JPS5839536B2

JPS5839536B2 - 指圧・按摩ユニツト

Info

Publication number: JPS5839536B2
Application number: JP52024723A
Authority: JP
Inventors: 龍夫岡崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1977-03-09
Filing date: 1977-03-09
Publication date: 1983-08-30
Also published as: JPS53110288A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、身体の随所に対して所要の按摩作用、指圧
作用を与えられるようにしたハンディな指圧・按摩ユニ
ットに関するものである。

従来、公知の東洋的施療機器、例えば、按摩ユニットと
しては、パイブレーク式のものがほとんどで、筋肉をつ
まむようにして、揉みほぐすものはなかった。

また、接子が揺動して、肩部の筋肉を押圧するような椅
子式のものもあるが、これは、身体の一部分に対して適
用しうるのみで、全身的に使用できない上、実際の按摩
師による揉みほぐしにはほとんど似ていない機械的作用
であり、気やすめ的なものでしかない。

また、指圧施療の機器としては、定置式でつぼに当てる
中山式のものが存在するに留止る。

この発明は、上記事情にもとづいてなされたもので、人
間の手指による按摩効果と同等の機能を有し、全身的に
使用が可能で、しかも、筋肉に対する揉みほぐし効果に
種々の変化が与えられ、身体局所に最も適した状態での
按摩作用が発揮できると共に、寝台などを利用すること
で、指圧効果もえられる指圧・按摩ユニットを提供しよ
うとするものである。

以下、この発明を図示の実施例にもとづいて具体的に説
明する。

図において、符号１は板状のベースで、該ベース１の両
端には室部２，２が設けである。

一方の室部には、一本の第１指子３が枢支しである。

この第１指支３は、ピストン・シリンダ機構４を具備し
ており、該ピストン・シリンダ機構４は、そのシリンダ
５を枢軸６に取付け、ピストン７と上記シリンダ５の頂
部との間に圧縮コイルスプリング８を介装し、シリンダ
５の底部に圧油供給用のポート５ａを開口すると共に、
上記ピストン７に取付けたピストン杆９を上方に延出し
た構造になっている。

このピストン杆９には、関節部１０を介して、一本の第
２指子１１が枢着されており、第１指子１１が枢着され
ており、第１指子３と第２指子１１との間、換言すれば
、上記ピストン杆９と第２指子１１のアーム部との間に
は、ピストン・シリンダ機構１２が架設しである。

このピストン・シリンダ機構１２は、シリンダ１３内に
ピストン桿１４を挿入し、該ピストン桿１４の内端にピ
ストン１５を取付け、上記ピストン１５を圧縮コイルは
ね１６で弾持した構造で、圧油をシリンダ１３のポーｔ
１３ａから導入すると、ばね１６に抗して、ピストン１
５を押圧移動するようになっている。

また、他方の室部には、三本の第１指子１７゜１７ａ、
１７ｂが枢着してあり、これには、それぞれ関節部ＩＬ
１８ａ、１８ｂを介して三本の第２指子１９．１９ａ
−１９ｂが枢着されている。

この第１の指子１７ａは、第１の指子３と同様なピスト
ン・シリンダ機構４を具備している。

そして、上記指子１７と１９．１７ａ（すなわちピスト
ン杆９）と１９ａ、１７ｂと１９ｂとの間には、それぞ
れ、前記と同じピストン・シリンダ機構２０が架設しで
ある。

上記第１の指子１７には、別のピストン・シリンダ機構
２１の一端が、また、第１の指子３には、そのピストン
・シリンダ機構２１の他端がそれぞれ枢着されている。

上記ピストン・シリンダ機構２１は、２個のピストン２
２．２２をシリンダ２３内に嵌挿し、そのピストン桿２
４．２４を両端より突出させた構造になっていて、シリ
ンダ２３の中央にポート２５、左右端にポート２６を具
備している。

そして、上記シリンダ２３はベース１に固定されている
。

また、第１の指子１７ａには、さらに別のピストン・シ
リンダ機構２７が装備されている。

このピストン・シリンダ機構２７はシリンダ２８内に２
個のピストン２９，２９を嵌挿し、そのピストン桿３０
．３０を両端より突出させた構造で、圧縮コイルばね３
１，３１でピストン２９，２９を内向きに弾持しており
、中央にポート３２を開口し、圧油を供給することで、
ピストン２９、２９をばね３１，３１に抗して外向き
に押圧するように構成しである。

そして、上記ピストン桿３０゜３０には、第１の指子１
７および１７ｂは、ピン３３．３３によって、第１の指
子１７ａと一体になった枢軸６に枢着している。

前記ピストン・シリンダ機構１２のポート１３ａは、切
換バルブ３４を介して、またピストン・シリンダ機構２
１のポート２５および２６は切換バルブ３５を介して、
ピストン・シリンダ機構２７のポート３２は切換バルブ
３６を介して、さらに、ピストン・シリンダ機構４のポ
ート５ａは切換バルブ３７を介して、それぞれ、ポンプ
３８のデリベリに連なる供給路３９と、タンク４０に圧
油を戻ｒ排油路４１とに交代酌に連通されるようになっ
ており、上記切換バルブ３４および３７はそれぞれ、一
定周期で切換動作される。

