JPS5836627B2 - エチレンのエチレンオキシドへの酸化に特に適した銀基触媒組成物 - Google Patents
エチレンのエチレンオキシドへの酸化に特に適した銀基触媒組成物Info
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- C07D301/02—Synthesis of the oxirane ring
- C07D301/03—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds
- C07D301/04—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds with air or molecular oxygen
- C07D301/08—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds with air or molecular oxygen in the gaseous phase
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J23/00—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
- B01J23/38—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals
- B01J23/54—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals combined with metals, oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36
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- B01J23/89—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper combined with noble metals
- B01J23/8933—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper combined with noble metals also combined with metals, or metal oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36
- B01J23/896—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper combined with noble metals also combined with metals, or metal oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36 with gallium, indium or thallium
-
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- C07C45/32—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with molecular oxygen
- C07C45/37—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with molecular oxygen of >C—O—functional groups to >C=O groups
- C07C45/38—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with molecular oxygen of >C—O—functional groups to >C=O groups being a primary hydroxyl group
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、エチレンのエチレンオキシドへの酸化工程に
おいて使用するのに適した銀基触媒組成物に関するもの
である。
おいて使用するのに適した銀基触媒組成物に関するもの
である。
銀は、エチレンのエチレンオキシドへの酸化における触
媒として既に知られている。
媒として既に知られている。
