JPS5833275Y2 - ポンプの隙間腐食防止装置 - Google Patents
ポンプの隙間腐食防止装置Info
- Publication number
- JPS5833275Y2 JPS5833275Y2 JP1979129423U JP12942379U JPS5833275Y2 JP S5833275 Y2 JPS5833275 Y2 JP S5833275Y2 JP 1979129423 U JP1979129423 U JP 1979129423U JP 12942379 U JP12942379 U JP 12942379U JP S5833275 Y2 JPS5833275 Y2 JP S5833275Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- sacrificial anode
- prevention device
- corrosion prevention
- crevice corrosion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は腐食性液体を取扱うポンプの液路を構成する2
つの部材が合せ面で互いに係合しており、そしてその合
せ面に隙間が形成されているポンプの腐食防止装置に関
する。
つの部材が合せ面で互いに係合しており、そしてその合
せ面に隙間が形成されているポンプの腐食防止装置に関
する。
従来、海水ポンプのように腐食性液体を取り扱うポンプ
に使用されている羽根車リングやライナーリングのよう
なウェアリングは、その取付げる部品である羽根車やケ
ーシングとの合せ面の間に表面あらさや誤差などによる
小さい隙間が形成されるために、隙間腐食を生じ、比較
的に短期間に損耗することが多い。
に使用されている羽根車リングやライナーリングのよう
なウェアリングは、その取付げる部品である羽根車やケ
ーシングとの合せ面の間に表面あらさや誤差などによる
小さい隙間が形成されるために、隙間腐食を生じ、比較
的に短期間に損耗することが多い。
このような隙間腐食を防止するために、その隙間の近傍
に犠牲陽極を取付けることが知られている。
に犠牲陽極を取付けることが知られている。
しかしながらポンプのように複雑な構造を有する機器類
では、犠牲陽極を取付けるスペースが少なく、とくに回
転部分に取付ける場合は取付けるためのスペースをとり
に<<、仮りに取付げたとしても流路抵抗が増加するの
で、不都合であった。
では、犠牲陽極を取付けるスペースが少なく、とくに回
転部分に取付ける場合は取付けるためのスペースをとり
に<<、仮りに取付げたとしても流路抵抗が増加するの
で、不都合であった。
さらに防食すべき隙間外部に犠牲陽極を設けたとしても
、この犠牲陽極は取付けた部所の近傍を比較的に広い面
積部分を防食するので、犠牲陽極の消耗量が多く、シた
がって大型のものを必要とし、経済的にも不利である。
、この犠牲陽極は取付けた部所の近傍を比較的に広い面
積部分を防食するので、犠牲陽極の消耗量が多く、シた
がって大型のものを必要とし、経済的にも不利である。
すなわち例えば特開昭48−13917号公報に記載さ
れているようにパイプ内の液路に面して犠牲陽極を取付
ける技術が知られているが、合せ面のうちで液路から離
れた位置まで、防食電位にしようとしても液抵抗が太き
(、シたがって犠牲陽極をいたずらに大きくしなげれば
ならず、効率は著しく低下する。
れているようにパイプ内の液路に面して犠牲陽極を取付
ける技術が知られているが、合せ面のうちで液路から離
れた位置まで、防食電位にしようとしても液抵抗が太き
(、シたがって犠牲陽極をいたずらに大きくしなげれば
ならず、効率は著しく低下する。
したがって本考案の目的は、比較的に小さな犠牲陽極で
有効に効率よく合せ面の隙間の腐食を防止できるポンプ
の隙間腐食防止装置を提供するにある。
有効に効率よく合せ面の隙間の腐食を防止できるポンプ
の隙間腐食防止装置を提供するにある。
本考案によれば、合せ面を形成する2つの部材の一方の
部材の合せ面に隙間に面して犠牲陽極が埋設され、その
犠牲陽極は液体が流れる液路から隙間を介して離れて位
置している。
部材の合せ面に隙間に面して犠牲陽極が埋設され、その
犠牲陽極は液体が流れる液路から隙間を介して離れて位
置している。
したがって合せ面の構造によって内部にまで液が侵入ス
るのにかなり時間がかかつても侵入シテきたときに防食
作用を効果的に行なうことができ、そのために例えばガ
スケットを設けた合せ面にも好適に使用できる。
るのにかなり時間がかかつても侵入シテきたときに防食
作用を効果的に行なうことができ、そのために例えばガ
スケットを設けた合せ面にも好適に使用できる。
またポンプの任意の部位で任意の位置に取付可能であり
、流路面に取付けるための加工や設計変更を要しない。
、流路面に取付けるための加工や設計変更を要しない。
しかも液路から離れて位置させたので液路の障害となら
ず、液路抵抗を増加させない。
ず、液路抵抗を増加させない。
このように本考案は、羽根車のような回転部分にも好適
