JPS5838158B2 - 新抗生物質コンプレツクス - Google Patents

新抗生物質コンプレツクス

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JPS5838158B2
JPS5838158B2 JP51000187A JP18776A JPS5838158B2 JP S5838158 B2 JPS5838158 B2 JP S5838158B2 JP 51000187 A JP51000187 A JP 51000187A JP 18776 A JP18776 A JP 18776A JP S5838158 B2 JPS5838158 B2 JP S5838158B2
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acid
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antibiotic
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addition salt
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JP51000187A
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博 月浦
洋 川口
敬一 藤沢
康二 富田
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Bristol Myers Co
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Bristol Myers Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/02Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
    • C07H15/04Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Bu−2183と命名される新アミノグリコ
シド抗性物質コンプレックスに関するものであり、この
ものは、シュードモナス ( Pseudomonas )種D946−B83株
と命名されるシュードモナスの新株(ATCC3108
6号)を同化可能な窒素および炭素源を含有する栄養培
地中深部好気性条件下に該培地中該微生物によって実質
的な量のBu−2183コンプレックスが生じるまで培
養し、培地からBu−2183コンプレックスを任意に
回収することによって製造される。
本発明はまた、本質的にBu −2 1 8 3A,A
2およびBと命名される抗性物質成分ならびにBu−2
183Dと命名される有用な中間体よりなるBu−21
83コンプレックスの個々の成分を別別の物質として製
造する方法を提供し、この方法は、上述した方法によっ
てBu−2183コンプレックスを製造し、この抗生物
質コンプレックスを培地の菌体から分離し、カチオン系
イオン交換樹脂にBu−2183コンプレックスを吸着
させ、吸着剤からBu−2183コンプレックスを分別
溶離し、そして所望の成分のフラクションを回収するこ
とよりなる。
第1図は、臭化カリウム中ペレット状にした時のBu−
2183A遊離塩基の赤外吸収スペクトルを示す。
第2図は、2,2−ジメチル−2−シラペンタン−5−
スルホン酸を内部標準として使用しJEOL60メガヘ
ルツNMRスペクトロメーター( TNM−C−60H
L型)で測定した時のD20に溶解した塩酸塩としての
Bu−2183Aのプロトン磁気共鳴スペクトルを示す
第3図は、臭化カリウム中ペレット状にした時のBu−
2 1 8 3A2遊離塩基の赤外吸収スペクトルを示
す。
第4図は、2,2−ジメチル−2−シラペンクン−5−
スルホン酸を内部標準として使用しJEOL6oメガヘ
ルツNMRスペクトロメーター( TNM−C−60H
L型)で測定した時のD20に溶解した塩酸塩としての
Bu 2 1 8 3A2のプロトン磁気共鳴スペク
トルを示す。
第5図は、臭化カリウム中ペレット状にした時のBu−
2183B遊離塩基の赤外吸収スペクトルを示す。
第6図は、内部標準として2,2−ジメチル2−シラペ
ンクン−5−スルホン酸を使用しJEOL60メガヘル
ツNMRスペクトロメーター( TNM−C−60HL
型)で測定した時のD20に溶解した塩酸塩としてのB
u − 2 1 8 3Bのプロトン磁気共鳴スペクト
ルを示す。
第7図は、臭化カリウム中ペレット状にした時のBu−
2183D遊離塩基の赤外吸収スペクトルを示す。
第8図は、内部標準として2,2−ジメチル2−シラノ
ペンクン−5−スルホン酸を使用しJEOL60メガヘ
ルツNMRスペクトロメーター( TNM−C−60H
L型)で測定した時のD20に溶解した塩酸塩としての
Bu−2183Dのプロトン磁気共鳴スペクトルを示す
−faナマイシン、ゲンタマイシン、ストレプトマイシ
ン、ネオマイシン、トブラマイシンおよびパロモマイシ
ンのような数種のアミノグリコシド抗生物質が当該技術
において知られている。
しかし、更に新広範囲抗生物質、特にシュードモナスの
ようなアミノグリコシド耐性菌に対して活性を有するも
のに対する必要性がある。
ブリストル万有培養菌コレクション中シュードモナス種
D946−B83株と命名されるシュードモナスの新菌
株は、インドの土壌試料から単離された好冷土壌細菌で
ある。
この微生物の培養菌は、ワシントンDCのジ・アメリカ
ンタイプ・カルチャー・コレクションに委託され、AT
CC31086としてその微生物永久コレクションに加
えられている。
また該微生物は、昭和50年12月8田こ工業技術院微
生物工業技術研究所に委託された(微生物受託番号微工
研菌寄第3328号)。
本発明の新規なアミノグリコシドコンプレックスは、少
なくとも5種のアミノグリコシド成分よりなり、Bu
2 1 8 3 A, A2およびBと命名されたそ
のうちの3種は生物活性があることが見出され、Bu−
2183CおよびDと命名された2種は生物活性がない
抗生物質コンプレックスBu−2183および3種の上
記生物活性抗生物質成分の各々は、広範囲の抗菌活性を
有し、シュードモナス種を含むアミノグリコシド耐性菌
の大部分を阻止する。
抗生物質Bu−2183、Bu−2 1 8 3A ,
Bu2183A2およびBu−2183Bは、抗菌剤
として、動物飼料中栄養補給剤としてまた家禽および動
物(ヒトを含む)の治療剤として価値がある。
それらは、ダラム陽性およびダラム陰性菌起因感染症、
特にアミノグリコシド耐性菌起因疾患の処置の際価値が
ある。
発酵生産コンプレックスの新規な生物不活性成分の一つ
、即ちBu−2183Dは、生物活性成分Bu 2
1 8 3 A , A2およびBの半合成製造(N−
アシル化による等)の際中間体として有用である。
微生物 シュードモナス種D946−B83株(ATCC310
86)と命名されるBu−2183抗生物質産生菌は、
厳密に好気性、非胞子産生、ダラム陰性菌である。
細胞は杆状で、単極多鞭毛を生じる。
D946−B83株は、4Cにおいて生育するが41°
Cにおいて生育せず好冷菌である。
グルタミン酸培地および脱脂乳溶液中螢光色素を生じる
が、キングのB培地中生じない(H.イイヅカおよびK
.コマガタ:シュードモナス属分類の試みJ.Gen.
