JPS5837213B2 - 上下傾動可能なシユ−トを有する仕分装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は上下傾動可能なシュートを有する仕分装置に関
するものである。

従来仕向先が多数ある品物を仕分し、パレット積作業を
する装置としては場所の関係もありコーディングした品
物を仕分けする仕分け装置と、１台のパレタイズ装置と
を並置し、数の多い１つの仕向先のものをパレタイズ装
置により機械的にパレタイズし、他の仕向先のものはそ
れぞれ仕分け装置により仕分けし、貯留し、各仕分区分
毎に手でパレット上に種込むという作業が行なわれてい
た。

このような従来の方法では例えば前のトラックよりの荷
降しと後のトラックよりの荷降しとの間に時間的な間隔
がある場合に、パレタイズ装置がその間作動停止する必
要がある。

パレタイズ装置が作動停止しているにも拘わらず他の仕
分区分の品物については人手によるパレタイズ作業が続
くという不合理が生ずる。

パレタイズ装置を有効に利用するため１つの仕分区分の
パレタイズが終了すると他の仕分区分の品物をパレタイ
ズ装置に導いて機械的にパレタイズすることが考えられ
ている。

しかし何れの場合も多くのコンベア装置により仕分貯留
場所とパレタイズ装置とを連絡することにより解決しよ
うとしている。

この場合場所を要し又費用がかかるという欠点がある。

本発明は上記の従来の仕分作業に釦ける問題点を解消し
複数の仕分区分に貯留した品物をパレタイズ装置に供給
できる仕分装置を提供することを目的としている。

本発明は上記の目的を上下傾動可能な仕分けシュートを
有する仕分装置を創造することにより達戒した。

本発明の詳細を図に示す実施例に基いて説明する。

第１図においてプラットホーム１に例えばトラック２よ
り品物を受入れる入荷コンベア３が設けられ、入荷コン
ベア３により順に送られる品物４はコーディング装置５
により仕向先別や品種別や品質別等所要の仕分区分に応
じてコーディングされる。

コーディングされた品物はコンベア６により仕分装置７
に送られる。

仕分装置１はコンベア６から送り込ｌれた品物を搬送す
る仕分コンベア８と仕分された品物を各仕分毎に貯留す
る多数の貯留室９と、各仕分室９と仕分コンベア８とを
結ぶ多数のシュート１０と、コーディングの信号に応じ
て仕分コンベア８により搬送されている品物をシュート
１０に押し込むプツシャ−１１とを有する。

プッシャ−１１は各仕分区分毎に設けられており、品物
４を押す板１１ａを有するシリンダー１ｌｂにより簡単
に構或されることができる。

品物のコーディングに応じて仕分装置γへの流入所定位
置から対応するシュート１０すなわち対応するプツシャ
−１１捷での距離が定唸りコンベア８の速度が定１つて
いるので流入所定位置から対応するプツシャーの位置渣
での時間がすでに行なわれている如くコンピュータによ
り算出される。

したがって品物の流入所定位置の通過を検知した後算出
したタイミングに応じて該当するプッシャー１１を作動
するようにする。

このようにして品物が所定の仕分区分のシュート１０の
位置に達するとその区分のプツシャ−１１が作動し、品
物４をシュート１０に押し込む。

品物４はシュート１０を滑り落ち貯留室９に貯留される
。

品物を搬送するコンベヤ８の速度を適切に選定し、品物
の所定位置通過を検出して後のタイミングをとることに
より品物は一旦停止させることなく移動を続けながらプ
ツシャ−１１によりシュート１０内へ送り込捷れること
ができる。

この場合品物の大きさに対しシュート１０の幅が或程度
大きく選定されると好都合なのは当然である。

又必要によってはプツシャ−１１の板１１ａに品物の移
動を止める止め部材を設け板１１ａに対しコンベヤ移動
方向の相対移動を阻止するようにして押し出すこともで
きるが、このような手段は特に必要とするものではなく
、このような止め部材がなくとも押し板１１ａはタイミ
ングを正しく選定するだけでシュート１０に送り込むこ
とができる。

