JPS5833061Y2 - 負圧缶用の押し下げ開口蓋 - Google Patents

負圧缶用の押し下げ開口蓋

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Publication number
JPS5833061Y2
JPS5833061Y2 JP16642577U JP16642577U JPS5833061Y2 JP S5833061 Y2 JPS5833061 Y2 JP S5833061Y2 JP 16642577 U JP16642577 U JP 16642577U JP 16642577 U JP16642577 U JP 16642577U JP S5833061 Y2 JPS5833061 Y2 JP S5833061Y2
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JP
Japan
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opening
sealing piece
periphery
overlapping
lid
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JP16642577U
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English (en)
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JPS5492862U (ja
Inventor
優而 島村
Original Assignee
大和製缶株式会社
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Publication date
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として非炭酸飲料罐詰罐に使用される開口容
易な金属製纏着、詳説すれば該纏着の中央パネル内に設
けた開口部を封鎖片で覆い、その封鎖片を指で押圧して
下げ開口するタイプの纏着に関する。
封鎖片を押下げて開口する形式の纏着は炭酸飲料罐用と
してすでに知られている(特開昭4855080号、実
開昭48−71065号等)。
この形式の纏着の説明を第1図(平面図)、第2図(第
1図II −II線拡大断面図)を参照して簡単に行う
と金属製纏着1の中央パネル部2の一部に、該パネル部
周縁に近接して、該纏着の中心線A−A上に空気導入用
の開口部3と内容液注出用開口部4の2個の開口部が間
隔をおいて並置され、各々の開口部はヒンジ部分として
働らく連結部5,5′を介して該パネルに一体接続して
いるほかは、該パネルから切断されている開口部封鎖片
6,6′でカバーされ、この封鎖片の切断部の周縁部7
,7′は該パネルの下側で該開口部の周縁部8,8′と
重っており、この重合部分がパネルの下面側に塗布され
た密封剤9,9′で覆われている。
この形態の纏着では、炭酸飲料の場合には、線内の正圧
が封鎖片をパネルに向って下側から押上げているので、
この押圧力と密封剤自身の破断抵抗力とが封鎖片を押下
げる力に対抗し、微押圧による開口を防止している。
しかるに、非炭酸飲料例えばネクター、果汁等の罐詰の
場合には線内は負圧になっているので、常に封鎖片は線
内に引込まれる方向の力を受ける。
そこで封鎖片が罐外から軽く押圧されるとか、或いは罐
に衝撃、振動が与えられたときに予期しない開口を生じ
ることがある。
本考案は、これらの予期しない開口に対する抵抗を増す
纏着を提供する。
本考案によれば、中央パネル部の周縁に近接し隆起して
いる個所内に設けた開口部を有し、該開口部は、一部が
該パネル部に連続している封鎖片で閉鎖され、該封鎖片
の周縁部と該開口部の周縁部とが重合している個所と、
突き合せの個所とあり、少なくとも該重合個所と突き合
せ個所の下面側に封鎖片、開口部の夫々の周縁部にわた
って密封剤が塗布されている金属製の蓋において、該重
合個所には、該封鎖片の周縁部が該開口部の周縁部の下
にあって重合している下側重合個所と、該封鎖片の周縁
部が該開口部の周縁部の上にあって重合している上側重
合個所とがあり、後者の個所では該開口部の周縁部が凹
形に形成されていることを特徴とする負圧罐用の押し下
げ開口の蓋が得られる。
本考案の纏着の1つの具体例を図面について説明する。
しかし、本考案はこの具体例のみに制限されるものでは
ない。
第3図は本考案纏着の1つの具体例の纏着の平面図、第
4図は第3図の纏着のI■−■V線に沿う切断拡大斜視
図である。
図中、1.2,3,4,5.5’、6.6’、7.7’
、8.8’、9は前記第1図、第2図の蓋に用いたもの
と同じ意味をもち又、同じ個所を指すものとする。
なお、本例では空気導入用開口部3を注出用開口部4の
縮小構造にしたので注出用開口部のみについてその構造
を説明し、空気導入用開口部の説明は省略する。
第3図、第4図図示の具体例の蓋1の開口部4は、中央
パネル部2の周縁近ぐに円錐台形状に形成した膨出部の
頂面の大部分を該頂部と同心円に連結部5を残して切断
して形成する。
封鎖片6は該切断面に、第4図に示されているように周
縁部7から一旦下降し、再び上昇して円錐台形の突出部
20を形成し、該突出部20と周縁部7との間に環状溝
21をもつ形に底形しである。
さて、注出用開口部4の構造は次の通りである。