Appl.Microbio1.9:73〜82、19
63)。
チトクロームオキシダーゼを生じない。
])946−B83株の形態学、培養および生理学上の
特性を以下記載する: 形態学 D946−B83株は、運動性、非胞子産生かつダラム
陰性杆を特徴とする。
細胞は直線状、時に長軸に沿って曲っており、単極房状
鞭毛を生じる。
細胞貯蔵としてポリーβ−ヒドロキシ酪酸が含マれない
(R.Y.スタニア、N.J.パレロニおよびM.ドウ
トロフ:好気性シュードモナス科菌:分類学的研究J
. Gen. Microbiol . 4 3 :1
59〜271、1966)。
被包、柄または粘液を生じない。
生育特性 普通寒天およびイーストエキス上の集落:多量生育。
1日後直径0.5〜1.571!7L,拡散、円形かつ
若干隆起。
平滑かつ軟質。不透明、乳白色、後バフーオレンジ色。
わずかに粘稠。拡散性色素はない。
普通ブロスおよびイーストエキスプロス:多量生育。
濁り、後沈渣ありまた時に薄膜。イーストエキス寒天穿
刺:表面のみ生育。
嫌気性条件下生育しない。
化学的限定( Chemically def ine
d)無機塩培地:全炭素源としてグルコースまたは乳酸
を添加する時中程度の生育。
生育因子要求:なし。
生育温度:4℃において限定された生育。
10〜32℃において中程度ないし多量生育。
37℃においてわずかな生育。
41℃において生育しない。
培地pHの効果: pH 4. 0において生育しない
pH4.5およびpH10.5〜1l.0において限定
された生育。
pH5。5〜9.5において中程度ないし良好な生育。
NaCl効果:12%のNaClにおいて生育しない。
6〜9%において限定された生育。5%またはそれより
少量において中程度の生育。
上述した形態学および培養上の特性は、シュードモナス
科( the family Pseudomonad
aceae)の特性に似ている。
生理学的特性 D946−B83株は、ある種の培地上拡散性螢光色素
を生じるが他のものでは生せず、一方既知の種のシュー
ドモナス、即ちシュードモナス・フルオレセンス( P
seudomonas fluorescens)は多
量の螢光産生を示す(第1表)。
D946−B83株の生理学および生化学上の特性を第
2表に示す。
この微生物による炭水化物および他の炭素源の利用を、
2種の既知のシュードモナス種( Pseudomon
al species)、即ちPs.フルオレセンスお
よびPs.エルギノサ( aeruginosa )と
比較して第3表に示す。
分類学 D946−B83株は、上述した形態学、培養および生
理学上の特性からシュードモナド群( Pseudom
onads群)に属するように思われる。
スタニア等により提案された好気性シュ・−ドモナドに
対する分類系(R.Y.スタニア、N.J .パレロニ
およびM.ドウドロフ:好気性シュードモナス科菌:分
類学的研究J . Gen. Microbiol.4
3 :159〜271、1966)によれば、D946
一B83株は、その陰性卵黄反応、陰性イノシトール利
用および陰性オキシダーゼ産生を除いてシュードモナス
・フルオレセンスにかなり密に関係している。
スタニアにより検討された13の型の種の好気性シュー
ドモナドのうち、シュードモナス・マルトフイリア(
maltophilia)のみが陰性オキシクーゼ反応
を示すことが報告されている。
しかし、この微生物は、螢光色素の欠如、陰性のメチオ
ニン要求、4゜Cにおいて生育がないこと、陰性のアリ
ギニンデヒドロラーゼおよび異なった基質の利用の点で
D946−B83株と全く異なっている。
その故に、D946−B83株は、シュードモナス属の
新種に属すると考えられる。
抗生物質の製造 抗生物質コンプレックスBu−2183は、シュードモ
ナス種D9 4 6−B8 3 (ATCC31086
)と命名される新規なシュードモナス種を、水性栄養培
地中深部好気性条件下に培養することによって製造され
る。
この微生物は、同化可能な炭素源、例えば同化可能な炭
水化物を含有する栄養培地中で生育する。
好適な炭素源の例は、グルコース、フラクトース、マン
ノース、グリセロール等を包含する。
栄養培地はまた、例えば、魚粉、大豆ミール、ペプトン
等のような同化可能な窒素源を含有しなければならない
栄養無機塩を培養基に配合してもよく、上記の塩は、ナ
トリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、リン
酸、硫酸、塩化物、臭化物、硝酸、炭酸等のイオンを生
じることができる通常の塩のいずれよりなっていてもよ
い。
Bu−2183コンプレツスの製造は、微生物の十分な
生育が行なわれる任意の温度、例えば10〜32°Cに
おいて実施することができ、最も好適には28〜30℃
付近の温度において実施される。
普通至適の生産は3〜5日で得られる。
培地の至適pH範囲は、約pH 5. 5〜9.5であ
ることが見出されており、最も有利には、培地を約7の
pHに調節する。
タンク培養を実施する時には、プロス培養に微生物の斜
