JPS5834752B2

JPS5834752B2 - カンソウソウチ

Info

Publication number: JPS5834752B2
Application number: JP15822675A
Authority: JP
Inventors: 金司橋本; 光雄田崎; 博征藤内; 忠生藤本; 哲雄木村
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1975-12-27
Filing date: 1975-12-27
Publication date: 1983-07-28
Also published as: JPS5281662A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、被乾燥物質を付着させた多数の搬送担体を、
乾燥室内において充填下降させるべく構成し、乾燥用熱
風を前記乾燥室内において上昇流動させるべく構成し、
前記乾燥室内において乾燥された物質を前記搬送担体か
ら分離する分離機構を設け、その分離後の搬送担体を前
記乾燥室の上部に揚送するコンベアを設けた乾燥装置に
関する。

乾燥室内に充填されている搬送指体は、その担体どうし
が詰め込渣れて、間隙が非常に小さい状態で充填されて
いるが、この担体と乾燥室周壁との間には、広い間隙が
連続する状態となっている。

この為に、乾燥室周壁における熱風の上昇流動抵抗が小
さくなって、熱風の供給分布としては乾燥室周壁に沿う
程に多くなり、この結果、乾燥室中央部を落下する搬送
担体は、乾燥室周壁部を落下するものに比して大幅に乾
燥が遅れ、乾燥状態が大きく乱れると共に、被乾燥物質
の回収効率の低下も昔ねくものである。

又、乾燥室周壁部分においては、乾燥が早いことによっ
て、ここで乾燥された被乾燥物質が熱風と共に排気管を
通して装置外に排出されて二次公害を招くことがあり、
又その被乾燥物質が、例えば廃糖蜜や、又、廃糖蜜から
アルコールを醗酵させた後の廃液中に含まれている熱可
塑性の物質であれば、この被乾燥物質が乾燥室周部にお
いて過乾燥されて溶融し、被乾燥物質の乾燥室周壁への
付着滞溜や、担体どうしを付着固化するなどの問題も生
じる。

本発明は、官記した乾燥装置にも・いて、前記乾燥室の
縦壁内面に、比較的突出量の小さいジャマ板を付設しで
あることを特徴とする。

即ち、前記ジャマ板によって乾燥室の縦壁内面に沿う熱
風の上昇流動抵抗を入きく構成することにより、乾燥室
内の熱風上昇径路における熱風の上昇分布を、乾燥室の
全幅にわたって均一化することができ、極めて簡単な構
造の付加で、被乾燥物質の均等乾燥、並ひに回収効率の
向上、更に被乾燥物質を局部的に過乾燥することによる
問題の解決を合せて達成するに至った。

次に本発明実施の態様を例示図に基づいて詳述する。

第１図は乾燥装置１の全体縦断側面図を示し、図中２は
上部大径筒２ａと小径筒２ｂ、及びホッパ一部分２ｃか
らなる外筒で、上部蓋３を含めて夫夫が分離自在に構成
されている。

４は前記大径筒２ａの上下適当範囲にわたって、かつ、
大径筒２ａとの間に適当環状空間５を有せしめて内嵌支
持された内筒で、前記環状空間５の上下適当位置には、
後述する被乾燥物質付着装置６から供給充填される搬送
指体Ａ・・・を乾燥する乾燥装置７が設けられ、前記環
状の空間が搬送担体乾燥室５として構成されている。

前記乾燥装置７は、熱風炉からの高温ガスや工場廃ガス
、製造熱ガスなどを加熱用熱風として前記乾燥室５内に
供給し乾燥室内に充填されている自重落下する搬送担体
Ａ・・・に対して上昇流動により向流接触して、担体Ａ
・・・に付着の被乾燥物質を担体落下途中で乾燥するも
ので、断面山型と三角型の部材から構成される導風具８
・・・を縦軸芯１わりに適当間隔へたてて放射状に配設
すると共に、各導風具８・・・を外筒２の外周部に設け
たダクト９に連設して構成され、この導風具８・・・に
ょって前記内筒４が支持されている。

そして乾燥後の排ガスは、乾燥室上部に連設の排気管１
０を通してブロワ１１により強制排気される。

１２は前記内筒４との間に適当空間をもって縦軸芯すわ
りに転勤自在に支持され、かつ、回転機構１３によって
駆動回転される回転筒で、前記内筒４の下端から乾燥室
５内に突入して乾燥後の担体Ａ・・・を下部空間１４に
掻込む掻込み装置１５が連設されている。