に実施でき、チして腐食を発生する部位に直接犠牲陽極
が取付ゆられているので、隙間腐食防止に犠牲陽極が有
効に消費された。
に実施でき、チして腐食を発生する部位に直接犠牲陽極
が取付ゆられているので、隙間腐食防止に犠牲陽極が有
効に消費された。
また2つの部品例えばウェアリングと治れを取付げるポ
ンプの部分との間の隙間内に侵入してきた液、例えば海
水によって発生する腐食に対してのみ犠牲陽極が消費さ
れ〜さらに外表面との液路は狭い間隙によりなされてい
るだげであるから、外表面に対しては抵抗が大きく、シ
たがって防□を目的としない面に対して犠牲陽極が消耗
させられることが少いために、小型の犠牲陽極で充分足
り、それ故に経済的である。
ンプの部分との間の隙間内に侵入してきた液、例えば海
水によって発生する腐食に対してのみ犠牲陽極が消費さ
れ〜さらに外表面との液路は狭い間隙によりなされてい
るだげであるから、外表面に対しては抵抗が大きく、シ
たがって防□を目的としない面に対して犠牲陽極が消耗
させられることが少いために、小型の犠牲陽極で充分足
り、それ故に経済的である。
また本考案の実施に際して例えばウェアリングに隙間を
充填する物質を塗布して使用すれば、液の侵入が抑制さ
れ〜隙間腐食が発生しにくくなり、したがって隙間間隔
が狭(なって内部に取付けた犠牲陽極の消耗が抑えられ
るので、犠牲陽極の消耗をさらに少なくすることが出来
る。
充填する物質を塗布して使用すれば、液の侵入が抑制さ
れ〜隙間腐食が発生しにくくなり、したがって隙間間隔
が狭(なって内部に取付けた犠牲陽極の消耗が抑えられ
るので、犠牲陽極の消耗をさらに少なくすることが出来
る。
以下、図面を参照して本考案の実症例を説明する。
第1図においてポンプのケーシング1にライナーリング
2が取付げられている所を示している。
2が取付げられている所を示している。
そしてケーシング1の合せ面1b、lcとライナーリン
グ2の合せ面2b、2cとの間には隙間Xが形成されて
いる。
グ2の合せ面2b、2cとの間には隙間Xが形成されて
いる。
そしてライナーリング2の一部に亜鉛、アルミニュムマ
グネシウム、合金又はその他の公知の材質からなるリン
グ状の犠牲陽極3がケーシング1の角部1aの付近でケ
ーシングに接するように埋設されている。
グネシウム、合金又はその他の公知の材質からなるリン
グ状の犠牲陽極3がケーシング1の角部1aの付近でケ
ーシングに接するように埋設されている。
図中Fは液路である。
したがってライナリング2に埋設した犠牲陽極3は隙間
部Xに発生しようとする隙間腐食を有効に長期に亘って
抑止でき、補修に要する時間費用を大幅に節減できる。
部Xに発生しようとする隙間腐食を有効に長期に亘って
抑止でき、補修に要する時間費用を大幅に節減できる。
第2図はポンプのケーシング4と5とをインロ一部Aで
結合した場合に本考案を実施した例である。
結合した場合に本考案を実施した例である。
一方のケーシング4には液路Fから離れた位置に犠牲陽
極3が埋設されており、インロ一部Aの合せ面4a、S
a間の隙間腐食を防止している。
極3が埋設されており、インロ一部Aの合せ面4a、S
a間の隙間腐食を防止している。
第3図はポンプのフランジ部に本考案を実施した例であ
り、図においてケーシングのフランジ6およびTはガス
ケット8を介して結合されている。
り、図においてケーシングのフランジ6およびTはガス
ケット8を介して結合されている。
そして本考案に従って液路Fから離れた位置に犠牲陽極
3,3がそれぞれのフランジ6.7に埋設されている。
3,3がそれぞれのフランジ6.7に埋設されている。
したがってフランジ6.1とガスケット8の合せ面6a
、7aと8aとの間の隙間腐食を防止できる。
、7aと8aとの間の隙間腐食を防止できる。
第4図はポンプの羽根車リングの取付部に実施した例で
あり、羽根車9に羽根車リング10が取り付けられてお
り、犠牲陽極3が液路Fから離れた位置に埋設されてい
る。
あり、羽根車9に羽根車リング10が取り付けられてお
り、犠牲陽極3が液路Fから離れた位置に埋設されてい
る。
第5図は第1図の変形であって、ケーシング1の内周と
ライナーリング2の内周の嵌合寸法を正確に保持する必
要がある場合(有効なものであり、液路Fから離れた位
置に犠牲陽極3,3を相互に離れた複数箇所に分割して
埋設しである。
ライナーリング2の内周の嵌合寸法を正確に保持する必
要がある場合(有効なものであり、液路Fから離れた位
置に犠牲陽極3,3を相互に離れた複数箇所に分割して
埋設しである。
万一、隙間Xのうち7部分あるいは1部分のケーシング
1およびライナーリング2の嵌合面に多少腐食が発生し
、この部分の嵌合寸法が変化したとしても、犠牲陽極3
,30間の2部分は完全に保護され、嵌合寸法は不変に
維持される。
1およびライナーリング2の嵌合面に多少腐食が発生し
、この部分の嵌合寸法が変化したとしても、犠牲陽極3
,30間の2部分は完全に保護され、嵌合寸法は不変に
維持される。
この構造は第2図ないし第4図の例についても適用可能
であることは言うまでもない。
であることは言うまでもない。
