JPS5831876B2 - 移動目標体表示レ−ダ装置 - Google Patents

移動目標体表示レ−ダ装置

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JPS5831876B2
JPS5831876B2 JP51034959A JP3495976A JPS5831876B2 JP S5831876 B2 JPS5831876 B2 JP S5831876B2 JP 51034959 A JP51034959 A JP 51034959A JP 3495976 A JP3495976 A JP 3495976A JP S5831876 B2 JPS5831876 B2 JP S5831876B2
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radar
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doppler frequency
signal
circuit
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猛 伊良部
祐一 富田
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は移動体表示用レーダ装置に関し、とくに建物
や起伏ある地形などに起因するグラウンドクラックだけ
でなく海」−の波や渡り鳥の大集団や雨雲などに起因す
る移動クラックをも除去して移動目標体(以下ターゲッ
トという)からの反射信号だけを検出表示できるととも
にレンジ方向相対速度が零に近いターゲットをも表示で
き航空管制その他用途に適したこの種のレーダ装置に関
する。
この発明のレーダ装置の用途は後述のとおり航空管制に
限られないが、その分野において最も著しい効果をもた
らすので以下の説明は主としてこの分野との関連におい
て行なう。
レーダ探索空間のパルス走査により得られるレーダ信号
から静止物体反射成分すなわちグラウンドクラッタを除
去してターゲット反射成分だけをレーダ表示装置に導く
ための信号処理手法はMTI消去法として知られ、この
分野で一般的に広く使われてきた。
MTI消去回路は遅延回路と減算回路との組合わせから
成り、いわゆる櫛状濾波特性を有する。
グラウンドクラックはレーダ走査パルス繰返し周波数に
対応する一定周波数間隔の周波数スペクトラム成分をも
つので、この櫛状濾波特性により実質的に除去される。
しかしながら、MT■消去回路は、レーダ装置を中心と
する円の接線方向に移動する航空機などのようにドツプ
ラ速度成分が零かまたはそれに近いターゲットからの反
射信号をグラウンドクラッタとともに消去してしまい、
そのために所望のターゲット表示が不可能になる。
すなわち、従来のMTI消去回路ではいわゆるブライン
ドスピードの問題が避けられない。
また、MT■消去回路ではドツプラ速度成分をもつ移動
クラッタが除去できず、それら反射波がレーダ表示装置
に表示され、所望のクーゲットの表示を不明確にする。
このようなドツプラ速度成分を有する移動体の代表的な
例は海上に生ずる波浪であり、それに起因する妨害反射
波成分は海クラッタ(sea clutter )と
呼ばれている。
海クラックは秒速数メートルのドツプラ速度成分をもち
、グラウンドクラッタと同様に、その分布はごく近い距
離から数十キロメートルの広範囲に及ぶので、その影響
は太きい。
上述の海クラックのほかに、渡り鳥や昆虫の大集団に起
因するエンジェル°エコー(angel echo)や
降雨・雨雲に起因する天候クラック(weatherc
lutter )などの移動クラックがあり、これらク
ラックが航空管制レーダ網に深刻な影響を与えるので、
近年ますます混雑の度を高めてきた空の交通の安全確保
のためにクラック除去技術の改良が強く求められてきた
この要求に応じて提案されたものにLog−CFAR(
Logarithmic Con5tant Fals
e Alarm Rate )技術がある(この技術の
詳細についてはV、G。
HansenおよびH−R,、Ward共著の論文”
Detection Performance of
the Ce1l AveragingLog/CF
ARReceiver″、 IEEE Trans o
fAES、AES−8,p、648.1972参照)。
この技術は海クラックや天候クラックの振幅分布がRa
yleigh分布を示すことを利用し、対数増幅器とC
FAR回路との組合わせによってこれらクラック成分を
受信機固有の雑音と同程度のレベルまで抑えることがで
きる。
しかし、このLog−CFAR技術では、ターゲット信
号レベルが上記移動クラックレベルよりも大きくない場
合は、ターゲット検出が不可能になる。
同様な移動クラッタ除去技術として、いわゆるクラッタ
ロッキング技術がある(詳細についてはF−E−Nat
hason著の技術書”Radar DesignPr
inciples 、 l)−327−328+ Mc
GrawHill、1969参照)。
しかし、この技術では、除去すべきクラッタが二つ以上
の種類のものを含み、しかも両者間のドツプラ速度成分
の差や方位方向ひろがりの差が大きい場合は十分なりラ
ツタ除去効果が得られない。
しかも、クラック除去対象空間からのクラックが全くな
く大振幅ターゲット信号だけが存在する場合は、そのタ
ーゲット信号までも消去されてしまう場合がある。
Log−DFAR技術およびクラック・ロッキング技術
における上述のような困難な信号処理がすべて時間領域
において行なわれていることから来ている。
同じ理由から、上述のクラッタ除去技術では、レーダ装