様々の量の他の副戒分が触媒効率の増大を計って銀と共
に使用されるのが通常である。
に使用されるのが通常である。
例えば、そのような追加物質としては、銅、バリウム、
アルカリ土類金属、鉄、マンガ/、カドミウム、ジルコ
ニウムアルミニウムが、単独で或いは組合せて使用され
る。
アルカリ土類金属、鉄、マンガ/、カドミウム、ジルコ
ニウムアルミニウムが、単独で或いは組合せて使用され
る。
また、銀を基とする触媒組成物も知られておりそしてこ
れらの例としては少量のアルカリ士類金属及び元素周期
律表第3グループから選択される金属を含むものが挙げ
られる。
れらの例としては少量のアルカリ士類金属及び元素周期
律表第3グループから選択される金属を含むものが挙げ
られる。
事実、米国特許第3461140号は、銀、アルカリ土
類金属(特定例としてバリウム及びカルシウム)及びア
ルミニウム及び(或いは)硼素から或るエチレンオキシ
ド製造に有用な触媒組成物を記載している。
類金属(特定例としてバリウム及びカルシウム)及びア
ルミニウム及び(或いは)硼素から或るエチレンオキシ
ド製造に有用な触媒組成物を記載している。
しかし、この特許は第3グループの金属として周期律表
の■a族に属する金属特にインジウムの使用の可能性を
全く考慮していない。
の■a族に属する金属特にインジウムの使用の可能性を
全く考慮していない。
事実、この特許はアルミニウムのみについてしか具体例
を挙げていない。
を挙げていない。
上記型式の従来からの触媒組成物は幾つかの欠点を示す
。
。
例えば、毒性の物質を含むことはさておいて、これらは
上記酸化工程において一般に使用される温度ではその表
面積対重量比が時間とともに減少し、それに相応して触
媒活性も減少する。
上記酸化工程において一般に使用される温度ではその表
面積対重量比が時間とともに減少し、それに相応して触
媒活性も減少する。
触媒活性度の減少を克服してプラントの生産性を一定に
保つ為には、作動温度を増大せねばならない。
保つ為には、作動温度を増大せねばならない。
これは生産コストの増大と触媒寿命の短縮につながる大
きな欠点である。
きな欠点である。
従って、本発明の目的は、先行技術の触媒の持つ欠点を
実質上排除する改善されたエチレンのエチレンオキシド
への酸化用触媒組成物を提供することである。
実質上排除する改善されたエチレンのエチレンオキシド
への酸化用触媒組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、毒性の少ない改善された上記触媒
組成物を提供することである。
組成物を提供することである。
本発明のまた別の目的は、先行技術の触媒と同程度の期
間の使用中質量に対する露出表面積の比が減少しないよ
うな上記触媒組或物を提供することである。
間の使用中質量に対する露出表面積の比が減少しないよ
うな上記触媒組或物を提供することである。
本発明に従えば、銀の重量に基いて0.001〜10%
のストロンチウム、カルシウム及びバリウムから成る群
から選択される金属と、銀の重量に基いて0.001〜
8%のインジウムと、残りは銀とから成る触媒組成物が
提供される。
のストロンチウム、カルシウム及びバリウムから成る群
から選択される金属と、銀の重量に基いて0.001〜
8%のインジウムと、残りは銀とから成る触媒組成物が
提供される。
エチレンの酸化反応を実施する温度が公知の方法の温度
と実質上同じ(即ち約200〜300℃)のままとする
ことが所望されるなら、本発明のこの型式の触媒組成物
は好ましくは次のものから構成される: A−0.001〜5%(銀の重量に基く)のバリウム、
ストロンチウム及びカルシウムから成る群から選択され
る金属、 B〜0.01〜2%(銀の重量に基く)のインジウム C一残部実質上銀のみ。
と実質上同じ(即ち約200〜300℃)のままとする
ことが所望されるなら、本発明のこの型式の触媒組成物
は好ましくは次のものから構成される: A−0.001〜5%(銀の重量に基く)のバリウム、
ストロンチウム及びカルシウムから成る群から選択され
る金属、 B〜0.01〜2%(銀の重量に基く)のインジウム C一残部実質上銀のみ。
特に好ましいこつ型式の触媒の組成は次の通りである:
A一銀の重量に基いて0.1〜2%のバリウム、B一銀
の重量に基いて0.05〜2%のインジウム、C一残部
実質上銀のみ。
の重量に基いて0.05〜2%のインジウム、C一残部
実質上銀のみ。
本発明のこの型式の触媒の一層好ましい組成は次の通り
