JPS5833412Y2 - 喫煙用ガスライタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、燃料ガス噴出量の２次調節用操作子の操作部
をケーシングの上方側面に表出配置したポケット型喫煙
用ライターの改良に関する。

燃料ガス噴出量の２次調節用操作子をケーシングの上方
に備え、その操作子の操作部をケーシングの側面に表出
配置したポケット型喫煙用ライターは周知である。

ところが、この周知のライターは、該操作子を操作して
も、燃料ガスの噴出量を微調整して炎の長さを微調整す
ることがなかなか困難な不利をもっていた。

この不利は、該操作子を調整筒に連継する連継構造の欠
陥に起因しているものと考えられる。

本考案は、上記周知のライターに着目してなしたもので
、該操作子の操作部を操作すれば、燃料ガスの噴出量を
確実に２次調整（微調整）でき、従って、炎の長さをも
確実に２次調整（微調整）できる有益なポケット型喫煙
用ガスライターの提供を目的とする。

実施例を図面について説明すれば、ケーシング１の上方
には、燃料ガス噴出量の２次調整用操作子２を螺合する
ことなく回転可能に嵌装して設け、操作部２０１を側面
に表出配置せしめる。

操作子２の操作部２０１は、回転操作を行ないやすい形
状、たとえば刻み目をもった円形、六角形などの形状に
構成し、周縁がケーシング１の両側面（図で手前側の側
面及び反対側の側面）から僅か突出るような寸法に構成
して、操作しやすくする。

操作子２の操作部２０１と反対側には、片端に係合頭部
３０１をもち、中程にねじをもち、反対側（操作子側）
の端部に角軸３０２が軸方向に突設された、可動杆３を
連結するが、この連結構造は、角軸３０２を操作子２の
角穴２０２に嵌挿して構成する。

そして、可動杆３の中程に構成したねじは、ケーシング
１の案内壁１０１に構成したねし孔に螺合し、操作子２
を回転操作すれば、可動杆３が案内壁１０１に案内され
て、操作子２に同調回転しながら前後移動（図で左右方
向へ移動）しえるように構成する。

可動杆３の先端に連結する可動板４は、平面コ字型に構
成すると共に、側面］型に構成し、可動杆３の先部を可
動板４の背板４０１に貫通せしめ、係合頭部３０１を背
板４０１の内面に係合せしめて、可動板４を可動杆３に
連結する。

可動杆３に連結した可動板４は、可動杆３寄りの下側を
ピン４０２でケーシング１に軸着し、操作子２の回転操
作で前後移動する可動杆３によって、ピン４０２を中心
にして回動しえるように構成すると共に、可動板４は可
動杆３と反対側の下側を調節筒５の口端に常時当接せし
め、操作子２の回転操作で可動板４を調節筒５の目端か
ら離反せしめると、その調節筒が上昇して燃料ガスの噴
出量が多くなるように構成する。

調節筒５は、バーナーボテ゛−６、モルトブレン、その
他の濾過材７、その他の部材と共に燃料ガスの噴出機構
を構成する部材で、バーナーボテ゛−６の上側内部に昇
降可能に嵌合し、調節筒５の目端をバーナーボテ゛−６
の目端から上方に突出せしめ、その突出せる目端に可動
板４の下側を常時当接せしめると共に、調節筒５の末端
には濾過材７に常時当接する調節端末金具５０１を圧入
して設け、この端末金具に燃料ガス通過用の通孔を開穿
する。

調節筒５には燃料ガス噴出用の可動ノズル８の末端側を
上下動可能に嵌挿し、そのノズルの中程を可動板４の間
に通し、そのノズルの噴出口近くを開閉機構１０に係合
し、その開閉機構を開閉蓋１１と連動関係に構成して、
開閉蓋１１の開閉操作で開閉機構１０が連動し、可動ノ
ズル８を扛上せしめて燃料ガスを噴出せしめ、かつ押下
げて噴出を停止せしめるように構成する。