置からほぼ等しい距離に存在しドツプラ速度の互いに異
なる複数のターゲットをドツプラ速度ごとに分けて検出
することは不可能である。
この困難を克服するには周波数域におけるレーダ信号実
時間処理が必要である。
そのためには、レーダ受信信号のフーリエ変換により種
々のクラック成分およびターゲット信号を周波数域で互
いに分離し、それら成分をそれぞれ処理する動作を実時
間で行なわなければならない。
そのための高速フーリエ変換アルゴリズム(J −W−
Coo leyおよびJ−W−Turkey共著”An
Algorithm forthe Machin
e Ca1culation of Complex
Fourier 5eries ″、 Mathema
tics Computation 。
p、 257−301 、April 1965参照
)を実行するハードウェアの小型化実用化が最近のLS
Iの進歩により可能になってきており、上記実時間処理
の応用は今後さらに発展するものと期待されている。
しかし、レーダ信号をフーリエ変換していくつかのドツ
プラ速度群に分類したたけではターゲット信号の分離検
出は不可能である。
周波数領域でターゲットをクラッタから分離検出して表
示できるレーダ装置として、米国MITのC−E、 M
ueheらはMTD (Moving TargetD
etector )を提案した(詳細についてはC,E
Muehe著”I)igital Signal Pr
ocessor forAir Traffic Co
ntrol Radars″、 IEEENEREM
’74 Proceedings、 p、 28−31
0ctober 1974参照)。
このMTDは、信号のディジクル処理を全面的に採用す
るとともにグラウンドクラック除去のための信号処理手
段と移動クラッタ除去のための信号処理手段とを態別に
備え、それら信号処理手段の出力で後述のスレシホール
ドレベル制御を行なっている。
より詳細に述べると、探索空間からのレーダ反射信号は
まずAD変換されたのち、バッファ用コアメモリを経て
、MTI消去回路および8段DFT (8−point
Discrete Fourier Transfor
m )回路により零速度を含む8段階のドツプラ速度成
分に区分出力される。
一方、MT■消去回路および8段DFTの直列回路と並
列に設けられた零ドツプラ速度戒分検出回路とりカーシ
ブ・フィルタ(recursiveflter )とを
経て、上記コアメモリ出力は磁気ディスクメモリに供給
されて蓄積され「クラッタ・マツプ」を形成する。
また、8段DFT回路の出力は、各ドツプラ速度成分相
互間の重みつけ処理を経て、各ドツプラ速度成分ごとに
レンジ方向相関処理にかけられたのちレーダ表示装置に
導かれる。
このレンジ方向相関処理はレーダ受信パルスの1つ1つ
につきレンジ方向の一定距離にわたって行なわれる。
すなわち、一定レンジ方向距離に対応する複数の単位区
間の反射波レベルの加算および平均値算出と算出平均値
による走査点対応反射信号レベル検出スレシホールドレ
ベル制御によってこのレンジ方向相関処理は行なわれる
ターゲットはレンジ方向にごく限られた範囲に分布する
のでターゲット反射信号はそのターゲットを中心とする
レンジ方向前後の空間に対応する反射信号の平均値によ
る上記のようなスレシホールドレベル制御により検出さ
れる。
これに対して、クラッタはレンジ方向により広い分布を
示すのでこのスレシホールドレベル制御により除かれる
一方、上記磁気ディスクメモリ装置は、レーダ探索空間
の全方位方向における零ドツプラ速度成分を微小単位方
位方向領域ごとに記憶する。
より詳しく述べると、この磁気ディスクメモリ装置は、
発信レーダパルス10個分の期間に対応するコヒレント
処理期間(Coherent Processing
Intar −val−以下CPIという)ごとに零ド
ツプラ速度成分を1本の記録トラックに記憶する。
また、方位方向ノ走査1回分(3600)を480 C
PIに分け、しかも各CPIを768個のレンジ方向単
位領域(同じ個数のレンジゲートにそれぞれ対応)に分
けているので磁気ディスクメモリ装置には全体として4
80X768=368,640個の単位記憶領域が形成
される。
なお、このMTDでは各レンジ方向単位領域の振幅情報
に10ビツトを割り当てているので所要記憶容量は48
o×764X10すなわち3,686,400ビツトと
なる。
このメモリ装置への書込みは上記リカーシブ・フィルタ
の作用により方位方向走査1回ごとに記憶内容の1/8
ずつを更新しながら行なわれるので、この記憶内容は全
方位方向および全レンジ方向における零ドツプラ速度成
分の時間平均情報である〇一方、このメモリ装置の読出
しは、レーダ探索空間のパルス走査と同期して、互いに
相隣る記録跡4本(4CPI)分ずつについて同期に行
なわれ、その読出し値の加算平均出力は上記スレシホー
ルドレベル制御のための回路に加えられる。
上述のとおり、レーダ探索空間のパルス走査と同期した
ディスクメモリ読出しは方位方向に4CPI分、すなわ
ち走査パルス40個分について行なわれ、読出値の平均
値がレーダ探索空間パルス走査と同期して上記スレシホ
ールドレベル制御回路に加えられるので、グラウンドク
ラックは除去できる。
また、ディスクメモリによる時間平均処理および方位方
向相関処理は全方向全レンジについて細かく行なわれる
ので、ごく低い速度で移動するターゲットも「接線方向
」だけに移動するターゲットも確実に検出できる。
上の概説から理解されるとおり、Muehe らのM
TD装置は従来技術に不可避的な前述の問題の解決を可
能にした。
しかし、このMTDは磁気ディスクメモリのような大容