面または土壌培養物あるいは凍結乾燥培養物を接種する
ことによって普通ブロス中増殖性接種物を得ることが望
ましい。
このようにして活性接種物を得て後、発酵タンク培地に
無菌的に移す。
Bu−2183抗生物質コンプレックスの好適な製造操
作は次のとおりである: シュードモナスD946−B83株のよく生育した寒天
斜面を使用して3%グルコース、2%魚粉、0.5%大
豆ミール、0.2%ペプトンおよび0.6%CaCO3
を含有する種培地に接種した。
pHは滅菌前に7. 0に調節した。
この種培養物を回転式振盪機( 2 5 O rpm)
上28゜Cにおいて48時間温置し、生育物2−を50
07rLlの三角フラスコ中の発酵培地(2%グリセロ
ール、2%アマ二油、1%落花生ミール、2%魚ミール
、0.3%( NH4 ) 2 S 04および0.5
%C a CO3含有)100−に移した。
抗生物質の産生は、28℃において振盪して3〜5日後
最犬に達した。
発酵ブロス中の抗生物質の活性を、試験菌としてバシル
ス・ズブチリス( Bacillus subtili
s) PCI 2 1 9を使用するペーパーディスク
ー寒天拡散定量によって決定した。
D946−B83株は、この振盪フラスコ発酵法によっ
て1500〜2000mcg/yrtllの抗生物質コ
ンプレックスを産出した。
至適のブロスカ価(例えば上述した定量操作により決定
して)が得られて後、ブロスを約2のpHに調節し、そ
れにより塩基性水溶性抗生物質コンプレックスが菌体か
ら分離し、水性発酵培地に溶解する。
次にブロスを、好適には炉過助剤を用いて枦過し、抗生
物質を含有する炉液を中和して約7のpHとする。
中和した炉液を、陰イオン交換樹脂、好適にはアンモニ
ウム形のIRC−50アンバーライト型のものに通す。
次に樹脂を水および希(N/50 )NH40Hで洗浄
し、適当な溶離剤、例えばN/2NH40Hで抗生物質
コンプレックスを樹脂から溶離する。
活性溶離剤を合し、真空濃縮し、蒸発または凍結乾燥し
て粗Bu−2183抗生物質コンプレックスを得る。
このようにして得られた粗製固体は、TLCにより、明
細書中Bu 2 1 8 3 A ,A2およびBと
命名されている少なくとも3種の活性成分ならびに明細
書中Bu 2183CおよびDと命名されている少な
くとも2種の不活性成分を含有することが示された。
このBu−2183コンプレックスは、陽イオン交換樹
脂、好適にはアンモニウム形のアンバーライトCG−5
0型の樹脂を使用することによりその成分Bu−2 1
8 3A , A2t B tCおよびDに分離する
ことができる。
このコンプレックスを、水に溶解して後樹脂に適用し、
水および希(N/40)水酸化アンモニウムで洗浄し、
適当な溶離剤で溶離する。
水酸化アンモニウム(N/20)は、成分Bu−218
3AおよびBを分離させることが見出されている。
比較的高濃度の水酸化アンモニウム、例えば(N/10
)でカラムを更に溶離するとBu−2183CおよびD
を得、これらはニンヒドリン陽性であるが生物不活性で
ある。
精製した成分Bu 2183A2を得るためには、B
u−2183Aフラクションについて更にカラムクロマ
トグラフイーを行なって成分Bu−2183A2および
Bu−2183Aを分離することが通常必要である。
完全な分離および各成分の精製は、上述したクロマトグ
ラフ分離をくり返すことによって達成される。
第4表中下に示すように、明細書中S−117およびS
−122と命名された2種のTLC系が4種の成分B
u−2183A,B,CおよびDを分別するのに適当で
あることが見出された。
後の実施例中詳述するような成分Bu−2183Aのク
ロマトグラフ精製の間に、更に生物活性のアミノグリコ
シド成分が見出され、明細書中Bu − 2 1 8
3 A2と命名されている。
成分Bu − 2 1 8 3 A2は、第5表中下に
示されるようにTLC系S−117およびS−122に
より戒分Bu−2183Aから分別することができる。
Bu−2183抗生物質成分の特性データBu−218
3A 抗生物質Bu−2183Aは白色無定形塩基であり、水
に可溶、メタノールおよびエタノールにわずかに溶け、
ブタノール、アセトンおよび他の普通の有機溶媒に実際
上不溶である。
抗生物質Bu−2183Aは酸と塩を形成することがで
き、この抗生物質の医薬として使用可能な酸付加塩は本
発明の中に包含される。
適当な医薬として使用可能な酸付加塩の例は、例えば塩
酸、硫酸、リン酸、酢酸、ステアリン酸、プロピオン酸
、酒石酸、マレイン酸、安息香酸、コハク酸等のような
有機および無機酸との毒性のない塩を包含する。
成分Bu−2183Aは、ニンヒドリンおよびアンスロ
ン試薬と陽性反応を示すが、トレンス、フエーリングお
よびサカグチ試薬と陰性反応を示す。
Bu−2183A塩基の比旋光は〔α〕21D +78.5°( c , 1.0、水)である。
成分Bu−2183Aの試料を、エタノールから沈殿さ
せた時C15H31N30,・C2H50H.H20と
して分析した: 計算値:C,44.24 ;H,8.52 ;N,9.
