JPS5837352Y2 - 米飯保存容器 - Google Patents
米飯保存容器Info
- Publication number
- JPS5837352Y2 JPS5837352Y2 JP1976150767U JP15076776U JPS5837352Y2 JP S5837352 Y2 JPS5837352 Y2 JP S5837352Y2 JP 1976150767 U JP1976150767 U JP 1976150767U JP 15076776 U JP15076776 U JP 15076776U JP S5837352 Y2 JPS5837352 Y2 JP S5837352Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- cooked rice
- outer container
- inner container
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
- Table Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、米飯保存用の容器に関するものであり、米飯
を変質させることなく長時間の保存を可能にするもので
ある。
を変質させることなく長時間の保存を可能にするもので
ある。
米飯の変質を防ぐ保存方法としては、米飯を高温下で保
存する方法が現在実施されているけれども、この方法に
よって長時間にわたって保存すると、米飯が黄変色した
り、異臭が発生するなどの問題が生じ、数日間にわたる
ような保存は別置不可能であった。
存する方法が現在実施されているけれども、この方法に
よって長時間にわたって保存すると、米飯が黄変色した
り、異臭が発生するなどの問題が生じ、数日間にわたる
ような保存は別置不可能であった。
これは容器内に存在する酸素などで活動する酵素などに
よるものと思われる。
よるものと思われる。
そこで、近年においては、米飯を入れた容器内の空気を
不活性ガスと置換することにより上記の問題を解決する
ことが提案されている。
不活性ガスと置換することにより上記の問題を解決する
ことが提案されている。
しかし、その方法としては、通常の密閉容器内に直接米
飯を入れ、その内部に不活性ガスを送入することにより
、空気を容器から排出して、容器内の空気に不活性ガス
とを置換しているのである。
飯を入れ、その内部に不活性ガスを送入することにより
、空気を容器から排出して、容器内の空気に不活性ガス
とを置換しているのである。
ところが、米飯が含有する水分及びその水分の蒸発など
により、米飯粒子間に水滴が生じたりして容器上部空間
の空気のみを不活性ガスに置換する程度であり、米飯粒
子間には空気が残存しやすく、この空気や結露で生じた
水分のために、米飯粒子を充分に不活性ガスで被覆する
ことができず依然として保存に対し難点を有している。
により、米飯粒子間に水滴が生じたりして容器上部空間
の空気のみを不活性ガスに置換する程度であり、米飯粒
子間には空気が残存しやすく、この空気や結露で生じた
水分のために、米飯粒子を充分に不活性ガスで被覆する
ことができず依然として保存に対し難点を有している。
本考案は、叙上の欠点を除去することを目的とするもの
であって、密閉可能な外容器と、その内部に通気脱水孔
を周壁面に多数有する内容器とを設けたことにより、保
存する米飯を内容器内に投入して、空気を不活性ガスに
置換する外容器内に収容すれば、内容器の周壁面に設け
られた通気脱水孔から米飯は脱気、脱水されると共に不
活性ガスの供給を受けることができるので、各米飯粒子
を不活性ガスで被覆することができ、米飯を長期間保存
することのできる米飯保存容器を提供するものである。
であって、密閉可能な外容器と、その内部に通気脱水孔
を周壁面に多数有する内容器とを設けたことにより、保
存する米飯を内容器内に投入して、空気を不活性ガスに
置換する外容器内に収容すれば、内容器の周壁面に設け
られた通気脱水孔から米飯は脱気、脱水されると共に不
活性ガスの供給を受けることができるので、各米飯粒子
を不活性ガスで被覆することができ、米飯を長期間保存
することのできる米飯保存容器を提供するものである。
また、本考案の他の目的とするところは、周壁面に多数
の通気脱水孔を有する米飯を収納する内容器を不活性ガ
スに置換する外容器に対して、その内部に通気間隙を形
成するようにしたことにより、内容器周壁面からの米飯
からの脱気、脱水作用、及び米飯粒子に対する不活性ガ
スの供給作用を確実なものとして不活性ガスによる米飯
粒子の被覆効果を高めることができる。
の通気脱水孔を有する米飯を収納する内容器を不活性ガ
スに置換する外容器に対して、その内部に通気間隙を形
成するようにしたことにより、内容器周壁面からの米飯
からの脱気、脱水作用、及び米飯粒子に対する不活性ガ
スの供給作用を確実なものとして不活性ガスによる米飯
粒子の被覆効果を高めることができる。
さらには、米飯より脱水した水滴を、米飯を収容した内