量メモリ装置を要するだけでなく、MT■消去回路依存
に伴う不可避的な問題すなわちクラックのない探索空間
におけるターゲット信号のS/N比の低下という問題は
避けられない(この問題の詳細についてはG、 M。
Dillard著ゝ’Signal −to−Nois
e Ratio Lossin an MTI: Ca
5caded with Coherent Inte
−gration Filters″、 The R
ecord of IEEEl 975 Inter
nat 1onal Radar Conferenc
e 。
1)、117−122 、 April 1975参
照)。
したがって、この発明の−っの目的はMTDにおけるよ
うな大容量メモリ装置を用いることなくクラック除去の
ためのレーダ信号相関処理回路の固体化を容易にしMT
Dよりもすぐれたクラック除去性能を発揮できる移動体
表示用レーダ装置を提供することである。
この発明のもう一つの目的は零ドツプラ速度に対応する
グラウンドクラック取分の除去を、MT■消去回路によ
ることなく有限ドツプラ速度成分と全く対等にそれら成
分と並列的に高速フーリエ変換処理にかけることによっ
て行なうようにした移動体表示用レーダ装置を提供する
ことである。
この発明のレーダ装置は、方位方向の相関処理をレーダ
パルフ反射波のすべてについて行なう代わりに予め定め
た個数(たとえば8個)だけ隔たったレーダパルスごと
に一定の方位方向領域(たとえば走査パルス8個おきで
8個分の空間領域)について行なう。
なお、レンジ方向については、必要に応じて上記MTD
と同様な相関処理を行なう。
ターゲットの方位方向広がりは、たとえば航空管制用レ
ーダにおいては空中線ビーム幅と空中線回転数と走査パ
ルス繰返し周波数との関係から通常10ないし14走査
パルス以上には広からないので、相関処理のための加算
平均値にターゲット信号が寄与する度合は小さい。
一方、クラッタは同方向にある程度のひろがりをもつの
でこの加算平均値への寄与が大きい。
したがって、本質的にクラッタから際立ったレベルを有
するターゲット反射波だけでなくレベルの小さいターゲ
ット反射波もレーダ信号から上記平均値を減算すること
によって確実に検出できると同時に、平均値に近いレベ
ル値を本質的に有するクランク成分はこの減算によって
除かれる。
この発明における相関処理はこのようにして行なう。
方位方向相関処理を上述のように飛越し式にしたために
、相関処理に要するメモリ装置の容量は大幅に節約でき
、市販のLSIメモリで十分に実現できる。
以下図面を参照してこの発明を説明する。
まず第1図を参照すると、この発明の移動体表示レーダ
装置10は、従来のMTI レーダ装置の場合と同様な
送受信部11と、信号処理部13と、タイミング信号源
14とを備える。
送受信部11は周波数f8のマイクロ波を発生する周波
数安定化発振器111と、この送受信部11の信号受信
のための基準信号位相を与える周波数f。
のコヒーレント発振器112と、これら発振器111お
よび112の出力を周波数混合して周波数fa十f。
の出力を生ずる周波数混合器113と、その出力を増幅
するクライストロン増幅器114と、この増幅器114
の出力がパルス状マイクロ波になるように、この増幅器
114にパルス変調をかけるトリガパルスの発生器11
5と、このパルス変調されたマイクロ波をアンテナ11
6に導くデュプレクサ117とを備える。
送受信部11は、さらにレーダ探索空間からの反射波を
アンテナ116およびデュプレクサ117を経て受は発
振器111からのマイクロ波局部発振出力と周波数混合
して周波数fsの中間周波信号を生ずる周波数混合器1
18と、中間周波増幅器119と、この増幅器119に
互い並列に接続され前記コヒーレント発振器112の出
力を基準位相信号として直接におよび90°移相器12
0を経てそれぞれ受けて中間周波信号をそれぞれ位相検
波する位相検波回路121および122とを備える。
この構成から明らかなとおり、上記トリガパルスと同一
の繰返し周波数をもつ周波数fa+f。
のレーダ走査パルスはアンテナ116から発射され探索
空間において反射されて受信され周波数混合器118に
導かれる。
探索空間に存在する静止物体および移動物体に起因する
反射波中のドツプラ速度成分(零速度成分を含む)すな
わち周波数偏移fdは位相検波器121および122に
おいて検出されたドツプラ速度情報すなわちドツプラ周
波数情報を形成する。
この実施例をたとえはASR(Airport 5ur
ve −111ance Radar )に用いた場合
、この送受信部11においてダイシングパルス源14の
端子aからのパルスに応答したパルス発生器115の出
力はパルス幅約0.8マイクロ秒、繰返し周波数(すな
わちクライストロン増幅器114の出力マイクロ波パル
スの繰返し周波数) 1,000Hz 、アンテナ11
6の方位方向1回転走査の周期は4秒に選ぶ。
したがって、その場合、この送受信部11は、全方位方
向360°を4,000個の方位方向単位領域に区分し
て、レーダ情報を探索空間から抽出する。
また、レンジ方向については走査マイクロ波パルス幅約
0.8マイクロ秒に対応するレンジ方向単位領域1/1
6 nmi (海里)ごとにたとえば最大48nmiの
レーダレンジからのレーダ情報を抽出する。
説明の便宜上、以下の説明ではこの実施例がASRを構
成するものとし、これらの数字を用いることとする。
以上の説明から明らかなとおり、この実施例のレーダ装
置は探索空間を4,000X768個のレンジ方位方向
単位領域に区分してレーダ情報を抽出する。
すなわち、位相検波器121および122には、走査パ
ルス1個ことに(すなわち方位方向単位領域ごとに)、
