JPS5837405B2 - 複合紡糸パック - Google Patents

複合紡糸パック

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Publication number
JPS5837405B2
JPS5837405B2 JP16218178A JP16218178A JPS5837405B2 JP S5837405 B2 JPS5837405 B2 JP S5837405B2 JP 16218178 A JP16218178 A JP 16218178A JP 16218178 A JP16218178 A JP 16218178A JP S5837405 B2 JPS5837405 B2 JP S5837405B2
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JP
Japan
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polymer
spinning
spinning pack
block
composite spinning
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Application number
JP16218178A
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English (en)
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JPS5590612A (en
Inventor
伸 山口
雅典 秋田
正史 小笠原
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、3種以上のポリマ或分からなる複合繊維を紡
糸するための複合紡糸パックに関する。
従来、2種又は3種以上のポリマ戒分を複合させて、特
殊な性質を有する繊維を製造する、いわゆる複合紡糸の
ために種々の複合紡糸パックが実用化されている。
しかし、これらの複合紡糸パックは、ポリマ或分の増加
につれてその構造が複雑となり、大型化してしまうので
、分解、組立や保守点検が困難となり、また、構造の複
雑化によりシール性がわるくなるという問題がある。
本発明は、このような事情にかんがみてなされたもので
あって、ポリマ或分の増加如何にかかわりなく構造が簡
単であって、組立、分解や保守点検が容易であり、シー
ル性に優れた複合紡糸パックを提供することを目的とす
る。
この目的のため、本発明は、口金と、一つの濾過層が設
けられた少なくとも2個の耐圧ブロックと、一つの濾過
層が設けられた1個の分配ブロックとがこの順序に積層
され、その積層方向に一体に締付けられてなる複合紡糸
パックであって、上記各濾過層へ至る溶融ポリマ流人孔
の入口が上記分配ブロックの一側面に集められると共に
反対側の側面から押圧シールされ、かつ、上部濾過層か
ら口金へ至るポリマ流路が下部濾過層のブロックを直接
貫通するよう設けられてなることを特徴とする。
以下、本発明を図面に沿って詳述する。
第1図は3種のポリマを複合紡糸するための実施例を示
す縦断面図である。
第1図の紡糸パックは、パツクボデイ14、口金4、耐
圧ブロック16.16’、分配ブロック19、蓋31、
リングナット22及びパッキン20.18,17.15
よりなっている。
更に分配ブロック19には濾過部25、耐圧ブロック1
6′には濾過部24、耐圧ブロック16には濾過部23
が設けられている。
各濾過部内の濾層は金網と砂を充填したものや、その他
公知の濾剤等も用いることができる。
分配ブロック19に穿たれているポリマ流入孔28,2
7.26は互いに交わることなく各々濾過部25,24
.23に連通している。
第1図に示すように、濾過部25にて濾過された紡糸原
液は分配ブロック19及び耐圧ブロック16’,16に
穿たれたポリマ流路29及びポリマ流路30.30’を
通って口金4に至る。
濾過部24にて濾過された紡糸原液は耐圧ブロック1
6’及び16に穿たれたポリマ流路32及び33を通っ
て口金4に至る。
更に濾過部23にて濾過された紡糸原液は耐圧ブロック
16に穿たれたポリマ流路34を通って口金4に至る。
蓋31と分配ブロック19のあいだ、分配ブロック19
と耐圧ブロック16′のあいだ、耐圧ブロック16′と
耐圧ブロック16のあいだ及び耐圧ブロック16と口金
4のあいだには、それぞれパッキン20,18.17.
15がありこれらのパック構成部材及びパッキンはリン
グナッ1・22によって締付けられている。
前記パッキンは熱及び濾過部内の圧力変動等による変形
量を小さくするためになるべく薄いパッキンとすること
が望ましい。
あるいは各シール面をラップ仕上することによりパッキ
ンを省いたり、もしくは公知のメタル0リング等を使用