である: A一銀の重量に基いて0.1〜2%のバリウム、B一銀
の重量に基いて0.05〜0.5%のインジウム C一残部実質上銀のみ。
である: A一銀の重量に基いて0.1〜2%のバリウム、B一銀
の重量に基いて0.05〜0.5%のインジウム C一残部実質上銀のみ。
驚くべきことに、以下の組戒の触媒が使用されるなら、
200℃以下の温度、例えば約100〜l800の範囲
の温度がエチレンのエチレンオキシドへの酸化に好適に
使用されうることが見出された: A一銀の重量に基いて5〜6%のバリウム、ストロチウ
ム及びカルシウムから成る群から選択される金属。
200℃以下の温度、例えば約100〜l800の範囲
の温度がエチレンのエチレンオキシドへの酸化に好適に
使用されうることが見出された: A一銀の重量に基いて5〜6%のバリウム、ストロチウ
ム及びカルシウムから成る群から選択される金属。
B一銀の重量に基いて2.5〜5%のインジウム、C一
残部実質上銀のみ。
残部実質上銀のみ。
バリウム、ストロンチウム及びカルシウム金属のうち、
バリウムはそれが最適の結果をうみだすから好ましいも
のである。
バリウムはそれが最適の結果をうみだすから好ましいも
のである。
この成分はノ・ロゲン化物、酸化物或いは炭酸塩の形態
で存在しうる。
で存在しうる。
好ましいハロゲン化物は塩化物或いは臭化物である。
もつとも好ましい形態は酸化物である。
インジウムは好ましくは、酸化物、水酸化物或いはハロ
ゲン化物として存在する。
ゲン化物として存在する。
組成物の残部は実質上銀から成りそして好ましくは毒性
物質を含んではならない。
物質を含んではならない。
しかし、追加成分は、本発明に従う触媒組戒物の新規に
して重要な特性に悪影響を与えないような量においてな
ら存在しつる。
して重要な特性に悪影響を与えないような量においてな
ら存在しつる。
これらの不活性成分は10%以内で或いは10%を越え
る量においてさえ存在しうる。
る量においてさえ存在しうる。
Ia族の金属、即ちリチウム、ナトリウム、カリウム、
ルビジウム及びセシウムは5%までの量において存在し
うる。
ルビジウム及びセシウムは5%までの量において存在し
うる。
mb族の金属、即ちスカンジウム、イットリウム及びラ
ンタンは1%までの量において存在しうる。
ンタンは1%までの量において存在しうる。
IVa,Va、VIa及び■族の元素もまた1%までの
量において存在しうる。
量において存在しうる。
亜鉛及びカドミウムのような■b族の金属は2%までの
量において存在しうる。
量において存在しうる。
水銀、タリウム、燐及び砒素は毒性があり従って排除す
べきである。
べきである。
しかし、これらの存在は1%までの量なら許容されつる
。
。
本発明の触媒組成物の重要成分を構成するインジウム以
外の■a族の金属は悪影響を与えないので10%までの
量において存在しうる。
外の■a族の金属は悪影響を与えないので10%までの
量において存在しうる。
IVb族の元素は1%までの量において存在しうる。
アンチモン及びビスマスのようなVa族の金属は1%ま
での量において存在しうる。
での量において存在しうる。
ハロゲンは約1%以上の量において存在するなら毒性で
あるー。
あるー。
しかし、それらは斯界で周知されているように1%以下
の少量において存在するなら触媒活性を増大しうる。
の少量において存在するなら触媒活性を増大しうる。
ハロゲンは上述したようにハロゲン化物の形態で存在し
うる。
うる。
本発明の触媒組成物は、上に指定した濃度範囲内で各成
分を互いに近密な接触状態に持ちきたしつる任意の方法
により製造されうる。
分を互いに近密な接触状態に持ちきたしつる任意の方法
により製造されうる。
しかし、本発明の触媒組成物は好ましくは銀及びIn(
OH)3としてのインジウムを共沈し、続いてバリウム
、ストロンチウム及び(或いは)カルシウムの化合物と
接触することにより製造される。
OH)3としてのインジウムを共沈し、続いてバリウム
、ストロンチウム及び(或いは)カルシウムの化合物と
接触することにより製造される。
本件出願人に係る特公昭55−14872号は、触媒材
料、ゲツタ材量等を対象として、これら材料粒子をもつ
と硬質の担体としての基質に埋入する方法を開示してい
る。
料、ゲツタ材量等を対象として、これら材料粒子をもつ
と硬質の担体としての基質に埋入する方法を開示してい
る。
ここに開示される方法は、比較的粗粒の硬質粒子を利用
するもので、硬質粒子と軟質の触媒粒子とを混合し、硬
質粒子を基質中に圧入せしめると共に、それら圧大した