11 ;0,38.13o 実験値:C,44.25 ;H,8.08 ;N,9.
11;0(差より),38.56。
Bu−2183AのジーN−アセテートは、無色の針状
晶、mp149〜150℃として得られた。
浸透圧法により測定して分子量481を有し、C1,H
3,N301、・H20として分析した。
計算値:C,45.68 ;H,7.47 ;N,8.
41 ;0,38.44。
実験値:C,45.73 ;H,7.49 ;N,8.
19;0(差より)38.59o Bq 2183Aは弱塩基性であり、水中6.90お
よび6.40のpKa’値をもつ滴定可能な基を有して
いる。
滴定データから計算した場合この抗生物質のおよその分
子量は398である。
成分Bu 2183Aは唯一の末端紫外線吸収を示す
臭化カリウム中ペレット状にした時実質的に第1図に示
される赤外スペクトルを有し、次の波数(crIL−’
単位)において特性バンドをもつ=1635および15
70(アミド)ならびに1080および1020(ヒド
ロキシル基)。
酸化デューテリウム中約8%の濃度に溶解した時、Bu
−2183A塩酸塩のNM財ベクトルは実質的に第2図
に示すとおりである.このスペクトルは、δ5.1 7
ppmにおいてアノマーのプロトン(IH,d,J=
3ヘルツ)そしてδ1.12( 3H,t ,J=7.
5ヘルツ)および2.29( 2H,q ,J=7.5
ヘルツ)ppmにおいてプロピオニル基を示す。
’Bu−2183Aの構造は次のように決定された: Bu − 2 1 8 3 A2 抗生物質成分Bu 2 1 8 3A2は、上のBu
−2 1 8 3Aと同様白色無定形塩基であり、水
に可溶、メタノールおよびエタノールにわずかに溶け、
n−ブタノール、アセトンおよび他の普通の有機溶媒に
実際上不溶である。
酸と塩を形成することができ、Bu−2183塩基の医
薬として使用可能な酸付加塩は本発明の中に包含される
成分Bu − 2 1 8 3A2は、陽性のニンヒド
リンおよびアンスロン反応そして陰性のトレンス、フエ
ーリングおよびサカグチ反応を示す。
25一 Bu 2 1 8 3A2塩基の比旋光は[α)n一
+79.1°( c , 0.43 ,H20)である
炭酸塩として単離したBu − 2 1 8 3A2の
試料をC16H33N309・’/2 H2 CO3と
して分析した。
計算値:C,44.79 ;H,7.75 ;N,9.
50;0,37.96。
実験値:C,44.35;H,7.83;N,9.21
;0(差より)38.61。
成分Bu−2 1 8 3A2は唯一の末端紫外線吸収
を示す。
KBr中ペレット状にした時、実質的に第3図に示すよ
うな赤外スペクトルを有する。
約6%の濃度でD,0に溶解した時、Bu − 2 1
8 3A2塩酸塩のNMRスペクトルは実質的に第4
図に示すとおりである。
成分Bu−2183A2は、NMRスペクトル中成分A
およびBにおけるプロピオニルまたはアセチル基の代リ
にδ0.92(3H,t)、1.63(2H,六重項)
および2.30(2H,t)におけるn−ブチリル基の
存在によってBu−2183AおよびBu−2183B
から区別することができる。
成分Bu − 2 1 8 3A2の構造は次のように
決定された: Bu−2183B 抗生物質Bu 2183Bは外観および溶解性が成分
Bu−2183AおよびA2と非常に似ており、白色無
定形の塩基であり、水に可溶、メタノールおよびエタノ
ールにわずかに溶け、n−ブタノール、アセトンおよび
他の普通の有機溶媒に実際上不溶である。
抗生物質Bu 2 1 8 3 Bは、酸と塩を形成
することができ、この抗生物質の医薬として使用可能な
酸付加塩は本発明の中に包含される。
成分Bu−2183Bは、ニンヒドリンおよびアンスロ
ンと陽性反応を示すが、トレンス、フエーリングおよび
サカグチ試薬と陰性反応を示す。
Bu−2183B塩基の比旋光ハ〔α〕21D +85°(c,1.0,水)である。
成分Bu−2183Bの試料をエタノールから沈殿させ
た時C14H2,N30,・C2H50H−R20とし
て分析した。
計算値:C ,42.95 ;H8.34 ;N,9.
