉内で、
固体ガラス片に埋め込んだ成形体を加熱し、ガラスを溶
融し、次いでHIP処理に付する場合に比して、本発明
方法の如く、ガラスの溶融と成形体の予熱とを別けて行
ない、両者を合体させる方が、カロ熱サイクルに要する
熱エネルギー、時間損失等i; i 75=に節約され
る。更に本発明方法によれば、HIP処理後、高温で坩
堝を)(IP装置から取出し、ガラスが溶融状態にある
間に成形体からガラスを分離するようにしたから、一旦
冷却して取り出し、再加熱して分離するのに比し、エネ
ルギーと時間の大きな節約が達成されるのみならず、冷
却、再加熱時の体積変化、熱膨張、収縮等による成形体
の損傷を回避し得るという数多くの利点がある。
次に本発明を実施例について説明する。
実施例 平均粒径1.5μmの窒化珪素粉末を静水圧プレス装置
にて3 、000kqfA−の圧力で成形し、相対密度
60係の成形体を作った。次いで成形体表面に窒化硼素
粉末を塗布し、これを第1a図及び第1b図に示した窒
化硼素製ざる状支持部材の中に収納した。一方、次の様
な組成を有する)くイレツクス■ガラス粉末を、内面に
窒化硼素粉末を塗布したグラファイト製坩堝に充填した
8102    80、75重量係 B2O312,00〃 Na204.10  rr K2O2,10tr cao       0.3.0  #A12032.
20  # As203o、 40重量係 これらの用意された予備成形体とガラス粉末とを予パノ
?シ、更にHIP処理に付する為の装置の具体例を第3
図に示した。同図にお因で、加熱保温ブロックである炉
構造体は、下部プラグo功と、その」−に固定され且つ
電源(図示せず)にリード線03で接続する電熱板04
)と、該電熱板04)を完全に遮蔽被覆する断熱保温筒
00とからな9、搬送台車0→に昇降自在に支承塔載さ
れ且つ台車Oeが軌道(17+上を走行する−ことによ
り水平方向の移動ができるように構成されている。又下
部プラグQ′4には前記炉構造体(1])の内部と外部
とを連通ずる導管08)が設けられて居り、この導管0
8)より、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等の
不活性ガスを導入し得るようになって−る。又、軌道0
7)に沿ってその上方に、下部が開放された状態の予熱
炉(1’l)と高圧シリンダー(イ)とがそれぞれ配設
されて居り、該予熱炉0!111の炉壁は冷却水ジャケ
ラ) 01)を具え、又頂部には真空ポンプ(図示せず
)に接続される排気管(イ)を有し、−実高圧シリンダ
ー翰の上部プラグ(ハ)には圧媒ガス導入孔(イ)が設
けられ、コンプレッサー(図示せず)に接続する。更に
又、高圧シリンダー(イ)にはその上下プラグを挾圧す
るだめのプレス(ハ)が設けられ、該プレス(ハ)は台
車(ハ)に載置されて軌道(ハ)上を走行し退避位置に
移動することができる。
前述した窒化珪素予備成形体を収納したざる状支持部材
と、ガラス粉末を充填した坩堝とを、上述の装置の炉構
造体0◇内に装入した後、該炉構造体01)を予熱炉0
停の直下に位置せしめ、昇降装置を作動して、炉構造体
(11)を上昇させ、予熱炉0侍に挿入すれば下部プラ
グ0つと予熱炉0侍の底部とは気密に嵌合する。真空ポ
ンプを作動して排気管(イ)より内部の排気を行なうと
同時に導管(18)より窒素ガスを送入して内部雰囲気
を窒素気流と置換し、電熱板04)に通電して1200
°C迄昇温し、30分間その温度に保持した。次いで炉
構造体0ηを下降せしめ断熱保温筒0υを開放して、溶
融ガラスを収容した坩堝の中に、予備成形体を入れであ
るざる状支持部材を装入した。溶融ガラスの粘度は充分
小さく、又成形体も溶融ガラスと同じ温度であった為、
成形体は容易に溶融ガラス中に沈降浸漬し、完全に溶融
ガラスで被覆された。断熱保温筒09を閉じ、搬送台車
OQを軌道α力に沿って走行せしめ、顎へ侃炉構造体 温ダ舞メ%Q1)を高圧シリンダー(’20の直下に位
置させた。その位置で再び炉構造体0ηを上昇させ、高
圧シリンダー翰に挿入すると共に下部プラグα乃を高圧
シリンダー(イ)の下端に嵌合させ、プレス(ハ)をそ
の待避位置から、台車(ハ)の軌道(イ)上の走行によ
って高圧シリンダー(ホ)の軸上に到らしめ、上部プラ
グ(ハ)と下部プラグ02)とを垂直方向に挾圧しだ。
炉構造体01)を予熱炉0侍より離脱させ高圧シリンダ
ー(イ)に装着する迄に要した時間は僅かに6分に過ぎ