硬質粒子間に触媒粒子を保持するものである。
するもので、硬質粒子と軟質の触媒粒子とを混合し、硬
質粒子を基質中に圧入せしめると共に、それら圧大した
硬質粒子間に触媒粒子を保持するものである。
少量の硬質粒子を用いることにより、軟質の触媒粒子は
硬質粒子の助けによって元の粒子形を保ったまま基質に
保持される。
硬質粒子の助けによって元の粒子形を保ったまま基質に
保持される。
本発明も上記方法を利用して、触媒組成物を担体上に保
持した形で使用するたとができる。
持した形で使用するたとができる。
この場合に使用する硬質粒子は前記銀及び水酸化インジ
ウムの共沈時に存在せしめてもよいし、銀及び水酸化イ
ンジウムを硬質粒子の存在なく共沈せしめ、後に硬質粒
子を混合してもよい。
ウムの共沈時に存在せしめてもよいし、銀及び水酸化イ
ンジウムを硬質粒子の存在なく共沈せしめ、後に硬質粒
子を混合してもよい。
硬質粒子は触媒反応を抑止してはならない。
適当な硬質粒子の例としては窒化珪素、窒化硼素、炭化
珪素、シリカ及びアルミナが挙げられ、特にアルミナが
好ましい。
珪素、シリカ及びアルミナが挙げられ、特にアルミナが
好ましい。
アルミナはアランダム(ALUNDTJM)の商品名で
ノートン社から販売されているものとされうる。
ノートン社から販売されているものとされうる。
このアランダムは約99.6%の純度と20〜300ミ
クロン、好ましくは40〜100ミクロンの粒寸法を持
つべきである。
クロン、好ましくは40〜100ミクロンの粒寸法を持
つべきである。
硬質粒子と触媒粒子との間の重量比は一般に1:20と
4:10間、好ましくは1:lO〜1:1である。
4:10間、好ましくは1:lO〜1:1である。
適当な担体としては、アルミナ、珪藻士、多孔質珪藻土
、炭化珪素、窒化珪素、窒化硼素及びシリカが含まれる
。
、炭化珪素、窒化珪素、窒化硼素及びシリカが含まれる
。
好ましい担体は0.03〜10m′/2の質量に対する
表面積の比を持つ。
表面積の比を持つ。
しかし、この範囲に入らない担体でも有用である。
担体は例えばピル、リング或いはペレットと云った任意
の物理的形態でありうる。
の物理的形態でありうる。
本発明の触媒組成物はエチレンオキシド製造の為の工程
条件を実質上変えることなく、公知の触媒組成物の替り
に使用できる。
条件を実質上変えることなく、公知の触媒組成物の替り
に使用できる。
斯界で周知されているように、エチレンオキシドは一般
に、エチレン及び酸素を、生成混合物が非爆発性である
ようなガス比率を使用して約1〜30気圧の圧力におい
て好ましくは200〜300℃で接触せしめることによ
り製造されうる。
に、エチレン及び酸素を、生成混合物が非爆発性である
ようなガス比率を使用して約1〜30気圧の圧力におい
て好ましくは200〜300℃で接触せしめることによ
り製造されうる。
本発明の或る種の触媒組戒物は、これまで公知の方法よ
り低い温度で即ち100〜180℃といった低い温度(
例えば140℃)でされエチレンの酸化反応に有効に触
媒作用を与えることを可能とする。
り低い温度で即ち100〜180℃といった低い温度(
例えば140℃)でされエチレンの酸化反応に有効に触
媒作用を与えることを可能とする。
本発明を以下具体例に基いて説明していく。
具体例においてすべての比率は断りのないかぎり重量に
基くものである。
基くものである。
例1〜3は先行技術に従う触媒組成物に関するものであ
り、本発明に従う触媒組成物の使用を例示する他の例と
の比較目的で示す。
り、本発明に従う触媒組成物の使用を例示する他の例と
の比較目的で示す。
触媒はエチレンオキシドの製造において使用される。
様々の触媒の組戒、エチレン酸化工程の運転条件及び収
量、選択性及び転換度についてのパラメータが表に呈示
されている。
量、選択性及び転換度についてのパラメータが表に呈示
されている。
例 1(従来技術)
この例は公知の触媒の調製に関するものである。
攪拌器、温度計及び水冷ジャケットを備える1500m
lのガラス製反応容器内に、56.6fの硝酸銀、70
0TLlの蒸留水、14.1fのアルミナ(純度99.
6%、粒寸40〜100μ、ノートン社製アランダム)
及び15.5rrLlの40%w/vに等しい濃度のホ
ルムアルデヒドを置いた。
lのガラス製反応容器内に、56.6fの硝酸銀、70
0TLlの蒸留水、14.1fのアルミナ(純度99.
6%、粒寸40〜100μ、ノートン社製アランダム)
及び15.5rrLlの40%w/vに等しい濃度のホ
ルムアルデヒドを置いた。
