JPS5826030Y2 - 噴霧装置用の薬液タンク - Google Patents

噴霧装置用の薬液タンク

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JPS5826030Y2
JPS5826030Y2 JP10194476U JP10194476U JPS5826030Y2 JP S5826030 Y2 JPS5826030 Y2 JP S5826030Y2 JP 10194476 U JP10194476 U JP 10194476U JP 10194476 U JP10194476 U JP 10194476U JP S5826030 Y2 JPS5826030 Y2 JP S5826030Y2
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JP
Japan
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tank
nozzle
chemical
air
annular space
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JP10194476U
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JPS5320378U (ja
Inventor
保治 上森
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有光工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は噴霧装置用の薬液タンクに関する。
更に詳しくは攪拌羽根の回転により薬液と水とを攪拌混
合させるごとく威した噴霧装置用の薬液タンクに関する
もので、その目的とする処は、泡立ちを生じさせること
なく攪拌効率を向上することのできる薬液タンクを提供
する点にある。
一般に、室外で栽培する農作物の消毒を行なう噴霧装置
では、薬液と水との混合割合を1 : 500以上の割
合に薄めた稀釈液を噴霧しているのであるが、本考案の
ハウス内噴霧装置では薬液と水との混合割合を1:10
〜30程度の小さい割合に薄めた稀釈液を噴霧し、室内
に霧状の稀釈液を充満させることにより該室内に栽培す
る農作物の消毒を行うものである。
所で前記薬液と水との混合は薬液タンクで行なわれるの
であるが、その混合手段として、液体ポンプから吐出さ
れる圧力水の一部を利用して攪拌混合するか、モータな
どによって回転されるプロペラ形状の攪拌混合している
のである。
所が圧力水を利用して攪拌混合するものでは、部分的に
しか攪拌混合することができないばかりか、泡立ちが激
しいため、ハウスの室内で用る噴霧装置には不適当であ
る。
そこで従来の噴霧装置では攪拌羽根を用いて薬液タンク
内の薬液と水とを攪拌混合しているのであるが、前記薬
液タンクの底壁は側壁に対しほぼ直角となる平担面にな
っているため、このタンク内で前記プロペラ形状の攪拌
羽根を回転させた場合、タンクの側壁内面近くの流速に
比し、タンク中央部での流速が非常に遅いのである。
従って前記混合比の小さい薬液と水とを攪拌混合すると
きには、流速の遅いタンクの中央部に薬液が沈澱する欠
点があった。
又この欠点は攪拌羽根を高速回転させることによって殆
んど解消し得るけれども、その反面泡立ちが激しくなる
欠点があった。
即ちハウスの室内で用いる噴霧装置は、タンク本体と該
本体の開口部に開閉可能に取付ける蓋体とから成る薬液
タンクに、1個又は複数個のノズルと攪拌羽根及び攪拌
モータとを組込み、前記ノズルにエヤーポンプから吐出
される圧力エヤーを供給し、該エヤーのノズルからの噴
出力により薬液タンク内で攪拌混合された稀釈液を吸水
管からノズルに吸引して噴霧させるようになっているた
め、薬液タンク内に泡立ちが生じると、この泡が稀釈液
とともに吸水管からノズルに吸引されて噴霧することに
なるから、ノズルからの噴霧効率が非常に悪くなり、更
に泡立ちによる泡が液面から遊離して薬液タンクの隙間
から洩れて外部に連子する問題があるのである。
しかして本考案は前記した欠点に鑑み考案したもので、
