JPS5836020Y2 - 関水路超音波流量計 - Google Patents

関水路超音波流量計

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JPS5836020Y2
JPS5836020Y2 JP4519478U JP4519478U JPS5836020Y2 JP S5836020 Y2 JPS5836020 Y2 JP S5836020Y2 JP 4519478 U JP4519478 U JP 4519478U JP 4519478 U JP4519478 U JP 4519478U JP S5836020 Y2 JPS5836020 Y2 JP S5836020Y2
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JP
Japan
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waterway
ultrasonic
flow
water level
float
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Expired
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JP4519478U
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JPS54148173U (ja
Inventor
俊和 原田
Original Assignee
株式会社島津製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は上面を大気に接して傾斜によって水が流れる
開水路すなかち開きよおよび暗きょを含め、たとえば発
電所が河川から上水そうに水を導く水路などの流水量を
測定する開水路超音波流量計に関するものである。
一般に上記のような開水路の流量測定はピトー管・プロ
ペラ回転式また熱線式流速計によって第1−B図(開水
路流速分布図)に示す水面下(0,5〜0.7H)の平
均として(0,6H)の流速を測り、これを平均流速■
とし、これに第1−A図に示す水路断面の断面積Sを乗
じて流量を近似的に求めるのが通常である。
しかしながら開水路の流れは特殊な場合を除き第1−A
図の断面X。
X、およびXl、Xlに示すように幅方向にも速度変化
を有する乱流であり、速度分布は複雑で上記のように水
路中心部の水面下(0,6H)1点の流速を平均流速■
とする測定は近似値しか得られず、水路改造工事計画な
どできるだけ正確な流量を必要とする場合は、第1−A
図のように水路の一横断面を数個に分画し、その各面積
Siとその中心の垂直線M−N上の平均流速Viを上記
流速計の倒れかで(0,2H)毎とか、少くとも(0,
5H)〜(0,7H)間を3点測定した平均値で求め、
5iXVi二Qiとして上記各分画面の流量Qiを求め
、これを合計して水路の流量Q−ΣQiとして求めるの
である。
以上のように開水路の正確な流量の測定作業は高い測定
技術と多大の工数とを要し、これにかかる測量費用が高
額になる欠点があった。
また従来の開水路超音波流量計は開水路側壁のたとえば
水面からの水深の40φ位の所定位置に超音波素子のプ
ローブを1対対向配置して埋込むなどの方法で装着固定
する方式であり、第1−B図のUmaxの流速を検出し
て流量計算するのである。
このため水位の変動によって検出流速値が変り、流量測
定値に誤差が生じる欠点だけでなく、同一水路または異
なる水路の測定位置に変更したいはあい上記プローブの
取外し装着に手間がかかる欠点があった。
この考案は以上のような従来の欠点を解消し測定位置を
容易に変更でき、多くの測定位置の流量を短時間に高精
度で測定し、効率良く水路設計その他の用途に供しうる
目的で、従来から満水の管路向流量測定に用いられてい
た超音波式流量測定の原理を利用して開水路流量計とし
たものである。
超音波を互に送受波する1対の超音波素子ならびに被測
定開水路の水位の変化を検出する水位計、さらにこの水
位計の検出値を入力し、流量を演算する演算器を有し、
前記開水路の流量を測定しようとする流量計において、
つぎの各構成要件を備えたことを特徴とする開水路超音
波流量計。
(7)前記一対の超音波素子の一方の素子3と前記水位
計5とを設けた浮子1゜ (イ)前記浮子1の移動を水流と斜角θ0をなすよう規
制して行うようにした浮子案内枠4,4′。
(つ)前記一対の超音波素子の他方の素子2をその対向
線Oが前記水流との斜角θ0をなすよう対向配置すると
ともに、前記案内枠4,4′を支承し、かつこれを移動
自在に水路に定着する案内枠基台4aにかかるものであ
る。
以下図面によってこの考案の一実施例を詳説する。
第2−A図はこの考案の開水路超音波流量計の水路側面
から見た構成およびその作動を説明するブロック図、第
2−B図は水路方向の関係位置図で、1はフロート、2
,3は超音波素子で、共に第3図に示すように2は送波
器T1と受波器R2゜3は受波器R1と送波器T2をそ
れぞれもっている。
4.4′はフロートガイドで、下部基台4aと図示しな
い支梁によって互に平行した4本の支柱で構成されてい
る。
この構成によって流量計を任意の測定位置に移動自在の
ものとなっている。
θ0は下部基台4aに装着された上記素子2とフロート
1の基台4a上の素子3とを結ぶ対向線が水流に対して
なす傾斜角で、通常45°と設定する。
この斜角θ0の設定によって、第1−B図に示した垂直
流速分布Uが示す水深によって連続的に変化する流速の
水面から水路底までの平均値■を検出しうろことがこの
考案の第一の要点である。
またフロート1が水面上の流れの変動に対しては定位置
を保持し、水位のみによって上下に自由に移動しうるよ
うにフロートの車輪(図示せず)などが4,4′のガイ
ドを滑動しうるよう構成されていることも要点の一つで
ある。
Lは上記素子2゜3の間隔で、上記のように水位の変動
に応じ可変である。
5は水位計で水深Hを検出するもので、フロート1に設