36;0,39.35。
実験値:C,42.69;H,7.78;N,8.86
;0(差より)40.67。
Bu−2183BのジーN−アセテートは無色柱状晶、
mp 1 5 9〜162℃として得られた。
浸透圧計により決定した際分子量484を有し、C13
H33N301、・H20として分析した。
計算値:C,44.53 ;H,7.27 ;N,8.
66 ;0,39.54。
実験値:C,44.96 ;H,7.44 ;N,8.
52;0(差より)39.08o Bu−2183Bは弱塩基性であり、水中7.15およ
び9.35のpKa’値をもつ滴定可能な基を有する。
滴定データから計算した際この抗生物質のおよその分子
量は409である。
成分Bu−2183Bは唯一の末端紫外線吸収を示す。
臭化カリウム中ペレット状にした時、実質的に第5図に
示される赤外スペクトルを有し、次の波数( Crrt
−”単位)において特性吸収バンドをもつ:1635お
よび1570(アミド)ならびに1080および102
0(ヒドロキシル基)。
10%の濃度で酸化デューテリウムに溶解した時、Bu
−2183B塩酸塩NMRスペクトルは、夫々Aおよび
A2におけるプロピオニルまたはブチリル基の代りにδ
2.0 2 ppm( 3H , s )におけるアセ
チル基の存在によってBu−2183AおよびA2から
区別することができる。
成分Bu−2183Bは次の構造を有する:中間体Bu
−2183Dの特性データ 生物不活性成分Bu−2183Dは白色無定形塩基であ
り、水に可溶、メタノールおよびエタノールにわづかに
溶け、n−ブタノール、アセトンおよび他の普通の有機
溶媒に実際上不溶である。
化合物Bu−2183Dは酸と塩を形成することができ
、塩基の酸付加塩は本発明の中に包含される。
成分Bu−2183Dはニンヒドリンおよびアンスロン
試薬と陽性反応を示し、トレンス、フ工−リングおよび
サカグチ試薬と陰性反応を示す。
21 Bu−2183D塩基の比旋光は〔α〕D−+72.5
°( C , i.o、水)である。
炭酸塩として単離した成分Bυ−2183Dの試料をC
I2 H27 N3 o8・H2CO3として分析した
計算値:C,38.70 ;H,7.25 ;N,10
.42 ;0,43.63。
実験値: C,38.86 ;H,6.93 ;N,1
0.14;0(差より)44.07o Bu−2183Dは弱塩基性であり、水中6.95(2
当量)および9.68のpK a’値をもつ3個の滴定
可能な基を有する。
Bu−2183DのトリーN−アセテートは無色柱状晶
、mp 1 5 9〜162゜Cとして得られた。
この塩は、Bu−2183BのジーN−アセテートと同
一であることが決定された。
成分Bu−2183Dは唯一の末端紫外線吸収を示す。
臭化カリウム中ペレット状にした時、実質的に第7図に
示されるような赤外スペクトルを有する。
このスペクトルは、生物活性或分A,A2およびB中に
存在するアミドカルボニルバンドが欠けていることを示
す。
10%の濃度で酸化デューテリウムに溶解した時、Bu
−2183D塩酸塩のNMRスペクトルは実質的に第8
図に示されるとおりである。
Bu 2 1 8 3 Dの構造は次のように決定さ
れた: Bu−2183成分の構造決定 Bu−2183AおよびBの緩和な酸性加水分解( I
N−HCl,/MeOH,80℃、3時間)によって同
じデスアシル化合物、C]2H27N303が生じ、そ
れは粗Bu−2183コンプレックスのクロマトグラフ
分離により得られるBu−2183D成分と同一であっ
た。
Bu−2183Dの全Nアセチル化によってトIJ−N
−アセテート、C,8H33N3011が生じ、それは
成分Bu−2183BのジーN−アセテートと同定され
た。
メタノール性塩化水素中Bu−2183Bの酸加水分解
(飽和、還流温度、24時間)は、成分Bu−2183
Dと共にアグリコンおよびアミノ糖を生じた。
アグリコンを結晶性硫酸塩として単離し、mp 2 6
3〜2 6 4℃、 C6H16N204・H2SO
4として分析した。
計算値:C,25.90;H,6.52;N,1 0.
