JPS5836090Y2 - 直管形けい光灯器具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主に店舗等に使用される直付ランプ露出形の
直管形螢光灯器具に関するものである。

一般にこの種の螢光灯器具は、用途上、色彩、形状、配
置等、種々に選び、組み合わせて象形や装飾的な機能を
もたせることもできるよう望まれているが、従来の一般
的な直管形螢光灯器具ではランプが大形かつ棒状である
ため所望の意匠に組み合わせ配置するためには広いスペ
ースが必要であり、一般店舗の実情に合わない面があっ
た。

また、白熱灯を用いた器具では、例えば正多角形の外形
を有する多彩な器具があり、これらを組み合わせ、配置
することによって個性的な意匠を創り出すこともでき、
上記要望を満足し得るが、一方、発光効率が低いので省
エネルギーをはかるべきわが国の現状からは好ましくな
かった。

このような実情に鑑み本考案者は先に直管形の螢光灯を
用いながらも器具自体を種々の個性的な意匠に構成およ
び選択できるとともに、これを種々に組み合わせて個性
的な配置意匠を創り出すことができる直管形螢光灯器具
を提供した。

第１図および第２図はその提案例を示している。

すなわちこれら図において、図中１は天井や壁面等に取
り付けられ、外形形状が略等辺平行四辺形に形成された
ケースであり、一方の相対する２辺の近い位置にそれぞ
れ２個づつソケット台５を固着させ、このソケット台５
にソケット４が取付けられている。

さらにこのケース１には上記ソケット台５に近接すると
ともに、ランプ取付方向と斜交する位置に夫々反射カバ
ー保持板８が取付けられている。

６は平面形状が正三角形をした画状の２個の反射カバー
で、これらには正三角形の一辺に沿い、かつ上記ケース
１に取り付けたソケット台５と対応する位置にソケット
４が貫通する穴９があけられ、又、この反射カバー６を
ケース１につまみねじ７によって保持させるために、上
記ソケット台５を挿通したときに、上記ケース１に取付
けられた反射カバー保持板８と当接する位置につまみね
し貫通孔１０が穿けられている。

そして、これら反射カバー６は互いの一辺同士を当接さ
せて等辺平行四辺形を形成し、上記ケース１の上面を覆
うようにケース１に取付けられる。

なお２は直管形けい光ランプ、３は安定器である。

以上のような構成によれば、全く同形状に成型された２
個の正三角形をした反射カバー６をソケット４側を互い
に相対する２辺となるように並べた平行四辺形に組み合
わせることによって、標準化された反射カバー６を用い
て外観形状が等辺平行四辺形を威す個性的な意匠を構成
した直管形けい光灯器が容易に得られる。

しかしながら、かかる構成では、けい光ランプ２の長さ
が例えば２倍（例えばＦＬ ２０がＦＬ ４０に替った
場合）となったようにときには、勢い反射カバー６の大
きさも極めて大きなものにせさ゛るを得す、したがって
意匠的に非常に不体裁になるばかりか、大きさの異なる
反射カバー６を用意しておく必要があり、部品の標準化
にも反する結果となる。

この考案は上記問題点を解梢するものであり、部品の標
準化を図りながら意匠性に富んだ構成を可能にした直管
形けい光灯器具を提供するものである。

以下この考案の一実施例を第３図、第４図に基づいて説
明する。

この実施例は第１図、第２図に示したものの約２倍の長
さをもつ直管形けい光ランプ２を２灯使用したものであ
る。

即ち正三角形状の反射カバー６を４個使用し、第１図、
第２図に示したソケット露出用の穴９を穿設した反射カ
バー（便宜上反射カバーＡと称す）６を両端に配置して
、その中間にもう２個の外形が同形状の反射カバー（便
宜上反射カバーＢ６１と称す）を連らねて配置し、合計
４個の反射カバー６および６１で、長辺と短辺をもった
平行四辺形状の反射カバー面を形成させ、ケース１を覆
うように構成したものである。

なお上記以外は第１図、第２図と同様である。

かかる構成によれば、第１図、第２図に示したものと同
じ大きさに形成された２個の反射カバーＡ６と、この反
射カバーＡ６の間に、互いの一辺同士を当接させ等辺平
行四辺形を形成した２個の反射カバーＢ６１を連らねて
配置し、長辺と短辺をもった平行四辺形状の反射カバー
面を形成している。

そのため、ランプソケット貫通穴９を形成した反射カバ
ーＡ６と、この反射カバーＡ６と同一形状であるが、ラ
ンプソケット貫通穴９を有さない反射カバーＢ６１との
２種類の反射カバーを用意しておけば、けい光ランプ２
の長さが変化しても、反射カバー６．６１の大きさを変
えずに対応できる。

つまり、けい光ランプ２の長さに関係なく部品の共用化
が図れ、実用的価値を高める。

しかも組合された反射カバー６．６１は、第１図、第２
図のものと短辺側の長さは同一であるので、その第１図
、第２図に示されたものと自然な形で連結できるととも
に、反射カバー６．６１を無暗に大きくする必要もない
から体裁を悪くせずにすむ。

また上記実施例の場合のように、反射カバー６．６１の
個数を増加させた構成にすると、各々の反射カバー６．
６１の外観色を変化させて使用すれば、更に効果的に色
彩豊かな直管形けい光灯器具が提供できるものである。

なお、上述した実施例の説明では、反射カバー６．６１
の形状を平面形状が正三角形の場合について述べたが、
反射カバー６．６１の形状は円とか正方形とかの形状で
も本考案による、造形、色彩等のバラエティ−に富んだ
直管形けい光灯器具を提供するための作用効果としては
、上述の実施例のものと何ら変わるものではない。

この考案は以上説明したように構成したものであるから
、部品の標準化を図かりながら意匠的に変化に富んだ構
成を可能にした実用的に価値のある直管形けい光灯器具
を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本出願人か′先に提案した直管形
けい光灯器具の一提案例を示したものであり、第１図は
側断面図、第２図は平面図、また、第３図および第４図
はこの考案の一実施例を示すもので、第３図は正三角形
反射カバーを４個使用して平行四辺形とした場合の側断
面図、第４図はその平面図である。 １はケース、２は直管形けい光ランプ、４はソケット、
６は反射カバーＡ、６１は反射カバーＢ０尚、各図中同
一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）点灯装置、ランプソケット等を取り付けたケース
   、上記ランプソケットを突出させた同一形状した２個の
   反射カバーＡ、この反射カバーＡと外形が同一形状に形
   成されるとともに、その反射カバーＡの間に配設されカ
   バーＡとで上記ケースを覆うカバーＢを備えたことを特
   徴とする直管形けい光灯器具。
2. （２）上記実用新案登録請求の範囲第１項記載の直管形
   けい光灯器具において、反射カバーＡ、Ｂの形状を三角
   形とした直管形けい光灯器具。
3. （３）上記実用新案登録請求の範囲第１項記載の直管形
   けい光灯器具において、隣接する反射カバーの色を互い
   に異った色にした直管形けい光灯器具。