また、他の切換バルブ３５．３６は手動で切換えられ、
また中立ロック位置を有する。

なお、図中、符号４２は第２指子の先端に取付けたスポ
ンジ状接子、４３（才、これら指子、ピストン・シリン
ダ機構などを被包する外皮である。

このような構成では、身体の適当部位、例えば腕などを
按摩するためには、先づ、切換バルブ３５を働かせて、
ポート２５より圧油をシリンダ内に供給し、ポート２６
より油を排出させると、第１指子３と１７．１７ａ
、ｉ７ｂとが、その先端を互いに接近する方向に動
作し、第２指子１１とＩＬ１９ａＦ１９ｂとが腕を挟む
ような状態になる。

こ５で切換バルブ３５がロック状態となり、この状態で
切換バルブ３４が働くことで、第２指子１１とＩＬ１９
ａ、１９ｂとが接離運動し、揉みほぐしを行うのである
。

この場合、指圧効果を高くするには、第２指子１９ａに
対する第２指子１９および１９ｂの間隔を狭めればよい
。

これには、切換バルブ３６を働かせて、ポート３２に圧
油を供給すれば、第１指子１γ、１７ｂがピン３３を中
心に回動し、第２指子１９と１９．ａ、１９ａと１９ｂ
との間隔を狭めるように働く。

ゆるやかな揉みほぐしを意図する時には、ポート３２か
ら圧油を漸次除去して、第２指子１９と１９ａ、１９ａ
と１９ｂとの間隔を拡げればよい。

このために、切換バルブ３６には絞り効果が得られるも
のを使用するとよい。

また、寝台などにこの指圧・按摩ユニットを取付けて、
指圧効果をあげることができる。

この場合には、ピストン・シリンダ機構１２，２０を用
いず、ピストン・シリンダ機構４を用いる。

すなわち、患部に第２指子１１，１９ａの先達を当接し
、この状態で切換バルブ３７を働かせると、所定周期で
圧油がシリンダ５中に供給されるので、第１指子３，１
７ａがその長手方向に伸縮運動する。

これによって、指圧効果を上げるのである。なお、第２
指子１１，１９ａの間隔調整は、ピストン・シリンダ機
構２３への圧油の供給の仕方で定められ、一度、調整し
たならば、切換バルブ３５をブロックすればよい。

また、第２指子１１゜１９ａに対して患部からの指圧反
力が掛った時、ばね８に抗してピストン桿９が引き上げ
られないように、第１指子３，１７ａに対する第２指子
１１．１９ａの枢支点は、指圧ポ・インドより内側にな
るように構成するとよい。

なお、この実施例では、第１指子３および１７ａ間にピ
ストン・シリンダ機構２１を設けたが、室部２，２相互
の間隔がかえられる構造とし、この間にピストン・シリ
ンダ機構２１を配設するようにしてもよい。

このように、この発明によれば、ベースの両側に室部を
設け、一方の室部に１個の指子を、他方の室部に三個の
指子を配設し、各室部の指子を対向的に配設すると共に
、これら対向指子が互いに接離運動するように、各指子
あるいは室部に油圧による動作機構を設け、かつ上記三
個の指子は相互の間隔を可変調節できるように少なくと
も中央の指子の両側で左右の指子が移動する手段を具備
し、１個の指子とこれに対向する他方側の１個の指子は
それぞれその長手方向に伸縮運動するように構成されて
いる。

したがって、下記のような作用効果が得られる。

（１）指子の接離運動によって、しかも油圧動作機
構への圧力調節で選択される強さで、実際の手指による
揉みほぐし効果と同等の効果かえられ、施療者も疲労す
ることなく、長時間、按摩作業が行なえる。

また、必要に応じて被症療者自身でも、このユニットを
操作できる。

（２）シかも、１方側の指子は相互間隔が調節できるた
め、比較的小さい部分に集中して指圧力をかけるような
機能と、人間の手では行なえない大腿部などの大きい部
分で力を分散して指圧力をかけるような機能とを持って
おり、その施療部位に応じ、適正な揉みはぐしの変化が
つけられる。

（３）さらに、対向する指子を、その長手方向に伸縮で
きるので、寝台などに患者を横たえた状態で、指子の伸
縮動作で指圧効果を達成することができ、単に指子間の
接離運動だけでなく、より高度の機能が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す縦断側面図、第２図
は同斜視図、第３図は油圧系の回路構成図、第４図ない
し第６図はそれぞれ別のピストン・シリンダ機構の縦断
側面である。１・・・・・・ベース、２・・・・・・室部、３・・・
・・・第１指子、４・・・・・・ピストンシリンダ機構
、１１・・・・・・第２指子、１２・・・・・・ピスト
ン・シリンダ機構、１７，１７ａ。１７ｂ・・・・・・第１指子、１９，１９ａ、１９ｂ・
・・・・・第２指子、２０，２１，２７・・・・・・ピ
ストン・シリンダ機構、３４、３５、３６、３７
・・・・・・切換バルブ、３８・・・・・・ポンプ、４
０・・・・・・タンク。

Claims

【特許請求の範囲】

１ベースの両側に室部を設け、一方の室部に１個の指
子を、他方の室部に三個の指子を配設し、各室部の指子
を対向的に配設すると共に、これら対向指子が互いに接
離運動するように、各指子あるいは室部に油圧による動
作機構を設け、かつ上記三個の指子は相互の間隔を可変
調節できるように少なくとも中央の指子の両側で左右の
指子が移動する手段を具備し、１個の指子とこれに対向
する他方側の１個の指子は、それぞれその長手方向に伸
縮運動するように構成されていることを特徴とする指圧
・按摩ユニット。