以上の如(本考案では合せ面間の隙間に直接接触するよ
うにポンプ部品に液路から離れた位置に犠牲陽極を埋設
したので、犠牲陽極を長期に亘って使用でき、特にポン
プ等においては好適に実施できる。
うにポンプ部品に液路から離れた位置に犠牲陽極を埋設
したので、犠牲陽極を長期に亘って使用でき、特にポン
プ等においては好適に実施できる。
第1図は本考案をポンプのライナーリングに実施した例
を示す断5面図、第2図は本考案をポンプのケーシング
に実施した例を示す断面図、第3図は本考案をポンプの
フランジに実施した場合を示す断面図、第4図はポンプ
の羽根車リングに実施した例を示す断面図、第5図は第
1図の変形を示す断面図である。 1・・・・・・ケーシング、2・・・・・・ライナーリ
ング、3・・・・・・犠牲陽極、4,5・・・・・・ケ
ーシング、6,7・・・・・・7ランジ、 9・・・・・・羽根車、 10・・・・・・羽根車リング グ。
を示す断5面図、第2図は本考案をポンプのケーシング
に実施した例を示す断面図、第3図は本考案をポンプの
フランジに実施した場合を示す断面図、第4図はポンプ
の羽根車リングに実施した例を示す断面図、第5図は第
1図の変形を示す断面図である。 1・・・・・・ケーシング、2・・・・・・ライナーリ
ング、3・・・・・・犠牲陽極、4,5・・・・・・ケ
ーシング、6,7・・・・・・7ランジ、 9・・・・・・羽根車、 10・・・・・・羽根車リング グ。
Claims (1)
- 1.腐食性液体を取扱うポンプの液路を構成する2つの
部材が合せ面で互いに係合し□ており、そしてその合せ
面に隙間が形成されているポンプめ腐食防止装置におい
て、それらの部材の一方の部材の合せ面に隙間に面して
犠牲陽極が埋設され、その犠牲陽極は液路から隙間を介
して離れて位置していることを特徴とするポンプの隙間
腐食防止装置。 2、隙間を充填する物質を隙間に塗布した実用新案登録
請求の範囲第1@記載のポンプの隙間腐食防止装置。 3、隙間に面して埋設した犠牲陽極を相互に離隔した複
数箇所に配設した実用新案登録請求の範囲第1項記載の
ポンプの隙間腐食防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979129423U JPS5833275Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | ポンプの隙間腐食防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979129423U JPS5833275Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | ポンプの隙間腐食防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5647289U JPS5647289U (ja) | 1981-04-27 |
JPS5833275Y2 true JPS5833275Y2 (ja) | 1983-07-25 |
Family
ID=29361189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979129423U Expired JPS5833275Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | ポンプの隙間腐食防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5833275Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005171863A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 水中電動回転機械および着脱式水中電動回転機械の腐食防止装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63146021U (ja) * | 1987-03-16 | 1988-09-27 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655477Y2 (ja) * | 1976-05-19 | 1981-12-24 |
-
1979
- 1979-09-20 JP JP1979129423U patent/JPS5833275Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005171863A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 水中電動回転機械および着脱式水中電動回転機械の腐食防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5647289U (ja) | 1981-04-27 |
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