容器より分離させることができるので、結露した水滴に
よる米飯粒子の接触、べたつきを排除することができる
と共に、酵素作用を助ける水分を除去して酵素作用を低
下させることができる米飯保存容器を提供するものであ
る。
容器より分離させることができるので、結露した水滴に
よる米飯粒子の接触、べたつきを排除することができる
と共に、酵素作用を助ける水分を除去して酵素作用を低
下させることができる米飯保存容器を提供するものであ
る。
即ち、本考案は密閉可能な外容器と、その内部に通気間
隙を持って収納される内容器とを設け、その内容器の周
壁面に通気脱水孔を多数具備させると共に、外容器には
その内部の気体を排出する弁と、外容器内に不活性ガス
を送入する弁とを設けたことを特徴とする米飯保存容器
の構造を要旨とするものである。
隙を持って収納される内容器とを設け、その内容器の周
壁面に通気脱水孔を多数具備させると共に、外容器には
その内部の気体を排出する弁と、外容器内に不活性ガス
を送入する弁とを設けたことを特徴とする米飯保存容器
の構造を要旨とするものである。
次に、本考案を図示実施例に従って説明すれば、1は耐
圧性の外容器で、ふた2で密閉し、かつそれを固定可能
にしている。
圧性の外容器で、ふた2で密閉し、かつそれを固定可能
にしている。
外容器1とふた2とは保温性をよくするために二重壁構
造にすることが適している。
造にすることが適している。
しかし、この構造については、別の構造のものであって
もよい。
もよい。
3は外客器1内の空気を排出し、また外容器1内に不活
性ガスを送り込むための弁であって、ふた2に取付ける
のがよい。
性ガスを送り込むための弁であって、ふた2に取付ける
のがよい。
なチ・、この弁3は空気の排出と、不活性ガスの送入と
を兼用できるものでも、それぞれに対し専用のものであ
ってもよい。
を兼用できるものでも、それぞれに対し専用のものであ
ってもよい。
4は外容器1内に通気間隙を持って収納される内容器で
、その全壁に通気脱水孔5を設けである。
、その全壁に通気脱水孔5を設けである。
6は内容器4のふたで、これにも通気脱水孔7を設けて
いる。
いる。
8は外容器1内の底部に設けた脚台で、これに内容器4
を載置し、外容器1、内容器4の底壁間にも隙が生じる
ようにしている。
を載置し、外容器1、内容器4の底壁間にも隙が生じる
ようにしている。
また、ふた2、6間にも隙を生じるようになっている。
すなわち、外容器1と内容器4は、そのほぼ全体におい
て互いに分離し、通気間隙を形成している。
て互いに分離し、通気間隙を形成している。
なチ・、ふた6は二重壁構造とし、その内部に布または
吸水紙などの吸水性材料による吸水体9を入れうるよう
にすると効果的である。
吸水紙などの吸水性材料による吸水体9を入れうるよう
にすると効果的である。
外客器1の適所には補強材を取付け、また、ふた2との
間にはパツキンを介在させることなど適宜行いうろこと
はもちろんである。
間にはパツキンを介在させることなど適宜行いうろこと
はもちろんである。
本考案の容器による米飯の保存は、内容器4内に米飯を
入れ、その内容器4にふた6をして外容器1内に入れる
。
入れ、その内容器4にふた6をして外容器1内に入れる
。
この外容器1はふた2で密閉し、かつそれを固定する。
そこで、弁3を介し外容器1内の空気を、直空ポンプな
どで吸引排出する。
どで吸引排出する。
この場合、内容器4と外容器1とは脚台8を介して接触
しているのみで、その他は互いに分離し通気間隙を形成
している。
しているのみで、その他は互いに分離し通気間隙を形成
している。
すなわち、内容器4のほぼ全外周は通気路となっている
。
。
したがって、外容器1内の空気の排出が極めて容易であ
り、かつ、内容器4内の空気も、そのほぼ、全周から通
気脱水孔5,7を介し吸引される。
り、かつ、内容器4内の空気も、そのほぼ、全周から通
気脱水孔5,7を介し吸引される。
このため、内容器4内の上部空間の空気の排出が確実に
行なわれることは勿論のこと、米飯粒子間の空気の吸引
排出も容易で、はぼ完全に排出できる。
行なわれることは勿論のこと、米飯粒子間の空気の吸引
排出も容易で、はぼ完全に排出できる。
しかも、外容器1、内容器4内の空気は、単に不活性ガ
スと置換しつつ排出するような自然的な排出ではなく、
真空ポンプなどで強制的に排出するものであるから、一
層確実な排出ができ、同時に外容器1、内容器4や米飯
に付着している水分をも吸引除去することができるので
ある。
スと置換しつつ排出するような自然的な排出ではなく、
真空ポンプなどで強制的に排出するものであるから、一
層確実な排出ができ、同時に外容器1、内容器4や米飯
に付着している水分をも吸引除去することができるので
ある。
外客器1、内容器4内の空気の排出が終了すると、次に
は、弁3から外容器1内へと窒素ガスや炭酸ガスなどの
不活性ガスを送入、充満させ、この状態で米飯を保存す
るのである。
は、弁3から外容器1内へと窒素ガスや炭酸ガスなどの
