JPS5833568Y2 - クロマトグラフノシリヨウドウニユウソウチ - Google Patents
クロマトグラフノシリヨウドウニユウソウチInfo
- Publication number
- JPS5833568Y2 JPS5833568Y2 JP1974141829U JP14182974U JPS5833568Y2 JP S5833568 Y2 JPS5833568 Y2 JP S5833568Y2 JP 1974141829 U JP1974141829 U JP 1974141829U JP 14182974 U JP14182974 U JP 14182974U JP S5833568 Y2 JPS5833568 Y2 JP S5833568Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- carrier
- flow path
- carrier flow
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はクロマトグラフ殊に液体クロマトグラフの試料
室に関する。
室に関する。
液体クロマトグラフにネ・ける試料室の構造には現在4
種類程のものが用いられている。
種類程のものが用いられている。
その一つはスライドバルブ型のものであり、もう一つは
ゴムキャップを用いたものでマイクロシリジンの針を貫
通させて試料を注入するようにした型であり、更にもう
一つはキャリヤを止めて試料室を開き試料注入後試料室
を閉じてキャリヤを流すようにした型で最後のものは二
段開閉型とでもいうべきものである。
ゴムキャップを用いたものでマイクロシリジンの針を貫
通させて試料を注入するようにした型であり、更にもう
一つはキャリヤを止めて試料室を開き試料注入後試料室
を閉じてキャリヤを流すようにした型で最後のものは二
段開閉型とでもいうべきものである。
上記第1の型のものは高圧クロマトグラフの場合摺動部
から試料がもれるので試料注入量が一定せず試料量の再
現性が低い。
から試料がもれるので試料注入量が一定せず試料量の再
現性が低い。
上記第2の型はゴムキャップを用いるのでゴムキャップ
がキャリヤによって膨潤スることがあり、捷たキャリヤ
を高圧にするとゴムキャップのマイクロシリンジ針を突
き通した孔からキャリヤがもれ、特に高圧の場合マイク
ロシリンジの隙間から試料がもれるので定量の試料注入
が困難である。
がキャリヤによって膨潤スることがあり、捷たキャリヤ
を高圧にするとゴムキャップのマイクロシリンジ針を突
き通した孔からキャリヤがもれ、特に高圧の場合マイク
ロシリンジの隙間から試料がもれるので定量の試料注入
が困難である。
3番目のキャリヤの流れを止める型では試料のもれがな
いから試料の定量注入は確保できるが、キャリヤを止め
るのでクロマトグラム上における試料成分の保持時間に
ずれが生じ、特に保持時間の短い成分の場合、その影響
が大きい。
いから試料の定量注入は確保できるが、キャリヤを止め
るのでクロマトグラム上における試料成分の保持時間に
ずれが生じ、特に保持時間の短い成分の場合、その影響
が大きい。
最後の型は第1図に示すような構造であって上述した4
種の型のうちでは最も優れたものである。
種の型のうちでは最も優れたものである。
この図でCはカラムであり、1はキャリヤ通路である。
2が試料予備室でキャリヤ通路は試料予備室内に開口3
を有し、開口3ばねじにより進退する開閉子4の先端の
パツキン5が押しつけられて閉じている。
を有し、開口3ばねじにより進退する開閉子4の先端の
パツキン5が押しつけられて閉じている。
開口3が閉じである状態で試料予備室上部の閉塞ナツト
6をゆるめるとOリング7が拡るからマイクロシリンジ
Mの針NをOリング中央を通して試料予備室内に挿入し
、閉塞ナツトを締め、次いで開閉子4を後退させて開口
3を開き針Nを更に進めてカラムC上端に至らしめ試料
を注入し、針Nを抜いて開閉子4を前進させて開口3を
閉じる。
6をゆるめるとOリング7が拡るからマイクロシリンジ
Mの針NをOリング中央を通して試料予備室内に挿入し
、閉塞ナツトを締め、次いで開閉子4を後退させて開口
3を開き針Nを更に進めてカラムC上端に至らしめ試料
を注入し、針Nを抜いて開閉子4を前進させて開口3を
閉じる。
この方式はキャリヤのもれがなく、キャリヤを中断する
こともなく、ゴムキャップの膨潤といった問題もないが
マイクロシリンジに高圧をかけるので(高圧クロマトグ
ラフの場合)その隙間から試料がもれ試料量の再現性が
低いという欠点は残っている。
こともなく、ゴムキャップの膨潤といった問題もないが
マイクロシリンジに高圧をかけるので(高圧クロマトグ
ラフの場合)その隙間から試料がもれ試料量の再現性が
低いという欠点は残っている。
本考案は上述した各種の型の試料室のもつ種々な欠点を
全て除いた最も望ましい構成を有するクロマトグラフの
試料室を提供しようとするものである。
全て除いた最も望ましい構成を有するクロマトグラフの
試料室を提供しようとするものである。
本考案はスライド型の試料導入装置で、摺動向において
