JPS583212Y2 - 照明具用装飾体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、照明具用装飾体特にジャンプリア用の力゛
ラスあるいはこれに類似するビーズを主たる構成部材と
する装飾体に関するものである。

従来は、ビーズを１個づつリングや杆でつなぐのが一般
的であり、したがって現場でシャンテ゛リアを組立てる
のが面倒であり、しかもほとんどが下方にたれるように
連結され装飾体の連結方向の自由が限定されてきた。

また、従来のものはビーズを沢山使用しないと十分な装
飾的効果が得られず、経済的にも無駄な点か゛多く、さ
らにビーズは１個づつ独立して自由に動きまわるのでち
ょっとした衝撃でビーズ同士あるいはビーズと他の物と
がぶつかってビーズか゛傷つくことか゛多かった。

このような従来の装飾体の欠点を排除し、現場での装飾
体のつなぎが簡単でつなぐ方向の自由がきき、従来のビ
ーズの数よりも少なくて従来と同様あるいはそれ以上の
装飾的効果を得ることができ、しかもビーズの傷つくの
を防止できる照明具用装飾体を提供することを目的とす
るものである。

以下この考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する
。

第１図は装飾体１の正面図であり、このような装飾体１
が複数連結されてシャンテ゛リア等の照明具を飾るもの
である。

この装飾体１は、複数のビーズ２（図面上６個）と中心
部から放射線上に伸びる複数のアーム３ａ（ビーズ２と
同数）を有するピース゛固定部材３とから構成されてい
る。

前記ビーズ゛２はガラスや合成樹脂等の材料から成る透
明体が使用され、−Ｌ下に貫通孔２ａ、２ｂが穿設され
ている。

前記ビーズ固定部材３は図面に示す実施例では６本のア
ーム３ａを有し、これらのアーム３ａの先端裏側に１つ
おきに突起３ｂ（合計３個）が突出形成され、これら突
起３ｂが形成されていない先端裏側には突起３ｂの先端
が嵌まり込む穴３Ｃ（合計３個）が形成されている（第
２図参照）。

また、ビーズ固定部材３のアーム３ａの先端裏側の形状
は先細りのテーパ３ｄに形成され、このテーパ３ｄが中
心部に向う途中に段部３ｅが形成されている。

このようなビーズ固定部材３でビーズ゛２を固定する場
合について説明すると、２個の固定部材３，３を夫々の
裏面を向き合わせ、かつ一方の突起３ｂが他方の穴３Ｃ
と向き合うようにし、対向するアーム３ ａ 、３ ａ
の先端の間隙（テーパ３ ｄ 、３ ｄ ト段部３ ｅ
、３ ｅとが形成する）にビーズ２を挾み込む。

この場合一方の突起３ｂをビーて゛の貫通孔２ｂに通し
その先端を他方の穴３Ｃへ嵌め込むが、必要に応じて突
起３ｂ及びその周辺と穴３Ｃ及びその周辺に接着剤を塗
布しておく。

このようにしてビーズ２が２個のビーズ固定部材３，３
の夫々のアーム３ａ、３ａの先端で挾持されて固定する
。

なお、ビーズ２の数やアーム３ａの数は６個に限定され
るものでないこと勿論である。

また、ビーズ２の大きさや形状も所望のものを選ぶこと
ができるものである。

以上のように構成された装飾体１は通常複数個組合わせ
て使用される。

例えば、第４図に示すように装飾体１をリング４と杆５
とを用いて上下、左右に縦横につないだり、第５図に示
すような大型のビーズ固定部材６によって複数の装飾体
１をつなぐこともできる。

第５図に示すビーズ固定部材６も１単位の装飾体１を構
成するビーズ固定部材３と同様の構造であり、装飾体１
の任意のビーズ２が夫々のアーム６ａによって挟持固定
されている。

このビーズ固定部材６で複数の装飾体１を固定したもの
を複数個さらに大型の固定部材で個定することも可能で
ある。

第６図は装飾体１が嵌まり込む大きさの孔７ａが複数穿
設された装飾板７に装飾体１を取付けたものである。

この場合、装飾体１は孔７ａ内に取付けられている。

第７図は枠体８内に横一列に装飾体１を取付けたもので
ある。

その他に各種のつなぎ方が自由に行えることは勿論であ
る。

以上説明したように、本考案はｌ単位の装飾体が１個の
ビーズではなく複数のビーズを２個のビーズ固定部材の
アーム先端で固定したものであり、夫々の固定されたビ
ーズに貫通孔が穿設されているので、夫々のビーズの貫
通孔にリング等のつなぎ部材を挿通して他の装飾体とつ
なげることができ、しかもつなぎ作業の手間は同数のビ
ーズを使用する従来例に比べてはるかに容易となり、か
つ１単位の装飾体には複数のビーズが固定されているの
で夫々のビーズに他の装飾体の任意のビーズをつなげ、
つなぐ方向は従来のように下方に限定されず横や斜めの
方向でも自由自在である。

また、従来のｎ個のビーズがつながれて占有するスペー
スに比べて本考案を用いた場合に同数のｎ個のビーズの
占有するスペースの方が大きく、シかも装飾的効果が無
用の空白によって損われることがない。

したがって、従来一定のスペース内において装飾的効果
を損わずに飾ろうとすればきわめて多くのビーズを必要
としていたのに対し、本考案の装飾体を用いればビーズ
の数を節約して従来と同様あるいはそれ以上の装飾的効
果を期待することができる。

このことは、シャンテ゛リア等を安く提供できることに
もなる。

さらに、１単位の装飾体に複数のビーズが固定されてい
るので、むやみに動いてビーズが傷つくようなこともな
い。

また、ビーズ固定部材のアーム先端の裏側に突起と穴と
を交互に形成したものを２個使用し、一方の突起をビー
ズの貫通孔に通してその先端を他方の穴に嵌め込むよう
にしたため、ビーズ固定部材同士の係止とビーズの固定
とを同時に図ることができる。

つまりビーズ固定部材の突起にビーズの貫通孔を通し、
次にビーズ固定部材同士の突起と孔とを嵌合すれば装飾
体が完成するわけである。

したがって、ビーズの固定が容易であると共にビーズ固
定部材同士の係止も簡単であり、装飾体の製作を容易か
つ迅速に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図はビーズ固定部材の裏面図、第
３図はビーズ固定個所の断面図、第４図ないし第７図は
各種使用例を示す正面図である。 １・・・・・・装飾体、２・・・・・・ビーズ、２ ａ
、２ ｂ・・・・・・貫通孔、３・・・・・・ビーズ
固定部材、３ａ・・・・・・アーム、３ｂ・・・・・・
突起、３Ｃ・・・・・・穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中心部から放射線上に延びる複数のアームを有するビー
   ズ固定部材を２個使用し、これらビーズ固定部材のアー
   ム先端の裏面に突起と穴とを交互に形成するとともに、
   ビーズに突起貫通用の貫通孔を穿設し、２個のビーズ固
   定部材の一方のアームの突起と他方のアームの穴とを対
   向させて一方の突起がビーズの貫通孔を通って他方の孔
   に嵌まり込むことによってビーズをアーム先端に固定し
   、これらビーズの先端側につなぎ用の貫通孔を穿設した
   ことを特徴とする照明具用装飾体。