第1から第768番目のレンジ方向単位領域の各々につ
いての一対のアナログレーダ情報がこの順序でとり出さ
れ、信号処理部13に供給される。
第2図を参照すると、この図に詳細なブロック図を示し
た信号処理部13は、上記位相検波器121および12
2からの上記一対のアナログ。
レーダ情報をそれぞれディジクル化するAD変換器13
1および132と、周波数分析のための複素数入力の実
数部および虚数部としてこれらAD変換器131および
132の出力をそれぞれ受は走査パルス1個に対応する
ディジクル化レーダ情報が供給されるたびごとに(ただ
しレーダ走査開始時には走査パルス所定個数分のレーダ
情報の蓄積が必要)上記レーダ情報を上記MTDの場合
と同様に8段階のドツプラ周波数成分子。
−f7に区分出力する8段DFT回路133とを含む(
このDFT回路の詳細についてはH−H,Halper
nおよびRlP−Perr共著の論文ゞゝDigita
l MatchedFilters using Fa
st Fourier Transforms″Eas
con Conference Records 19
71 、 p−222−230参照)。
AD変換器131および132におけるAD変換動作は
走査パルスの各々、すなわち方位方向単位領域の各々に
ついて得られる768個のレンジ方向単位領域の一対の
レーダ情報を、すなわち一対の単位レンジ領域レーダ情
報を10ビツトの2進信号にそれぞれ変換する。
より詳しく述べると、これらAD変換器131および1
32はタイミング信号源14の端子すからレーダ走査パ
ルスと同期した繰返し周波数1.3 MHzのクロック
パルスの供給を受け、このクロックパルスに応答して、
各々が768対の単位レンジ領域レーダ情報から成り毎
秒1,000組の割合で入来するアナログレーダ信号を
ビットレート13 MHz の2進信号にそれぞれ変換
する。
要するに、レーダ情報の実時間処理のために、これらA
D変換器131および132は、一対の単位レンジ領域
レーダ情報の各々を走査パルス幅の約0.8マイクロ秒
以内で2進信号に変換する。
一方、8段DFT回路133は、AD変換器131およ
び132と同じクロックパルスを受け、走査パルスの所
定数たとえば8個分のディジクル情報の初期蓄積ののち
は、それに引き続く同パルス1個分のディジタルレーダ
情報が供給されるたびごとに、そのレーダ情報を8段階
のドツプラ周波数成分子。
−f7に区分ししかも前記第1−768番目の単位レン
ジ領域レーダ情報対の各々について走査パルス幅対応の
約0.8マイクロ秒間隔で出力する。
したがって、その機能だけから見れば、DFT回路13
3は、互いに接近した中心周波数とごく狭い帯域幅をそ
れぞれ有する8個の帯域濾波器と等価である。
このDFT回路133は1つの振幅値あたり14ビツト
を割り当てる。
DFT回路133における高速フーリエ変換は、E、0
. BrighamおよびR,E、 Morrow共著
の論文”past Fourier Transfor
m′/、 IEEESpectrum、 Decemb
er 1967 、 p、 63−70に示されるとお
り、段数8の自乗回すなわち64回の複素の乗算および
加算を単位レンジ領域レーダ情報の各々について行なう
必要があり、したがってこの回路への上記1.3 MH
zのクロックパルスはこの必要を満たすようにきめであ
る。
上記DFT回路133の8段階ドツプラ周波数成分出力
f。
−f7は各単位レンジ領域につき14ビツトの2進信号
として1走査パルス対応分ずつバッファメモリ134に
供給される。
上に述べた走査パルス8個分ごとの飛越し加算平均を可
能にするため、バッファメモリ134は上記パルス発生
器14から前記走査パルスと同期し、それを1/8に分
周したゲートパルス(パルス発生器14の端子C)と、
上記A/D変換器131および132へのクロックパル
スと同じクロックパルスの供給を受ける。
このバッファメモリ134は、各々が14ビツトから成
る単位レンジ領域レーダ情報の768個分を8段階ドツ
プラ周波数成分子o−f7の各々について走査パルス8
個分蓄積する必要があるので、その記憶容量は 8X8X14X768−688,000 ビツトとなる。
したがって、上記Muehe らのMTDの場合に比
べて所要メモリ容量は約115となる。
上述の飛越式書込みの作用に基づくこの記憶容量のバッ
ファメモリ134で64個の単位方位領域を以下に述べ
る相関処理の対象としていることになる。
バッファメモリ134の記憶内容すなわち複素表示のド
ツプラ周波数成分振幅は各成分ごとに振幅計算回路13
5でつぎの振幅計算にかけられる。
次に第3図および第4図を参照して第2図のブロック図
中の振幅計算回路135の詳細を説明する。
まず第3図を参照すると、この図にフロックで示した振
幅計算回路135はバッファメモリ134からドツプラ
周波数成分子。
−f7を並列的に受は分周器21aからの後述のタイミ
ング信号に応答してそれらを一つずつf。
−f7の順に順次に出力に導く選択回路21と、この選
択回路21で選択された周波数成分子 1 (i=o
、1.2・・・・・・または7)を後述のタイミング信
号に応答して四つの出力端子に順次に切換え供給する分
配回路22と、この分配回路の四つの出力をそれぞれ後
述の振幅計算にかける四つの自乗加算平均回路23A−
23Dと、これら回路23A−23Dの出力を振幅計算
値バッファメモリ136に導くオア回路24と、タイミ
ングパルス源14の端子すから1.3MHzのタイミン
グパルスの供給を受は上記回路22および23A−23
Dに導くタイミングパルス入力端子25とを備える。
この振幅計算回路135は走査パルス8個分の期間内に