、摺動面を貫通しているキャリヤ流路と試料採取部との
間にキャリヤ液と同じか或はこれに近い高圧帯を形成し
、キャリヤ流路の一部となっている試料室内の試料の漏
出を阻止し、試料の定量導入を実現したものである。
、摺動面を貫通しているキャリヤ流路と試料採取部との
間にキャリヤ液と同じか或はこれに近い高圧帯を形成し
、キャリヤ流路の一部となっている試料室内の試料の漏
出を阻止し、試料の定量導入を実現したものである。
以下第2図の実施例によって本考案を説明する。
Rは円板型のロータで一つの円周に沿い数個の試料保持
孔Hが配列貫通してz−D、sは上記ロータを上下から
はさむステータでテフロンで作られており、ロータRに
かける試料保持孔Hの配列円周と交るようにキャリヤ流
路1が貫通させである。
孔Hが配列貫通してz−D、sは上記ロータを上下から
はさむステータでテフロンで作られており、ロータRに
かける試料保持孔Hの配列円周と交るようにキャリヤ流
路1が貫通させである。
試料は試料保持孔H内にマイクロシリンジ等で一定量が
注入保持され、ロータRを回して試料を保持させた孔H
をキャリヤ流路1と一致させるとキャリヤの流れに乗っ
て試料がカラムCへと送ジ出される。
注入保持され、ロータRを回して試料を保持させた孔H
をキャリヤ流路1と一致させるとキャリヤの流れに乗っ
て試料がカラムCへと送ジ出される。
本考案の特徴はステータSのロータRとの摺動面におい
てキャリヤ流路1の開口を囲んで円周状に溝Gを設け、
この溝をキャリヤ流路1の上流側から分岐した供給管T
に接続するとともに、その接続点と反対側で開閉弁V′
を備えた排出管Eに接続した点にある。
てキャリヤ流路1の開口を囲んで円周状に溝Gを設け、
この溝をキャリヤ流路1の上流側から分岐した供給管T
に接続するとともに、その接続点と反対側で開閉弁V′
を備えた排出管Eに接続した点にある。
供給管Tの分岐した根元には開閉弁Vが設けである。
溝Gは深さ数ミクロン程度のものでよい。
試料導入操作は捷ず開閉弁Vを閉じて卦き、ロータRを
回して試料を保持させた孔Hを溝Gの輪の内側捷で持っ
て来て、こSで弁Vを開く。
回して試料を保持させた孔Hを溝Gの輪の内側捷で持っ
て来て、こSで弁Vを開く。
そうするとキャリヤ流体は供給管Tを経て溝Gに至り、
溝G内はキャリヤ供給源と同じ高圧のキャリヤ流体で充
される。
溝G内はキャリヤ供給源と同じ高圧のキャリヤ流体で充
される。
その後ロータを回して試料を保持、した孔Hをキャリヤ
流路1と一致させる。
流路1と一致させる。
こXでロータRとステータSとの摺動面に漏れがあった
としても、溝G内にはキャリヤ供給源と同圧のキャリヤ
が充満されており、これが高圧液帯を形成しているから
、従って溝Gの輪の内側ではキャリヤ流路1の方へ向う
流れがあるので、試料の漏失はなく、一定量の試料の導
入が保証されるのである。
としても、溝G内にはキャリヤ供給源と同圧のキャリヤ
が充満されており、これが高圧液帯を形成しているから
、従って溝Gの輪の内側ではキャリヤ流路1の方へ向う
流れがあるので、試料の漏失はなく、一定量の試料の導
入が保証されるのである。
しかして、試料の導入後溝G内に前回の分析で用いた試
料が残留しているおそれがある場合もあるので、これを
追出せるようにするため、溝Gには供給管Tの接続点と
反対側に開閉弁V′を備えた排出管Eが接続されている
。
料が残留しているおそれがある場合もあるので、これを
追出せるようにするため、溝Gには供給管Tの接続点と
反対側に開閉弁V′を備えた排出管Eが接続されている
。
すなわち1、試料を保持させた孔Hを溝Gの輪の内側へ
スライドさせる前の図示の・位置で弁V、V’を開くと
、キャリヤは供給管T1溝G1排出管Eと流れて弁V′
を経て排出され、この流れによって溝G内に残っていた
前回試料が洗い流される。
スライドさせる前の図示の・位置で弁V、V’を開くと
、キャリヤは供給管T1溝G1排出管Eと流れて弁V′
を経て排出され、この流れによって溝G内に残っていた
前回試料が洗い流される。
その抜弁V′を閉じてロータRを回し孔Hを溝Gの輪の
内側へ進める。
内側へ進める。
試料保持孔Hに試料を保持させるには直接試料を入れて
表函張力で保持させてもよいが、試料をキャピラリに入
れ、そのキャピラリをH内に挿入するようにしてもよい
。
表函張力で保持させてもよいが、試料をキャピラリに入
れ、そのキャピラリをH内に挿入するようにしてもよい
。
またロータRは一部がステータSに覆われるだけである
場合は露出部分にカバーを設け、ロータとステータとの
摺動面から漏出するキャリヤを1本の管に集めて排出す
るようにするとよい。
場合は露出部分にカバーを設け、ロータとステータとの
摺動面から漏出するキャリヤを1本の管に集めて排出す
るようにするとよい。
なお摺動面はロータRの全面を覆ってもよいのである。
この構成では数種の試料を予めロータの合孔Hに入れて
ネ・いてからステータの間に挿入する。
ネ・いてからステータの間に挿入する。
なふ・上述実施例はロータリ型のものであるがリニヤス