不活性ガスを送入、充満させ、この状態で米飯を保存す
るのである。
不活性ガスの送入においても、外容器1内の空気が排出
されているので極めて容易確実であり、さらには内容器
4をその全周から包囲し、その通気脱水孔5,7から空
気の流出した米飯粒子間に流入させることができるから
、はぼ完全に酵素などの働きを釦さえることが可能とな
る。
されているので極めて容易確実であり、さらには内容器
4をその全周から包囲し、その通気脱水孔5,7から空
気の流出した米飯粒子間に流入させることができるから
、はぼ完全に酵素などの働きを釦さえることが可能とな
る。
すなわち、本考案の米飯保存容器は、米飯を入れた容器
の上部空間部の空気を排出し、それに代えて不活性ガス
を入れる従来法とは異なり、米飯を入れた内容器4の全
周から空気を吸引し、かつ不活性ガスを送入するように
したものであるから、空気中の酸素による酵素などの働
きによる米飯の変色、゛変質をほぼ完全に防ぐことが可
能である。
の上部空間部の空気を排出し、それに代えて不活性ガス
を入れる従来法とは異なり、米飯を入れた内容器4の全
周から空気を吸引し、かつ不活性ガスを送入するように
したものであるから、空気中の酸素による酵素などの働
きによる米飯の変色、゛変質をほぼ完全に防ぐことが可
能である。
しかも、本考案は外容器1、内容器4内の空気と共に水
滴をも吸引排出するから、保存中に水分で米飯がべとつ
いたり、または水分が酵素の働きを助けることもなく、
米飯の長時間の保存ができる。
滴をも吸引排出するから、保存中に水分で米飯がべとつ
いたり、または水分が酵素の働きを助けることもなく、
米飯の長時間の保存ができる。
この米飯保存容器による米飯の保存は、その11でも、
かなり長時間の保存が可能であるが、この米飯保存容器
をさらに保温器内に入れておけば3間位の保存も可能で
ある。
かなり長時間の保存が可能であるが、この米飯保存容器
をさらに保温器内に入れておけば3間位の保存も可能で
ある。
なお、ふた6内に吸水体9を入れておけば、米飯から発
生する蒸気が結露して生じた水分を吸収することができ
米飯のべとつきを防ぎ、かつ吸水体9が吸収した水分が
蒸発して米飯が乾燥しすぎることを阻止するから、米飯
の味が低下することも防ぎ、炊き上げた状態の第1を維
持させて保存することが可能となる。
生する蒸気が結露して生じた水分を吸収することができ
米飯のべとつきを防ぎ、かつ吸水体9が吸収した水分が
蒸発して米飯が乾燥しすぎることを阻止するから、米飯
の味が低下することも防ぎ、炊き上げた状態の第1を維
持させて保存することが可能となる。
図面は本考案の実施例の断正面図である。
図中の符号を説明すれば、次の通りである。
1は外容器、2はふた、3は弁、4は内容器、5.7は
通気脱水孔、6はふた、8は脚台、9は吸水体。
通気脱水孔、6はふた、8は脚台、9は吸水体。
Claims (1)
- 密閉可能な外容器と、その内部に通気間隙を持って収納
される内容器とを設け、その内容器の周壁面に通気脱水
孔を多数具備させると共に、外容器にはその内部の気体
を排出する弁と、外容器内に不活性ガスを送入する弁と
を設けたことを特徴とする米飯保存容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976150767U JPS5837352Y2 (ja) | 1976-11-09 | 1976-11-09 | 米飯保存容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976150767U JPS5837352Y2 (ja) | 1976-11-09 | 1976-11-09 | 米飯保存容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5367583U JPS5367583U (ja) | 1978-06-07 |
JPS5837352Y2 true JPS5837352Y2 (ja) | 1983-08-23 |
Family
ID=28759053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976150767U Expired JPS5837352Y2 (ja) | 1976-11-09 | 1976-11-09 | 米飯保存容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5837352Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-11-09 JP JP1976150767U patent/JPS5837352Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5367583U (ja) | 1978-06-07 |
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