07 ; S , 1 1.52o実験値:C,26.
10 ;H,6.47 ;N,9.93;S,11.2
9o そのN,0−へキサアセテートの220メガヘルツNM
RスペクトルならびにアグリコンのNアセチルー0−T
MS,N−アセチルージイソプロピリデンおよびヘキサ
ーN,0−アセチル誘導体について得られたマススペク
トルのデータは、アグリコン部分に対して1,4−ジア
ミノー2,3,5.6−テトラーオール構造を示唆した
アグリコンのジーN−アセテートは無色の針状晶、mp
1 1 4〜l 1 5゜Cとして得られ、C1oH
2oN206として分析した。
計算値:C,45.45 ;H,7.63 ;N,10
.600 実験値:C,45.37;H,7、97;N,10.5
7o アグリコンに対してグリコース型配置が最もありそうに
考えられたので、4−アミノー4−デオキシーD−グル
コースから1,4−ジアミノ−4,4−ジデオキシーD
−ソルビトールの製造を実施し、生成物はTLCおよび
NMR分析によってこのアグリコンであることが示され
た。
上の成分Bの酸性加メタノール分解の後得られたアミノ
糖部分は、アンバーライトCG−50クロマトグラフイ
ーによって精製し、メチルグリコシドのαおよびβ形に
分離し、α形が主生成物であった。
α−メチルグリコシドのN−アセチル体は無色の柱状晶
、m p 1 8 5〜186℃を生じ、それをC,H
17NO6として分析した。
計算値:C,45.95 ;H,7.28 ;N,5.
95。
実験値:C,45.93 ;H,7.43 ;N,5.
88。
このN−アセチル誘導体のマススペクトルは、分子から
のグリコシドのメチル基の損失に帰せられるm/ e
2 0 4 ( M−3 1 )においてピークを示し
た。
その故に、遊離アミン糖は式C6H13NO5を有する
べきである。
このメチルグリコシドのαおよびβ形は、それらのテト
ラーN,0−アセチル誘導体のIRおよびNMRスペク
トルによって、メチル4−アミノー4−デオキシーα一
およびβ一D−グルコピラノシドと同定された。
4−トレハロスアミンから単離されたこれらの糖の標準
試料(J. Antibiotics 27,145.1974)
のIRスペクトルは、実験試料のIRスペクトルと一致
していた。
GNHCl中Bu−2183Dの酸加水分解は、Bu−
2183Bの加水分解物から単離されたのと同じアグリ
コンおよびアミノ糖を生じた。
粗Bu − 2 1 8 3コンプレックスのクロマト
グラフ分離によって得られたBu−2183Cを、IN
H(jを含有するメタノール中還流温度において3時間
加水分解した。
アグリコン部分は、Bu−2183の他の部分のものと
同一であり、TLC,NMRおよびクロマトグラフイー
により糖部分はメチルD−グルコシドと同定された。
従って、Bu−2183Cの分子式は C12H26N208である。
上のデータを基にしてBu−2183の各成分の構造を
次のように決定した: 抗菌活性 試験管内試験は、コンプレックスBu−2183ならび
に個々の抗生物質戒分Bu−2183A,A2およびB
が広範囲の抗菌活性を有していることを示す。
この抗生物質コンプレックスおよび活性戒分は、大部分
のアミノグリコシド耐性菌を明止する際特に有用である
成分Bu−2183A2は、Bu−2183Bより活性
が高いが、Bu−2183Aより活性が低いことが見出
されている。
Bu−2183AおよびBの最小阻止濃度(MIC)を
、普通寒天板上2倍寒天希釈法により種々の細菌に対し
て測定した。
ステイーアス等の接種物複製器を使用した。
接種量は、ノ\一ト・インフユージョン・ブロス(デイ
フコ)中の試験菌の一夜培養物の104希釈であるよう
に調節した。
結果は、参照用抗生物質と比較試験したカナマイシンの
結果と共に第6表に示す。
Bu−2183AおよびBの固有の活性は、MIC値で
中程度またはむしろ弱く、成分AはBの約2〜4倍の活
性である。
しかし、それらはアミノグリコシド耐性菌およびシュー
ドモナス株の多くを含むダラム陽性およびダラム陰性菌
に対して広範囲の抗菌活性を示す。
下の第7表は、数種の病原菌に対する戒分Bu−218
3AおよびA2の最小阻止濃度を示す。
約30〜40%の純度のBu−2183コンプレックス
の試料は、1 2. 5 mcg/ml.の濃度でE.
コーリ(coli)A2 0 3 6 5を、1 2.
5 mcg/rul3の濃度でK.ニューモニエ(p
neumoniae) D −11を、また25mc
g/mlの濃度でPs. エルギノサ( ae ru
g inosa )を阻止することが見出された。
MICに対する培地pHの効果 Bロー2 1 8 3AのMICに対する培地pHの効
果を、pH6.7 , 7.0 , 8.0および9.
