JPS5836202B2 - 倍力装置 - Google Patents
倍力装置Info
- Publication number
- JPS5836202B2 JPS5836202B2 JP2760377A JP2760377A JPS5836202B2 JP S5836202 B2 JPS5836202 B2 JP S5836202B2 JP 2760377 A JP2760377 A JP 2760377A JP 2760377 A JP2760377 A JP 2760377A JP S5836202 B2 JPS5836202 B2 JP S5836202B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- force
- booster
- fitted
- Prior art date
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- Expired
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- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は油圧式の倍力装置に関するものである。
載荷方法として油圧ジャッキを用いる例は多いが、油圧
ジャッキは圧縮側の負荷しかできないものが多く、また
、複動式の油圧ジャッキでも引張能力は圧縮側より劣り
、能力不足になることが多い。
ジャッキは圧縮側の負荷しかできないものが多く、また
、複動式の油圧ジャッキでも引張能力は圧縮側より劣り
、能力不足になることが多い。
そのような場合、従来は第1図に示すようなレバ一式倍
力装置を用いている。
力装置を用いている。
すなわち、支点1から1離れた点3にPなる圧縮力を加
えると、支点から1′離れたところ4では、l P.であ↑yなる引張力が得られる。
えると、支点から1′離れたところ4では、l P.であ↑yなる引張力が得られる。
このようにレハー比Tを適当に変えれば任意の力を得る
ことができるが、この装置には次のような欠点がある。
ことができるが、この装置には次のような欠点がある。
(1)荷重点3,4が円弧運動をするために、負荷とと
もに偏心する。
もに偏心する。
(2)レバー2が長くなるために、設置場所を多くとる
。
。
(3)レバー20部材が大きくなる。
また、単に油圧シリンダを用いた倍力装置としては、第
2図に示す方法もある。
2図に示す方法もある。
これはシリンダ5内に受圧面積の異なるピストン6,7
を設置し、パスカルの原理により、加えた力Pと異なる
力yをとり出すものである。
を設置し、パスカルの原理により、加えた力Pと異なる
力yをとり出すものである。
この装置は倍力装置ではあるけれども、力の向きを変え
ることはできない。
ることはできない。
本発明は上記欠点を解消しようとするもので、力の向き
を変えること、力を大きくすること及びコンパクトな装
置であること等を目標にした油圧式の倍力装置で、力の
向きを逆にでき、装置がコンパクトであることを特徴と
するものであり、油圧シリンダ、空気シリンダに応用で
きる。
を変えること、力を大きくすること及びコンパクトな装
置であること等を目標にした油圧式の倍力装置で、力の
向きを逆にでき、装置がコンパクトであることを特徴と
するものであり、油圧シリンダ、空気シリンダに応用で
きる。
次に本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
第3図及び第4図は本発明の倍力装置を示すもので、第
3図は、加える力が圧縮力で取り出す力が引張力である
装置、第4図はその反対の場合も可能な装置を示す。
3図は、加える力が圧縮力で取り出す力が引張力である
装置、第4図はその反対の場合も可能な装置を示す。
第3図に示す第1の実施例は、外側シリンダ9の内部に
ピストン兼シリンダ11を封密摺動自在に嵌挿してある
。
ピストン兼シリンダ11を封密摺動自在に嵌挿してある
。
このピストン兼シリンダ11は第3図右方に示すように
その軸心部に出力ロッドを連結してあり、この出力ロン
ドは外側シリンダの端壁より外部にのびている。
その軸心部に出力ロッドを連結してあり、この出力ロン
ドは外側シリンダの端壁より外部にのびている。
ピストン兼シリンダ11は第3図に示すようにその左側
に開口する円筒状のくぼみを軸心部に形成してあり、こ
のくぼみがピストン10のためのシリンダを形成してい
る。
に開口する円筒状のくぼみを軸心部に形成してあり、こ
のくぼみがピストン10のためのシリンダを形成してい
る。
換言すればピストン兼シリンダの内部には、出力ロンド
に対し逆方向に伸びる入カロッドを有するピストン10
が封密摺動自在に嵌挿してある。
に対し逆方向に伸びる入カロッドを有するピストン10
が封密摺動自在に嵌挿してある。
従ってこのピストン10の受圧面積はピストン兼シリン
ダの受圧面積より小さい。
ダの受圧面積より小さい。
ピストン兼シリンダ11の右方にこれと外側シリンダ9
とで限界される室をロツド側室と称するものとする。
とで限界される室をロツド側室と称するものとする。
また、ピストン兼シリンダ11の内部のくぼみとピスト
ン10とで限界される室をヘッド側室と称するものとす
る。
ン10とで限界される室をヘッド側室と称するものとす
る。
ロツド側室とヘッド側室とは導通孔12で連通せしめて
ある。
ある。
なお、13は逃し孔である。
これらの室に封入する流体としては、図示の例では油ま
たはその他の非圧縮性液体8が用いられる。
たはその他の非圧縮性液体8が用いられる。
第4図に示す第2の実施例では上述と同じ構造を有する
ほか、逃し孔14がロツド側室にも配設されており、と
もにバルブまたはコック15,16を有する通路14に
より槽17に連通せしめてある。
ほか、逃し孔14がロツド側室にも配設されており、と
もにバルブまたはコック15,16を有する通路14に
より槽17に連通せしめてある。
この槽は油または非圧縮性の液体8を貯めておくもので
ある。
ある。
本倍力装置の原理は、何れもパスカルの原理を応用した
ものである。
ものである。
すなわち、第3図に於て、力を加えるピストン10にP
なる力を加えると、液体8を介してピストン兼シリンダ
11に力が伝わるが、ピストン10とピストン兼シリン
ダ11とは受圧面積が異なるために、加えた力Pとは異
なる力yがピストン兼シリンダ11から取り出せる。
なる力を加えると、液体8を介してピストン兼シリンダ
11に力が伝わるが、ピストン10とピストン兼シリン
