JPS5833358B2 - キツクオ−バ−ソウチ - Google Patents

キツクオ−バ−ソウチ

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JPS5833358B2
JPS5833358B2 JP49087926A JP8792674A JPS5833358B2 JP S5833358 B2 JPS5833358 B2 JP S5833358B2 JP 49087926 A JP49087926 A JP 49087926A JP 8792674 A JP8792674 A JP 8792674A JP S5833358 B2 JPS5833358 B2 JP S5833358B2
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JP
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kickover
pivot arm
side pocket
valve
housing
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JP49087926A
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JPS5075902A (ja
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イー シユウエグマン ハリー
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Otis Engineering Corp
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Otis Engineering Corp
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Publication date
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Publication of JPS5833358B2 publication Critical patent/JPS5833358B2/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B23/00Apparatus for displacing, setting, locking, releasing or removing tools, packers or the like in boreholes or wells
    • E21B23/03Apparatus for displacing, setting, locking, releasing or removing tools, packers or the like in boreholes or wells for setting the tools into, or removing the tools from, laterally offset landing nipples or pockets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、さく井内に装置を据付ける、または、さく井
内から装置を回収するのに適した回動装置いわゆるキッ
クオーバー装置に係る。
本発明のキックオーバー装置はサイドポケット付きのマ
ンドレル内にガスリフト弁を装着する、またはそれを該
マンドレル内から回収するのに特に役立ち、鋼索を用い
て、または卿筒送降装置を利用して操作されうる。
サイド・ポケット・マンドレルの出現にともなって、き
わめて多くの形式の回動装置いわゆるキックオーバー装
置が、サイドポケットマンドレル内にガスリット弁の如
き器具を装架または回収するために既に提案されている
例えば、それらは米国特許第2679903号;第26
64162号;第2679904号;第2988146
号;第3353608号;第2828698号;第29
42671号;第2948341号;第3353607
号:第3610336号;第2959227号;第29
64110号;第3075586号;第3732928
号にそれぞれ開示されている。
これら諸特許に実施例を以て開示されている構造のいく
つかは、商業的に或功を収めているが、米国特許第36
10336号に示されている構造のみが岬筒送降装置と
共に使用され得、この使用は、キックオーバー装置が在
来の直通流れ管(TFL)作業において要求される如き
流れ管内における短半径ベンドの通り抜けた要求されな
い作業に制限されている。
そのような先行技術に依るキックオーバー装置の構造は
、器具の装架及び引抜きに使用される力が嵌装さるべき
または引抜かるべき器具の縦軸線に泊って供給されない
ことが原因となってキックオーバー装置が固着し且つ減
殺された効率を以て働らくことを避けられない仕組みに
されている。
ピボット・アームをその突出位置即ち横方向片寄り位置
に回動するのに使用される力は、成る場合においては、
その穴が垂直線から実質的に偏傾しているさく井におい
ては、この目的を達成するのに充分でない。
卿筒送降装置に依る作業においては比較的大きい力が使
用され、米国特許第3610336号に記載されるキッ
クオーバー装置のみが、突起またはそれらが係合するさ
く弁管に設けられた肩に対して実質的損傷を与えること
なしに前記力に耐えうる複数個の突起を配列されている
したがって、本発明の目的は、鋼索に依る作業または卿
筒送降装置に依る作業に使用されうる簡単で信頼されう
るキックオーバー装置であって例えば直通流れ管(TF
L)作業において流れ管の短半径ベンドを通過しうるも
のを提供することである。
特に、本発明に依れば、細長いハウジングと;該ハウジ
ングに枢着されたピボット・アームと;送嵌または回収
さるべき装備を前記ピボットアームに解放自在に結合す
るため前記ピボットアームによって担持された装置と;
前記ハウジングに対して整合された位置から前記ハウジ
ングに対して非整合の位置へ前記ピボットアームを回動
するためさく井内に配された肩と係合する装置を有し゛
て前記ハウジングに位置された装置と:前記ピボットア
ームを前記非整合位置に鎖錠するための鎖錠装置と;さ
く井内におけるキックオーバー装置の上昇運動に応動し
て前記鎖錠装置を解放する装置とを有するさく井装備を
送嵌し回収するキックオーバー装置が提供される。
さらにまた、本発明に依れば、内部に肩を有するさく弁
管に配されたサイド・ポケット・マンドレルのサイドポ
ケット内に装備を配設するキックオーバー装置にして;
細長い本体と;該本体に対して抜差嵌合関係に配置され
て前記本体に相対して縦方向に運動されうる作動装置と
;前記本体と前記作動装置の一方に担持され他方に結合
されたピボットアーム装置であって前記本体と前記作動
装置との間の相対縦方向運動に応じて前記本体に対して
縦方向に整合する引込位置から前記本体の横外方へ突出
された位置へ運動されうるものと;前記本体と前記作動
装置との間の相対縦方向運動を初め阻止する解放可能の
装置と;該解放可能の装置に結合された装置であって前
記さく弁管内における前記キックオーバー装置の相対上
昇運動にともなって前記さく弁管の肩に対して係合して
前記解放可能の装置を解放するものとを有するキックオ
ーバー装置が提供される。
本発明の利益は、抜差嵌合部品の相対縦方向運動が強い
ばね力が使用されることを許し、したがって、キックオ
ーバー装置によって担持される装備が、たとい著しく偏
傾したさく井においても、その完全突出位置へ回動され
ることを保証することである。
さらに、サイドポケットに嵌装さるべき、または取外さ
るべき、前記装備は挿入または引抜き運動間、キックオ
ーバー装置に対して概ね平行にされて横方向片寄位置に
保持され、これによって、前記装備とサイドポケットと
の間における固着力を防止しうる。
さらに、本発明に依る前記キックオーバー装置は、サイ
ド・ポケット・マンドレルに挿入される、またはそれか
ら構成される装備に対して直線方向上向きまたは下向き
の力を発揮し、したがって装備またはサイドポケットの
内面に対する横荷重及び損傷が防止される。
また、キックオーバー装置の回動部分は回動位置に確実