全体を攪拌しそして20℃以下の温度を維持しながら、
200■/rrLlに等しい濃度の水酸化ナトリウム9
3mA’をゆっくりと滴下して加えた。
200■/rrLlに等しい濃度の水酸化ナトリウム9
3mA’をゆっくりと滴下して加えた。
攪拌を反応の終り後10分間続けそして後共沈体をろ過
しそして実際上ナトリウムイオンが存在しなくなるまで
蒸留水で注意深く数回洗浄した。
しそして実際上ナトリウムイオンが存在しなくなるまで
蒸留水で注意深く数回洗浄した。
共沈物をアセトンで洗いそしてオーブン内50℃で乾燥
した。
した。
乾燥体を50−フラスコ内に置きそして22.4一のB
a (OH)2溶液(16.8■のバリウムを単位M当
り含む)を加えた。
a (OH)2溶液(16.8■のバリウムを単位M当
り含む)を加えた。
フラスコ内容物を回転蒸発器内で真空中50℃において
迅速に蒸発化せしめて乾燥した。
迅速に蒸発化せしめて乾燥した。
最後の微量の湿分は真空炉内で180℃において6時間
処理することにより除去した。
処理することにより除去した。
乾燥触媒を乳鉢内で注意深く粉状化しそして篩にかげ最
終的に250ミクロン以下の粒寸の粉末を収集した。
終的に250ミクロン以下の粒寸の粉末を収集した。
生じた触媒は30重量%のアランダムを含んでいる。
1.78fの銀を含む或る量の触媒を炭化珪素(粒寸法
150〜180μ)と機械的に完全に一様になるまで混
合して、計30mlの容積とした。
150〜180μ)と機械的に完全に一様になるまで混
合して、計30mlの容積とした。
混合物を流動床中に浸した16闘円径のチューブ状ガラ
ス反応器に置いた。
ス反応器に置いた。
例 2(従来技術)
例1の記載に従って、但しAgNO3の溶液に21mg
/mlのべリリウムを含む硝酸ベリリウム溶液c),4
rrLlを加えて公知の触媒を調製した。
/mlのべリリウムを含む硝酸ベリリウム溶液c),4
rrLlを加えて公知の触媒を調製した。
例 3(従来技術)
例1の記載に従って、但しAgN03の溶液に31.7
8■/献の銅を含む硝酸銅溶液(6.8mA)を添加し
て公知の触媒を調製した。
8■/献の銅を含む硝酸銅溶液(6.8mA)を添加し
て公知の触媒を調製した。
例4
例1に記載されるようにして触媒を調製した。
但し、硝酸銀の溶液に単位rrLl当932■のインジ
ウムを含む12mlの硝酸インジウム溶液を添加した。
ウムを含む12mlの硝酸インジウム溶液を添加した。
得られた触媒組成を表に示す。例 5、6及び7
硝酸インジウムの量を変えて上記例で記載したようにし
て触媒を調製した。
て触媒を調製した。
得られた触媒の組成を表に示す。
例8
硝酸銀溶液に3 1. 7 8 mJil/mlの銅を
含む硝酸銅溶液(6.81nl)を加えて例4の記載に
従って触媒を調製した。
含む硝酸銅溶液(6.81nl)を加えて例4の記載に
従って触媒を調製した。
例9〜10
これらの例は、例4において記載された触媒の担体上で
の活性の安定性を例示するためのものである。
の活性の安定性を例示するためのものである。
特公昭55−14872号に従って硬質粒子として炭化
珪素を使用した。
珪素を使用した。
例4で記載されるような触媒組成物で覆われた担持体を
調製した。
調製した。
これら担持体のうち51の銀を含む量に当るものを流動
化浴中に埋められた16mmの内径を持つチューブ状ガ
ラス反応器内に導入して30mlの総占有容積を与えた
。
化浴中に埋められた16mmの内径を持つチューブ状ガ
ラス反応器内に導入して30mlの総占有容積を与えた
。
幾つかの実験条件を採用したけれども、表に示されるよ
うに、本発明の触媒は公知の触媒に較べて著しく秀れ更
に一層安定した性質を示す。
うに、本発明の触媒は公知の触媒に較べて著しく秀れ更
に一層安定した性質を示す。
例10は例9の続きである。
例10は気相調節剤を使用して行ったものであり、これ
は表に示されるように本発明の触媒の生産性の増大を導
いた。
は表に示されるように本発明の触媒の生産性の増大を導
いた。
例11〜12
例4の触媒組成物を、但し炭化珪素を伴わずに、被覆支
持体を作製するべくアルミニウム担体に適用した。
持体を作製するべくアルミニウム担体に適用した。
その後、この被覆支持体を本件出願人に係る特公昭55
−48857号に記載されるようにして触媒カートリッ
ジに成形した。
−48857号に記載されるようにして触媒カートリッ
ジに成形した。
この触媒カートリッジは、交互に反対方向に折曲げて複
数の部片に形成した条帯より戒り、各部片は、(a)第
