JPS5831787Y2 - シャンプ−容器

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【考案の詳細な説明】本考案はシャンプー容器、詳細には内蔵するシャンプー
溶液を転倒することにより一定容量を使用に便なる泡体
として供給しうるシャンプー容器に関する。

現在使用されているシャンプーの容器は、その容器から
一定量の液を放出する場合に人の感によって容器から適
量の液を放出するか、またはキャップ等を計器化りとし
て使用していた。

しかしながらこの方法では、容器から必要な量だけの液
を直接放出することが困難であるばかりでなく、不必要
な液を放出することが多く不経済であった。

本考案者は種々研究した結果、上記欠点を解消し。

必要な量のシャンプー泡体を自由に容器より放出できる
液体容器を完成させることができた。

次に本考案の一実施例を添付図面により説明する。

第１図の縦断面図において１はビニール等の弾力性を有
する容器で、外部より圧力を加えたとき自由に変形し、
圧力を除いたときもとの形に復元することができる。

２は容器１の口部に嵌着した栓である。

３は栓２の略中夫に低挿入され容器内の液４と外界とを
連通ずる所定の長さを有する導管である。

５は液中の導管の端部に嵌着もした内外壁間を連通ずる
微細気孔を有する中空肉厚多孔質体である。

この多孔質体はその中空部分の内壁と外壁との間はかな
り大きな間隔があり、その間を連通ずる微細な気孔が多
数錯綜し、全体の気孔の全体の容量に対する割合（孔率
）もかなり太く、気孔内に含まれるシャンプーの容量も
従って相当大きくなる。

通常第１図に示した状態では最初気孔内に空気があって
溶液を含まないが、上部容器壁を圧縮すれは上部にたま
った空気は溶液を圧して気孔内に押し込む。

圧縮をとり去れば、スリンＩ−７を通って管３内の空気
が容器内に入り、気孔内の溶液は保持されている。

次に本案容器の使用方法を示す。

前記のように気孔内に溶液を含有する本案容器を第２図
に示すように転倒状態に保持しながら、容器の底部付近
の空気の滞留部分の容器周壁を手で圧縮すると、圧力の
上昇によって気孔内に保持されたジャンプ溶液は中空多
孔質体の中空部に押し出され、その際、多量の空気によ
って泡体を形成する。

この泡体は前記のように多孔質体の中空部にたまり、導
管を通って下方の自由端６から別の容器に導かれる。

−回の押出し量がもし、少ないならば、容器を第１図の
状態に戻し、圧縮を取り去ってスリットから容器内に空
気を取り入れ、再び第２図の状態にして圧縮する。

この反復によって泡体は貯留され、必要量が自由端から
供給されるようになる。

圧縮の戻り空気は泡体の間を通りスリットを経て回収さ
れるので泡体を容器内に戻したり、気孔内の溶液を容器
内に押し戻す恐れは全くない。

このようにしてスリット７は容器から空気を押し出す時
には開くことなく、容器の復元により空気を内部に導く
時にのみ開くに便なるよう導管の延長が当接する多孔質
体中空底部に並行して片側に図面７によって示した位置
に設けられることが必要である。

以上述べてきたようにこの考案は、−回の洗いに必要な
シャンプー液の量を泡体として自由に供給することがで
き、不必要な液を使用することがないので経済的である
。

またこの考案は美容院、理髪店浴槽の洗浄、トイレの消
臭や、研究実験等に使用され産業上きわめて有効である
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の定位置を現わす縦断面図である。第２図は第１図のものを転倒した場合の縦断面図である
。１・・・・・・弾力性を有する容器、２・・・・・・栓
、３・・・・・・導管、４・・・・・・シャンプー溶液
、５・・・・・・中空肉厚多孔質体、６・・・・・・導
管の液出口（自由端）。

【実用新案登録請求の範囲】