仕分装置７の仕分コンベア８は連結コンベア１２によリ
ハレタイズ装置１３と連結されている。

予め定めた１つのコードを付された品物は貯留室９に送
られることなく直接仕分コンベア８によりパレタイズ装
置１３に送られる。

パレタイズ装置１３としてはすでに提案されている公知
の装置を使用し、品物を機械的にパレット１４の上に積
み重ね次の工程へと送り出される。

各貯留室９の前にはパレット１４を置き、人手により各
仕分区分毎に品物がパレット１４の上に積み重ねられ次
の工程へと送られる。

全てのシュート１０又は任意の必要なシュート１０ぱ第
２図に示すようにフレーム１５に図示していないブラケ
ット等により上下傾動自在に支持され、フレーム１５に
軸支されたシリンダー１６のロツドがシュート１０に枢
着されている。

シリンダー１６の作動によりシュート１０は実線で示す
貯留位置と鎖線で示す送り出し位置との間で傾動される
。

シュート１０の下端にはエンドストッパー１７が取付け
られ、該エンドストッパー１７は必要に応じて係止解除
されると倒れてもしくは上下動して品物が貯留室９の中
へ落下できるようにしてある。

仕分作業が終り、直接パレタイズ装置１３に送られてパ
レタイズされる品物が全部通過すると、次にシュート１
０にエンドストッパー１７により落下を防止する状態で
貯留してあり機械的にパレタイズしようとするそのシュ
ート１０のシリンダー１６を作動して当該シュート１０
を傾け、そのシュート１０の上の品物を仕分コンベア８
に戻す。

仕分コンベア８に戻された品物は順次パレタイズ装置１
３に送られ機械的にパレタイズされる。

必要によっては全ての仕分区分について上記のように順
次シュート１０を傾動して品物をパレタイズ装置に送る
ことも可能である。

仕分装置７の能力を増大するために第３図に示すように
、シュート１０と貯留室９とを仕分コンベア８の左右両
側に配置することも可能である。

この場合、プツシャーとしては第１図の例とは異り、仕
分コンベア８の部分に爪１１′ａだけを出し、該爪１１
′ａをシリンダー等により動かすようにする必要がある
。

爪１１′ａはシュート１０を上昇傾動し、品物をパレタ
イズ装置１３に送る際反対側のシュートの中に落ち込む
のを防止するためのストッパーとしても利用できる。

本発明により上下傾動可能にしたシュートを設けるとい
う簡単な構造により複数の仕分区分の品物を順次パレタ
イズ装置に供給することが可能になり貯留室とパレタイ
ズ装置とを結ぶコンベア装置等が不必要になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る仕分装置を用いた仕分、パレタイ
ズ作業の全体斜視図、第２図は仕分装置の側面より見た
概略説明図、第３図は別の実施例に係る仕分装置を示す
全体斜視図である。 ７・・・仕分装置、８・・・仕分コンベア、１０・・・
シュート、１１・・・プツシャー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 品物を搬送する仕分コンベアと、該仕分コンベアの
   横に隣接配置され仕分コンベアの搬送方向に対しほぼ直
   交する方向に延びる多数のシュートと、前記仕分コンベ
   アを間に挾んで前記シュートと対向配置され仕分コンベ
   ア上の品物を各シュートに向ってコンベア搬送方向とほ
   ぼ直交する方向に押し込むプツシャーとを有し、前記シ
   ュートが品物を受入れるため前記仕分コンベアから下傾
   する状態と、品物を仕分けコンベア上へ逆送するため仕
   分コンベアから上傾する状態との間で傾動可能に形或し
   てあることと、前記シュートの先端に係止位置と係止解
   除位置との間を移動可能にエンドストッパーが設けられ
   ていることと、前記シュートを傾動する手段が設けられ
   ていることを特徴とする上下傾動可能なシュートを有す
   る仕分装置。