に鎖錠され、これによって、サイドポケットから前記装
備を抜去するため該回動部分を通じて発揮される力はサ
イドポケットの縦軸線に泊って供給され、したがって、
たとい前記装備がそのような軸方向の力に対して相当な
抵抗を有するときも望ましからざる横向きの力に原因す
る固着を防ぐようにされることが推奨される。
かつまた、本発明に依るキックオーバー装置は、さく弁
管の複数個の全く同じサイドポケット・マンドレルのう
ちの選択された1個のマンドレルのサイドポケットにガ
スリフト弁の如き装備を嵌装し、または該サイドポケッ
トから前記装備を抜去するようにされうる。
本発明の2個のキックオーバー装置は互いに連結されて
タンデム方式でさく井管内に退陣され得、この場合、第
1のキックオーバー装置は選択されたマンドレルのサイ
ドポケットから装備を抜去するようにされ、第2のキッ
クオーバー装置は空にされた直後のサイドポケットに交
換装備を嵌装するようにされ、かくの如き抜去と嵌装が
さく井管内における前記タンデム方式のキックオーバー
装置の単一の退陣によって達成されうる。
次ぎに、添付諸図面を参照して、実症例によってさらに
詳細に本発明や説明する。
第1図を参照すると、サイドポケット付きのマンドレル
が全体として番号10によって示され、在来の態様にし
たがってさく弁管装置に組立てられてその一部を構成す
るようにされている。
前記マンドレル10はガス・リフト弁12の如き流量調
整装置を受入れるためのサイド・ポケット11を有する
サイド・ポケット11の穴11aは、管式の長手方向軸
線から片寄的に位置されて該軸線に対し実質的に平行に
されている。
マンドレル11の上端部には位置決めサブ13が設けら
れている。
該位置決めサブ13は内位置決めフランジまたはM14
を有する。
該層14と協力して回動装置即ちキック・オーバー装置
20は後に説明される如き回動機能を制御する。
マンドレル10の下端部には定向シュー15が設けられ
ている。
該定向シュー15が設けられている。
該定向シュー15はサイド・ポケット11内に配置さる
べき前記ガス・リフト弁12が該サイド・ポケット11
に対して整合されるようにキック・オーバー装置20全
体を定向するためのものである。
キック・オーバー装置20が作動されたのち、ガス・リ
フト弁12は横方向片寄位置へ回動され、該位置におい
て前記ガス・リフト弁12はサイド・ポケット11の穴
11aに対して縦軸線方向に整合される。
前記キック・オーバー装置20が鋼索及び押部退陣装置
によって操作される態様を説明するため前掲諸特許のう
ち特に特許第3.610,336号が参照される。
鋼索操作の場合においては、鋼索及び−組の急引リング
を有するさく弁管装置即ちツール・ストリング(too
l string)が接手16に結合され、lp筒送退
陣置の場合においては、少くとも1個の索引装置即ちピ
ストンを有する卿筒退陣ツール・トレーン(tool
train)が接手16に結合される。
−組の急引リングはもし希望されるならば前記押部退陣
ツール・ス) IJソングも配置されうるが、それらは
普通は必要とされない。
前記ピストンに対して作用するポンプ送りされる流体は
ほとんど全ての作業のため充分な大きさの力を発生する
からである。
例えば、20.1885ffl(3,131n2)の面
積を有するピストンにおける1 40.6kg/i(2
000psi)の圧力差は、2.838.9ky(62
601bs)推力を発生させる。
供給される力は鋼索操作に依る場合に比べ押部退陣操作
の場合において実質的に太きい。
また、押部退陣操作のに依る場合には、キック・オーバ
ー装置20は、さく井管内において短半径回動を為しう
ろことが推奨され、後述されるごとく、本発明のキック
・オーバー装置20はその全長に泊って互いに離された
所望のいくつかの点において関節結合され、これによっ
て、それが管内において前記の如き短半径回動を為すこ
とを許されうる。
鋼索操作においては、前記の如き回動は行われず、した
がって、もし希望されるならば、関節結合部は省除され
うる。
第1図〜第4図に示されるごときキック・オーバー装置
20の全般作動において、キック・オーバー装置20は
、定向ハウジング18に配された定向キー17が定向シ
ュー15下方の位置へ移動することを保証するため第1
図に示される位置を通0過ぎるように運動される。
次いで、キック・オーバー装置20の上昇運動にともな
って、定向キー17は定向シュー15と係合してキック
・オーバー装置20をその垂直軸線を中心として回転さ
せるとともにそれをサイド・ポケット11に対して適正
に向かせる。
この時点において、前記定向キー17は、第1図に示さ
れる如き定向シュー15のスロット19内に受けられて
いる。
スロット19は定向シュー15の全長に亘って、または
一部分に亘って延在する。
キック・オーバー装置20がさらに上方へ運動されるこ
とによって、突起21は変位されて位置決め用の肩14
と係合する。
続いてさらにキック・オーバー装置20が上方へ運動さ
れる結果として、キック・オーバー装置は、後にさらに
詳細に説明される態様を以て作動して、ピボットアーム
22を、キック・オーバー装置内における縦方向整合位
置から、それがキック・オーバー装置20か外方へ変位
された回動位置即ちキック・オーバー位置へ、回動し、
該位置において、前記アーム22に着脱自在に結合され
ているガス・リフト弁12は、第2図に図示される如く
、サイド・ポケット11の穴11aに対して実質的に軸
線方向に整合される。
前記ピボットアーム22がそのキック・オーバー位置即
ち回動位置に在るとき、該アーム22は、キック・オー
バー装置の縦軸線に対して約900に配置されている。
−案として、キック・オーバー装置20は、この角度配
置が図示の如き90’よりも実質的に小さくなるように
設計されることも可能である。
次いでキック・オーバー装置20/715下降運動は、
第3図に示されるごとく、ガス・リフト弁12をサイド
・ポケット11内に挿入してそこに全量する。
次いで、キック・オーバー装置20は、さく井から後退
さられ、第4図においては、キック・オーバー装置20
はその上昇行程の第1段階に図示されている。
定向シュー15の頂部は斜縁部23を形成され、これに
よって、定向キー17を押上げてそれが定向シュー15
を通って上方へ通過することを可能にすることに注目を
要する。
さらに、位置決め用の肩14も斜縁を形成され、これに
よって定向キー17は同じように容易にそれを通過して
運動されうろことにも注目を要する。
定向キー17の下面17aは垂直線に対して小さい角度
を以て傾斜され、したがって、定向キー17はキック・
オーバー装置20をさく弁内へ送り込むとき肩14と定
向シュー15とによって押下げられる。
さく井の穴は、ときには、その一部分が水平線に近づく
ほどに著しく垂直線から偏傾されることもあるが、普通
は、それらは地中に実質的に垂直方向に配置されている
と考へられる。
したがって、さく井工具またはツールは、さく弁内へ下
降され得、それらはさく弁穴または導管を通って該さく
井の底へ向かって下方へ運動されたのち、それらに上向
きの力を供給することによって地表へ向かって引揚げら
れまたは戻され、これによって、それらは前記さく弁内
において上方へ運動されると考えられる。
したがって、さく井工具即ちツールは、さく井の穴また
は導管の前記の如き水平部分に短時間位置されるとして
も、そのような場合における前記ツールの引揚げはそれ
をさく井の表面へまたは弁頭へ向かって復帰させ、逆に
、前記ツールの降下はそれを井底へ向かって、またはさ
く井の穴または導管を通って下方へ運動されると依然と
して理解される。
本発明に依るキック・オーバー装置の構造が第5図〜第
7図に図示されている。
キック・オーバー装置20の細長い本体または主ハウジ
ング24は、接手16から下垂した上ハウジング部材2
4aと、接手26によって上ハウジング24aに結合さ
れた旋回取付金具25と、旋回ソケット27と、該旋回
ソケット27の下端に溶接されたピボットハウジング2
8とを有する。
ハウジング延長部または案内29は、前記本体またはハ
ウジング24が下方へ延び、これによって、ガス・リフ
ト弁12を部分的に包囲しており、該ガス・リフト弁1
2をさく弁管内においてサイド・ポケット11を通過し
て案内し、且つ、サイド・ポケット付きのマンドレル1
0内部にオイテキック・オーバー装置20を全体的に整
合させる装置を構成している。
