JPS583878B2 - 洋上発電所 - Google Patents

洋上発電所

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Publication number
JPS583878B2
JPS583878B2 JP52157144A JP15714477A JPS583878B2 JP S583878 B2 JPS583878 B2 JP S583878B2 JP 52157144 A JP52157144 A JP 52157144A JP 15714477 A JP15714477 A JP 15714477A JP S583878 B2 JPS583878 B2 JP S583878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating body
offshore
power plant
power transmission
structures
Prior art date
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Expired
Application number
JP52157144A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5488588A (en
Inventor
菊井敬三
菅原忠夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP52157144A priority Critical patent/JPS583878B2/ja
Publication of JPS5488588A publication Critical patent/JPS5488588A/ja
Publication of JPS583878B2 publication Critical patent/JPS583878B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洋上発電所に関し、煙突や送電用の塔等高い構
造物を容易に支持でき、浮体を破壊することのない洋上
発電所を提供するものである。
従来から提案されている洋上発電所は、台風うねり、津
波等に遭遇すると船体(浮体)の動きが大きくなるため
に運転が全く不可能となったり、発電能力が大幅に低下
する。
一方、排気用の煙突の高さは、一般に公害防止するため
にかなり高いものとなるが、浮体が前記のように動揺す
ると、煙突の基礎に大きな外力が作用し遂には破壊する
ために、非常に強固なものを必要とする。
また、送電ケーブルを支持する鉄塔を浮体上に装備すれ
ば、これも煙突の場合と同様に背の高い構造となり、同
じく構造上非常に強力なものとする必要がある。
また、送電ケーブルは浮体の動揺や風の作用で、激しい
引張りとゆるみの繰り返しを受け、安全な送電が不可能
となる欠点があったのである。
本発明は、前記洋上発電所の有する欠点を解消するため
に得られたものであって、煙突や鉄塔の支持部の応力が
浮体上に全く作用することのない構造物を提供すること
を目的とするものである。
本発明は、前記目的を達成するために、浮体の前後に嵌
合部を設け、この嵌合部に固定構造物を嵌合し、この固
定構造物上に煙突や鉄塔等の背の高い構造物を設け、浮
体と固定構造物との間に動きを許容するように構成した
ことを特徴とするものである。
以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は洋上発電所の斜視図であって、洋上発電所の主
体となる浮体1は、鋼板またはコンクリート製の箱型構
造物で、海上に浮んでいる。
この浮体1の前後にはコ字形に切り込まれた嵌合部2,
2が設けられ、この嵌合部2,2に固定構造物、たとえ
ば洋上プラットホーム3,3が嵌合している。
この固定構造物3,3は海底に植立した支持体4,4上
に固定されている。
また、前記嵌合部2,2と固定構造物3,3の接触部に
は可撓性を有するゴムなどで製造された防舷材5,5が
設けられて浮体1の動きが固定構造物3,3に伝達しな
いように構成されている。
一方の(例えば前部の)固定構造物上に煙突6が適当な
支持材7を利用して植立されている。
この煙突6は下部において浮体1と連結するL字管8が
設けられている。
また、他方の(後部の)固定構造物3上には送電塔9が
植立されている。
浮体1上に変圧室10が設けられ、これに近接してケー
ブルドラム11が設けられている。
送電塔9より陸に向う送電線12は、送電塔9上よりこ
の送電塔に沿って下方に延長され、固定構造物3上に設
けられた集合箱13へ導かれ、この集合箱13と浮体1
間は送電線12をたるまして前記ケーブルドラム11を
経由して浮体1上に設けた変圧室10上へ導かれている
また、浮体1上には居室/計測室14、空気取入室15
、機材搬入クレーン16、機材搬入用ハッチ17等が設
けられている。
浮体1の中央部には発電装置18が設けられている。
第2図は発電装置18より煙突6に至る排気ガスの経路
を示すもので、煙突6の下部に設けたし字管8は浮体1
上に延長され、その下端は底を有する二重同心円筒19
内に嵌合している。
この嵌合状態は非接触状態であって、両者の間の相対的
運動が許容されるようにすると共に、この同1心円筒1
9の内部には水20をはって煙がこの嵌合部より排出さ
れるのを防止する。
なお、同心円筒19と発電装置18との間は鋼管21を
介して連結されている。
防舷材5は球状体あるいはタイヤ状の中空体で、その内
部に空気を封入して弾力性を持たしたものが好ましく、
浮体1の揺動が固定構造物3に伝達することのないよう
に緩衝作用をする。
この場合、L字管8と同心円筒19の嵌合部は接触する
ことなく、また接触したとしてもその動きを阻止するこ
となく運動するのである。
浮体1と固定構造物3との嵌合は、前記実施例の如く凹
部を設けるのが好ましいが、上下方向の移動を許容する
ような他の支持構造を採用することもできる。
以上述べた如く本発明によれば、浮体1の少なくとも前
後2か所に嵌合部2,2を設け、この嵌合部に海底に固
定された洋上プラットホーム3,3を嵌合しているので
、浮体1は上下方向の動きを許容しながら洋上に係留さ
れ、左右方向の動きを最小限に抑制することができる。
そして構造物の背丈に応じて設立場所が決定される。
すなわち、浮体1上には背丈の高い構造物を設けずに、
海底に固定された洋上プラットホーム3,3上に、排気
用煙突や送電用鉄塔などの背丈の高い構造物を設けたの
で、動揺による応力を考慮する必要がなく、従って構造
物の構造を重構造とする必要がないばかりか、安全性を
より高めることができる。
また、送電用の鉄塔が揺動しないので、送電ケーブルの
安全性を確保することができる。
一方、浮体1(船体)には背丈の低い構造物しか設けら
れていないので、浮体1の波浪による揺動を極力少なく
することができ、浮体1上の構造物と、洋上プラットホ
ーム上の構造物との連結部を簡単な構造とすることがで
きる。
この結果、浮体1および洋上プラットホーム3上の構造
物を、いずれも軽構造とすることができ、経済的に有利
な洋上発電所の設立が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は洋上発電所の概略構造を示す斜視図、第2図は
、固定構造物と浮体との結合部の関係を示す説明図であ
る。 1・・・・・・浮体、2・・・・・・嵌合部、3・・・
・・・固定構造物、4・・・・・・支持体、5・・・・
・・防舷材、6・・・・・・煙突、7・・・・・・支持
材、8・・・・・・L字管、9・・・・・・送電塔、1
8・・・・・・発電装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 板状浮体の少なくとも前後二か所に、該浮体の中央
    部に向けて切欠部を形成し、該切欠部に対応する形状を
    有する、海底に固定された洋上プラットホームを該切欠
    部に嵌合させて前記浮体を洋上に係留すると共に、前記
    浮体には発電設備等背丈の低い構造物を、また前記洋上
    プラットホームには送電塔、煙突等背丈の高い構造物を
    設立したことを特徴とする洋上発電所。
JP52157144A 1977-12-26 1977-12-26 洋上発電所 Expired JPS583878B2 (ja)

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JP52157144A JPS583878B2 (ja) 1977-12-26 1977-12-26 洋上発電所

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JP52157144A JPS583878B2 (ja) 1977-12-26 1977-12-26 洋上発電所

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JPS5488588A JPS5488588A (en) 1979-07-13
JPS583878B2 true JPS583878B2 (ja) 1983-01-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3271964A (en) * 1955-10-21 1966-09-13 Kerr Mc Gee Oil Ind Inc Method of operating a submersible barge for submarine operations

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