JPS5834447Y2 - 容器詰食品の陳列用模型 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は容器詰食品の陳列用模型の改良に関するもの
である。

鮭、鯛、河豚等の魚類、数の子、たら子、筋子等の魚卵
類、或はあわび、ささ゛え等の貝類、若しくは牛肉等の
肉類などの塩蔵品、粕漬品、糀漬品、味噌遺品等のもの
、或は菓子類を木箱、水桶、紙箱、合成樹脂容器等に収
容して販売する場合、購買者は内容物を実見する事を欲
することが多いため、販売者は予め、その蓋体を外して
爆裂の模型を収容した見本品を陳列しておくことが通常
的に行われているが、爆裂模型はその製作費が非常に高
いため、例えば土産物品として多数の店舗に陳列販売す
る如き場合に、その各店に１個宛製作する事とすれば、
その費用は多大なものとならざるを得ない欠点があり、
その製作コストを少しでも安価に済ます方策が求められ
ていた。

この考案は上記の如き従来品の欠陥を除き、その製作費
を減少せしめると共に、製作の手数も著しく軽減できる
ように為した、容器詰食品の陳列用模型に係るものであ
って、図面に示す実施例に基いて本考案を詳述すれば、
正方形、長方形、円形等の平面的形状を有し、木材、段
ボール紙、厚紙、合成樹脂等の材料にて製作した偏平な
容器１の略半分の位置に仕切板２を設け、一方の内部に
爆裂食品模型３を収容し、他方の上面を蓋板４にて掩蔽
して成るものである。

而して、このとき蓋板４は爆裂食品模型側に僅かに重な
るように稍大きく設定し、仕切板２及びこれに接する爆
裂食品模型の部分が見えないように為せば、模型が半分
であることを観者に悟られないようにできる。

また、爆裂食品模型３の上面に透明ガラス板を装着する
ように為せば、塵埃による汚染から模型を保護すること
ができるものである。

本考案は上述の如く構成することにより、半分量の爆裂
模型にて恰も内容の全体を同質のものが占めるが如き印
象を観者に生せしめる効果を有するのみならず、蝋見本
部分を半分量にて済ますことができるから製作の手数を
著しく軽減でき、また材料費及び製作費も極めて低置に
押えることができる効果を有する。

また全体の略半分は空洞となるから、従来品に比し軽量
となり、取扱いが軽便となる利点がある等の実用的効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す平面図、第２図は同正面
図、第３図は同右側面図、第４図は第１図Ａ−Ａ’断面
図である。 １・・・・・・偏平容器、２・・・・・・仕切板、３・
・・・・・爆裂食品模型、４・・・・・・蓋板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 偏平な容器の略半分の位置に仕切板を設け、一方の内部
   に爆裂食品模型を収容し、他方の上面を蓋板にて掩蔽し
   たことを特徴とする容器詰食品の陳列用模型。