JPS5832992Y2 - 自動車用ア−ムレスト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はアームレストを延長して把手部を設け、この
把手部を握りながらドア開扉用インチリモートのインサ
イドハンドルを操作できるようにした自動車用アームレ
ストに関するものである。

自動車のドアには、実開昭５１−９７９２３号公報に示
すように、アームレストの内にドア開扉用インチリモー
トのインサイトノ１７ドルを組み込んだものがあるが、
一般にはアームレストとインサイドハンドルとは別個に
設けられている。

またアームレストにはドア開閉時に握ることができる把
手部を設けであるものがある。

そこでドアを開扉する際には、指先でインサイドハンド
ルを操作して車体からドアの係止金具を解放するととも
に、材部でドアを押し出すか、あるいはアームレストに
設けた把手部を他の手で握ってドアを押し開くようにし
ていた。

このような開扉操作においては、片手で開扉するとすれ
ば不安定な動作になり、また両手で使うとすれば煩わし
くなるという不具合があった。

本考案はこのような欠点を解消して、片手の室部と指部
とで確実に開扉できるようにしたものであって、その要
旨はアームレストの端部を上方へ延長しドア開□用イン
チリモートのインサイドハンドルを跨ぐようにして把手
部を設け、該把手部を握りながら同じ手の指先で前記イ
ンサイド・・ンドルを操作できるように形成したもので
ある。

次に本考案の構造を図面に示す実施例によって説明する
。

ドア１の内部にドア開扉用インナリモート２が組み込普
れている。

そしてドア１のインナパネル３の室内側にドアトリム４
を内張すし、ドアトリム４の開口部５にインナリモート
２のインサイドハンドル６が覗くように配設する。

また開口部５の周縁にはインナリモートカバー７を取付
ける。

一方、ドア１の室内側に固設するアームレスト８の端部
を上方へ延長して把手部９を形成する。

把手部９は内部に芯材１０を埋設し且つ発泡ウレタン材
１１を充填し、外周を表皮１２で覆って形成する。

把手部９はインサイドハンドル６を跨ぐように設けて、
その端部１３をドア１に固定する。

そのために把手部９にタッピングスクリュ１４の挿通孔
１５を設けておき、筐たドア１のインナパネル３にスク
リュグロメット１６を押し込み固着する。

そしてタッピングスクリュ１４を挿通孔１５から挿入し
、芯材１０を挾み込んで、スクリュグロメット１６にね
じ込み固定する。

こうして把手部９の端部１３をドア１に固定してから、
挿通孔１５の口元に盲栓１７を打込みメツピングスクリ
ュ１４が室内から見えないようにする。

さらにこの構造においては、把手部９を片手の室部で握
りながら同じ手の指先でインサイトノ・ンドル６が操作
できるように、把手部９とインサイドハンドル６とは近
接して設けである。

従ってインサイドハンドル６を操作して引き寄せる場合
、室部で握っている把手部９をかなめとして、確実に引
き寄せることができる。

上述のように本考案はインチリモートのインサイドハン
ドルと、ドアを開扉するために握る把手部との配設を考
究し、片手の室部と指部とをもって、把手部の握りとイ
ンサイド・・ンドルの操作とを打つことができるから、
ドアの開扉操作が確実に且つ迅速に行われる。

またアームレストの端部を延長してインサイドハンドル
を跨ぐように形成しであるから、室内の体裁を整え美観
を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は外観の斜視図、
第２図は第１図Ａ−Ａ部拡大断面図である。 １・・・・・・ドア、２・・・・・・インナリモート、
３・・・・・・インナパネル、４・・・・・・ドアトリ
ム、５・・・・・・開口部、６・・・・・・インサイト
ノ・ンドル、Ｉ・・・・・・インナリモートカバー、８
・・・・・・アームレスト、９・・・・・・把手部、１
０・・・・・・芯材、１１・・・・・・発泡ウレタン材
、１２・・・・・・表皮、１３・・・・・・端部、１４
・・・・・・タッピングスクリュ １５・・・・・・挿
通孔、１６・・・・・・スクリュグロメット、１７・・
・・・・盲栓。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上方へ延長したアームレストの端部に、ドア開扉用イン
   ナリモートのインサイトノ・ンドルを跨ぐようにして把
   手部を設け、該把手部を握りながら同じ手の指先で前記
   インサイド・・ンドルを操作できるように形成したこと
   を特徴とする自動車用アームレスト。