0の普通寒天培地を使用する2倍寒天希釈法によって研
究した。
第8表に示す結果は、Bu−2083Aの活性がアルカ
リ性pHにおいて増太し、酸性pHにおいて低下するこ
とを示した。
培地の効果 Bu−2183AおよびBの活性に対する培地の効果を
8種の試験菌に対して測定した。
試験した培地は、普通寒天、ハート・インフユージョン
・アガーおよびミュラー・ヒントンア力一であった。
培地pHをpH8に調節した。
第9表に示すように、試験培地として普通寒天を使用し
た時最犬の試験管内活性が示された。
生体内活性および毒性 Bu−−2183AおよびBをマウスの実験感染におい
て生体内評価した。
用いた病原菌は、S.オーレウス(aureus)スミ
ス、E.コーリNIHJおよびPs .エルギノサA9
9 3 0であった。
ブタ胃粘素の5%懸濁液中病原菌のLD5o量×100
でマウスを攻撃した。
細菌攻撃の直接(0時間)抗生物質で1回皮下処置し、
2回用量スケジュルにおいては攻撃後Oおよび3時間に
抗生物質を投与した。
各用量に対して1群5匹のマウスを使用し、動物を5日
間観察して中間保護量(PD5。
)を決定した。
結果を第10表に示す。
Bu−2183AおよびBは、試験した感染3種のすべ
てに対して生体内活性を生じた。
Bu−2183AおよびBの急性毒性を、マウスにおい
て皮下および静脈内径路により測定した。
マウスを15日間観察し、成分Bu−2183Aの静脈
内(1u)および皮下( sc ) LD50はLD5
oは夫々2500m9/kgおよび1 0 0 0 m
l?/kyであることが見出された。
或分Bu−2183BはB u − 2 1 8 3
Aよりはるかに毒性が低く、15日の観察期間ivによ
ってもscによっても2000■/kgまでの用量は死
亡は起らなかった。
戊分Bu−2183Dの有用性 戒分B u − 2 1 8 3 Dは生物不活性であ
るが、生物活性威分B u 2 1 8 3 A,A
2およびBの半合威製造の際価値ある中間体である。
その故に、中間体Bu−2183Dの遊離のアミノ基(
他の反応性官能基の適当な保護の後)をそれ自体既知の
方法によってN−アシル化して(保護基の除去の後)N
−ブチリル誘導体Bu−2183A,Nアセチル誘導体
B 口ピオニル誘導体B ことができる。
U U 2 1 8 3BまたはN−プ 2183A2を製造する 1) R.Y.スタニア、N.J .パレロニおよびM
.ドウドロフ:好気性シュードモナフ科菌:分類学的研
究 J.Gen.Microbiol . 4 8 :
159〜271 .1966 2) M.E.ローズ:シュードモナス・フルオレセン
スの特性 J .Gen.Microbiol . 2
1 :221〜263.1959 3)H.イイズカおよびK.コマガタ:シュードモナス
属の分類の試み J .Gen.Appl .Micr
obil. 9 : 7 3−8 2 . 1 9
6 84)H.イイズカおよびK.コマガタ:シュード
モナス属分類学、特にその炭素化合物代謝機構について
J.Gen.Apple.Microbiol. 9
:83〜95 .1968 5)V.B.D.スカーマン: Abstracts
ofMicrobiological Method
s ウイリー−インターサイエンス、ニューヨーク、
ロンドン、シドニーおよびトロント、364頁、196
9次の実施例は、本発明を例示する目的にのみ提供され
、いかなる意味でも本発明を限定するものではない。
上の開示および以下の実施例中挙げられるアンバーライ
トJRC−50およびCG−50は、カルボン酸−ポリ
メタクリル酸型の弱酸性陽イオン交換樹脂の商品名であ
る。
例1. タンク発酵 シュードモナス種D946−B83株の寒天斜面培養物
を使用して500mlの三角フラスコ中の種培地83B
号(3%のグルコース、2%の魚粉、0.5%の大豆の
ミール、0.2%のペプトンおよび0.6%のCaCO
3)100TrLlに接種した。
このフラスコを回転式振とう機(2sorpり上28゜
Cにおいて3時間温置し、この種培養物1リットルを使
用して発酵培地100F号(2%のグリセリン、1%の
ファルマメディア、2%の魚粉、2%のアマ二油、0.
