JPS5832153Y2 - ア−ク炉用水冷炉蓋 - Google Patents

ア−ク炉用水冷炉蓋

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Publication number
JPS5832153Y2
JPS5832153Y2 JP1980148522U JP14852280U JPS5832153Y2 JP S5832153 Y2 JPS5832153 Y2 JP S5832153Y2 JP 1980148522 U JP1980148522 U JP 1980148522U JP 14852280 U JP14852280 U JP 14852280U JP S5832153 Y2 JPS5832153 Y2 JP S5832153Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cooled
furnace
ceiling frame
lid
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980148522U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5772100U (ja
Inventor
武雄 石島
敏夫 田草川
敬信 木村
Original Assignee
日精株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日精株式会社 filed Critical 日精株式会社
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Publication of JPS5772100U publication Critical patent/JPS5772100U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は構造簡単にして製作容易であす、シかも低コス
トの新規にして有用なるアーク炉用水冷炉蓋に係るもの
である。
従来、前記種類のアーク炉用水冷炉蓋は、第1図に示す
ように、大天井枠1と小天井枠2との間にてセクタ状の
複数個の鋼板製水冷パネル3を相互に隣接して組立てな
から炉蓋本体が形成され、それぞれに所定の耐火物が施
工されるものであるが、この場合、前記炉蓋本体は、一
般的に截頭円錐形、欠球形または球帯形を採るために、
前記水冷パネルの半径方向断面及び円周方向断面の形状
が共に外方へ彎曲しており、従って、前記水冷パネルを
形成する部材、即ち内外部板体4,5及び上下部板体6
,7並びに冷却水通路8を区画する案内仕切板9は個々
的にプレス加工、機械加工、切断加工等にて所定の彎曲
形状に加工成形した後、溶接手段にて組立てられるもの
であるから前記水冷パネルの製作工数がかかつて必然的
にコスト高になり、また、溶接個所乃至部分が多いこと
から冷却水が漏洩し易い等の欠点がある。
これに対して、本考案は前記欠点を除去し得るアーク炉
用水冷炉蓋を提供しようとするものであって、その要旨
とするところは、リング状の大天井枠と耐火物及び電極
挿入孔を有する多角形状小天井枠との間に、彎曲加工し
てない板体より梯形状ボックス体に組立てられるべきフ
ラットな水冷パネルを前記小天井枠の角数と同数相互に
隣接して傾設することにより全体として截頭多角錐とな
るように形成した点に存するものであり、かくして、本
考案によれば、炉蓋本体が全体として截頭多角錐に製作
されるために、該炉蓋本体を形成する各水冷パネルの内
外部板体、上下部板体及び案内仕切板等は、すべてフラ
ットな帯板より組立てられることから彎曲させる必要が
なく、従ってプレス加工、機械加工等の余分な工数を省
略することができて低コストとなり、また冷却水通路を
形威する案内仕切板を山形鋼より製作できるので、溶接
個所乃至部分を減らして冷却水の漏洩を極力減少せしめ
得ると共に電極周辺部に近い内方板体は下部板体と溶接
しないで折曲げ加工にて一体成形することにより熱損を
少なくして耐用命数の延長を図り得る等種々の利点を有
するものである。
次に、第2図乃至第4図に示されている実施例により本
考案を更に詳細に説明する。
先ず、本考案の第1実施例を示す第2図及び第3図にお
いて、11はリング状の大天井枠、12は多角形状(図
示では12角形)の小天井枠、13はこれらの天井枠間
に相互に隣接して配設されるべき複数個(図示では12
個)のセクタ状に形成されているフラットな水冷パネル
をそれぞれ示すものであって、該水冷パネルは主として
内外部板体14,15、上下部板体16.17、周側部
板体18.19及び冷却水通路20を区画している案内
仕切板21がら戊り、これらの各板体は適宜材料取りさ
れた彎曲加工を施すことなく溶接手段にて平坦なボック
ス体に組立てられるものである。
即ち、予め、内外部板体14.15が折曲げ加工により
一体成形しであるが、または溶着手段により取付けであ
るセクタ状の下部板体17に周側部板体18.19を溶
着した後、複数個(図示では6個)の冷却水通路20を
区画形成している案内仕切板21を前記内部板体から下
方へと階段状に溶着手段にて連設し、次いで、セクタ状
の上部板体16を前記内外部板体及び周側部板体に載置
して溶着手段にて密封固着することによってセクタ状乃
至梯形状の水冷パネル13を形成するものであり、この
場合、前記案内仕切板は2枚の平板鋼板をアングル状に
組立てて溶着するが、または不等辺の山形鋼を使用する