ず、溶融ガラスの若干の温度低下は認められたが、ガラ
スの実質的固化は観察されなかった。
直ちに電熱板(14)に通電すると共に、高圧シリンダ
ー(イ)の内部を真空吸引した後、圧媒ガス導入孔(イ
)よりアルゴンガスを圧入し、炉内温度を1800°C
1圧力を10001:Qf/cdとし、1時間その状態
を保持し、然る後降圧し、炉内温度が1200°Cにな
った時点で、プレス(財)を取外し、炉構造体0])を
下降せしめ高圧シリンダー翰から離脱させた。
HIP処理に要した時間は8.5時間であった。次いで
炉構造体0り断熱保温筒Qυを開放し、ざる状支持部材
を坩堝よシ引き上げたところ、溶融ガラスの粘度は未だ
充分低い状態にあった為、溶融ガラスは大部分が坩堝内
に残留し、窒化珪素の焼結体には殆ど付着して層なかっ
た。しかし乍ら微量付着していたガラスは固化後サンド
ブラストにより完全に除去し、得られたSi8N4焼結
体の相対密度は99係でちゃ、理論密度に近い値を示し
た。
【図面の簡単な説明】
第1a図及び第1b図は本発明方法に有利に用いられる
ざる状支持部材のそれぞれ平面図及び垂直断面図であシ
、第2図は本発明方法において成形体と溶融ガラスの分
離を行う一態様を説明する為、坩堝にざる状支持部材を
装入し、成形体と溶融ガラスとを収容した状態を示す垂
直断面図である。第3図は本発明方法を実施するだめの
好適な装置を示す概要説明図である。 (1)・・・ざる状支持部材、(2)・・・底部、(3
)・・・側壁、     (4)・・・開口部、(5)
・・・透孔、     (6)・・・坩堝、(7+ 、
1.成形体、    (8)・・・溶融ガラス、(11
)・・・炉構造体、   (2)・・・下部プラグ、0
鴎・・・リード線、   α→・・・電熱板、(1G・
・・断熱保温筒、  0Q・・・搬送台車、07)・・
・軌道、     α枠・・・導管、0窃・・・予熱炉
、    翰・・・高圧シリンダー、01)・・・冷却
水ジャケット、翰・・・排気管、(ハ)・・・上部プラ
グ、  (ハ)・・・プレス、(ハ)・・・台車、  
   (イ)・・・軌道、(イ)・・・圧媒ガス導入孔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、予め所定形状に成形された成形体の外表面をガラス
    で被覆した状態で熱間静水圧プレス処理を行なう方法に
    おいて、溶融状態に保持されたガラスを用意すると共に
    前記成形体を該溶融ガラスの温度近傍若しくはそれ以上
    の温度に加熱し、次めで該加熱された成形体をるつぼ内
    で溶融ガラス中に浸漬せしめ、続いてるつぼを高温に保
    持したまま予熱されている熱間静水圧プレス装置内に装
    入し、しかる後高温高圧ガス雰囲気下で熱間静水圧プレ
    ス処理することを特徴とする成形体の熱間静水圧プレス
    処理法。 2、成形体表面にガラスの融着を防止する離型剤を予め
    塗布してな′る特許請求の範囲第1項記載の成形体の熱
    間静水圧プレス処理法。 3、るつぼ内面にガ″ラスの融着を防止する離型剤を予
    め塗布してなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    成形体の熱間静水圧プレス処理法。 4、成形体をるつぼ内で加熱し、これに溶融ガラスを注
    入して成形体を溶融ガラス中に浸漬せしめる特許請求の
    範囲第1項乃至第3項のめずれかに記載の成形体の熱間
    静水圧プレス処理法。 5、るつぼ内で溶融されているガラス内に加熱された成
    形体を装入浸漬せしめる特許請求の範囲第1項乃至第3
    項のいずれかに記載の成形体の熱間静水圧プレス処理法
    。 6、るつぼ内に、底部に開口部を有する支持部材を浸漬
    し、該支持部材内に成形体を装入して熱間静水圧プレス
    処理を行ない、しかる後高温のままるつぼを熱間静水圧
    プレス装置よシ取り出し、ガラスが溶融状態にある間に
    前記支持部材をその内部の成形体と共にるつぼから取シ
    出すことにより、溶融ガラスの大部分を成形体から分離
    するようにしてなる特許請求の範囲第1項乃至第5項の
    いずれかに記載の成形体の熱間静水圧プレス処理法。
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