この掻込み装置１５ば、乾燥室５にわたる上部材１６，
１６と、この上部材１６に垂下連設された回転方向後方
に彎曲する彎曲部材１７．１７から形成され、乾燥室内
に充填されている担体Ａ・・・を上部材１６，１６で受
止めながら、この上部材１６．１６と外筒底板１８との
間に位置する担体Ａ・・・を前記空間１４に掻込むもの
である。

１９はスリット２０・・・と小孔２１・・・を穿設した
逆円錐台形の板体からなる被乾燥物質回収部で、その傾
斜下部の開口と前記上部蓋３との間にわたって、被乾燥
物質分離後の担体Ａ・・・を前記付着装置６に揚上供給
するスクリューコンベア２２が設けられている。

このコンベア２２ば、ホッパ一部分２ｃと上部蓋３に軸
架された回転軸２３と底板２４、及び螺旋回転翼２５か
らなり、前記回転筒１２に対して逆回転すべく構成され
ている。

そして回転翼２５の下部外周には、前記回転筒１２に外
嵌状態で空間１４に突入する箱状構造の分離機構２６が
連設され、空間内に取り入れた乾燥後の担体Ａ・・・か
ら被乾燥物質をかぐ判分離すべく構成されていて、前記
空間は分離室１４として構成される。

前記コンベア２２の上部に連設される被乾燥物質付着装
置６ば、被乾燥物質を含む廃液を回転軸２３の軸芯を通
して導入して、この径路に廃液供給管２７を連設し、こ
の供給管２７からの廃液の収納容器２８を軸２３に設け
ると共に、回転筒１２の外周部に向けてかく判翼２９を
持つ供給管３０．３０を垂下連設し、他方、前記供給管
３０゜３０の供給口に臨捷せて廃液と担体Ａ・・・とを
受入れる容器３１を回転筒１２に一体連設して、もって
、前記供給管３０と翼２９とによる駆動送り出し具３２
と容器３１との相対回転により、前記担体Ａ・・・に被
乾燥物質をかく判付着すると共に、この担体Ａ・・・を
容器側壁を越して乾燥室５に供給すべく構成されている
。

３３・・・は前記外筒２の内面、及び内筒４の外面、即
ち乾燥室５の縦壁内面で、かつ上下に適当間隙置きに設
けた下向き傾斜の環状リングからなるジャマ板で、縦壁
内面からの水平方向への実質突出量が前記搬送担体Ａの
半径よりもやや大に構成され、乾燥室縦壁内面に沿う熱
風の上昇流動抵抗を大にして、乾燥室内における熱風上
昇径路における熱風上昇分布を乾燥室全幅にわたって均
一化すると共に、被乾燥物質の装置外への飛散防止を計
るべく設けられている。

３４は前記ホッパ一部分２ｃに連通連設のサイクロン型
集塵機で、前記回収部１９に唱いて分離した被乾燥物質
を気体と共に導入して、被乾燥物質のみを回収するもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る乾燥装置の実施の態様を例示し、第
１図は全体縦断側面図、第２図は第１図の■−■断面図
、第３図は第１図の■−■断面図、第４図は第１図のＩ
Ｖ−ＩＶ断面図、第５図は第１図のｖ−■断面図である
。５・・・・・・乾燥室、２２・・・・・・コンベア、２
６・・・・・・分離機構、３３・・・・・・ジャマ板、
Ａ・・・・・・搬送担体。

Claims

【特許請求の範囲】

１被乾燥物質を付着させた多数の搬送担体Ａ・・・を
、乾燥室５内に釦いて充填下降させるべく構成し、乾燥
用熱風を前記乾燥室５内において上昇流動させるべく構
成し、前記乾燥室５内において乾燥された物質を前記搬
送担体Ａ・・・から分離する分離機構２６を設け、その
分離後の搬送担体Ａ・・・を前記乾燥室５の上部に揚送
するコンベア２２を設けた乾燥装置であって、前記乾燥
室５の縦壁内面に、比較的突出量の小さいジャマ板３３
・・・を付設しであることを特徴とする乾燥装置。