JPS583648B2 - 定置網 - Google Patents
定置網Info
- Publication number
- JPS583648B2 JPS583648B2 JP17067880A JP17067880A JPS583648B2 JP S583648 B2 JPS583648 B2 JP S583648B2 JP 17067880 A JP17067880 A JP 17067880A JP 17067880 A JP17067880 A JP 17067880A JP S583648 B2 JPS583648 B2 JP S583648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- opening
- fish
- nets
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は魚捕獲率を向上せしめる様に改良した定置網に
関する。
関する。
従来の定置網は、魚を網内に誘導する垣網と、内部に適
当な運動場を有する箱網、袋網等の二つ以上の囲網と、
これに必要ならば囲網に設けたいくつかの魚取網とから
構成されるもので、しかも囲網はのぼり網に導かれ囲網
上位に設けた狭搾開口部を通じ連絡されていら。
当な運動場を有する箱網、袋網等の二つ以上の囲網と、
これに必要ならば囲網に設けたいくつかの魚取網とから
構成されるもので、しかも囲網はのぼり網に導かれ囲網
上位に設けた狭搾開口部を通じ連絡されていら。
この定置網では、魚は垣網の網面に沿って第１の囲網内
に誘導され、その運動場内を回遊するうち、のぼり網に
登って狭搾開口部から第２の囲網に入り、第２の囲網の
運動場を回遊することとなるが、狭搾開口部の上位にあ
り、しかも開口部面積が狭いため、同狭搾開口部を通っ
て逆に第１の囲網に戻りにくくあつて第２の囲網に捕獲
されることとなる。
に誘導され、その運動場内を回遊するうち、のぼり網に
登って狭搾開口部から第２の囲網に入り、第２の囲網の
運動場を回遊することとなるが、狭搾開口部の上位にあ
り、しかも開口部面積が狭いため、同狭搾開口部を通っ
て逆に第１の囲網に戻りにくくあつて第２の囲網に捕獲
されることとなる。
同様にして魚は第３，４の囲網に移動し、より確実に囲
網内に捕獲され、最後は適当な時点で魚取網によって、
あるいは囲網を持ち揚げることによって魚を魚獲するこ
ととなる。
網内に捕獲され、最後は適当な時点で魚取網によって、
あるいは囲網を持ち揚げることによって魚を魚獲するこ
ととなる。
しかしながら狭搾開口部はその開口部が上位にあって狭
いといえど、戻る魚の方が定留する魚よりはるかに多く
、再び垣網の網面に沿って大部分の魚が網外に出てしま
うため、魚の魚獲率が１割程度できわめて少ないという
欠点があった。
いといえど、戻る魚の方が定留する魚よりはるかに多く
、再び垣網の網面に沿って大部分の魚が網外に出てしま
うため、魚の魚獲率が１割程度できわめて少ないという
欠点があった。
本発明は、魚の習性を巧みに利用してこの欠点を解消し
た５割程度の魚捕獲率を有する画期的な定置網を提供せ
んとするものである。
た５割程度の魚捕獲率を有する画期的な定置網を提供せ
んとするものである。
本発明の要旨は魚を誘導する垣網と内部に運動場を形成
する二つ以上の囲網とからなり、それら囲網を連結する
狭搾開口部にのぼり網にて導くようにした定置網におい
て、狭搾開口部を形成する囲網面の滑らかな延長面上に
外網面を有し、又聞口部内側の内網面を開口部面に対し
斜交せしめた補助網を少なくとも一つの狭搾開口部に設
けたことを特徴とする定置網にある。
する二つ以上の囲網とからなり、それら囲網を連結する
狭搾開口部にのぼり網にて導くようにした定置網におい
て、狭搾開口部を形成する囲網面の滑らかな延長面上に
外網面を有し、又聞口部内側の内網面を開口部面に対し
斜交せしめた補助網を少なくとも一つの狭搾開口部に設
けたことを特徴とする定置網にある。
ここで補助網の形状は実施例の如く略菱形が望ましいが
これに限るものでなく、その他の形状例を第５図に示す
。
これに限るものでなく、その他の形状例を第５図に示す
。
又補助網は囲網同志を連絡する狭搾開口部、囲網と魚取
網との間の狭搾開口部のすべてに設ける必要はなく、最
も適切な狭搾開口部のみに一つ又は二つ以上設けておけ
ばよく、これも本発明に含まれるものである。
網との間の狭搾開口部のすべてに設ける必要はなく、最
も適切な狭搾開口部のみに一つ又は二つ以上設けておけ
ばよく、これも本発明に含まれるものである。
補助網の網目は角目、菱目いずれに限定されるものでな
いが保形性がよい角目が望ましい。
いが保形性がよい角目が望ましい。
以下実施例を図面に基いて説明する。
図中１は垣網、２は第１囲網、３は第２囲網、４は第３
囲網、５は第１と第２の囲網２，３を連結する第１狭搾
開口部、６は第２，３の囲網３，４を連結する第２狭搾
開口部、７，８はのぼり網、９，１０はそれぞれ第１，
２狭搾開口部５，６に設けた補助網であって、外網面ａ
と内網面ｂとからなっている。
囲網、５は第１と第２の囲網２，３を連結する第１狭搾
開口部、６は第２，３の囲網３，４を連結する第２狭搾
開口部、７，８はのぼり網、９，１０はそれぞれ第１，
２狭搾開口部５，６に設けた補助網であって、外網面ａ
と内網面ｂとからなっている。
又１１，１２，１３は第１，２，３囲網２，３，４のそ
れぞれの運動場、１４は網係留ロープ、１５はフロート
である。
れぞれの運動場、１４は網係留ロープ、１５はフロート
である。
第１，２，３囲網２，３，４垣網１、補助網９，１０等
の網地は潮流等によって網形状がくずれない様にその底
面をアンカーにより固定するのが望ましい。
の網地は潮流等によって網形状がくずれない様にその底
面をアンカーにより固定するのが望ましい。