1のら旋状区分片と、(b)第1のら旋状区分片に固着
した外周区分片と、(e)外周区分片に固着した第2の
ら旋状区分片と、(d)前記第2のら旋状区分片に固着
した内周区分片とより成り、そして触媒材料な条帯に支
持せしめたものである。
数の部片に形成した条帯より戒り、各部片は、(a)第
1のら旋状区分片と、(b)第1のら旋状区分片に固着
した外周区分片と、(e)外周区分片に固着した第2の
ら旋状区分片と、(d)前記第2のら旋状区分片に固着
した内周区分片とより成り、そして触媒材料な条帯に支
持せしめたものである。
各8個の触媒カートリッジを内径32mmの金属反応器
内に挿入しそしてエチレン、酸素及び窒素を含むガス混
合物を流すことにより、触媒構造体の触媒活性度を試験
する2つの実験を行った。
内に挿入しそしてエチレン、酸素及び窒素を含むガス混
合物を流すことにより、触媒構造体の触媒活性度を試験
する2つの実験を行った。
結果を、実験条件と共に表中に例11及び12として示
す。
す。
例13
この例は、本発明の触媒組成物により示される表面積対
質量比の安定性を例示するものである。
質量比の安定性を例示するものである。
露呈表面積/質量比は例4の触媒組成物について測定し
そして最初2 m / ’itに相当することを見出し
た。
そして最初2 m / ’itに相当することを見出し
た。
この触媒組戒物に500℃で30時間促進老化試験を行
った。
った。
その後、前記比がまだ尚2m2/1のままであり少しも
減少していないことを確認した。
減少していないことを確認した。
同じ試験を例2の触媒組成物について行った。
この場合最初3.3m/?の表面積/質量比を持ってい
たのが、500℃で30時間の老化試験後1.8m/?
となった。
たのが、500℃で30時間の老化試験後1.8m/?
となった。
斯くして、先行技術の触媒は最初の表面積の45%の損
失に当る1.5rri”/?の減少を示したことになる
。
失に当る1.5rri”/?の減少を示したことになる
。
例14
この例は、低温度においてエチレンのエチレンオキシド
への酸化を実施するのに特に適する触媒組成物の活性度
を例示するものである。
への酸化を実施するのに特に適する触媒組成物の活性度
を例示するものである。
AgNO3の形の339.6S’の銀と64■/ccI
nを含むIn ( NO3)3+2 0.5 ?のB
aNO 3の溶液134.3CCとを各成分が完全に溶
解するよう650ccのH20に加えて、溶液(A)を
得た。
nを含むIn ( NO3)3+2 0.5 ?のB
aNO 3の溶液134.3CCとを各成分が完全に溶
解するよう650ccのH20に加えて、溶液(A)を
得た。
825?のNa2CO3・10H20を3500ccの
蒸留水に溶かしそしてこの溶液に1 2 4II19の
NaC1を添加して、溶液(B)を得た。
蒸留水に溶かしそしてこの溶液に1 2 4II19の
NaC1を添加して、溶液(B)を得た。
溶液(B)を溶液(A)に迅速な攪拌下で添加して、A
g、In及びBaの炭酸塩を完全に沈殿せしめた。
g、In及びBaの炭酸塩を完全に沈殿せしめた。
こうして得た懸濁液に34ccのCH20溶液(40%
w/vホルムアルデヒド)を攪拌下で滴下して添加した
。
w/vホルムアルデヒド)を攪拌下で滴下して添加した
。
攪拌を銀が完全に還元されるまで続行した。
懸濁液をろ過しそしてNaイオンの完全な除去が得られ
るまで水洗し、続いて空気オーブン内で150℃におい
て6時間乾燥した。
るまで水洗し、続いて空気オーブン内で150℃におい
て6時間乾燥した。
こうして得た粉末は、銀重量に基いて約5重量%のバリ
ウム及び銀重量に基いて約4重量%のインジウムを含ん
だ。
ウム及び銀重量に基いて約4重量%のインジウムを含ん
だ。
この粉末0.66Pを、1510カーボランダムと完全
に混合した後、流動浴中に埋めたチューブ状ガラス製反
応器(内径16mm)内に装填して、エチレンの酸化反
応における試験に供した。
に混合した後、流動浴中に埋めたチューブ状ガラス製反
応器(内径16mm)内に装填して、エチレンの酸化反
応における試験に供した。
この反応器に、64容量%エチレン5容量%酸素及び残
部窒素から戒る混合物を60m、モルエチレン/時間/
Ag単位グラムの供給速度で供給してエチレンオキシド
を得た。
部窒素から戒る混合物を60m、モルエチレン/時間/
Ag単位グラムの供給速度で供給してエチレンオキシド
を得た。
酸化反応温度は140℃であった。
選択度は75.39%であり、反応済みエチレンは0.