することも町能である。
上記のような構成とすることにより構造が簡単でかつ濾
過面積の大きな3個以上の濾過部を持つ紡糸パックを得
ることができる。
更に濾過部25,24.23の形状、寸法を同じにする
ことにより濾層構成材刺の画一化を計ることができ、又
ポリマ流人孔を1つの部材に集めたことによってスピン
ブロックと紡糸パック間をシールするためのパッキンを
一体形とすることもできる。
第2図は上述した本発明の複合紡糸パックを組込んだ複
合溶融紡糸装置を説明するための概念図であり、メルク
の数が3個、紡糸パックの数が1個の場合を示している
第2図の装置は3個のメルク1、3個の計量ポンプ5を
備えた配管ブロック2、押出口金4を備えた1個の紡糸
パツク3、各メルタ1と配管ブロック2を連結する3本
の入口配管6及び配管ブロック2と紡糸パック3を連結
する3本の出口配管7からなっており、メルク1を除く
上記各部材は加熱箱体8中に収められている。
3種のポリマチップは夫々のメルタ1で溶融され入口配
管6を通り、配管ブロック2に至り、ここで各ポリマは
夫々の計量ポンプ5で計量され、各出口配管7を通り、
紡糸パツク3に入り押出口金4から紡出される。
第3図は本発明の複合紡糸パックを組込んだ装置の他の
態様を示す平面図であり、3種のポリマを4個の紡糸パ
ックに分配する様子を示したものである。
第3図において、3個のメルク(図示せず)から送られ
たポリマは3本の第1人口配管6 a , 6 a /
, 6 a //を通り、第1分配器9aに入り、こ
こで各々が2分岐され、6本の第2人口配管6b l
6b’l 6b″(左側に分岐した配管は図示していな
い)を通り、第2分配器9bに至り、ここで更に各々が
2分岐され、12本の第3人口配管6 e , 6 c
/ , 6 c //を通って配管ブロック2に至る
配管ブロック2には12個の計量ポンプ5 . 5’
, 5″があり(右側半分は図示せず)、各各の計量ポ
ンプで計量されたポリマは12本の出に1配管7 .
7’ , 7″を経て4個の紡糸パツク3に至る。
第4図は第3図に示した装置の第3人口配管6c,60
′,6c″と計量ポンプ5 . 5’ , 5″の配列
状況を示すものであり、第5図は同様に計量ポンプの1
駆動状況を示すものである。
第5図において各計量ポンプは3本のウオーム軸i o
, i o’,10″のうちの一本とかみ合っている
ウオームホイール11.11’,11”に連結されたシ
ャフト1 2 . 1 2’ , 1 2”により1駆
動される。
第5図に示すように各ウオームホイール11は隣接する
紡糸パックに対して対称に配置されており、一本のウオ
ーム軸10上でかみ合っているウオームホイール同士が
隣り合うのは隣接する紡糸パック間にあるもののみであ
る。
したがって、もし第4図に示す各計量ボンプ5の横幅よ
り、第5図に示す各ウオームホイール11の外径が大き
い場合でも、隣接する紡糸パックの間に位置する隣り合
う2個の計量ポンプ取付けピッチを広げるだけで、他の
計量ポンプは密着させて取付けることができる。
また、計量ポンプの横幅よりもウオームホイールの外径
が小さい場合はすべての計量ポンプを密着させて取付け
られるのは勿論である。
更に、各シャフト1 2 . 1 2’ , 1 2”
にそれぞれクラッチ(図示せず)を取付けることにより
、各々1個だけの計量ポンプを単独に起動、停止させる
ことが四能である。
このように、上記装置では配管ブロックを共通化したた
めに計量ポンプの密集配置が可能となり紡糸装置を小型
化することができる。
またポリマ配管を単純化することができ、配管を短かく
構成でき、ポリマ滞留時間を短縮できるのである。
また、第3〜5図に示されるように計量ポンプを隣接す
る紡糸パックに対称に配置した場合には、各ポリマ或分
のポリマ配管を対称に設置でき、各紡糸パックに至るポ
リマ滞留時間を揃えることができる。
更に紡糸装置を小型、単純化できるため、ポリマ温度の
均一化がはかれ、ポリマ特性劣化を防止でき、しかもポ
リマ配管の組立、分解作業が単純化され、ポリマ洩れ等
の点検も容易に行なえるようになる。
第6図は本発明の複合紡糸パックを組込んだ装置のさら
に他の態様を示すもので、加熱箱体8中に4個の紡糸パ
ツク3が収納され、計量ポンプとして、4ストリームの
ギアポンプ13を使用しており、詳しくは第T図に示す
ように、3個のギアポンプ13.13’,13″か配管
ブロック2に、たて一列に設置されている。
3個のメルク(図示せず)で溶融された3種のポリマは
入口配管6,5/ , 6//を経て、配管ブロック2
に至り、ギアポンプ1 3 . 1 3’ , 1 3
″において各々4本の流れに等量分割計量され、加圧さ
れる。
8種の各4本、合計12本の流れは配管ブロック2中に
穿たれたポリマ通路を通り、ポリマ出口配管7 . 7
’ , 7”を経て紡糸パツク3に移送される。
このように配管ブロック2を4個の紡糸パツク3の中央