ダ11とは受圧面積が異なるために、加えた力Pとは異
なる力yがピストン兼シリンダ11から取り出せる。
このときyは、ピストン10の受圧面積をA、ピストン
兼シリンダ11の受圧面積をRとするとき、 という式で示される。
兼シリンダ11の受圧面積をRとするとき、 という式で示される。
またこのとき、第3図から判るように、ピストン10お
よびピストン兼シリンダ11に作用する液体8の力の向
きがl8o0異なるために、Pとyの向きは1800異
なっている。
よびピストン兼シリンダ11に作用する液体8の力の向
きがl8o0異なるために、Pとyの向きは1800異
なっている。
第4図においては、加える力Pを圧縮力にする場合は、
バルブまたはコツク15を閉じて、バルブまたはコツク
16を開けば、この倍力装置の作用は、第3図の場合と
同じになり、yなる引張力を得ることができる。
バルブまたはコツク15を閉じて、バルブまたはコツク
16を開けば、この倍力装置の作用は、第3図の場合と
同じになり、yなる引張力を得ることができる。
また、加える力Pを引張力にする場合は、バルブまたは
コツク15を開き、バルブまたはコック16を閉じれば
、装置の作用は全く逆になり、yなる圧縮力を得ること
ができる。
コツク15を開き、バルブまたはコック16を閉じれば
、装置の作用は全く逆になり、yなる圧縮力を得ること
ができる。
以上説明した本発明の倍力装置は、上記の構成、作用に
より次にあげるような効果がある。
より次にあげるような効果がある。
(1)力の向きを変えることができる。
(2) ピストン10およびピストン兼シリンダ11
の受圧面積を適当に選ぶことにより、加えた力を任意に
大きく変えることができる。
の受圧面積を適当に選ぶことにより、加えた力を任意に
大きく変えることができる。
(3)第1図に示した従来装置に比較すると、大幅にコ
ンパクトな装置になり、しかも負荷とともK偏心するこ
とはない。
ンパクトな装置になり、しかも負荷とともK偏心するこ
とはない。
また、第2図の装置に比べても、本発明装置は、力を取
り出す側において、ピストンとシリンダを兼ねているの
で、コンパクトでアル。
り出す側において、ピストンとシリンダを兼ねているの
で、コンパクトでアル。
第1図は従来のてこの原理を利用した倍力装置の説明図
、第2図は従来の油圧シリンダを用いた倍力装置の断面
図、第3図は加える力が圧縮力で、取り出す力が引張力
の本発明の第1の実施例の断面図、第4図は逆の関係の
力も取出せる本発明の第2の実施例の断面図である。 8・・・・・・液体、9・・・・・・外側シリンダ、1
0・・・・・・ピストン、11・・・・・・ピストン兼
シリンダ、12・・・・・・導通孔、13・・・・・・
逃し孔、14・・・・・・通路、15,16・゜゜・・
・バルブまたはコック、17・・・・・・槽。
、第2図は従来の油圧シリンダを用いた倍力装置の断面
図、第3図は加える力が圧縮力で、取り出す力が引張力
の本発明の第1の実施例の断面図、第4図は逆の関係の
力も取出せる本発明の第2の実施例の断面図である。 8・・・・・・液体、9・・・・・・外側シリンダ、1
0・・・・・・ピストン、11・・・・・・ピストン兼
シリンダ、12・・・・・・導通孔、13・・・・・・
逃し孔、14・・・・・・通路、15,16・゜゜・・
・バルブまたはコック、17・・・・・・槽。
Claims (1)
- 1 気圧または液圧を利用する倍力装置において、外側
シリンダの内部に出力ロツドが連結されたピストン兼シ
リンダを封密摺動自在に嵌挿すると共に、該ピストン兼
シリンダの内部に、上記出力ロンドに対し逆方向に伸び
る入カロツドが連結されかつ上記ピストン兼シリンダよ
り受圧面積の小さいピストンを封密摺動自在に嵌挿し、
上記外側シリンダ内に嵌挿された上記ピストン兼シリン
ダによって限界されるロツド側室と上記ピストン兼シリ
ンダ内に嵌挿されたピストンによって限界されたヘッド
側室とを連通ずる導通孔を上記ピストン兼シリンダに設
けたことを特徴とする倍力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2760377A JPS5836202B2 (ja) | 1977-03-15 | 1977-03-15 | 倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2760377A JPS5836202B2 (ja) | 1977-03-15 | 1977-03-15 | 倍力装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6235983A Division JPS58193903A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53113973A JPS53113973A (en) | 1978-10-04 |
JPS5836202B2 true JPS5836202B2 (ja) | 1983-08-08 |
Family
ID=12225490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2760377A Expired JPS5836202B2 (ja) | 1977-03-15 | 1977-03-15 | 倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836202B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5072588A (en) * | 1989-08-17 | 1991-12-17 | Eagle-Picher Industries, Inc. | Motion multiplier for use with extendable boom fork lift vehicle |
FR2775459B1 (fr) * | 1998-02-27 | 2000-04-21 | Bosch Syst Freinage | Dispositif hydro-mecanique de transmission d'effort |
-
1977
- 1977-03-15 JP JP2760377A patent/JPS5836202B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53113973A (en) | 1978-10-04 |
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