第1の非旋回型の関節結合された接手31は、案内29
の底部をスペーサ部材32の上端部に接続し、一方、ス
ペーサ部材32の下端部は第2の非旋回型の関節結合さ
れた接手33によって定向ハウジング18の上端部に接
続されている。
キック・オーバー装置20をサイド・ポケット付きのマ
ンドレル10のサイド・ポケット11に対して適正な関
係に定向するため、定向装置が配設されている。
そのような定向装置は定向ハウジング1Bを有し、該定
向ハウジング18には定向キー17がシャー・ピン30
によって着脱自在に結合されている。
シャー・ピン30は、定向キー17の下面17aがさく
弁管内部の肩を通過して下方へ運動されるとき、または
定向キー17の上端に形成された斜縁部17bがスロッ
ト19の上端に形成された斜縁部23またはM14の如
き肩部分を通過して上方へ運動されるとき、定向キー1
7が押下げられることを可能にするためのピボットとし
て働らく。
定向キー17がさく弁管内のどこかの部分にひつかかっ
たときは、シャー・ピン30は剪断されて定向キー17
が定向ハウジング18内の非干渉位置へ変位することを
可能ならしめる。
定向キー17は玉34によって外方へ圧迫されている。
玉34は圧縮ばね35によって定向キー17の土耕端縁
17cに当接するごとく下方へ弾圧されている。
作動器マンドレル組立体36が主ハウジング24に対し
て伸縮嵌合関係に配列されている。
該作動器マンドレル組立体36と主ハウジング24との
間の相対位置は、後述されるように、ピボット・アーム
22の回動を制御する。
好適には、主ハウジング24はそれを貫いて通る穴24
bを有し、作動器マンドレル組立体36は前記穴24b
内に伸縮可能に即ち摺動可能に受入れられている。
作動器マンドレル組立体36は作動ロッド37を有し、
作動ロンド37はその下端部にソケット38を有し、該
ソケット38に対してクランクアーム39が調整ピン4
1によって結合されている。
調整ピン41はその上端に玉42を有し、鉄玉42はソ
ケット38に配置されている。
クランク・アーム39の調整は、第5B図に示される如
くクランク・アーム39の上端に対して締付けられる好
適な止ナツ)41aを調整ピン41に配置することによ
って保持される。
作動器マンドレル組立体36は、その上端に、作動ロッ
ド37の上端部にねじ結合されて止ナツト44によって
固定された作動器マンドレル部材43を有する。
作動器マンドレル部材43の上端部は、のちに明らかに
される目的のため傾斜された上向きの屑43aを画成す
る縮径部43bを形成されている。
作動器マンドレル組立体36は、ばね45の如キ弾注装
置によってピボット・ハウジング28から遠ざかる方向
に弾圧されている。
ばね45は接手26内部の内肩26aと作動ロッド37
に配置された止ナツト44との間に圧縮されている。
ピボット・アーム22は主ハウジング24と作動器マン
ドレル組立体との間の相対運動にともなって回動される
ように、細長い主ハウジング24に一端において枢動可
能に装架されるとともに、作動器マンドレル組立体36
の他端に結合されている。
好適には、ピボット・アーム22はピボット・ピン46
によってピボット・ハウジング28のスロット28pに
装架されている。
ピボット・アーム22は、第1の引込位置即ちそれが細
長い主ハウジング24に対して縦方向整合関係に配置さ
れる位置と、第2の突出位置即ちキック・オーバー位置
即ち前記主ハウジング24の横方向外方へ突出された位
置との間において回動されうる。
装置取付金具例えば送嵌金具47または引張金具52が
ピン48によってピボット・アーム22にヒンジ結合さ
れている。
ピボット・アーム22が枢動されるとき、それはスロワ
)28pの横方向外方へ回動されてそのキック・オーバ
ー位置へ変位され、送嵌金具47はピン48を中心とし
て反対方向へ枢動され、したがってそれは主ハウジング
24に対して平行して片寄的に位置されるとともに第2
図に示される如くサイドポケット11に対して軸線方向
に整合される。
作動器マンドレル組立体36は主ハウジング24内に摺
動自在に装架され、第5人図及び第5B図に図示される
下位置と第14図に示される上位置との間において運動
され得る。
作動器マンドレル組立体36は、クランク・アーム39
によってピボット・アーム22に結合されている。
クランク・アーム39の下部分即ち軸部分39aは下方
へ突出してピボット・アーム22に形成されたT字スロ
ツ)22aに通されている。
軸部分39aの下端に形成された1字頭39bは、前記
T字スロツ)22aの横部分22bに係合される。
作動器マンドレル組立体36がその下位置からその上位
置へ運動されるとき、クランクアーム39は、ピボット
アーム22をそのピボット・ピン46を中心としてその
引込位置から突出位置へ変位させる。
サイド・ポケット11内にガス・リフト弁12を配置す
るとき、主ハウジング24とピボット・アーム22との
間に確実な金属対金属係合即ち結合を可能にするため作
動器マンドレル組立体36は、ピボット・ハウジング2
8のスロット28pの上端面28aに対してピボット・
アーム22の表面22cを当接させるのに充分な距離に
亘って主ハウジング24に相対して上方へ運動される。
したがって、下向きの力がキックオーバー装置20に対
して供給されるとき、キック・オーバー位置に回動され
ているピボット・アーム22はそのような位置に保持さ
れて前記ガス・リフト弁12とサイド・ポケット11の
縦方向軸線に対して整合される方向に前記下向きの力を
伝達する。
前記サイド・ポケット11から前記ガスリフト弁12の
如き弁を引出す間、ばね45は成る場合においてはピボ
ットアーム22をそのキック・オーバー位置に保持する
のに充分信頼されるが、もし弁を離脱させるために大き
い力が必要とされるならば(かくの如き事例は、特に弁
に配されたシールがサイドポケット11にきわめて緊急
に密着している場合しばしば生じうる)ツール・キャリ
ヤ即ち前記ピボットアーム22はそのピボットピン46
を中心として第3図において見るとき時計方向へ回動さ
れてその力をサイドポケット11の穴11aに対して非
平行方向へ供給する傾向を生じる。
そのような場合には、ピボット・アーム22をその非整
合位置即ち第2図、第3図及び第4図に示されるキック
・オーバー位置に解放自在に錠止めする装置を設けるこ
とが望ましい。
これによって、ガス・リフト弁12のサイドポケット1
1内への挿入間またはそれからの抜去間に該ガス・リフ
ト弁12に供給される縦方向の力はサイド・ポケット1
1の縦方向軸線に泊って供給されることが保証される。
これら力の方向は、キックオーバー装置20及びさく弁
管の縦方向軸線に対して平行してそれから片寄りに維持
されることは明らかである。
前記の如き鎖錠装置が望まれるかに、ピボットアーム2
2は好適なラッチ・ピンを受入れる横穴22bを形成さ
れ、ピボット・ハウジング28は横穴28bを形成され
る。
該横穴28bは、ピボット・アーム22がそのキック・
オーバー位置即ち非整合位置へ回動されるとき、前記ラ
ッチ・ピンの一部分を受は入れてピボット・アーム22
をそのキック・オーバー位置即ち回動位置に鎖錠する。
かくの如き鎖錠装置に就では後述する。しかし、ガスリ
ット弁12がサイド・ポケット11からの抜去に著しく
抵抗する場合を除き、前記ばね45は第2図に示される
キック・オーバー位置にピボット・アーム22を保持し
、したがって、サイドポケット11に対して軸線方向に
且つキック・オーバー装置及びさく弁管の縦軸線に対し
て平行の方向にガス・リフト弁12に対して力を発揮し
、これによって、ガス・リフト弁12をサイド・ポケッ
ト11から抜去しうる。
ピボット・アーム22と送嵌金具47とに設けられた好
適な共働する肩は、さく弁内へのキック・オーバー装置
の送り込みの間においては、ガス・リフト弁12をキッ
ク・オーバー装置に対して縦方向整合関係に保持し、ガ
スリット弁12がサイド・ポケット11内へ挿入されつ
つある間には該ガスリフト弁12が案内29へ向かって
回動復帰しないように該弁を保持する。
第5B図に示される如く、ピボット・アーム22に設け
られた肩22dは送嵌金具47に設けられた肩47aと
共働して第5Bに図示される位置に前記送嵌金具47を
確保する。
ピボット・アーム22が第2図に示されるキック・オー
バー位置へ回動されるとき、送嵌金具47はその端縁ま