ライド型であっても本考案が適用できることはもちろん
である。
ライド型であっても本考案が適用できることはもちろん
である。
本考案は上述したような構成で、スライド型であるから
、ゴムキャップを用いる型における問題点は全くなく、
マイクロシリンジが試料導入に直接使われないから、マ
イクロシリンジが高圧によって漏れを起すという問題も
なく、試料室を開閉する面倒さがなく、試料の自動供給
が可能であるといったスライド型の利点はその1\保有
し、しかも摺動向における漏れがあっても、この漏れを
キャリヤにより形成される高圧液帯のカーテンで阻止し
たから試料の漏損がなく試料の定量導入が確保されるの
である。
、ゴムキャップを用いる型における問題点は全くなく、
マイクロシリンジが試料導入に直接使われないから、マ
イクロシリンジが高圧によって漏れを起すという問題も
なく、試料室を開閉する面倒さがなく、試料の自動供給
が可能であるといったスライド型の利点はその1\保有
し、しかも摺動向における漏れがあっても、この漏れを
キャリヤにより形成される高圧液帯のカーテンで阻止し
たから試料の漏損がなく試料の定量導入が確保されるの
である。
さらに、残留試料の影響も完全に除去できるなど、すぐ
れた作用効果がある。
れた作用効果がある。
第1図は従来の試料導入装置の一例を示す縦断側面図、
第2図は本考案の一実施例装置の縦断側面図である。 1・・・・・・キャリヤ流路、R・・・・・・ロータ、
S・・・・・・ステータ、H・・・・・−試料保持孔、
G・・・・・・溝、T・・・・・・溝Gにキャリヤを供
給する分岐供給管、 E・・・・・・排出 管、v、v’ ・・・・・・開閉弁。
第2図は本考案の一実施例装置の縦断側面図である。 1・・・・・・キャリヤ流路、R・・・・・・ロータ、
S・・・・・・ステータ、H・・・・・−試料保持孔、
G・・・・・・溝、T・・・・・・溝Gにキャリヤを供
給する分岐供給管、 E・・・・・・排出 管、v、v’ ・・・・・・開閉弁。
Claims (1)
- 相互に摺動する二つの部分を有し、その一方に試料保持
孔があり、他方にキャリヤ流路を形成して、このキャリ
ヤ流路と上記試料保持孔とを一致させて試料をカラムへ
送出する構成を有し、上記キャリヤ流路を接続された方
の部分の摺動面にトいてキャリヤ流路開口に近接してそ
の全周に溝を設け、この溝をキャリヤ流路から分岐した
キャリヤ液供給管に接続するとともにその接続点と反対
側で開閉弁を備えた排出管に接続したクロマトグラフの
試料導入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1974141829U JPS5833568Y2 (ja) | 1974-11-21 | 1974-11-21 | クロマトグラフノシリヨウドウニユウソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1974141829U JPS5833568Y2 (ja) | 1974-11-21 | 1974-11-21 | クロマトグラフノシリヨウドウニユウソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5166486U JPS5166486U (ja) | 1976-05-26 |
JPS5833568Y2 true JPS5833568Y2 (ja) | 1983-07-27 |
Family
ID=28421971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1974141829U Expired JPS5833568Y2 (ja) | 1974-11-21 | 1974-11-21 | クロマトグラフノシリヨウドウニユウソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5833568Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4983494A (ja) * | 1972-12-13 | 1974-08-10 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS487091U (ja) * | 1971-06-04 | 1973-01-26 | ||
JPS4970990U (ja) * | 1972-07-18 | 1974-06-20 |
-
1974
- 1974-11-21 JP JP1974141829U patent/JPS5833568Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4983494A (ja) * | 1972-12-13 | 1974-08-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5166486U (ja) | 1976-05-26 |
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