JPS5831606Y2 - 溶接管内面の裏ビ−ド切削具 - Google Patents

溶接管内面の裏ビ−ド切削具

Info

Publication number
JPS5831606Y2
JPS5831606Y2 JP4234679U JP4234679U JPS5831606Y2 JP S5831606 Y2 JPS5831606 Y2 JP S5831606Y2 JP 4234679 U JP4234679 U JP 4234679U JP 4234679 U JP4234679 U JP 4234679U JP S5831606 Y2 JPS5831606 Y2 JP S5831606Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cutting blade
welded pipe
guide
back bead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4234679U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55143994U (ja
Inventor
圭三 難波
Original Assignee
住友軽金属工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友軽金属工業株式会社 filed Critical 住友軽金属工業株式会社
Priority to JP4234679U priority Critical patent/JPS5831606Y2/ja
Publication of JPS55143994U publication Critical patent/JPS55143994U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5831606Y2 publication Critical patent/JPS5831606Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、溶接管の裏ビード切削具、特にビードの切削
時に切削刃に加わる切削抵抗に基づく力が効果的に回避
され得るように構成された裏ビード切削具に関するもの
である。
帯状の金属素材を長手方向に送りながら断面C字形に曲
げるとともに、金属素材の外周に設けられた誘導コイル
または電極を流れる高周波電流を金属素材の内部に設け
られたインピーダの作用によって金属素材の合せ目(開
口端面)に集中させる高周波加熱等により、かかる合せ
目を溶接して溶接管を製造するにあたり、該溶接管の内
面に生じた裏ビードは、従来から溶接管内においてこの
溶接管の進行方向に対して上記インピーダよりも前方と
なる側(下流側)に設けられた裏ビード切削具によって
切削除去されている。
このような目的に用いられる従来の裏ビード切削具にあ
っては、その金属素材の進行方向に対して前方となる側
の端部を示した第1図a及びbにおいて、円柱部材1に
はガイド溝2を備えたガイド3が嵌入させられていると
ともに、切刃部5を備えた切削刃6がボルトγによって
取り付けられている。
しかしながら、この従来例においては、切削刃6がボル
ト7によって円柱部材1に取り付けられているため、ガ
イド溝2と切刃部5との刃先の位置とをぴったり一致さ
せて締め付けることが極めて難しく、それ故この作業に
手間や時間がかかつて作業性が劣っているのであり、ま
た両者の位置が一致していないと切削不良となる問題も
惹起することとなる。
この切削不良は、切刃部5の曲率を大きくすることによ
っである程度防止され得るが、このようにすると溶接管
15の裏ビード16以外の部分まで切削してしまう恐れ
が生じ、その部分が減肉し、また切刃部5の消耗も激し
くなるのである。
また、ネジ部材1による締付けである限り、裏ビードの
切削抵抗に基づく力が切削刃6に不均一に加わってこれ
らに回転力を生じさせた場合には、切刃部5の刃先の位
置とガイド溝2の位置とがくろうことを避は得す、この
場合にも溶接管15の裏ビード16以外の部分を切削す
るという問題が惹起されることとなるのである。
加えて、第1図a及びbに示した従来例においては、切
削抵抗に基づく力が切削刃6に加わった時その回転中心
となる点、換言すればボルト7による切削刃6の固定点
Aが刃先Bよりも溶接管15の送られる方向(ここでは
右方向)に対して前方(ここでは右方向)とされている
ため、刃先Bに加えられる力によって切削刃6が上記固
定点Aのまわりに時計方向(同図において)に回動させ
られようとすることにより、切刃部5が必要以上に溶接
管15の内面に喰い込まれようとすることへなり、以て
切削抵抗が増加して溶接管15にむしれ、びびりが生じ
易くなるとともに、ボルト7が曲がったり切刃部5が欠
けたりして切削不良をひき起すのである。
なお付言すれば、切削量は溶接管15そのものの形状の
変化によっても変化するのである。
また、上記の力によって裏ピード切削具の金属素材の進
行方向に対して後方となる側の端部(ここでは左端部)
が上方に持ち上げられることがあるが、これによって裏
ビード切削具の上記端部に連結されるインピーダ保持体
等が同時に金属素材の溶接部側へ移動させられる望まし