たは肩47bがピボットアーム22の肩22cに係合す
るまでピン48を中心として回動する。
この位置において、ガスリット弁12はサイド・ポケッ
トに対して縦軸線方向に整合され、第2図に示される如
く、案内29から横方向に離されてそれに対して平行に
位置される。
したがって、ガスリフト弁12は、たといマンドレル1
0がそのサイド・ポケット11を上にして水平に位置さ
れても、それがサイド・ポケット11の穴11a内に挿
入されるとき該穴11aに対して軸線方向に整合して保
持される。
したがって、もしマンドレル10が例えば偏傾されたさ
く井の場合におけるが如く傾斜されているならば、たと
いサイド・ポケット11がキック・オーバー装置20の
上方に位置されても′、ガスリフト弁12はサイド・ポ
、ケット11の穴11aに対して縦方向に整合されて横
方向外方に確保される。
このことはたといさく井の穴が極度に偏向されて水平に
な0、シたがって、マンドレル10がそのサイド・ポケ
ット11を上にしてさく井の穴に位置されても真である
マンドレル10がそのサイド・ポケット11を下にして
位置されるならば、ガス・リフト弁12は外方へ回動し
てマンドレル10の壁に接触する可能比がある。
しかし、この場合、ガスリフト弁12の重量の一部分以
外伺らの力もマンドレル10の壁に対して加えられない
実際上、そのような接触はマンドレル10内部に捲こさ
れる耐腐蝕コーティングを損傷するおそれもない。
かくして、さく井の偏傾度に関係無く、ガス・リフト弁
12はサイド・ポケット11上方において外方へ押され
てマンドレル10の壁に対して衝接さることなしにサイ
ド・ポケット11内に真直ぐに挿入されうる位置に保持
される。
前記の如き衝接は、結果的に、サイドポケット11の内
壁、マンドレル内のコーティング、または接触される装
置に対して損傷を与える可能比がある。
第11図に示される引張金具52はその上端を前記送嵌
金具47の上端と全く同じ形に形成されており、したが
って、それらのどちら、もピボットアーム22に接続さ
れうる。
引張金具52が弁12を引抜くために前記送嵌金具47
に代えて使用されるときは、その肩52aは同様にピボ
ット・アーム22のM22eに係合し以て引張金具52
をキック・オーバー装置20に対する引張Oの方向に平
行に保持する。
ここの平行関係はばね45の力に対して、またはピボッ
トアーム22をその片寄位置即ちキックオーバー位置に
錠止めするのに使用されるシャー・ピンの力に前記はね
45の力を加えたものに対して維持される。
キック・オーバー装置20の運動間、全体として番号4
9を以て示されているロック装置は、シャーピン51に
よって送嵌金具47に対して解放可能に結合され、ガス
・リフト弁12はロック装置49の端部にねじ結合され
ている。
サイド・ポケット11からガスリフト弁12を引抜くた
めにキック・オーバー装置20が使用されるとき、第1
1図に全体として番号52を以て示されている引張金具
は、ピン48を外し、送嵌金具47を引張金具52に取
替え、ピン48を再挿入することによって、送嵌金具4
7と交換される。
キック・オーバー装置20の作動は、作動スリーブ53
によって制御される。
作動スリーブ53は上ハウジング部材24aの周囲に摺
動自在に配置され、該スリーブ53の壁に形成された好
適な開口53aに複数個の突起21を担持している。
これら突起21は、作動スリーブ53が上ハウジング部
材24aにおいて四つの異る位置の間で運動されるのに
したがって、突出位置と引込位置との間において半径方
向へ運動される。
第1の位置は第5人図に示されている通りである。
第2の位置は第8図及び第9図に示されている通りであ
る。
第3の位置は第10図に示されている通りである。
第4の位置は示されていないが、作動スリーブ53が、
突起21が上ハウジング部材24aの外筒に形成された
凹所54内に後退し得るまで、上ハウジング部材24a
に相対して、第5人図において見るとき、上方へ運動す
る位置である。
したがって、第1と第2の位置において、突起21は突
出位置に保持され、第3と第4の位置においては、突起
21は、それらがさく弁内において肩例えば位置決め用
の屑14に係合するとき、自由に引込むことを許される
第5A図には、キック・オーバー装置20がさく弁内に
送入されつつあ0、突起21が肩と係合していないとき
における作動スリーブ53と上ハウジング部材24aと
の関係が図示されている。
これは作動スリーブ53の第1の位置である。
突起21が位置決め用の肩14の如き肩と係合するとき
、キック・オーバー装置20は作動スリーブ53に相対
して下方へ運動する。
これによって作動スリーブ53は第4の位置に配置され
、該位置において、突起21は上ハウジング部材24a
の外面に形成された環状の凹所54内に容易に後退する
とともにキック・オーバー装置20がさく井管内におい
て前記側をバイパスすることを可能にする。
キック・オーバー装置20が前記側を通過すると同時に
、作動スリーブ53は第5A図に示される第1の位置へ
圧縮ばね55によって復帰される。
圧縮ばね55は座金またはリング56が上ハウジング部
材24に形成された上向きのM57と係合する迄前記作
動スリーブ53を下方へ弾圧する。
したがって、作動スリーブ53は、さく井管内における
キック・オーバー装置の下降間に障害物に遭遇するとき
、その第1と第4の位置の間を運動して前記突起21が
引込むのを可能にし、かくして、キックオーバー装置2
0がさく弁内において位置決め用の肩及びその他の類似
物を通過することを可能にする。
キック・オーバー装置20の送0込みの間、作動器マン
ドレル組立体36は第5A図に示されるその最下位置即
ち、ピボット・アーム22が主ハウジング24と案内2
9に対して実質的に縦方向に整合して下方へ突出する如
く上ハウジング部材24aに相対する位置、に錠止めさ
れている。
該組立体36は、この位置に、複数個の鎖錠部材例えば
玉58を有する解放可能の鎖錠装置によって錠止めされ
る。
これら玉58は上ハウジング部材24aの壁に形成され
た好適な開口24cに配置され、作動スリーブ53の閉
込め用の穴53bによって、図示されるそれらの内位置
に閉込められている。
このように閉込められていることによって、玉58は上
ハウジング部材24aの穴24b内へ突出し、作動器マ
ンドレル部材43に縮径部43bによって形成された上
向きの肩43aに係合即ち衝接し、これによって、作動
器マンドレル組立体36を第5A図に示されるその最下
位置に保持し以て前記ピボットアーム22をその引込め
位置に確保する。
作動スリーブ53の穴53bの長さは、作動スリーブ5
3が上方へ運動してその第4の位置へ達することを許す
とともに前記突起21が玉58を動乱することなしにキ
ック・オーバー装置20の送り込み間に引込むことを許
すのに充分な程度に選ばれることは理解されるであろう
かくの如くにして、さく弁内へのキック・オーバー装置
20の送り込みの間の上ハウジング部材24aにおける
作動スリーブ53のその第1と第4の位置の間の往復運
動は、作動器マンドレル組立体36をその最下位置に保
持し、したがって、ピボット・アーム22を案内29に
対して縦方向に整合させて引込位置に維持する鎖錠装置
を動乱しない。
上ハウジング部材24aが第5A図に示されるその位か
ら作動スリーブ53に相対して上方へ運動されることに
対して弾力的に抵抗する装置が配設され、これによって
、突起21は、平常、突出位置においてランド53cに
よって上ハウジング部材24aに支持される。
この弾力装置は、作動スリーブ53がさく弁内へのキッ
ク・オーバー装置の送り込み間に、第5A図に示される
如きその第1の位置下方へ運動するのを阻止する任意の
所望の態様で構設される。
図示されたキック・オーバー装置の実施形式においては
、接手26と案内スリーブ63との間に配置された圧縮
ばね62が、作動スリーブ53をその所望位置に確保す
る。
案内スリーブ63は作動スリーブ53に形成された下向
きの肩53dと係合する上向きの内肩63aを有する。
これら2対の肩の係合は、圧縮ばね62の作用下におけ
る作動スリーブ53の上昇運動を制限するとともに圧縮
ばね62が撓縮することを許し、且つ、作動スリーブ5
3がその上昇運動間に阻止される間にキック・オーバー
装置の残部分がその上昇運動を続行して第8図に示され
る位置に達することを可能にする。
第8図において、作動スリーブ53はその第2の位置に
