JPS5831959B2

JPS5831959B2 - 衣類乾燥機の制御装置

Info

Publication number: JPS5831959B2
Application number: JP53059723A
Authority: JP
Inventors: 三治安田; 年猪槻木
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1978-05-18
Filing date: 1978-05-18
Publication date: 1983-07-09
Also published as: JPS54150771A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は衣類乾燥機の制御装置に関するもので、詳しく
は衣類の乾燥仕上り、例えば、アイロン仕上げ用の乾燥
状態、完全乾燥状態等を複数段選択可能な制御装置に係
る。

従来の衣類乾燥機においては、タイマ等により乾燥時間
を任意にセットし、衣類を乾燥する構造であった。

この場合、使用者が、望みの乾燥状態を得るには、タイ
マのセット時間を、経験等により十分理解しておくこと
が肝要であった。

又、この実用面での欠点を解消すべく、衣類の乾燥時間
を外気温度と、衣類乾燥室内（ドラム内等）の温度差に
より制御するものが提案されたが、季節毎の外気温度の
変化が作用する場所、あるいは、風呂場等の高温度高湿
度状態の中で使用すると、衣類の乾燥仕上りが、均一に
なされないという欠点を有していた。

従って、このような従来の乾燥機では、乾燥仕上りを任
意に望みの仕上りにセットする、例えば、木綿のカッタ
シャツ等のアイロン掛けによる仕上げ状態、化繊類の過
乾燥防止、厚手綿類の乾燥むら防止等にセットするよう
なことは一切できず、現在このような選択が行える衣類
乾燥機が望まれるに至った。

本発明は、上記従来の欠点を解消するとともに従来の要
望にもこたえようとするものであり、以下、その一実施
例を添付図面に基づいて説明する。

図面は、電気衣類乾燥機の電気回路図で、１は交流電源
、２，３はカムで開閉されるカム接点、４は衣類を転勤
攪拌するドラムおよび乾燥空気圧送用のファンを回転駆
動させるモータ、５はドラム内に熱風を送るために空気
を加熱するヒータ、６はカムを動かし、前記カム接点２
，３と、後述する切換可能なカム接点１０とを切換える
タイマモータ、７は常時半波通電させるためのダイオー
ド、８はダイオード７と逆並列接続したタイマモータ６
を動作させるための半導体素子である一方向性三端子サ
イリスタ（以下ＳＣＲと呼ぶ）、９は抵抗、１０はタイ
マモータ６で設定できる切換可能なカム接点で、このカ
ム接点１０がＡ側にある時には、乾燥検知動作を伴なう
自動側となり、また、Ｂ側にあるときには、手動側すな
わち、任意にタイマの時限をセットできる状態となる。

一方、ダイオード１１、抵抗１２、コンデンサ１３およ
びツェナーダイオード１４によって制御回路に一定電圧
を供給し、抵抗１５，１６，１７と、ドラム内の衣類の
電気抵抗を検知する電極１８で、その一定電圧を分割し
、そして衣類が未乾燥のときに示す電極１８間の低い電
気抵抗により、抵抗１７に印加される電圧は高（なり、
この電圧が抵抗１９，２０で設定される動作点を越える
と、スイッチング素子である電解効果トランジスタ（以
下ＦＥＴと呼ぶ）２１は動作することになる。

またコンデンサ２２は、衣類の乾燥に対応して電極１８
に発生する静電気をバイパスさせる働きを有するもので
ある。

このようにしてＦＥＴ２１が動作すると、ダイオード２
３、抵抗２４を通して電流が流れ、タイマモータ駆動回
路２５に信号として送り、５ＣＲ８のゲートに電流を通
じ、５ＣＲ８を駆動し、ダイオード７を短絡して、タイ
マモータ６は回動する。

ここで、本発明の主たる目的は、乾燥仕上り状態を複数
段設定可能とすることにあり、これを達成するための具
体構成を説明する。

図中、２６はセレクトスイッチ等の接点、２７ａ）２
７ｂは前記電極１８に接点２６の切換えにより選択的に
並列接続される複数の抵抗で、それぞれ抵抗値が異なる
。

上記構成において、接点２６を開放状態にすると、衣類
の乾燥率は低くなり、また、接点２６により抵抗２７ａ
または２７ｂを電極１Ｂに並列に入れることにより、電
極１８間の抵抗値は低くなるため、逆に電極１８間の衣
類の高乾燥状態（衣類抵抗の高い値）でなげれば動作し
ない。