ことができるものであって、前者は全溶接の故に多くの
工数がかかり、後者は工数が少なくなり且つ冷却水の漏
洩個所が減少する利点がある。
また、大天井枠11側の案内仕切板21は水冷パネル1
3の外部板体15にフラットな単体として取付けられて
おり、小天井枠12側の案内仕切板21は前同様の内部
板体14に向きを変えて取付けることによって前記小天
井枠の嵌装に便なるように構成しである。
なお、22は小天井耐火物、23は電極挿入孔を示すも
のであり、組立時に大天井枠11と水冷パネル13の外
部板体15との間に隙間ができるので、この部分に不定
形耐火物24を充填し、これを前記外部板体に取付けた
フック25にて支持するようになっており、前記水冷パ
ネルの下部板体17の裏面にスラジ付着用のフィン26
が冷却水通路20乃至案内仕切板21と平行に設けであ
る。
更に、冷却水通路20を形成する案内仕切板21の端部
下方には冷却水が前記通路を蛇行するように交互に連通
孔乃至溝(図示せず)を設けると共に隣接する水冷パネ
ル13の周側部板体18.19にも冷却水が通る連通孔
(図示せず)を設けて炉蓋全体を連続して冷却し得るよ
うになっている。
次に、前記構成を有する水冷パネル13の複数個(図示
では12個)から本炉蓋を組立てるには、大天井枠11
の内径に等しい直径の截頭多角円錐体として形成されて
いるコンクリート製組立治具を準備し、該治具に前記大
天井枠を嵌込んで芯出しを行なってから前記水冷パネル
を治具面上に且つ輻射線状に敷設して、これを適宜吊下
部材にて懸吊保持し、次いで、他の水冷パネル13を相
互に石綿板のシール材の介装下に隣接して位置するよう
に順次全円周に亙って敷設することにより炉蓋本体を形
成した後、予め、製作しである耐火物22及び電極挿入
孔23から戊る小天井枠12(図示では12角形)を前
記水冷パネルの内部板体14によって形成されている空
間に嵌込むが、または前記各内部板体上に載置して固定
せしめ、前記大天井枠と前記水冷パネルの外部板体15
との間に形成される隙間には耐火物24を充填し、前記
治具を取払って組立を完了するものである。
なお、第4図は本考案の第2実施例を示すもので、炉蓋
が大きくなると前記隙間が無くなるから水冷パネル13
の外部板体15を図示のように折曲げ゛て使用すること
もで゛きる。
以上述べたところから、本考案によれば、30トンのア
ーク炉(炉径4600 cm)で炉蓋の製作費が従来品
の約半分以上安くなり、このことは消耗品的な性格を有
する水冷パネルのために炉全体に要するメンテナンスの
費用節減に役立つものであるということができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の水冷炉蓋の半部を示す平面図、第2図は
本考案に係る水冷炉蓋を示す平面図、第3図は第2図中
のIII−III線に沿う拡大断面図、第4図は本考案
の他の実施例による炉蓋の水冷パネルを示す平面図であ
る。 なお、図示された主要部と符号との対応関係は下記の通
りである。 11・・・・・・大天井枠、12・・・・・・小天井枠
、13・・・・・・水冷パネル、14・・・・・・内部
板体、15・・・・・・外部板体、16・・・・・・上
部板体、17・・・・・・下部板体、18.19・・・
・・・両測部板体、20・・・・・・冷却水通路、21
・・・・・・案内仕切板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)リング状の大天井枠と耐火物及び電極挿入孔を有
    する多角形状小天井枠との間に、彎曲加工してない板体
    より梯形状ボックス体に組立てられるべきフラットな水
    冷パネルを前記小天井枠の角数と同数相互に隣接して傾
    設することにより全体として截頭多角錐となるように形
    成したことを特徴とするアーク炉用水冷炉蓋。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲(1)記載の炉蓋におい
    て、水冷パネルの内部を循環せしめられるべき冷却水が
    彎曲加工してない複数個の案内仕切板によって区画形成
    される階段状通路を流れるようにしたアーク炉用水冷炉
    蓋。
  3. (3)実用新案登録請求の範囲(1)または(2)記載
    の炉蓋において、水冷パネルの内部に区画形成されるべ
    き複数個の案内仕切板が彎曲加工してない2枚の板体ま
    たは山形鋼から形成されるようにしたアーク炉用水冷炉
    蓋。
JP1980148522U 1980-10-20 1980-10-20 ア−ク炉用水冷炉蓋 Expired JPS5832153Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5772100U JPS5772100U (ja) 1982-05-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814644U (ja) * 1971-06-24 1973-02-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712398Y2 (ja) * 1979-01-23 1982-03-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4814644U (ja) * 1971-06-24 1973-02-19

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