おいて図示されている。
ピボット・アーム22は、キック・オーバー装置20の
上昇運動によって、突出位置へ回動されるように錠を外
される。
キック・オーバー装置20が複数個の全く同じサイドポ
ケット型マンドレル10のうちの選択された1個のマン
ドレル10の位置決め用の肩14の前方に突起26を位
置させるとともに定向シュー15の前方に定向キー17
を位置させるのに十分な距離を以て前記選択された1個
のマンドレル10の直前の一点までさく井の内部に送0
込まれたのち、キックオーバー装置は前記突起21が前
記決め用の肩14に係合するまで反対方向へ運動される
この時点において、作動スリーブ53の上昇運動は肩1
4によって阻止され、一方、上ハウジング部分24aは
それが第8図及び第9図に示される位置に達するまで上
方へ運動し続ける。
上ハウジング部材24aに相対する作動スリーブ53の
この第2の位置において、突起21は、図面に明らかに
示されるごとく、ランド53cによって依然として突出
位置に保持されている。
しかし、今や、作動スリーブ53の内部凹所65は玉5
8に対して対向位置され、これら玉58は、それらがも
はや上向きの肩43aに当接しない位置へ、該上向きの
肩43aによって外方へ向かって前記内部凹所65内へ
自由にカム運動される。
したがって、鎖錠装置は解放され、したがって、作動器
マンドレル組立体36は、前記ばね45の作用下で第9
図に示される位置へ向かって上方へ運動するように解放
される。
前記鎖錠装置が解放されるとき、作動器マンドレル組立
体36の上昇運動はピボット・アーム22を、そのピボ
ット・ピン46を中心として、ピボット・アーム22が
主ハウジング24の横方向外方へ突出された位置へ回動
する即ち枢動する。
図示されたキック・オーバー装置36においては、ピボ
ット・アーム22は、その突出された位置即ちキック・
オーバー位置に配置されているとき、主ハウジング24
に対して90’の角度を成すが、これは単なる設計上の
問題である。
例数ならば、前記角度はもし希望されるならば若干小さ
くされうるからである。
次いで、このキック・オーバー装置20は下降され、そ
れによって担持されるガスリット弁12はサイドポケッ
ト11内へ直線的に挿入されるか、あるいはまた、既に
サイドポケット11内に既に配置されているガスリット
弁12が第11図の引張金具52によって係合されてそ
れから引出されうる。
もし弁が据付けられつつあるならば、一連の脚筒退陣装
置によって正の圧力が供給され、また、もし鋼索が使用
されているならば、キック・オーバー装置は在来の方法
にもとづいて反続衝撃によって地中へ送られてサイドポ
ケット11内にガスリフト弁12を完全に全装固定する
また、もし希望されるならば、llp筒送降退陣と共に
急引リンクも使用されうるが、それらはキック・オーバ
ー装置を用いて前記ガス・リフト弁の送嵌及び回収を行
うためには一般的に不必要である。
弁12がサイドポケット11から引上げられているとき
は、キックオーバー装置に対して一定の力が供給されて
該サイド・ポケットからの弁の撤退が行われるが、もし
必要とされるならば、急引リンクも使用されうる。
もし鋼索工具が使用されるならば、弁12の引出しは事
実上全ての場合において反復衝撃を必要とするであろう
弁12の挿入または回収が完了したのち、キックオーバ
ー装置20は、突出された突起21が再び位置決め用の
肩14と係合する位置へ持上げられる。
キックオーバー装置20の上昇運動は、作動スリーブ5
3が第9図に示される如きハウジング上のその第2の位
置から第10図に示される如きその第3の位置へ運動す
る迄、前記肩14によって瞬間的に制止される。
キック・オーバー装置20をさく井から撤退させること
が希望される以前に作動スリーブ53が第2の位置をバ
イパスして第3の位置に移動することを防ぐため、作動
スリーブ53のその第2の位置からその第3の位置への
運動に抵抗する後退可能装置が設置される。
キック・オーバー装置をキック・オーバー位置即ち回動
位置へ作動するのに充分な力を以てキック・オーバー装
置20が上方へ運動されて肩14と係合しているかどう
かを知ることは、しばしば困難である。
作動スリーブ53をその第2の位置に、前記突起21を
突出させた状態で、保持する後退可能装置を設けること
によって、キックオーバー装置は、それが、鎖錠装置を
解放してピボットアーム22がキック・オーバー位置に
回動されることを可能にするのに充分な上向きの力を以
て、肩14に係合していることが妥当な満足変を以て確
認されるまで、さく弁管内において上下に運動されつる
そのような後退可能装置が存在しないときは、キックオ
ーバー装置は、鋼索の引張力によって、またはポンプ圧
力下での抵抗の突然の解放によって、肩14を通0越し
てマンドレル10から脱出するか、あるいはまた、定向
キー17が定向シュー15の上方に位置されることによ
ってキック・オーバー装置20が不正定向される位置に
跳達する可能比がある。
そのような場合、キック・オーバー装置20の下降はひ
どい結果を生じる。
例数ならば、キックオーバー装置20は、そのピボット
・アーム22をそのキック・オーバー位置に回動されて
おそらく不正定向位置に配されているから、もしガスリ
フト弁12がサイド・ポケット11への挿入に失敗する
ならば、サイド・ポケット・マンドレル10内に捕捉さ
れてしまうことはほとんど確実である。
これによって、キック・オーバー装置、弁及びサイド・
ポケット・マンドレル10に重大な損傷が生じるおそれ
がある。
したがって、ガスリフト弁12がサイドポケット11内
に挿入されそしてキックオーバー装置がさく井からの撤
収態勢を完了するまでは作動スリーブ53のその第2の
位置からその第3の位置への運動を制止する装置を配設
することが望ましい。
図示された実施形式においては、前記後退可能装置は、
作動スリーブ53がその第2の位置に在るとき該作動ス
リーブ53の下端部によって係合される位置においてシ
ャー・ピン67によって剪断サブ即ち接手26の外面に
解放可能且つ摺動自在に結合されたカラー66によって
構成される。
ハウジング上において作動スリーブ53がさらに下方へ
運動されることによって、シャーピン67が剪断される
から、作動スリーブ53をその第2の位置からその第3
の位置へ運動させるには、それをその第1の位置からそ
の第2の位置へ運動させるのに必要とされる力に比べさ
らに大きい下向きの力が必要とされる。
図示実施例においては、作動スリーブ53をその第2の
位置からその第3の位置へ運動させるのに必要とされる
下向きの力は、ばね45を屑綿するのに要する力とシャ
ーピン67の剪断に要する力との和である。
そのような総合された力の供給によって、シャーピン6
7は剪断され、カラー66と作動スリーブ53は、上ハ
ウジング部材24aに沿って下方へ摺動して第10図に
示される位置即ち作動スリーブ53の第3の位置に達し
、したがって突起21はランド53cの下にて上ハウジ
ング部材24aの外面に形成された環状の凹所68内に
自由に撤退する。
これによって、キック・オーバー装置20は第10図に
示される如く肩14を通過して上方へ移動することを許
される。
突起21が肩14を通過した直後、圧縮ばね62は作動
スリーブ53を第9図に示される位置へ戻し、該位置に
おいて玉58は作動スリーブ53の内部凹所65の下端
部に係合し以て上ハウジング部材24aに相対する作動
スリーブ53のそれ以上の上昇運動を阻止する。
キック・オーバー装置20が、サイド・ポケット付きの
マンドレル10の拡大された穴から、その上方のさく弁
管の内部へ撤退されるにしたがって、ピボット・アーム
22は、サイドポケット付きのマンドレル10の急角度
でテーパにされた穴の側壁に係合するとともに強制的に
下方へ回動されて第1図に示されるその引込位置へ大体
において変位される。
普通、ピボット・アーム22は、そのようなとき、玉5
8の引込みを許して作動スリーブ53が第5A図に示さ
れるその第1の位置へ戻るのを可能にするのに充分なほ
ど遠くまで前記ばね45の力に抗らって下方へ回動され
ない。
もし、作動スリーブ53が、作動器マンドレル組立体3
6をその下位置即ちピボット・アーム引込位置に保持す
るため、その第1の位置に戻されるならば、それはさく
弁管内に配される次ぎの障害物、例えば他の位置決め用
の肩14の如きもの、に当接するとき再び解放されるで
あろう。