可動ノズル８の末端側は調節筒５内に嵌挿されるが、そ
の末端近くに設けたフランジ８０１と、調節筒５のほぼ
゛中程に形成した係止眉５０２との間にコイルバネ９を
介装せしめて、調節筒５を常時燃料ガスの噴出方向に弾
圧せしめると共に、可動ノズル８を該噴出方向と反対方
向に常時弾圧せしめ、可動板４が調節筒５から離反する
と、調節筒５及び調節端末金具５０１がコイルバネ９の
弾発力で上昇し、濾過材７に対する弾圧力をゆるめ、燃
料ガスが可動ノズル８から多く噴出するように構成する
。

バーナーボデー６の末端には、−次調整ねじ１２を具備
せしめ、可動板４で調節筒５を弾圧した状態で、１次調
整ねじ１２を操作し、濾過材７を通る燃料ガスの通過量
を調節して噴出量を１次調整しておく。

この１次調整は、製品の出荷前に行なう。図中、１３は
燃料槽、１４はバーナーボデーに設けた燃料供給孔であ
る。

本考案は叙上のように構成したので、操作子の操作部を
操作して、可動杆を後退させ、可動板を調節筒から離反
せしめれば、調節筒はコイルバネの弾発力で上昇し、濾
過材に対する弾圧力をゆるめ、可動ノズルからの燃料ガ
スの噴出量を多くすることが可能になり、操作子を逆操
作しないかぎり、燃料ガスの噴出量が自動的に減少する
ことはない。

従って、操作子の操作で、燃料ガスの噴出量を確実に２
次調整（微調整）でき、炎の長さをも確実に２次調整（
微調整）することができる効果をもっている。

そして、操作子の操作部はケーシングの上方側面に表出
配置されているので、ライターを握った片手の指先で軽
く簡単に２次調整（微調整）でき、さらに、操作子と可
動杆との連結構造は、可動杆の中程に設けたねじをケー
シングの案内壁に螺合すると共に、可動杆の操作子側端
部に軸方向突設せる角軸を操作子の角孔に嵌挿して可動
杆が前後移動可能に構成したから、操作子を回転操作す
れば、可動杆は前記案内壁との螺合及び角軸によって連
動回転し、前後移動するも、操作子はどこにも螺合して
いないので、前後移動しない。

従って、操作子を回転操作すると、操作部が前後移動し
てケーシングの側方へ著しく突出する周知の燃料流量調
節装置に比し、回転操作しても操作子がケーシングから
突出せず、操作子の脱落、紛失等の慣れがなく、確実に
操作しえる効果があると共に、操作子を衣服などにひっ
かけたり、手近にある物にぶつつけたりする慣れが減少
し、操作子、衣服等を損傷せしめる心配が少ない効果が
ある。

ゆえに、周知のライターにおける不利を解梢せしぬえて
、所期の目的を達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案ライターの１次調整後における使用状態
を示す縦断側面図、第２図は２次調整後における同状態
の同側面図、第３図は要部の一部を示す斜視図である。 図中、１はケーシング、２は２次調節用操作子、２０１
は操作部、３は可動杆、４は可動板、５は調節筒、６は
バーナーボデー、７は濾過材、８は可動ノズル、９はコ
イルバネである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 燃料ガス噴出量の２次調節用操作子の操作部をケーシン
   グの上方側面に表出配置した喫煙用ライターにおいて、
   該操作子はケーシングに螺合することなく回転可能に嵌
   装し、その操作子には操作部と反対側に可動杆を連結し
   、その連結構造は可動杆の中程に設けたねじをケーシン
   グの案内壁に螺合すると共に、可動杆の操作子側端部に
   軸方向突設せる角軸を操作子の角孔に嵌挿して可動杆が
   前後移動可能に構成し、可動杆の先部には平面コ字型か
   つ側面］型の可動板を連結せしめ、この可動板は可動杆
   寄りの下側をケーシングに軸着せしめると共に、反対側
   の下側を調節筒の目端に常時当接せしめ、その調節筒は
   バーナーボデー内に可動に配すと共に、目端をバーナー
   ボテ゛−の目端から突出せしめ、さらに調節筒の末端を
   バーナーボデー内の濾過材に当接せしめると共に、調節
   筒には燃料ガス噴出用可動ノズルの末端側を嵌挿し、そ
   のノズルの中程を前記可動板間に通すと共に、そのノズ
   ルの末端辺と調節筒との間にコイルバネを介装せしめた
   喫煙用ガスライター