この実施例では、魚は垣網１の網面に沿って誘導されて
第１囲網２に入り、その運動場１１内を回遊するうち、
のぼり網７を登り第１狭搾開口部５に向う。
第１囲網２に入り、その運動場１１内を回遊するうち、
のぼり網７を登り第１狭搾開口部５に向う。
同開口部には補助網９が設けてあるので魚は壁面、網面
に沿って移動するという習性によって内網面ｂの網面に
沿って第１狭搾開口部５に導かれる。
に沿って移動するという習性によって内網面ｂの網面に
沿って第１狭搾開口部５に導かれる。
この内網面ｂと第１狭搾開口部５とは斜交するので魚は
その習性（面に平行に移動する習性）によってスムーズ
に同第１狭搾開口部を通過して第２囲網３内に入る。
その習性（面に平行に移動する習性）によってスムーズ
に同第１狭搾開口部を通過して第２囲網３内に入る。
入った魚は第２囲網３の運動場１２を回遊するが、第１
狭搾開口部５にある補助網９の外網面ａが同第１狭搾開
口部５を形成する第１囲網２の網面の略延長面上にある
ため、網面に沿って回遊する魚はその習性から第１狭搾
開口部５を左右に見ながら同第１狭搾開口部に右（左）
折して入っていくことはせず、そのまま第２囲網の運動
場１２内を回遊し、確実に捕獲（定留）状態となる。
狭搾開口部５にある補助網９の外網面ａが同第１狭搾開
口部５を形成する第１囲網２の網面の略延長面上にある
ため、網面に沿って回遊する魚はその習性から第１狭搾
開口部５を左右に見ながら同第１狭搾開口部に右（左）
折して入っていくことはせず、そのまま第２囲網の運動
場１２内を回遊し、確実に捕獲（定留）状態となる。
又前述した同様な過程を経て、第２囲網３から第２狭搾
開口部６を通過して第３囲網４に移動し、補助網１０に
よって確実に第３囲網に捕獲され、捕獲された魚は適切
な時点で魚獲されることとなる。
開口部６を通過して第３囲網４に移動し、補助網１０に
よって確実に第３囲網に捕獲され、捕獲された魚は適切
な時点で魚獲されることとなる。
以上の様に、本発明によれば囲網を連結する狭搾開口部
の網面の滑らかな延長面上に外網面を有し、又開口部面
に斜交した内網面とを有する補助網を狭搾開口部に設け
ることによって魚がその習性によって狭搾開口部から戻
ることを著しく阻止し、囲網にとじこめて定留せしめ、
よって魚の捕獲率を従来の１割程度から５割程度に飛躍
的に向上させるという優れた効果を有する。
の網面の滑らかな延長面上に外網面を有し、又開口部面
に斜交した内網面とを有する補助網を狭搾開口部に設け
ることによって魚がその習性によって狭搾開口部から戻
ることを著しく阻止し、囲網にとじこめて定留せしめ、
よって魚の捕獲率を従来の１割程度から５割程度に飛躍
的に向上させるという優れた効果を有する。
第１図は従来の定置網を示す平面図、第２図は本発明定
置網の実施例を示す斜視図、第３図は同平面図、第４図
は同縦断面図、第５図は補助網の種々の平面形状例を示
す説明図である。 １・・・・・・垣網、２・・・・・・第１囲網、３・・
・・・・第２囲網、４・・・・・・第３囲網、５・・・
・・・第１狭搾開口部、６・・・・・・第２狭搾開口部
、７，８・・・・・・のぼり網、９，１０・・・・・・
補助網、ａ・・・・・・外網面、ｂ・・・・・・内網面
。
置網の実施例を示す斜視図、第３図は同平面図、第４図
は同縦断面図、第５図は補助網の種々の平面形状例を示
す説明図である。 １・・・・・・垣網、２・・・・・・第１囲網、３・・
・・・・第２囲網、４・・・・・・第３囲網、５・・・
・・・第１狭搾開口部、６・・・・・・第２狭搾開口部
、７，８・・・・・・のぼり網、９，１０・・・・・・
補助網、ａ・・・・・・外網面、ｂ・・・・・・内網面
。
Claims (1)
- １ 魚を誘導する垣網と内部に運動場を形成する二つ以
上の囲網とからなり、それら囲網を連結する狭搾開口部
にのぼり網にて導くようにした定置網において、狭搾口
部を形成する囲網面の滑らかな延長面上に外網面を有し
、又聞口部内側の内網面を開口部面に対し斜交せしめた
補助網を、少なくとも一つの狭搾開口部に設けたことを
特徴とする定置網。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17067880A JPS583648B2 (ja) | 1980-12-02 | 1980-12-02 | 定置網 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17067880A JPS583648B2 (ja) | 1980-12-02 | 1980-12-02 | 定置網 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5794235A JPS5794235A (en) | 1982-06-11 |
| JPS583648B2 true JPS583648B2 (ja) | 1983-01-22 |
Family
ID=15909355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17067880A Expired JPS583648B2 (ja) | 1980-12-02 | 1980-12-02 | 定置網 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS583648B2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-02 JP JP17067880A patent/JPS583648B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5794235A (en) | 1982-06-11 |
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