8種類のドツプラ周波数成分子。
−f7を処理すればよいので、走査パルス1個分の期間
すなわち1ミリ秒間に1つのドツプラ周波数成分の割合
で自乗加算平均を行なう演算能力があれば十分である。
選択回路21で歩進的に選択されたドツプラ周波数成分
f、の各々を自乗加算回路23A−23Dで次々に演算
にかけることができるように分配回路22は走査パルス
幅0.8マイクロ秒の間隔で歩進し、ドツプラ周波数成
分子iを回路23A−23Dに振り分ける。
そのために、分配回路22へのタイミングパルスの繰返
し周波数は1.3Hzに、すなわちクロックパルス周波
数と等しく選んである。
これら回路23A−23Dの各々に供給されたドツプラ
周波数成分は走査パルス幅0.8マイクロ秒の4倍の期
間内に互いに0.8マイクロ秒ずつずれた時間関係で自
乗加算平均されその演算結果は次々に出力される。
回路23A−23Dの各々が192回の自乗加算平均演
算を繰り返すと一つの単位方位領域に属する768個の
単位レンジレーダ情報のすべての演算が終るのでその時
点で選択回路21は一段切り換えられて次のドツプラ周
波数成分子 i + 1をその出力に導く。
選択回路21へのタイミングパルスは前記クロックパル
スをパルス分周器21aにより1/192に分周したも
のを用いる。
以上の構成から、自乗加算平均回路23A−23Dの時
間順次式動作により、ドツプラ周波数成分子。
−f7についての演算が走査パルス8個分の期間に完了
することが明らかである。
自乗加算平均回路23A−23Dの構成は互いに共通で
あるので、そのうちの一つである回路23Aの詳細を第
4図参照して詳細に説明する。
第4図に示すとおり、この自乗加算平均回路23Aは、
各単位レンジレーダ情報のドツプラ周波数成分子iをそ
れら成分の複素表示の実数部Xと虚数部Yとに分けて出
力に導くセレクタ26と、14X14ビット乗算回路2
7と、分配回路28と、この回路26の一方の出力に接
続したレジスフ29と、この分配回路28およびレジス
フ29の出力を加算する加算回路30と、分配回路のも
う一方の出力と加算回路30の出力とを比較する比較回
路31と、この回路31の出力に応じてそれに近似した
後述の2進符号を生ずる近似値発生回路32と、この回
路32の出力、すなわち所望の出力JX「「智をあられ
す2進符号を格納するレジスフ33と、端子25へのク
ロックパルスに応答してこの自乗加算平均回路23A全
体の動作のタイミングをきめるタイミングパルス源34
を備える。
分配回路22から供給される単一レンジ領域レーダ情報
のドツプラ周波数fi成分の実数部Xはまずセレクタ2
6を通過し乗算回路27で乗算されるとその積X2が分
配回路28を通じてレジスフ29に格納される。
そのデータ格納と同時に虚数部Yがセレクタ26を通過
し乗算器27に導かれその出力Y2が現われると同時に
レジスフ29からX2が読み出されて、その結果、X2
とY2とが加算器30に同時に加えられて出力X2+Y
2が得られる。
この出力X2+Y2の供給を受けた近似値発生回路32
はタイミングパルスに応答して第1次近似値を、最大桁
ビット1、第2桁以下0、(すなわち、100・・・・
・・)の形でセレクタ26に送る。
このセレクタ26への入力はそのまま通過して乗算回路
27で自乗され、その出力は分配器28を通過して比較
器31に送られる。
比較器31では、従って演算結果X2+Y2とその近似
平方根の自乗との比較が行なわれ、その比較の結果は、
回路32に再び帰還される。
演算結果X2+Y2が近似平方根の自乗よりも大きい場
合は、回路32は第2近似値として最大桁01第2桁1
、第2桁以下0(すなわち、0100・・・・・・)の
形でセレクタ26経由で乗算回路27に送る。
逆に演算結果X2+Y2が近似平方根値の自乗よりも小
さい場合は、最大桁1、第2桁1、第3桁以下0(すな
わち、1100・・・・・・)の形で帰還される。
このような比較・帰還を14回繰り返すことにより、最
上桁から最下桁まで1ビツトずつJ2 + y2のディ
ジクル値14ビットが決定され、決定された順にレジス
タ33に蓄積される。
蓄積の結果はオア回路24に導かれる。
第3図および第4図に示した構成から明らかなとおり、
バッファメモリ134からのドツプラ周波数成分子。
−f7は自乗加算平均回路23A23Dにおける演算に
より、走査パルス8個分の期間内に次々に2進符号に変
換され振幅値バッファメモリ136に周波数成分子iご
とに蓄積され。
次に第5図および第6図を参照して第2図の実施例にお
ける相関処理回路137の主要部の詳細を説明する。
第5図に示した加算平均回路1370は振幅値バッファ
メモリ136の出力成分子。
に割り当てられ、これと全く同じ構成の7個の加算平均
回路1371−1377(第2図に記入)は互いに並列
に配置されて周波数成分子1〜f7をそれぞれ割り当て
られる。
加算平均回路1370は、走査パルス8個分の期間ごと
にドツプラ周波数成分子。
に関するバッファメモリ136の出力を受ける入力端子
200と、互いに縦続的に接続したシフトレジスタ群2
01−208とを備える。
これらシフトレジスタ群201−208の各々は単位レ
ンジ領域の個数768とその各々のレーダ情報に割り当
てたビット数14との積すなわち768X14段のバイ
ナリ回路から成り、単位レンジ領域768個についての
ドツプラ周波数f。
成分を繰返し周波数125Hz(すなわち1000/8
Hz )のタイミングパルスに応答して格納する。
前述の走査パルス8個おきの飛越格納が行なわれるよう
に、レジスタ群201−208には、繰返し周波数12
5Hzで幅約0.8マイクロ秒の書込みタイミングパル
スがタイミング信号源14の端子Cから共通に供給しで
ある。