そのようなとき、作動スリーブ53はハウジング上にお
けるその第2の位置へ下降して作動器マンドレル組立体
36を解放するとともにピボット・アーム22が外方へ
回動することを許す。
作動スリーブ53はハウジング上におけるその下降運動
を続行して最後にその第3の位置に達し、該位置におい
て、突起21は第10図に示される如く凹所68内に引
込み、したがって、キックオーバー装置20は前述の如
くさく弁管内において上昇を続けることを許される。
あるいはまた、もしピボット・アーム22が、玉58と
の係合による作動器マンドレル組立体36の復帰を生じ
させるのに充分なくらい遠く内方へ回動されないならば
、ピボットアーム22は、キックオーバー装置20がさ
く井から撤収されるにしたがって管の側壁に対してただ
衝接しているだけである。
サイドポケット11から弁12を引出すのに要求される
力の量を予め決定することは普通不可能である。
何故ならば、要求されるそのような力は、いくつかの変
素因、例えば、弁パツキンとサイドポケット11のシー
ル穴との間の干渉、サイドポケット11内のさく井流体
の潤滑性、弁12におけるさく昇温度、固体粒子または
砕石例えば砂の存在並びに位置及びその他の素因、に依
って影響されるからである。
したがって、弁を引出すとき、ピボットアーム22をそ
の回動位置即ち非整合位置に鎖錠する装置を設け、これ
によって、より大きい上向きの力、場合によっては急引
衝撃、がサイドポケットからの弁の引抜きにおいて使用
されうるようにすることが好適とされる。
そうでないと、ピボットアーム22はその完全突出位置
から回動されて前記力が弁の縦軸線から変位された成る
角度を以て弁に供給されることを許してしまう。
そのような鎖錠装置は第12図〜第17図に図示されて
いる。
以下、それらに就で説明する。第12図は第5B図に似
た図面であるが、そこに図示されるキック・オーバー装
置20は、ピボットアーム22に形成された以上の穴2
2fに配置されたシャーピン81を有する。
シャーピン81は、第13図に明示される如く、シャー
ピン81と前記穴22fの底との間に配置されたばね8
2によって常に外方へ弾圧されている。
ピボットアーム22が、第12図及び第13図に示され
る如く、その引込位置に在るとき、シャーピン81はピ
ボットアーム22内に閉込められてその外端を、ピボッ
トアーム22が配置されているスロット28pの内壁に
対して係合せしめられ゛〔いる。
キック・オーバー装置20が作動されてピボットアーム
22が第15図に示される如きそのキックオーバー位置
即ち非整合装置へ回動されるとき、ピボットアーム22
の穴22fはピボットハウジング28に形成された穴2
8bに対して整合され、ばね82はシャーピン81を外
方へ押出して穴28bに係合させる。
穴28bの縮径部28dによって内向きの肩が形成され
ており、これによって、シャーピン81の外向き運動が
限定される。
この位置において、シャーピン81はピボットアーム2
2をその突出された位置即ちキックオーバー位置に確実
に鎖錠し以てピボットアーム22がその引込位置即ち整
合位置へ戻る運動を防止する。
既に説明された如く、ピボットアーム22がそのキック
オーバー位置即ち非整合位置に在るとき、送嵌金具47
は第2図〜第4図に示される如きその横方向片寄位置に
保たれて軸線方向に直接にサイドポケット11に指向さ
れる。
キック・オーバー装置20がこの状態に維持されている
とき、サイドポケット11内に既に配置されている弁1
2に対して前記キックオーバー装置20を介して供給さ
れる上向きの力は、サイドポケット11と弁12に対し
て長手方向軸向きに、且つ、キックオーバー装置20の
軸線とさく弁管の軸線とに対して平行に供給され、した
がって、弁12とサイドポケット11との間の固着は最
小にされる。
弁12がサイドポケット11内に配置され、または、そ
れから引出されたのち、サイドポケット・マンドレル1
0に相対するキックオーバー装置20の続行される上昇
運動によって、突出された即ちキックオーバー位置に在
るピボット・アーム22は、既に説明されたごとく、サ
イドポケット・マンドレル10の拡大部分の上部分に係
合せしめられ、さらに続いてキックオーバー装置20が
上方へ運動されることによって前記シャーピン81は剪
断され、したがって、ピボットアーム22はハウジング
に対するその第1の位置へ向かってハウジングに相対し
て下方へ枢動することを許される。
次いで、キック・オーバー装置20は、サイドポケット
・マンドレル10上方のさく弁管を通って該マンドレル
から容易に撤収されうる。
キックオーバー装置20のかくの如き撤収間、ばねによ
って弾圧されているピボットアーム22は管壁に対して
杭抜している。
ピボットアーム22が鎖錠されているその突出位置から
それを回動するためそれに供給することを必要とされる
下向きの力は、第12図〜第15図に示される如く、シ
ャーピン81が装置に配置されているときは、シャーピ
ン81が配置されていないときに比べ著しく大きいこと
は容易に理解されるであろう。
したがって、シャーピン81を配置されているキックオ
ーバー装置20は、サイドポケット・マンドレル10か
ら弁を引抜くのに−そう適する。
前記シャーピン81はピボットアーム22をその突出さ
れた位置即ちキックオーバー位置に確実に鎖錠し、した
がって、上向きの力は、サイドポケット11から弁を引
抜くため、より効果的に供給されうる。
何故ならば、そのような上向きの力は弁とサイドポケッ
トとに相対して長手方向に軸向きに供給されるからであ
る。
所望の剪断強さのシャーピン81は、鋼、黄銅またはそ
れらの類似物の如き選択された材料であって好適な剪断
値及び横断面を有するものから該シャーピンを作ること
によって提供されうろことは理解されるであろう。
もし希望されるならば、シャーピンを差込む穴28bの
縮径部28dは穴28bをピボットハウジング28に完
全に貫通させることによって無くされうる。
そのような場合、穴28bの端部はめねじを切られて好
適なねじをねじ込まれることによって、前述の如く縮径
部28dがシャーピン81の差込みを制限する態様と全
く同じ態様を以てシャーピン81の外方への運動が制限
されうる。
前記ねじは、のちに、キックオーバー装置20を分解す
ることなしに、前記シャーピンを交換するための接近を
容易にするように取外され得る。
サイドポケット11から弁12を引抜くのに要する力は
、該力が軸線方向に、即ち、サイドポケット11の縦軸
線に沿って供給されるとき最も小さいことは容易に理解
されるであろう。
第17図には、修正された形式のキックオーバー装置2
0aであってサイドポケットから弁を引抜くため弁にさ
らに大きい上向きの力を供給するようにされたものが図
示されている。
この修正形式においては、修正されたピボット・ハウジ
ング28nは図示の如くピボットアーム22の本体を貫
いて通る横向きのシャーピン穴を有し、該穴はピボット
アーム22が配置されているスロット28pを横切って
画成されているから、2個のシャーピン穴28fと28
gが形成される。
これら2個のシャーピン穴28 f 、28 gはそれ
らの内端部において拡径されてカウンタボア即ち大径部
28h 、28 iをそれぞれ形成され、これによって
、シャーピン86.87の外端部をそれぞれ受入れてい
る。
前記シャーピン86,87は修正されたピボットアーム
22のシャーピン穴22iに配置され、それらの間には
、ばね例えばコイルはね82が圧縮配置されてそれらを
外方へ弾圧している。
前記キックオーバー装置20aが作動され、ピボットア
ーム22がその突出位置に回動されたとき、シャーピン
86と87は大径部28hと28iに対してそれぞれ整
合されるとともにそれらに係合する。
シャーピン86と87の外方への運動は小径のシャーピ
ン穴28fと28gによってそれぞれ制限される。
かくして、シャーピン86と87はピボットアーム22
をその突出位置に鎖錠する。
これら2本のシャーピンによって鎖錠装置の剪断強さは
2倍にされる。
したがって、倍加された剪断強さによって、キックオー
バー装置20aは、弁が固着しているときあるいはその
他の理由によって引抜き困難であるときといえども、サ
イドポケット11から弁を引抜くことを可能にされる。
弁がサイドポケット11から引抜かれ、キックオーバー
装置20aが持上げられるとき、突出されているピボッ
ト・アーム22はサイド・ポケット・マンドレル10の