3%の( NH4) 2SO4,0.6%CaCO3)
300リットルに接種した。
タンクを140rllmの攪拌および2 0 0 1J
ットル/分の通気速度下に30°Cにおいて運転した。
ブロスカ価は、B%ズブチリスPCI219を定量菌と
してまたBu2183Aを定量標準として使用するペー
パーディスクー寒天プレート法によって検定した。
次の結果が得られた: 例2. 抽出 収獲したブロスをpH2において済過助剤で炉過した。
F液(19リットル)はBu−2183A約30gの力
価を含有し、pHを7に調節し、アンバーライトI R
C−5 0 ( NH4 形)3リットルと共に攪拌
した。
樹脂を分離し、水1 0 1JットルおよびN/5 0
NH40H 5 !Jットルで順次洗浄し、次にN/
2 NH40H 4 1Jットルづつで2回攪拌して生
物活性体を溶離した。
活性溶離液を合し、真空濃縮し、次に凍結乾燥して白色
固体18.6g(約7 0 0 mcg/772?)を
得た。
この固体を水に溶解し、アンバーライトCG=5 0
(NH4 形、400I71l)のカラムに施用した。
カラムを水2.2リットルおよびN/40NH40H
3リットルで順次洗浄し、次にN/2 0 NH40H
で展開した。
この溶離液を分別して集め、B.ズブリチス プレート
上の生物定量により、またTLC(系S117、ニンヒ
ドリン)により調べた。
適当なフラクションを合し、真空濃縮し、凍結乾燥して
次の固体を得た。
例3. Bu−2183Aの製造 例2.中得られたBu−2183Aの粗試料(2.7g
)を水に溶解し、アンバーライトCG5 0 ( NH
4、8 0mA)のカラムに施用した。
カラムをN/2 0 NH40Hで溶離し、溶離液各1
5mllづつをフラクション・コレクターによって集め
た。
フラクションをTLC−ニンヒドリンにより、また生物
定量により調べ、適当なフラクションを合し、真空濃縮
し、凍結乾燥して次の固体を得た。
Bu−2183Aの純品をC13H31N30,・1/
2H2CO3として分析した。
計算値:C,43.45 ;H,7.53 ;N,9.
81。
実験値:C,43.22 ;H,7.52 ;N,9.
49oそのIRおよびNMRスペクトルを夫々第1およ
び2図に示す。
NMRデータの要約を下に示す:例4. Bu−2183Bの製造 例2.中得られたBu−2183Bの粗試料(3.3g
)を水に溶解し、アンバーライトCG50(NH4 、
130−)のカラムに施用した。
カラムをN/2 0 NH40Hで溶離し、溶離液各1
5TLlづつをフラクション・コレクターによって集め
た。
フラクションをTLC−ニンヒドリンにより、また生物
定量により調べ、適当なフラクションを合し、真空濃縮
し、凍結乾燥して次の固体を得た。
Bu−2183Bの純品をC14H2,N30,’/2
H2CO3 として分析した。
計算値:C,42.02 ;H,7.30 ;N,10
.14o実験値:C,41.92;H,7.43;N,
9.93oそのIRおよびNMRスペクトルを夫々
第5および6図に示す。
NMRデータの要約を下に示す:例5. Bu−2183CおよびBu−2183Dの製造例2,
中使用したカラムを更にN/ 2 0 NH40H1.
4リットルで溶離し、それによって生物活性物質はそれ
以上溶離されなかった。
次にカラムをN/ 1 0 NH40Hで溶離し、溶離
液をニンヒドリン試薬で噴霧したTLCによって調べた
適当なフラクションを合し、真空濃縮し、凍結乾燥して
次の固体を得た。
例 6. Bu 2183A2の製造 例3.中記載した成分Aの精製過程において、前流フラ
クションから新しい活性成分を単離し、戊分Bu−2
1 8 3 A2と命名した。
それは下に示すようにTLC系S−117およびS−1
22によって成分Aと区別された:
【図面の簡単な説明】
第1図はBu−2183Aの赤外スペクトル(’KBr
)である。 第2図はD20中Bu−2183A塩酸塩の核磁気共鳴
スペクトルである。 第3図はBu 2 1 8 3 A2の赤外スペクト
ル(KBr)である。 第4図はD20中Bu 2183A2塩酸塩の核磁気
共鳴スペクトルである。 第5図はBu2183Bの赤外スペクトル(KBr)で
ある。 第6図はD20中Bu−2183B塩酸塩の核磁気共鳴
スペクトルである。 第7図はBu−2183Dの赤外スペクトル(KBr)
である。 第8図はD20中Bu−2183D塩酸塩の核磁気共鳴
スペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 の抗性物質Bu−2183Aまたは医薬として使用可能
    なその酸付加塩。 2 塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ステアリン酸、プロピ
    オン酸、酒石酸、マレイン酸、安息香酸およびコハク酸
    から選択される酸との特許請求の範囲第1項記載のBu
    −2183Aの酸付加塩。 3式 の抗生物質Bu−2183Bまたは医薬として使用可能
    なその酸付加塩。 4 塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ステアリン酸、プロピ
    オン酸、酒石酸、マレイン酸、安息香酸およびコハク酸
    から選択される酸との特許請求の範囲第3項記載のBu
    −2183Aの酸付加塩。 5式 の抗性物質Bu−2 1 8 3A2または医薬として
    使用可能なその酸付加塩。 6 塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ステアリン酸、プロピ
    オン酸、酒石酸、マレイン酸、安息香酸およびコハク酸
    から選択される酸との特許請求の範囲第5項記載のBu
    −2183A2の酸付加塩。 7式 のアミノグリコシド物質Bu−2 1 8 3 D マ
    タハその酸付加塩。 8 塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ステアリン酸、プロピ
    オン酸、酒石酸、マレイン酸、安息香酸およびコハク酸
    から選択される酸との特許請求の範囲第7項記載のBu
    −2183Dの酸付加塩。
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