JPS5833805Y2 - 動力噴霧機における液槽用撹拌機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は果樹園の消毒などに使用する噴霧機、特に動
力噴霧機における薬液貯槽内に入れる薬液攪拌機の改良
に関するものである。

薬液貯槽（液槽）には液状や粒状の原料を投入し水を江
別して所要の稀釈液としこの液を噴霧機のポンプで吸引
しているが、充分に攪拌しないと濃度が不均一になるた
め液槽内に攪拌機を入れている。

そして一般に攪拌機はペロペラとしこのプロペラは噴霧
機のポンプから薬液を一部もどしてその噴出力を利用し
て回転させている。

ところで噴霧機の吐水の一部を液槽にもどしたのでは噴
霧圧力が低下する。

そこでこの考案は、ポンプのドレーンを利用してプロペ
ラが充分回転し得る攪拌機たらしめようとするものであ
る。

以下この考案の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図においてＡは噴霧機、１は同噴霧機におけるポン
プ部、２はポンプ駆動エンジンである。

又Ｂは液槽である。

Ｃは液槽Ｂ内に入れた本考案の攪拌機であり、ポンプ部
１のドレーン抜き口３から導出したホース４の先端に連
結すべきプロペラシャフト５とこれに外嵌着して回動自
在のプロペラ６とからなる。

プロペラシャフトは軸心に貫通孔７があり、先端はキャ
ップ８で閉じられている。

プロペラ６はそのボス９の内周面に周溝１０が形威され
、この周溝はプロペラシャフトの軸心孔７に小孔１１で
連通している。

プロペラ６の各羽根ａには周溝１０に連通する導孔１２
を形威しこの導孔の先端部を羽根の先側において一側縁
の方向に開口させて噴出ノズル１３を取付けである。

図中１４はプロペラ保護枠、１５は保護枠の底板である
。

図示のプロペラ６は導孔１２を各羽根内に設けたが羽根
外にパイプを添わせたものとすることもできる。

１６は散布竿、１７は吸上げホースを示す。この考案は
上記したような横取であり、この攪拌機はプロペラシャ
フトにプロペラが回転自在に外嵌着され、プロペラシャ
フト内を経てプロペラの各羽根の導孔にドレーン水が圧
送されるようにしであると共に導孔の先端は各羽根の先
部で一側縁の方向に開口しこれに噴出ノズルが取付けら
れているので、圧送されたドレーン水がノズルより噴出
するとその噴出力で各羽根に反動力を与えてプロペラが
回転するもので、ドレーン水の排水量並に排出圧力は小
であるにもか・わらずプロペラに充分な回転力を与え得
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の使用態様の一例を示す一部切欠側面図
、第２図は本考案攪拌機の一例の側面図、第３図は同平
面図、第４図は同上要部の拡大された一部切欠側面図、
第５図はプロペラのみの斜視図である。 Ｃ・・・・・・攪拌機、５・・・・・・プロペラシャフ
ト、６・・曲プロペラ、７・・・・・・軸心孔、８・・
・・・・キャップ、９・曲・ボス、１０・・・・・・周
溝、１１・・・・・・連通孔、１２・・曲導孔、１３・
・・・・・ノズル、Ａ・・・・・・動力噴霧機、１・・
・・・・ポンプ部、３・・曲ドレーン抜き口、４・・・
・・・ホース、Ｂ・・・・・・液槽。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 噴霧機におけるポンプ部のドレーン抜き口から導出され
   たホースの先端に連結すべき、先端を閉塞した中空のプ
   ロペラシャフトと、前記シャフトに外嵌着して回動自在
   のプロペラとからなり、プロペラのボスの内周面には周
   溝を形威しこの周溝をプロペラシャフト内と連通せしめ
   、且つプロペラの各羽根には前記周溝内に連通ずる導孔
   を形威して導孔の先端を羽根の先側において一側縁の方
   向に開口させ且つ噴出ノズルを取付けたことを特徴とす
   る動力噴霧機における液槽用攪拌機。