シフトレジスタ群201−208のこのような間欠的書
込み動作により走査パルス8個おき8個分のドツプラ周
波数f。
成分、すなわち走査パルス64個で走査される探索空間
内の小領域内のドツプラ周波数f。
のディジクル化振幅値がこれらのレジスタ201−20
8に格納できる。
加算平均回路1370は、さらに加算器211゜212
.213、および214を備える。
加算器211の一対の入力は入力端子200およびシフ
トレジスタ群201の第768段目、すなわち最終段の
出力に接続され、加算器212の一対の入力はシフトレ
ジスタ群202および203の各最終段の出力にそれぞ
れ接続され、加算器213の一対の入力はシフトレジス
タ群205および206の最終段の出力に、加算器21
4の一対の入力は207および208の各最終段出力に
それぞれ接続される。
また、加算器211および212の出力は同様の加算器
221の入力に、加算器213および214の出力は加
算器222の入力にそれぞれ接続され、これらの加算器
221および222の出力はもう一つの同様の加算器2
31の一対の入力にそれぞれ接続される。
加算器231の出力は3ビツトシフドレジスク232に
おいて十進法で1/8除算を受はインパーク233を経
てさらにもう一つの加算器241の一方の入力に加えら
れる。
加算器241のもう一方の入力にはシフトレジスタ群2
04の最終段の出力が加えられ、その出力はバッファ用
シフトレジスタ242を経て出力端子243にとり出さ
れる。
シフトレジスタ群201−208と加算器211231
との上述の接続関係から明らかなとおり、単位レンジ領
域768個分ずつレジスタ群201−208に書き込ま
れたドツプラ周波数f。
の振幅値は768単位レンジ領域間隔で加算されるので
、同一単位レンジ領域についての振幅値が走査パルス8
個おきに同パルス8個分ずつ(すなわち64個の単位方
位領域について)加算された結果が加算器231の出力
に得られることとなる。
この加算出力は3ビツトシフトレジスタ232において
1/8除算にかけられ、方位方向加算平均値となり、単
位レンジ領域につき出力値1つの割合でインパーク23
3の出力にとり出される。
一方、シフトレジスタ204の最終段から加算器241
に供給される信号は上記加算平均出力と単位レンジ領域
単位で同期しているので、同加算器241における加算
は、所定の、すなわち64個の単位方位領域における8
単位領域間隔の加算平均値をその中心領域に対応するf
成分振幅から減算していることを意味する。
第5図に示した加算平均回路1370は上述のとおりド
ツプラ周波数成分子。
の処理に割り当てられ、ほかの周波数成分f1〜f7の
処理にはこの回路1370と全く同じ構成の回路137
1−1377が並列に備えられているので、相関処理回
路137においてドツプラ周波数成分f。
−f7のすべてについて上記加算平均処理が行なわれる
第5図の加算平均回路1370による方位方向加算平均
処理によってドツプラ周波数成分f。
に対するクラック除去効果は十分に遠戚できるが方位方
向のひろがりがごく小さくレンジ方向に大きく延びる静
止物体(例えは海岸線の一部)に起因するクラックの除
去にはレンジ方向相関処理の併用が望ましい。
このレンジ方向相関処理は入力端子200の前段に接続
されるレンジ方向加算平均処理回路137Aによって行
なう。
この回路137Aの詳細を示す第6図を参照すると、こ
の回路は、回路1370と同様なシフトレジスタと加算
器との糺合わせから成る。
両者の対応関係を明確にするために参照数字は100の
位だけを2から3に変え、その他はすべて共通にして示
した。
なお、この回路137Aがドツプラ周波数f。
に対するものであって、同成分子1〜f7については全
く同じ横取の対応回路が回路1371−1377に設け
られることはいうまでもない。
また、加算器341とバッファ用シフトレジスタ342
との間にはアンド回路341aが挿入してあり、その一
方の入力端子にはタイミング源14の端子dからタイミ
ングパルスを供給する。
第5図の回路1370において加算平均処理にかけられ
ている単位レンジ領域レーダ情報は入力端子300を経
て8個のシフトレジスタ群301−308に供給される
各々が14×8ビツトから戒るシフトレジスタ群301
−308は、したがって単位レンジ領域8個たけについ
て加算平均処理を行なつ。
加算平均処理にかけるべき探索空間の範囲が格段に小さ
いほかは回路137Aの動作は回路1370の動作と本
質的に同じであるので詳細な説明は省略する。
上にも述べたとおり、この回路137Aによるレンジ方
向相関処理はほとんどすべての場合省略できる。
必要がある場合でも、その処理(こ必要な回路137A
のシフトレジスタの記憶容量は、上記のとおり各単位領
域につき14ビツトの8領域分をドツプラ周波数成分子
−f7の数8個分すなわち 14X8X8=896 ビットであり、その実現は容易である。
このようにして、ドツプラ周波数成分子。
−f7の各々について得られた加算平均計算値はスレシ
ホールド回路138(第2図)において各成分ごとにス
レシホールディングにかけられ、その出力は出力端子1
39に通じてレーダ表示装置(図示せず)に供給される
次に第7図および第8図を参照してこの発明によるクラ
ック除去効果を説明する。
説明を簡単にするために、ここでは方位方向相関処理に
よる効果たけについて述べるが、相関処理対象領域が格
段に狭いことを除けば同じ説明がレンジ方向相関処理の
効果にもあてはまることは当業者には明らかであろう。
まず第7図を参照すると、同図aは、同一レンジに属し
方位方向にあるひろがりをもつ探索空間について走査パ
ルス8個ごとの周期で(走査パルス8個分の上記初期立