に設置することによって、各ポリマ配管の長さを揃える
ことが容易である。
また、第6.7図の例では配管6 . 6’ , 6″
, 7 . 7’ , 7″をすべて上部から組立て、
取りはずしできるため、点検保守が極めて容易である。
この態様の場合は紡糸パックの幅の合計値近くまで小さ
くすることができ、装置がコンパクト化される。
また、ポリマの種類を更に増した場合も、上記態様に準
じて実施できる。
次に本発明の複合紡糸パックを溶融紡糸装置(ポリマ出
口配管)に装着する有効な方法について説明する。
第8図は紡糸パックを溶融紡糸装置に押ボルトで装着し
ている状況を説明する図であり、3個のポリマ流人孔3
5を有する紡糸パツク3は3個のパッキン36を介して
溶融紡糸装置37に接し、他端を2本の押ボルト38で
押し、固定している。
第8図で示すようにポリマ流人孔の数をNとしたとき押
ボルトの数を(N−1)以下にすることが好ましい。
例えばポリマ流人孔が3個あり、その間隔をtとしたと
き各押ボルトの間隔Lを±tと3 することにより押ボルトの数を2本に減じることができ
、かつ各パッキンに均等の力を加えることができる。
この場合、パッキンは3個別々にあってもよいし、一体
化されたものでもよい。
このように押ボルトの数を減らすことにより、紡糸機は
簡易化される。
上述したように、本発明の複合紡糸パックは、口金と、
一つの濾過層が設けられた少なくとも2個の耐圧ブロッ
クと、一つの濾過層が設けられた1個の分配ブロックと
がこの順序に積層され、その積層方向に一体に締付けら
れてなるという簡単な構造のものであるので組立、分解
、洗浄が容易である。
また、濾過層から口金に至るポリマ流路のブロック間接
合部が積層方向に連結シールされるので締付が十分とな
り、さらに、各濾過層へ至る溶融ポリマ流入口の入口が
分配ブロックの一側面に集められて、かつ反対側の側面
から一方向のみの押圧により締付けられることにより完
全シールすることができる。
すなわち、互いに交差する2以上の方向からの締付けの
場合には、互に力が干渉し合って締付力を弱くすること
になるが、上述のように一方向だけにしたことによりシ
ール性が良好となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複合紡糸パックの一例の縦断面図、第
2図は本発明の複合紡糸パックを組込んだ複合溶融紡糸
装置を説明するための概念図、第3図は本発明の複合紡
糸パックを組込んだ装置の一例を示す平面図、第4図は
第3図のA−A断面図、第5図は計量ポンプの1駆動状
況を説明するための系統図、第6図は本発明の複合紡糸
パックを組込んだ装置の別の例の平面図、第7図は第6
図のB−B断面図、第8図は紡糸パックを紡糸装置本体
に押ボルトで装着している状況を説明する一部切開断面
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 口金と、一つの濾過層が設けられた少なくとも2個
    の耐圧ブロックと、一つの濾過層が設けられた1個の分
    配ブロックとがこの順序に積層され、その積層方向に一
    体に締付けられてなる複合紡糸パックであって、上記各
    濾過層へ至る溶融ポリマ流人孔の入口が上記分配ブロッ
    クの一側面に集められると共に反対側の側面から抑圧シ
    ールされ、かつ、上部濾過層から口金へ至るポリマ流路
    が下部濾過層のブロックを直接貫通するよう設けられて
    なる複合紡糸パック。
JP16218178A 1978-12-25 1978-12-25 複合紡糸パック Expired JPS5837405B2 (ja)

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JPS5590612A JPS5590612A (en) 1980-07-09
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US4557586A (en) * 1982-11-30 1985-12-10 Mita Industrial Co., Ltd. Image-forming apparatus
US7179412B1 (en) * 2001-01-12 2007-02-20 Hills, Inc. Method and apparatus for producing polymer fibers and fabrics including multiple polymer components in a closed system

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JPS5590612A (en) 1980-07-09

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