タンク本体の底壁中央部に、上方に向かって突出する円
錐形状の突出部を設けて、該タンク本体の側壁内面と、
前記突出部外面との間に環状空間を形成し、この環状空
間に攪拌羽根を回転自由に設けるごとく威したことによ
り泡立ちを生ヒさせることなく攪拌効率を向上させる様
にしたのである。
以下本考案薬液タンクの実施例を噴霧装置とともに図面
を基に説明する。
タンク本体1aの底壁11中央部に、上方に向がって突
出する円錐形の突出部12を設けて、該タンク本体1a
の側壁13内面と、前記突出部12外面との間に環状空
間14を形成し、この環状空間14に攪拌羽根2を回転
自由に設けるごとく威すことにより薬液タンク1を形成
するのである。
この薬液タンク1内に設ける攪拌羽根2は、門形を呈す
る支持部材21の両端をそれぞれ外方に折曲げて形成す
るのであって、各攪拌羽根2の長さ方向は前記環状空間
14の底壁11とほぼ平行になっており、又その幅方向
は前記環状空間14の底壁11に対し全体が回転方向に
傾斜して底壁への薬液の沈澱を防止するようになってお
り、前記支持部材21の中間に取付ける軸体22を介し
てモータ3に連動連結するものである。
このモータ3は前記薬液タンク1の開口部に設ける中間
板15に支持されており、該モータ3の駆動軸と前記軸
体22とを、減速歯車機構31を介して連動連結し、モ
ータ3の駆動により攪拌羽根2を減速回転させるのであ
る。
又前記薬液タンク1の開口部にはモータ3を覆う蓋体4
を開閉可能に取付け、該蓋体4の上部に1個又は複数個
のノズル5を取付けるのである。
このノズル5は、第3図に示す如く稀釈液吸入口51と
エヤー吸入口52とをもつノズル本体5aに、連通路5
1a、52aを介して稀釈液噴出口51bと該噴出口5
1 bの廻りに所定間隔を置いて開口するエヤー噴出口
52 bとを設けたノズルを用いるのである。
そしてこのノズル5の前記エヤー噴出口52 bから噴
出させるエヤーの噴出力により前記吸入口51から稀釈
液を吸引して噴出口51bから噴霧させるのである。
又このノズル5の前記稀釈液吸入口51を、吸水管53
を介して前記タンク1の環状空間14の底部に連通し、
該吸水管53の先端にストレーナ54を取付けるのであ
り、又前記エヤー吸入口52を、エヤーホース7を介し
て後記するエヤーポンプに連結するのである。
しかして前記した薬液タンク1への攪拌羽根2・モータ
3・蓋体4及びノズル5の組込みにより噴霧ユニツhA
を形成するのである。
また6は前記ノズル5にエヤーを供給するエヤーポンプ
で、該ポンプ6のケーシング61への組込みによりポン
プユニツ)Bを形成するのである。
そしてこのポンプユニツ)−Bのケーシング61前面側
に前記モータ3及びエヤーポンプ6の各スイッチ3a、
5a・各パイロットランプ3b、6b・各タイマー30
,6C並びにコンセント3dなどの電気部品を取付ける
のである。
しかしてこのポンプユニツ)Bと前記噴霧ユニツ)Aと
の内、噴霧ユニツ)−Aをハウスaの室内に、ポンプユ
ニツl−Bを室外にそれぞれ配置して、前記モータ3と
モータスイッチ3aとをケーブル8で連結すると共に、
前記エヤーポンプ6の吐出口と前記ノズル5のエヤー吸
入口52とをエヤーホース7で連結するのである。
以上の構成において、ハウスaの室内に栽培する農作物
の消毒を行なうには、先ず室外に設置するポンプユニツ
)−Hに組込んだ各タイマー30,6Cを一定時間にセ
ットし、各スイッチ3a、6aを投入してモータ3及び
エヤーポンプ6を回転させて、攪拌羽根2により薬液タ
ンク1内の薬液と水とを攪拌混合すると共に、エヤーポ
ンプ6から吐出される高圧のエヤーを、エヤーホース7
を介してノズル5に供給し、該ノズル5のエヤー噴出口
52 bから室内に噴出させ、そのエヤーの噴出力によ
り、薬液タンク1内の稀釈液をストレーナ54及び吸水
管53からノズル5に吸引して該ノズルの稀釈液噴出口
51 bから室内に噴霧させ、該室内に霧状の稀釈液粒
を充満させるのである。
しかして前記薬液タンク1は、タンク本体1aの底壁1
1中央部に、上方に向かって突出する円錐形の突出部1
2を設けて、該タンク本体1aの側壁13内面と、前記
突出部12外面との間に環状空間14を形成し、この環
状空間14に攪拌羽根2を回転自由に設けるごと←或す
