JPS583452B2 - パイプの絞り加工装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として素材パイプを段付パイプに加工すべく
これに絞り加工を施す装置に関する。

本願出願人は先にこの種装置として、機台上に素材パイ
プの端部を支持してこれを固定すべき治具台を設けると
共にその一側にこれを絞り加工すべきダイスを保有する
ダイスホルダを進退自在に設ける式のものを提案したが
、この場合、加工寸法の変更に際しては該ダイスホルダ
を見るダイス寸法のものと変更するを要し、これを簡単
且迅速に行い得ることが好ましい。

本発明はかゝる要求を満す装置を得ることをその目的と
したもので、機台上に、素材パイプの端部を支持してこ
れを固定する治具台を設けると共に該パイプを絞り加工
すべきダイスを保持するダイスホルダを進退自在に設け
る式のものにおいて、該ダイスホルダをダイスの寸法そ
の他が相違する複数個に用意してターンテーブル上に配
置して任意の１個を前記した素材パイプに対向する作動
位置に撰択自在に構成させ、その外側に該作動位置の該
ダイスホルダと係合自在の作動ピストンを備えて成る。

本発明実施の１例を別紙図面に付説明する。

図面で１は機台を示し、該機台１上に素材パイプａの端
部を支持してこれを固定する治具台２を設けると共にそ
の一側に該パイプａを段付パイプに作るべくこれを絞り
加工すべき前方と後方との少くとも２個のダイス３，４
を有するダイスホルダ５を、その外側の油圧その他の作
動ピストン６に連動して進退自在に設ける。

更に図示のものではその他側に該パイプａに内周面から
のしごき加工を与えるべき前後２個のパンチ７，８を有
するパンチホルダ９をその外側の油圧その他のピストン
１０に連動して進退自在に設ける。

本発明によれば、このダイスホルダ５を加工寸法の切換
えに対応する複数個に用意し、その任意の１個を撰択自
在とするもので、該ホルダ５の例えば４個を用意し、こ
れらを軸１１を軸として廻転自在のターンテーブル１２
上に等角度間隔に且各個に摺動自在に各案内筒１３内を
摺動自在に配置し、任意の１個をその作動位置に撰択自
在とするもので、その作動位置では該ホルダ５はその外
側の前記した作動ピストン６に自動的に係合されるよう
にした。

即ち各ホルダ５は後方に一体に延長するロツド部５ａの
背面に軸１１の軸線を中心とする内弧状の凹溝５ｂを有
すると共に作動ピストン６はその先端部に膨大する頭片
６ａを有し、かくてターンテーブル１２の廻動によれば
各ホルダ５はこれに伴われて廻動し、この際各背面の凹
溝５ ｂは順次該頭片６ａと係合する位置となるように
した。

図面で１４は該ターンテーブル１２を廻動すべくこれと
歯車係合される駆動軸、１５はその外端の廻動ハンドル
を示す。

その作動を説明するに、ターンテーブル１２に送り廻動
を与えるときはダイスホルダ５の例えば４個はその任意
の１個が作動位置に撰択され作動ピストン６と係合した
位置となるから、次で該ピストン６によりそれに前進を
与えられれば、その前方の素材パイプａはそれにより絞
り加工されて例えば段付パイプに得られる。

次でその加工寸法を変更するには、ダイスホルダ５を一
旦戻し次でターンデーブル１２を廻動すれはよい。

このように本発明によるときはダイスホルダをダイス寸
法その他が相違する複数個に用意してこれらをターンテ
ーブル上にあらしめ、その任意の１個を撰択して作動ピ
ストンと係合させるもので、加工寸法の切換えを簡単且
迅速に行い得られる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の１例の一部を截除した側面図、第
２図はそのターンテーブル部分の正面図、第３図はその
背面図、第４図はその作動による加工部分の拡大した截
断側面図である。 １・・・・・・機台、ａ・・・・・・素材パイプ、２・
・・・・・治具台、３，４・・・・・・ダイス、５・・
・・・・ダイスポルダ、６・・・・・・作動ピストン、
１２・・・・・・ターンテーブル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 機台上に、素材パイプの端部を支持してこれを固定
   する治具台を設けると共にその一側に該パイプを絞り加
   工すべきダイスを保持するダイスホルダを進退自在に設
   ける式のものにおいて、該ダイスホルダをダイスの寸法
   その他が相違する複数個に用意してターンテーブル上に
   配置して任意の１個を前記した素材パイプに対向する作
   動位置に撰択自在に構成させ、その外側に該作勤位置の
   該ダイスホルダと係合自在の作動ピストンを備えて成る
   パイプの絞り加工装置。