上り期間はすでに経過しているものとする)次々に得ら
れる振幅計算回路135の出力の一つの等価アナログレ
ベルヲ縦軸に、DFT回路133が定めるドツプラ周波
数区分O〜7(成分f。
−f7に対応)を横軸にとって示しである。
この図aに示されるとおり、回路135の上記出力はド
ツプラ周波数区分Oと6とに出力を有する。
周波数区分Oの成分Sは静止体反射成分を同区分6の成
分M6は相対速度のかなり大きい移動体反射成分を示し
ている。
次に同図すは走査パルス8個の数倍の期間が経過したの
ち同一レンジに関する振幅計算回路135の出力がドツ
プラ周波数区分0 、 ]、 、 2 、5および6で
それぞれ反射成分52M12M22M59M6およびM
6′を有することを示している。
周波数区分O以外の区分における反射成分M、−M6’
は5つの互いに異なる移動体がそのレンジ領域に存在す
ることを示している。
同様に同図Cおよびdは上記すの時点から走査パルス8
個および16個分の期間がそれぞれ経過した時点におけ
る同図aおよびbと同様な反射成分S1およびM、−M
6′の状態を示し、同図eは同図dの時点からさらに走
査パルス8個の数倍の期間が経過したのちの各反射成分
の状態を示す。
これら第7図a−eに示される各反射成分のうち区分O
の静止体反射成分Sと区分6の移動体反射成分M6はほ
とんど変化を示していない。
これは、両反射成分が探索空間において方位方向にかな
り大きく広がった物体からの反射成分、すなわちクラッ
タであることを示している。
一方、反射成分M、 、 M2. M5、およびM6′
はその方位方向床がりがごく小さいことを示している。
上に述べた加算平均回路1370〜1377における方
位方向相関処理は第7図a −eの各図に表される各ド
ツプラ周波数成分を周波数区分ごとに加算平均してその
平均値を各成分から減算することにほかならないから、
その平均値にほぼ等しい成分SおよびM6はこの処理に
よって消去され、同平均値にほとんど寄与していない移
動体反射成分M12M22M5、およびM6′たけがタ
ーゲット反射成分として検出される。
第8図は、第7図と全く同様の縦軸・横軸関係でこの減
算の結果を示している。
これら図解から明らかなとおり、この発明の相関処理に
より、静止クラッタ成分Sおよび移動クラッタ成分M6
はまったく除去され、ターゲット成分は、通常の成分M
、 、 M2、およびM5だけでなく、振幅レベルが移
動クランクM6よりも小さい成分M6’も確実に検出さ
れている。
この実施例の説明から明らかなとおり、この発明ではレ
ーダ情報の相関処理に要する記憶装置は記憶容量が大き
くないので上記MTDの場合とちがって数枚のICメモ
リで構成できる。
また、MTI消去回路を用いることなく8段DFT回路
だけでドツプラ周波数検出部を構成しているので構成が
簡単になり装置の小型化が容易になる。
この実施例において、走査パルスの繰返し周波数は単一
でなく一定間隔で切換えて、いわゆるスタガ一式にして
も差支えない。
また、振幅計算回路135における演算は適当にプログ
ラムした汎用計算機で行なうこともできる。
さらに、レーダ信号相関処理動作のためのバッファメモ
リ134の書込み時間間隔は走査パルス8個分に限られ
ず4個分でも16個分でも任意に選ぶことができる。
間隔を大きくとれば相関処理のためのメモリ記憶容量の
節約というこの発明の効果はより著しくなるが、空間的
5ろがりの比較的小さいクラックは除去できなくなる。
逆に間隔を小さくすれば記憶容量節約の効果が減殺され
る。
また、ドツプラ周波数成分の数も8以外に4や16など
に選ぶことができる。
しかし、4に選んだ場合はドツプラ周波数分解能が不十
分てあり、所望のターゲット表示が静止クラックによっ
て不明確になる。
逆に16にした場合は信号処理手段がそれたけ複雑にな
り製造コストの上昇を招く。
さらに走査パルス幅0.8マイクロ秒も最大レンジとの
関係で適当に選ぶことができる。
この幅をさらに小さくした場合は、DFT回路133や
振幅計算回路137の応答速度を高める必要が生ずる。
以上説明したように、本発明はレーダ受信信号を周波数
分析して周波数領域の信号に変換した後(各ドツプラ周
波数成分毎の信号に変換した後)、各ドツプラ周波数成
分毎にレンジ方向および方位方向の平均値を求め、その
平均値を求めたときのレンジ方向または方位方向の略中
心にある単位領域に対応するドツプラ周波数成分と、上
記平均値との差をとることによりクラックを除去してい
る。
したがって本発明によれば静止クランク(グランドクラ
ック)であろうと、ターゲットと同程度の速度成分をも
つ移動クラックであろうと、確実にターゲット信号のみ
を抽出することが可能となる。
上述の実施例にはこれら変形のほかさまざまな変形が可
能であるので、この発明の技術的範囲は特許請求の範囲
に定義したレーダ装置のすべてに及ぶ。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一つの実施例のブロック図、第2図
は第1図の実施例の一部である信号処理部のブロック図
、第3図および第4図は第2図に示した信号処理部の一
部である振幅計算回路の詳細に示すブロック図、第5図
および第6図は同じく信号処理部の一部である加算平均
処理回路の概略図、第7図および第8図はこの発明の効
果を図解した波形図をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め定めた周期で予め定めた時間幅のマイクロ波パ
    ルスを定速回転の空中線を通じて探索空間に発射する送
    信手段とこの探索空間に存在する静止物体および移動物
    体からの前記パルスの反射成分を前記マイクロ波パルス