のであるから、攪拌羽根2を低速回転させても薬液と水
とを充分に攪拌混合させることができ、しかもこの攪拌
羽根2の低速回転により薬液と水との混合割合が小さく
とも泡立ちを確実になくすことができるのである。
従って攪拌効率を向上できると共に、充分に攪拌混合さ
れた稀釈液だけをノズルから噴霧させることができるの
であって、この噴霧効率を向上できるのである。
更に泡立ちがないので薬液タンク内の稀釈液が泡となっ
て外部に洩れることも防止できるのである。
尚以上の実施例ではタンク本体1aの底壁11を上方に
突出させて円錐形の突出部12を形威したが、その他こ
のタンク本体1aの底壁中央部に別途形成した円錐形の
突出部材を設けてもよいのである。
又この薬液タンク1は、該タンク1内での薬液と水との
攪拌混合を、攪拌羽根を回転させて行なうものであれば
、室内で使用する噴霧装置用として用いる他、室外で使
用する噴霧装置用として用いてもよいので゛ある。
以上の如く本考案はタンク本体の底壁中央部に、上方に
向かって突出する円錐形状の突出部を設けて、該タンク
本体の側壁内面と、前記突出部外面との間に環状空間を
形威し、この環状空間に攪拌羽根を回転自由に設けるご
とく威したのであるから、攪拌羽根を低速回転させても
薬液が底壁中央部に沈澱することなく充分に攪拌混合で
きるのであり、しかもこの攪拌羽根の低速回転により薬
液と水との混合割合が小さくとも泡立ちを確実になくす
ことができるのである。
従って実施例の如く、圧力エヤーの噴出力により薬液タ
ンク内の稀釈液を吸引して噴霧する噴霧装置用として用
いる場合であっても、充分に攪拌された稀釈液だけをノ
ズルから噴霧させることができるので噴霧効率を向上で
き、更に薬液タンク内の稀釈液が泡となって外部に洩れ
ることも防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の薬液タンクを使用した噴霧装置の一部
省略縦断面図、第2図は同装置の概略図、第3図は同装
置に用いるノズルの縦断面図、第4図は攪拌羽根の形状
を示す説明図である。 1・・・・・・薬液タンク、1a・・・・・・タンク本
体、11・・・底壁、12・・・・・・突出部、13・
・・・・・側壁、14・・・・・・環状空間、2・・・
・・・攪拌羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク本体の底壁中央部に、上方に向かって突出する円
    錐形状の突出部を設けて、該タンク本体の側壁内面と前
    記突出部外面との間に環状空間を形威し、この環状空間
    に攪拌羽根を回転自由に設けるごとく威したことを特徴
    とする噴霧装置用の薬液タンク。
JP10194476U 1976-07-29 1976-07-29 噴霧装置用の薬液タンク Expired JPS5826030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10194476U JPS5826030Y2 (ja) 1976-07-29 1976-07-29 噴霧装置用の薬液タンク

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JP10194476U JPS5826030Y2 (ja) 1976-07-29 1976-07-29 噴霧装置用の薬液タンク

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JPS5320378U JPS5320378U (ja) 1978-02-21
JPS5826030Y2 true JPS5826030Y2 (ja) 1983-06-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108782529A (zh) * 2018-06-28 2018-11-13 徐州佳昶农业科技股份有限公司 一种便捷式葡萄种植用农药喷洒装置
CN111436271A (zh) * 2020-04-03 2020-07-24 延边大学 一种具有混料功能果树种植用化肥定量施撒装置

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