拡大された穴のテーパ部分に係合する。
次いで、キックオーバー装置20aがさらに上方へ運動
されることによって、ピボットアーム22は引込位置へ
向かって下方へ回動され、したがって、シャーピン86
と87はトモに剪断され、キックオーバー装置20aは
その上方に配されるさく弁管を通ってサイドポケット・
マンドレル10から撤退することを可能にされる。
シャーピン穴の大径部28hと28iの内端における剪
断面が鈍化し、且つ、または、ピボットアーム22のシ
ャーピン穴22iの外端における剪断面が鈍化または損
傷したときは、これらシャーピン穴はそれらを中ぐ0し
てそこに硬化されたブシュを配置することによって修理
され、これによって、新しい、−そう耐久力に富む剪断
面が形成されつる。
そのようなブシュが第17図に図示の如く設置されてい
る。
シャーピン穴28dは28kにおいて拡大されてピボッ
ト・ハウジング28nを完全に貫き、1対の硬化された
ブシュ28mと28sが拡大部分に配置されて新らしい
シャーピン穴28hと28iを構成している。
これらブシュ28mと28sは任意の好適な手段、例え
ば銀ろう付けまたはその類似手段、によって適所に固定
される。
また、ピボットアーム22を通るシャーピン穴22iは
22gにおいて拡大され、そこに硬化されたブシュ22
hが同じ態様で配置され、これによって新らしいシャー
ピン穴22iが構成される。
このような修理がブシュを用いて為されるとき、ピボッ
トアーム22をその完全に突出された位置即ちキックオ
ーバー位置に配置してその表m 22 cをピボット・
ハウジング28の上端面28aに係合させてこの位置に
ピボットアーム22をしつか0と確保して、ピボットハ
ウジング28に穴28hを、ピボットアーム22に穴2
2gを、それぞれ、ドリルを用いて形成してリーマ仕上
げを行うことが望まれる。
かくの如き加工手順によって新らしいシャーピン穴の適
正な整合が保証される。
さらに、前記ブシュの使用は、ピボットハウジング28
に拡大されたカウンタボア即ち前記拡大部28hと28
iを構成するためにシャーピン穴28dに深座ぐりする
ことが困難であるときも望ましい。
ピボットアーム22をその突出位置に鎖錠するため以上
説明された装置は、1本または複数本のシャーピンを有
するが、もし希望されるならば、その他の装置、例えば
機械的な戻0止めも使用されうろことは理解されるであ
ろう。
かくの如く、以上説明されたキックオーバー装置は、そ
れが1本または2本のシャーピンを配して、またもし希
望されるならば、1本のシャーピンをも配することなし
に、使用されうることと、シャーピン穴が破損してそれ
らによって提供される剪断面がもはや満足に機能するよ
うな状態でないならば、それらは穴径を拡大されて硬化
ブシュを嵌込まれることによって剪断効率を回復され以
て当初のものに較べ一そう耐久性に富む剪断面を提供し
うろことにおいて多能力である。
サイド・ポケット・マンドレルにおいて弁の交換を行う
とき、サイド・ポケット11の空の時間をできるだけ短
かくすることが望ましい。
そのような場合、2個のキックオーバー装置20または
20aがタンデム方式に互いに連結されて送り込まれう
る。
定向ハウジング18の端部は縮径されて雄ねじ部分18
aを形成され、これによって、第2のキックオーバー装
置の接手の上端部のめねじ部分を受入れるようにされて
いることは図面から認められるであろう。
好適には前記2本のキック・オーバー装置のうち上の1
本は、そのピボットアーム22によって担持された引張
金具52(第11図)を有し、下の1本は第5A図、第
5B図及び第5C図に示される如く装嵌金具47とガス
リット弁12の如き交換用の弁を有する。
前記タンデム方式のキックオーバー装置は、交換さるべ
き弁を有するサイドポケット・マンドレルの直隣下方の
位置に達するまで、さく弁内に下降される。
次いで、キックオーバー装置は持上げられて肩14と定
向シュー15に対して係合せしめられ、これによって、
キックオーバー装置は定向されるとともに作動される。
次いで、キックオーバー装置は下降されて引張金具をサ
イドポケット内の弁に対して係合せしめられ、そして再
び持上げられるとともにサイドポケットから弁を引抜き
、そして、サイドポケット・マンドレルから上キックオ
ーバー装置は撤退される。
引き続いて、キックオーバー装置はさらに持上げられて
肩14と定向シュー15に対して係合せしめられるとと
もに下キックオーバー装置を定向して作動させたのち、
下降されて交換弁をサイドポケットに挿入し、再び持上
げられて下キックオーバー装置をサイドポケット・マン
ドレルから撤退させる。
かようにして、サイドポケット・マンドレル内の弁は、
タンデム方式に配列された2個のキックオーバー装置2
0を用いることによって、別の弁に取替えられ得、した
がって、サイドポケットはきわめて短かい時間だけ空に
されるに過ぎず、その結果、空のサイド・ポケットを通
じて生じうる流れの量は最小にされうる。
もしそのような作業が押部退陣装置を用いて行われるな
らば、タンデム方式のキックオーバー装置の上方と下方
においてツール・トレーンに配置されたピストンは、弁
の交換間、サイド・ポケット・マンドレルを独立させ、
これによって、サイドポケットを通じる流体の伝送を4
能最小限に保つようにされる。
以上、キックオーバー装置20.20aはサイド・ポケ
ット・マンドレルに配置されるガスリフト弁の装嵌と回
収とに関連して説明されたが、その他の器具もそれらを
使用して据付けと取外しを実施されうろことは明らかで
ある。
例えば、逆止弁、栓、または擬似ガスリフト弁などもロ
ック装置47の下端に結合されて前述のガスリット弁1
2の場合と全く同じ態様を以て装脱されうる。
以上の説明から、キックオーバー装置の作動は明らかで
あると信じられる。
ガスリフト弁12の如き器具をさく弁内に送O込んでそ
れをサイドポケット・マンドレル10の如きサイドポケ
ット・マンドレル内に据付けることが望まれるときは、
第5図に示された如きキックオーバー装置が使用される
該装置は前記器具がサイドポケット11内に装嵌される
までそれを担持する装嵌金具47を使用する。
前記器具をさく弁内から回収することが望まれるときは
、第11図に示される如き引張金具52が装嵌金具47
に代えて使用される。
倒れの場合においても、キックオーバー装置が下降され
て所望の位置決め用の肩14を過ぎたのち、該装置は持
上げられ、これによって、定向キー17は定向シュー1
5と係合して第1図に示される如くキックオーバー装置
を定向する。
次いでキックオーバー装置は、突起21が肩14と係合
して第8図に示される如く鎖錠装置を解放するとともに
ピボットアーム22をはね45の弾圧力によって第2図
に示される如き突出位置へ回動させるまで、上方へ運動
される。
次いで、キックオーバー装置は第3図に示されるごとく
下降される。
器具が装嵌される場合は、ロック装置49はシャーピン
51の剪断によってキックオーバー装置から解放される
シャーピン51の剪断後、さらにキックオーバー装置が
下降されることによって拡張金具69が下方に運動して
錠突起71を膨出させてそれをサイドポケット11の上
部分に形成された凹所に係合させ以て器具をさく弁内の
適所に鎖錠する。
第11図に示される回収用の引張金具52が使用される
場合は、該引張金具52は拡張金具69の上端部に抜差
嵌合され、その拡大された頭部の周囲にコレット・フィ
ンガ72が係合され、次いで、キックオーバー装置が持
上げられることによって拡張金具69が第5Bに示され
る位置へ持上げられ、したがって、錠突起71は引込む
ことを許され、これによって、器具はキックオーバー装
置の持上げによってサイドポケットから引抜かれうる。
器具がサイド・ポケットに挿入されたのち、またはサイ
ド・ポケットから取外されたのち、キックオーバー装置
は、突起21が肩14に再び係合するまで上方へ運動さ
れる。
続いて、さらにキックオーバー装置が上方へ運動される
ことによって、カラー66とシャーピン67とによって
構成される。
後退可能装置は既に説明された如く剪断されて第10図
に示された如く上ハウジング部材24aに対する作動ス
リーブ53の相対運動を可能にし、したがって、突起2
1が引込んで肩14を通過することを許す。
キックオーバー装置がさらに上方へ運動されることによ
って、ピボットアーム22は、その上方のさく弁管内へ