従って、ＦＥＴ２１のゲート入力抵抗である抵抗１７は
、比較的低い５００にΩ〜ＩＭΩの抵抗値で良く、ＦＥ
Ｔ２１の動作については、入力インピーダンスを低くす
ることができるため、ノイズ等による空中からの電磁波
や、電源ノイズの影響は少なくなる。

なお、ＦＥＴ２１の入力抵抗である抵抗１７の値を切換
える方式においては、前述したこととは全く逆となるた
め、抵抗１７としては、乾燥率を高めるために、５〜２
０ＭΩの高抵抗値にする必要があり、絶縁性能を高める
必要がある等、設計、生産上の問題を有するが、上記し
た電極１８の並列接続される抵抗の抵抗値を選択する構
成では、このような問題は回避できる。

そして、抵抗２７ａ、２７ｂの抵抗値をそれぞれ
異なった値にすることにより、衣類の乾燥仕上りを例え
ば、木綿等のアイロン仕上げをするものは、比較的乾燥
率を低くセットでき、逆に乾燥むらなしに乾燥する如く
乾燥率を高くセットすることができる。

なお、本実施例においては、図示していないが、５ＣＲ
８よりなる半導体素子が不導通の時に充電を行う充電回
路を有しており、この充電回路の充電電位が所定値以上
になったときに前記したタイマモータ駆動回路２５が駆
動される。

そして、前記充電回路は、複数段設定され得る乾燥状態
になるまで、電極１８、スイッチング素子であるＦＥＴ
２１等で構成する乾燥検知回路によって、充電電位が所
定値以下におさえられるものである。

上記実施例から明らかなように本発明は、負荷制御用の
カム接点を開閉制御するタイマモータと半導体素子を交
流電源に直列接続した回路と、前記半導体素子が不導通
の時に充電を行なう充電回路に連絡し前記充電回路の充
電電位が所定値以上になったときに駆動するタイマモー
タ駆動回路と、複数段設定され得る乾燥状態になるまで
前記充電回路の充電電位を所定値以下におさえる乾燥検
知回路とを具備し、前記乾燥検知回路は、衣類等の乾燥
度合を検知する電極と、この電極にセレクトスイッチ等
の接点の開閉により選択的に並列接続される抵抗値の異
なる複数個の抵抗と、前記電極および選択された抵抗の
抵抗値にもとづき入力インピーダンスが決定され前記充
電回路を制御するスイッチング素子とを備えたものであ
り、乾燥度合を検知し、衣類の乾燥仕上げを、複数段（
数種類の仕上り状態）にセットすることができるため、
半乾き状態、完全乾燥状態を、容易に求めることができ
る。

また、前記充電回路を制御するスイッチ素子の人力イン
ピーダンスを低減でき、ノイズ等による空中からの電磁
波や電源ノイズが乾燥検知に影響し難く、乾燥検知精度
を高めることができ、しかも、入力インピーダンスに係
わる絶縁性能の確保を容易に行え、設計および生産上有
利である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例における衣類乾燥機の制御装置を示
す電気的回路図である。１・・・・・・交流電源、６・・・・・・タイマモータ
、８・・・・・・一方向性三端子サイリスタ（半導体素
子）、１８・・・・・・電極、２５・・・・・・タイマ
モータ駆動回路、２６・・・・・・セレクトスイッチの
接点、２７ａｔ２７ｂ−・・・抵抗。

Claims

【特許請求の範囲】

１負荷制御用のカム接点を開閉制御するタイマモータ
と半導体素子を交流電源に直列接続した回路と、前記半
導体素子が不導通の時に充電を行なう充電回路に連絡し
前記充電回路の充電電位が所定値以上になったときに駆
動するタイマモータ駆動回路と、複数段設定され得る乾
燥状態になるまで前記充電回路の充電電位を所定値以下
におさえる乾燥検出回路とを具備し、前記乾燥検知回路
は、衣類等の乾燥度合を検知する電極と、この電極にセ
レクトスイッチ等の接点の開閉により選択的に並列接続
される抵抗値の異なる複数個の抵抗と、前記電極および
選択された抵抗の抵抗値にもとづき入力インピーダンス
が決定され前記充電回路を制御するスイッチング素子と
を備えた衣類乾燥機の制御装置。