注出用開口部の周縁部8と封鎖片6の周縁部7とは開口
部のうち、連結部5の両側の約÷円周の間では側周縁部
7,8の端面(切断面)13.14は突き合せ個所10
になっており、連結部5と開口部4の直径方向反対側は
封鎖片の周縁部7が該直径方向外方に延出して開口部の
周縁部8の凹部15の上に僅かに重り合って上側重合個
所16になっており、また前記突き合せ個所10と上側
重合個所16との間の大部分は、封鎖片の周縁部7が直
径方向外方に延出して開口部の周縁部8の下にあり僅か
に重合して下側重合個所17になっている。
該上側重合個所16の両側は小さい突き合せ部18.1
9をもつのが製作上好ましい。
そして前記突き合せ個所10、下側重合個所17、上側
重合個所16及び小さい突き合せ部18.19の下面側
には密封剤9が塗布しである。
上側重合個所16の重なりの直径方向寸法が約0.15
mm、円周方向寸法が約3mmである上記構造をもつ蓋
を厚さ0.22mmのブリキ板から製作した。
蓋に密封剤を塗布していない場合で、封鎖片の突出部2
0の頂部23に下向き荷重を加えて開口するときの荷重
を測定したところ、平均2.8kgであった。
次に密封剤を塗布、乾燥後の開口力を測定したところ約
4kgであった。
この蓋を罐に巻締めし、線内圧を水銀柱で40cmの負
圧にして開口したところ、平均開口力は約3゜2kgで
あった。
これは女子でも開口可能な力である。
この蓋は、本考案における上側重合個所をもたない開口
部を備えた蓋に比べて予期しない開口に対する抵抗を相
当に向上させるものである。
更らに本考案蓋では開口部の周縁部に凹部15を形成し
、この凹部丙に封鎖片の上側重合個所16をおき、その
重合個所での封鎖片の上面を、該凹部以外の開口部の周
縁部の上面とほぼ同一平面に位置させることができるの
で、上側重合個所での封鎖片の端縁にパリが生じていて
も、封鎖片を押圧して開口する際に、そのパリで手指を
傷つけるおそれがない。
又、開口部の周縁部に凹部を設けたことにより生じた該
凹部15の両側壁11.12が封鎖片押し下げの際に、
下方に折り曲げられることに抵抗し、これが予期しない
開口の抵抗に寄与する。
これらに加えて、封鎖片の周縁部の上下重合個所を□該
周縁部を押圧、圧延して形成するときには重度時に上下
重合個所の重合寸法のバラツキが少なく、従って開口に
要する力のバラツキが少ない蓋を製造することができる
という付随的効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は周知の押下げ開口蓋の一例の平面図、第2図は
第1図II −II線拡大断面図、第3図は本考案蓋の
一例の平面図、第4図は第3図IV−IV線拡大断面斜
視図。 図中 1:蓋、2:中央パネル部、3,4:開口部、8
゜8′:開口部の周縁部、6.6’:封鎖片、7.7’
:封鎖片の周縁部、9.9’:密封剤、10:突合せ
個所、15:凹部、16:上側重合個所、17:下側重
合個所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央パネル部の周縁に近接し隆起している個所内に設け
    た開口部を有し、該開口部は、一部が該パネル部に連続
    している封鎖片で封鎖され、該封鎖片の周縁部と該開口
    部の周縁部とが重合している個所と突き合せの個所とあ
    り、少なくとも該重合している個所と突き合せ個所の下
    面側に封鎖片、開口部のそれぞれの周縁部にわたって密
    封剤が塗布されている金属製の蓋において、 該重合個所には、該封鎖片の周縁部が該開口部の周縁部
    の下にあって重合している下側重合個所と、該封鎖片の
    周縁部が該開口部周縁部の上にあって重合している上側
    重合個所とがあり、後者の個所では該開口部周縁部が凹
    形に形式されていることを特徴とする負圧罐用の押し下
    げ開口蓋。
JP16642577U 1977-12-10 1977-12-10 負圧缶用の押し下げ開口蓋 Expired JPS5833061Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16642577U JPS5833061Y2 (ja) 1977-12-10 1977-12-10 負圧缶用の押し下げ開口蓋

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JP16642577U JPS5833061Y2 (ja) 1977-12-10 1977-12-10 負圧缶用の押し下げ開口蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5492862U JPS5492862U (ja) 1979-06-30
JPS5833061Y2 true JPS5833061Y2 (ja) 1983-07-23

Family

ID=29165711

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JP16642577U Expired JPS5833061Y2 (ja) 1977-12-10 1977-12-10 負圧缶用の押し下げ開口蓋

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JPS5492862U (ja) 1979-06-30

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