置した気泡管式・超音波式または静電容量式水位計、7
は演算器、6は流量指示または指示記録計である。
以上が構成であり、つぎに第3図によって流速測定原理
を説明する。
いま静止流体中の音速をC1管路P中の流体の流れの速
さを■とすると、音波の伝搬が流体の流れに沿った方向
の伝搬速度はC+■となり、その逆方向はC−■となる
送波器T1から超音波を発射し、受波器R1でこれを受
信すると、送受波器間隔は前述のLとし、伝搬速度はC
+■であるから、送波器T1からの超音波が受波器R1
に到達するまでの時間tdは となる。
一方逆のT2からR2における所要時間taは で ある。
ここで、これらの時間差を、7tとすれば となる。
(1)式でC字1500ワ4、■は数ワ4以下であるの
でC2〉■2の仮定が実用上成立する。
かくして求める流速■は 2 V=−・At ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・(2)L として、2組の系の伝搬時間差Jtから流体の流速が求
められる。
以上は流体が素子2,3を結ぶ直線O方向に流れた場合
の流速■について述べたが、第2−A図に示したとおり
素子2,3を結ぶ直線Oは水路の流れの方向に00の傾
斜をしているので、この場合の平均流速■□は 2 9〜−2L。
。、 −、j t−°−−−−−−°−°°°−(3)
)となり、第1−B図で示したUmaxを含む流速分布
曲線Uの真の平均値を示す。
したがって第2−B図で示すような長方形水路における
流量QはQ=A−H・■□ ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・(4)で求められる。
ここでAは水路平均幅で、第1A図のような水路では水
深Hの若干補正を要す。
Hは水深で前述のとおりフロート1に設けた水位計5が
検出する。
水路幅Aを演算器7に予め設定することによって(4)
式の演算が行なわれ、流量Qが流量計6にて測定できる
ものである。
流量計6の回路構成は上記(3)式の原理にもとづいて
現在管路向流量測定に広く採用されているとことの送波
器−流体−受波器は超音波パルスで伝達し、受波器の受
信パルスを電気的に増幅し、その電気出力パルスを送波
器に加え、超音波パルスにして発射するというシングア
ラウンド方式であるが公知でありここでは詳説を省く。
第4図は水路幅が広い場合または第1−A図で示したよ
うに水路の一横断面を区分して測定精度を高めるときに
用うる複数個の超音波素子を有する開水路流量計を示す
ものである。
素子数はこのように任意に増減しうるし、演算器はそれ
らの合計をし、水路の流量を流量計に指示させるもので
ある。
またフロートガイドは移動しうるものが標準であるが、
水位の変動しないばあいには定置式にてもよい。
この考案は以上のように構成されているので多くの開水
路の任意の測定位置における平均流速を瞬時に、しかも
高精度(流速1r/s以上にては±2%)で検出し、か
つ水深を同時測定し演算することによって正確な流量を
連続して指示・記録することかでき、水力利用面におい
て有効な装置を提供したものである。
【図面の簡単な説明】
第1−A、B図は開水路の流速分布を説明する図、第2
−A、B図はこの考案の一実施例の開水路超音波流量計
の構成ブロック図、第3図は超音波流量計の測定限理説
明図(管路向流量測定を例とする)、第4図はこの考案
の別の実施例図である。 1・・・・・・浮子(フロート)、2,3・・・・・・
1対の超音波素子、L・・・・・・素子間距離(可変)
、4,4′・・・・・・浮子案内枠(フロートガイド)
、4a・・・・・・上記の下部基台、θ0・・・・・・
水流に対する超音波素子対向線の斜角、0・・・・・・
超音波素子対向線、■□・・・・・・平均流速、H・・
・・・・開水路の水深、A・・・・・・開水路の平均幅
、T1.T2・・・・・・超音波送波器、R1,R2・
・・・・・超音波受波器、C・・・・・・静止液体中の
超音波の音速、■・・・・・・流体の流速、P・・・・
・・管路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 超音波を互に送・受波する1対の超音波素子ならびに被
    測定開水路の水位の変化を検出する水位計、さらにこの
    水位計の検出値を入力し、流量を演算する演算器を有し
    、前記開水路の流量を測定しようとする流量計において
    、つぎの各構成要件を備えたことを特徴とする開水路超
    音波流量計。 (7)前記一対の超音波素子の一方の素子3と前記水位
    計5とを設けた浮子1゜ (イ)前記浮子1の移動を水流と斜角θ0をなすよう許
    制して行うようにした浮子案内枠4,4′。 (つ)前記一対の超音波素子の他方の素子2をその対向
    線Oが前記水流との斜角θ0をなすよう対向配置すると
    ともに前記案内枠4,4′を支承し、かつこれを移動自
    在に水路に定置する案内枠基台4a0
JP4519478U 1978-04-05 1978-04-05 関水路超音波流量計 Expired JPS5836020Y2 (ja)

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JP4519478U JPS5836020Y2 (ja) 1978-04-05 1978-04-05 関水路超音波流量計

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JP4519478U JPS5836020Y2 (ja) 1978-04-05 1978-04-05 関水路超音波流量計

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Publication Number Publication Date
JPS54148173U JPS54148173U (ja) 1979-10-15
JPS5836020Y2 true JPS5836020Y2 (ja) 1983-08-13

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