    1個分にあたる方位方向単位領域分ごとにしかも前記マ
    イクロ波パルスの各各の時間幅に対応するレンジ方向単
    位領域に関するレーダデータの連鎖の形で受信しそのレ
    ーダデータに含まれる前記反射成分をドツプラ周波数成
    分に変換し前記連鎖の形で発生する受信手段とを含むレ
    ーダ信号アナログ処理部と、前記受信手段の出力をディ
    ジクル信号に変換する手段とこの変換手段の出力を前記
    ドツプラ周波数に基づき予め定めた複数のドツプラ周波
    数成分ごとに区分する手段とこの区分手段の出力を前記
    マイクロ波パルスの繰返し周期の整数倍の間隔で蓄積す
    るバッファメモリとこのメモリの出力のうち互いに相隣
    る複数の前記方位方向単位領域に関する前記ドツプラ周
    波数成分ごとの出力どうしを平均し前記複数単位領域の
    実質的中心部に対応する前記ドツプラ周波数成分ごとの
    出力との間で減算を行なう相関処理手段とを含むレーダ
    信号ディジタル処理部とを備えて戒ることを特徴とする
    移動体表示レーダ装置。 2 前記レーダ信号アナログ処理部の前記受信手段が前
    記ドツプラ周波数成分の実数部および虚数部をそれぞれ
    表わす同相アナログデータ成分および直角位相アナログ
    データ成分を生ずる位相検波手段を備えることと、前記
    ディジクル処理部の前記ディジクル信号変換手段がこれ
    ら同相および直角位相アナログデータ成分をディジクル
    信号にそれぞれ変換することと、前記ドツプラ周波数成
    分区分手段が離散的フーリエ変換手段から戒ることとを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の移動体表示レー
    ダ装置。 3 前記レーダ信号ディジクル処理部の前記バッファメ
    モリ出力平均減算手段が、バッファ蓄積された前記離散
    的フーリエ変換手段出力を前記レーダデーク分ごとに自
    乗平均する振幅計算手段と、この振幅計算手段の出力を
    受けるもう一つのバッファメモリと、このバッファメモ
    リに蓄積された同一レンジ方向単位領域に関し、複数方
    位方向単位領域外の信号のうち互いに相隣り合うn方位
    方向単位領域外缶にそれらの信号の振幅値を加算平均し
    その平均値を前記n方位方向単位領域外の実質的中心部
    対応レーダデータの振幅から減算する相関処理手段とを
    含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の移動
    体表示レーダ装置。 4 予め定めた周期で予め定めた時間幅のマイクロ波パ
    ルスを定速回転の空中線を通じて探索空間に発射する送
    信手段とこの探索空間に存在する静止物体および移動物
    体からの前記パルスの反射成分を前記マイクロ波パルス
    1個分にあたる方位方向単位領域外ごとにしかも前記マ
    イクロ波パルスの各各の時間幅に対応するレンジ方向単
    位領域に関するレーダデークの連鎖の形で受信しそのレ
    ーダデークに含まれる前記反射成分をドツプラ周波数成
    分に変換し前記連鎖の形で発生する受信手段とを含むレ
    ーダ信号アナログ処理部と、前記受信手段の出力をディ
    ジクル信号に変換する手段とこの変換手段の出力を前記
    ドツプラ周波数に基づき予め定めた複数のドツプラ周波
    数取分ごとに区分する手段とこの区分手段の出力を前記
    マイクロ波パルスの繰返し周期の整数倍の間隔で蓄積す
    るバッファメモリとこのメモリの出力のうち互いに相隣
    る複数の前記レンジ方向単位領域に関する前記ドツプラ
    周波数成分ごとの出力どうしを平均し、前記複数単位領
    域の実質的中心部に対応する前記ドツプラ周波数成分ご
    との出力との間で減算を行なう相関処理手段とを含むレ
    ーダ信号ディジクル処理部とを備えて成ることを特徴と
    する移動体表示レーダ装置。 5 前記レーダ信号アナログ処理部の前記受信手段が前
    記ドツプラ周波数取分の実数部および虚数部をそれぞれ
    表わす同相アナログデータ成分および直角位相アナログ
    データ成分を生ずる位相検波手段を備えることと、前記
    ディジクル処理部の前記ディジタル信号変換手段がこれ
    ら同相および直角位相アナログデータ成分をディジタル
    信号にそれぞれ変換することと、前記ドツプラ周波数成
    分区分手段が離散的フーリエ変換手段から成ることとを
    特徴とする特許請求の範囲第4項記載の移動体表示レー
    ダ装置。 6 前記レーダ信号ディジタル処理部の前記バッファメ
    モリ出力平均減算手段が、ノ゛゛ツファ蓄積された前記
    離散的フーリエ変換手段出力を前記レーダデーク分ごと
    に自乗平均する振幅計算手段と、この振幅計算手段の出
    力を受けるもう一つのバッファメモリと、このバッファ
    メモリに蓄積された同一方位方向単位領域に関し、複数
    レンジ方向単位領域の信号のうち互いに相隣り合うnレ
    ンジ方向単位領域毎のそれらの信号の振幅値を加算平均
    値し、その平均値を前記nレンジ方向単位領域の実質あ
    中心部対応レーダデークの振幅から減算する相関処理手
    段とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の移動表示レーダ装置。
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