サイドポケット・マンドレルの拡大された穴から撤退さ
れるにしたがって、その第5B図に示される位置へ回動
され、これによって、キックオーバー装置は地表へ引揚
げられうる。
以上の如く、本発明に依れば、ガスリフト弁の如き器具
を、サイドポケット・、マンドレルのサイドポケット内
Gヒ装嵌し、またはそのような器具を前記サイドポケッ
トから抜出するようにされた新規の改良されたキックオ
ーバー装置が提供されることが示された。
さらにまた、そのようなキックオーバー装置は、それに
対して実質的に整合される位置から、それに対して概ね
90度の角度にそれから外方へ突出する位置へ回動され
うる枢動自在のピボットアームを有することと;そのピ
ボットアームを前記の如く回動された位置に保持した前
記キックオーバー装置はガスリフト弁の如き装置に対し
て縦方向軸向きの力を供給し、これによって、固着を生
じさせることなしに、したがって、関連作動力の効率を
減少させることなしに、前記装置を直線的に前記サイド
ポケット内に押入れる、または前記サイドポケットから
引出すようにされていることと;前記キックオーバー位
置のピボットアームはその突出位置に相当なばね力によ
って保持され、該ばね力はもし希望されるならば1個ま
たは複数個のシャーピンを含む鎖錠装置によって補助さ
れ、前記鎖錠装置は前記ピボットアームがその突出位置
即ちキックオーバー位置に回動されて到達するとき鎖錠
位置へ押圧され前記ピボットアームを前記突出位置に鎖
錠することも示された。
さらにまた、前記キックオーバー装置のピボットアーム
をその突出位置即ちキックオーバー位置に@綻する装置
は、容易に解放され得そして前記キックオーバー装置が
サイドポケット・マンドレルから撤収されるにしたがっ
て自動的に解放され、これによって、ピボット、アーム
はハウジングに対して縦方向に整合するその最初の位置
へ回動復帰することを許され、したがって、キックオー
バー装置はさく井から容易に撤収されうろことと;前記
シャーピンは所望の剪断強さを提供するよう寸法と材料
とを以て選択されることと;シャーピン穴が損傷したと
きは、それらはさらに中ぐりされて大径の穴にされてそ
こに硬化ブシュを詰込まれることによってそれらの剪断
面を回復し、その結果、それらは当初に比べ一そう耐久
性を増されることも示された。
さらにまた、前記キックオーバー装置は前記ピボットア
ームが連続したさく弁管装置においてサイドポケットに
対して定向されることを保証するための定向装置を設け
られていることと;前記キックオーバー装置は、連続し
たさく弁管装置に長手方向に互いに離された位置に組立
てられた複数個の全く同じサイドポケット・マンドレル
の任意の選択された1個において該キックオーバー装置
を突出位置即ちキックオーバー位置に対して定向させる
とともにそれを作動する装置を設けられていることも示
された。
これに加えて、さらに、前記キックオーバー装置はタン
デム方式に使用されうろこと、即ち、2個のキックオー
バー装置が互いに連結され、その上キックオーバー装置
は回収金具を装備され、その下キックオーバー装置は交
換用装置を装備され、これによって上キックオーバー装
置を用いてサイドポケットから既装置の装置を引抜いた
のち、そのような装置が前記サイドポケットの穴に存在
していない短かい時間に前記サイドポケットを通じて大
量の流体が流れるのを許すことなしに前記下キックオー
バー装置を用いて前記サイドポケットに前記交換用装置
を装架することが促進されること;そのピボットアーム
が90度のキックオーバー位置へ回動されるようにされ
、その下端部に定向キー装置を設けらるキックオーバー
装置の構造はキックオーバー装置が咽部退陣技術によっ
て操作されるとき井流導管内において短半径回転を行う
のに−そう適する比較的短かいキックオーバー装置に利
益を与えることが示された。
【図面の簡単な説明】
第1図はその諸部品が装嵌態勢にされて立面図として本
発明のキックオーバー装置を示す縦断面図;第2図はサ
イドポケットに流量調整装置の如き装備を挿入するため
適所に位置されているピボットアームを示す第1図に似
た縦断面図;第3図はサイドポケット内に挿入された前
記装備を示す第1図及び第2図に似た縦断面図;第4図
はサイドポケット内に嵌挿された装備から離脱したキッ
クオーバー装置を示す第1図、第2図及び第3図に似た
縦断面図;第5A、5B及び5C図は合体されることに
よって本発明にしたがって作られるキックオーバー装置
を示す連続図であって部分的に立面と断面とを以て示さ
れている図面;第6図は第5B図の6−6線に沿って切
った横断面図;第7図は第5C図の7−7線に沿って切
った横断面図;第8図、第9図及び第10図はキックオ
ーバー装置の諸部品の異位置を示す部分断面図;第11
図はさく井に配されるサイドポケッ1〜.マンドレルか
ら装備を回収するためキックオーバー装置と共に使用さ
れる回収金具即ち引張金具の一形式を示す縦断面図;第
12図はピボットアームを回動位置に鎖錠するためのシ
ャーピン装置を配置されている第5B図の装置を示す第
5B図に似た図面;第13図は第12図の13−13線
に沿って切った横断面図;第14図は回動位置に鎖錠さ
れたピボット・アームを示す第12図に似た図面:第1
5図は第14図の15−15線に沿って切った横断面図
;第16図はキックオーバー装置がサイドポケット・マ
ンドレルから撤収されるとき9込められるピボット・ア
ームを示す第4図に似た部分縦断面図;第17図はピボ
ット・アー与を回動位置に鎖錠するため2個のシャーピ
ンを受入れるように修正されたキックオーバー装置を示
す第15図に似た部分横断面図である。 以上の諸図面において、10L[サイドポケット・マン
ドレルj;IHt[i”サイド・ポケット」:12は「
ガスリット弁」;15は「肩」;2oは「キックオーバ
ー装置」;21は「突起」;22は「ピボットアーム」
;24は「主ハウヅング」;47は「送嵌金具」;52
は「引張金具」;53は「作動スリーブ」;58は「玉
」;81は「シャーピン」を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 さく井装備を送嵌し、回収するキックオーバー装置
    にして:細長いハウジングと;該ハウジングに枢着され
    たピボット・アームと:送嵌または回収さるべき装備を
    前記ピボットアームに解放自在に結合するため前記ピボ
    ットアームによって担持された装置と;前記ハウジング
    に対して整合された位置から前記ハウジングに対して非
    整合の位置へ前記ピボットアームを回動するためさく井
    内に配された肩と係合する装置を有して前記ハウジング
    に位置された装置と;前記ピボットアームを前記非整合
    位置に鎖錠するための鎖錠装置と;さく井内におけるキ
    ックオーバー装置の上昇運動に応動して前記鎖錠装置を
    解放する装置とを有するさく井装備を送嵌し回収するキ
    ックオーバー装置。 2 内部に肩を有するさく弁管に配されたサイドポケッ
    ト・マンドレルのサイドポケット内に装備を配設するキ
    ックオーバー装置にして;細長い本体と:該本体に対し
    て抜差嵌合関係に配置されて前記本体に相対して縦方向
    に運動されうる作動装置と;前記本体と前記作動装置の
    一方に担持され他方に結合されたピボットアーム装置で
    あって前記本体と前記作動装置との間の相対縦方向運動
    に応じて前記本体に対して縦方向に整合する引込位置か
    ら前記本体の横外方へ突出された位置へ運動されうるも
    のと;前記本体と前記作動装置との間の相対縦方向運動
    を初め阻止する解放可能の装置と;該解放可能の装置に
    結合された装置であって前記さく弁管内における前記キ
    ックオーバー装置の相対上昇運動にともなって前記さく
    弁管の肩に対して係合して前記解放可能の装置を解放す
    るものとを有するキックオーバー装置。
JP49087926A 1973-08-01 1974-07-31 キツクオ−バ−ソウチ Expired JPS5833358B2 (ja)

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GB (1) GB1481533A (ja)

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