5mモル/時間/Ag単位グラムであつた。
5mモル/時間/Ag単位グラムであつた。
以下、上述した例についてのデータを総活する表を示す
。
。
Claims (1)
- 1 銀の重量に基いて0.001〜10%のバリウム、
ストロンチウム及びカルシウムから成る群から選択され
る金属と、銀の重量に基いてo.ooi〜8%のインジ
ウムと、残部の実質上銀を包含するエチレンのエチレン
オキシドへの酸化用銀基触媒組戒物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT21923/75A IT1034785B (it) | 1975-04-02 | 1975-04-02 | Composizione catalitica a base d argento particolarmente per l ossidazione di etilene a ossido di etilene |
IT2107676A IT1058343B (it) | 1976-03-11 | 1976-03-11 | Composizione catalitica a base d argento particolarmente per l ossidazione a bassa temperatura di etilene a ossido di etilene |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51122687A JPS51122687A (en) | 1976-10-26 |
JPS5836627B2 true JPS5836627B2 (ja) | 1983-08-10 |
Family
ID=26327770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51035203A Expired JPS5836627B2 (ja) | 1975-04-02 | 1976-04-01 | エチレンのエチレンオキシドへの酸化に特に適した銀基触媒組成物 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4045369A (ja) |
JP (1) | JPS5836627B2 (ja) |
DE (1) | DE2614410A1 (ja) |
FR (1) | FR2306011A1 (ja) |
GB (1) | GB1531596A (ja) |
NL (1) | NL7603460A (ja) |
Families Citing this family (9)
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US4386014A (en) * | 1981-07-27 | 1983-05-31 | Celanese Corporation | Catalyst of supported silver and lead for the production of formaldehyde |
US4390730A (en) * | 1981-07-27 | 1983-06-28 | Celanese Corporation | Formaldehyde production |
EP0486777A1 (de) * | 1990-11-20 | 1992-05-27 | Degussa Aktiengesellschaft | Silberkatalysator für die Formaldehydsynthese und Verfahren zu seiner Herstellung |
US5610438A (en) * | 1995-03-08 | 1997-03-11 | Texas Instruments Incorporated | Micro-mechanical device with non-evaporable getter |
US7723258B2 (en) * | 2000-06-21 | 2010-05-25 | Green Hydrotec Corp. | Method and substance for reactive catalytic combustion |
US6699815B2 (en) | 2000-06-21 | 2004-03-02 | Min-Hon Rei | Boron nitride supported noble metal catalyst |
US20060036104A1 (en) * | 2004-08-12 | 2006-02-16 | Shell Oil Company | Method of preparing a shaped catalyst, the catalyst, and use of the catalyst |
US7951748B2 (en) * | 2005-08-11 | 2011-05-31 | Shell Oil Company | Method of preparing a shaped catalyst, the catalyst, and use of the catalyst |
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US3960775A (en) * | 1969-08-26 | 1976-06-01 | Snam Progetti S.P.A. | Catalyst for the production of ethylene oxide |
-
1976
- 1976-03-26 US US05/670,954 patent/US4045369A/en not_active Expired - Lifetime
- 1976-04-01 JP JP51035203A patent/JPS5836627B2/ja not_active Expired
- 1976-04-01 FR FR7609462A patent/FR2306011A1/fr active Granted
- 1976-04-02 GB GB13426/76A patent/GB1531596A/en not_active Expired
- 1976-04-02 DE DE19762614410 patent/DE2614410A1/de not_active Withdrawn
- 1976-04-02 NL NL7603460A patent/NL7603460A/xx not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4045369A (en) | 1977-08-30 |
FR2306011B1 (ja) | 1979-08-31 |
GB1531596A (en) | 1978-11-08 |
FR2306011A1 (fr) | 1976-10-29 |
NL7603460A (nl) | 1976-10-05 |
DE2614410A1 (de) | 1976-10-14 |
JPS51122687A (en) | 1976-10-26 |
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