くない現象も生じることとなる。
本考案は、このような事情を背景として、溶接管内面の
裏ビードを効果的に切削除去する一方、その他の部分の
切削損傷を可及的に回避すべく、裏ビードの切削時に切
削刃に加えられる切削抵抗に基づく力を回避し得るよう
に構成された裏ビード切削具を提供することを目的とし
てなされたものである。
すなわち、本考案は、この目的を達するために、前記切
削刃を、垂直な方向の切刃部分と水平な方向の取付部分
とから戊る略り字形の側面形状を有するものとするとと
もに、該切削刃が、かかる水平な取付部分においてガイ
ドの下側に入り込み、ピン若しくは嵌合の取付様式に従
って、その取付部が前記溶接管の進行方向に対して該切
刃部分よりも後方となるように該ガイドの下部に取り付
けられるようにしたものである。
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づき更に詳述す
る。
第2図a及びbに示す本実施例の裏ビード切削具60は
、第3図乃至第6図に示す各部材から戊っている。
先ず、第3図a〜dに示した切削具本体20は、底板部
21、所定の間隔を保って設けられた一対の直立部22
、これら直立部22を連結する別の直立部23及びこの
直立部23から水平方向に突き出した一対の突出部24
等を備えている。
そして上記底板部21.両直立部22及び直立部23に
よって空間25が形成されている。
これは、後述する弾性体30、切削刃35及びガイド4
5をこの空間25内に取り付けるためである。
また、直立部22には長穴26が、突出部24には円孔
2γがそれぞれ穿設されている。
さらに、底板部21と一対の直立部23とによって形成
される隅部にはそれぞれシュー28が固着されている。
第4図a及びbに示した弾性体30は、その下面(第4
図すにおいて右側面)30aを前記切削具本体20の底
板部21に密着させられて、前記空間25内の最下部に
収容されるようになっている。
第5図a〜dに示した切削刃35は、全体の幅が前記空
間250幅に一致させられているとともに、その側面形
状は水平部分36と垂直部分37とから成る略り字形と
なるようにされている。
このうち垂直部分37には斜め方向に円孔38が穿設さ
れており、その頂縁が切刃部39となっている。
また水平部分36にはピン穴40がその上面36aに対
して直角な方向に穿設されている。
第6図a〜dに示したガイド45は、全体的には前記空
間25と同一幅であり、水平部分46と垂直部分41と
から戊る略逆り字形を有し、その上面45aにはガイド
溝48が形成されている。
また、水平部分46の下面46aには前記切削刃35の
ピン穴40に嵌合させられるピン49が垂直下方に立設
されており、一方垂直部分47には円孔50がその側面
47aに直角に穿設されている。
第3図乃至第6図に示した切削具本体20、弾性体30
、切削刃35及びガイド45から、第2図に示す裏ビー
ド切削具60を組み立てるに際しては、先ず切削具本体
20の空間25の最下部に弾性体30を入れ、その下面
30aを底板部21に密着させる。
次に切削刃3.5を弾性体30の上に載せる。
続いてガイド45を入れ、ピン49を上記切削刃35の
ピン穴40に嵌合させた後、切削具本体20の二つの直
立部22の幅と同じ長さを有するピン55を直立部22
の長孔26からガイド45の垂直部分41の円孔50に
挿入する。
このようにして組み立てられた裏ビード切削具60は、
第2図より明らかなようにガイド°45のガイド溝48
が同図において矢印C方向に送られる溶接管65内面の
裏ビード10を案内し、かつ二つのシュー28が溶接管
65の内面に当接させられるとともに、ネジ部材若しく
はピン等56により所定の部材(例えばインピーダを保
持するインピーダ保持体等)57に連結されることによ
り、本図に示す状態に維持されているのである。
本実施例の裏ビード切削具60はこのように構成されて
いるため、裏ビード70の切削時において、切刃部39
に加わる切削抵抗に基づく力によって切削刃35にはそ
の取付部(穴40部分)を中心にして第2図aにおいて
反時計方向に回動せしめる力が作用することとなり、ま
たかかる切削抵抗力が太き(なると、断面(側面)形状
が略り字形の切削刃35がその垂直部分37の水平部分
36に対してなす角度90°よりも大きくなる方向に弾
性変形させられるようにもなるのである。
また、この時弾性体30の左半分(第2図aにおいて)
も同時に弾性変形させられるようになる。
それ故、大きな切削抵抗力が加わっても、切削刃35の
切刃部39は溶接管65内面から離れる方向(第2図a
において左下方)に逃げることとなり、以て裏ビード7
0の切削除去と共に、切刃部39が溶接管65に喰い込
む事態が良好に回避され、溶接管65が減肉するような
ことはないのである。
また切刃部39が容易に欠損若しくは破損することもな
い。
さらには切削具60のインピーダ保持体等に連結された
端部が著しく上方に持ち上げられて種々なる不都合を惹
起するようなこともな(なったのである。
また、本実施例にあっては、切削刃35がピン49をピ
ン穴40に嵌合させることによってガイド45に組み付
けられ、このガイド45はピン55によって切削具本体
20に取り付けられるというように、切削刃35はコン
パクトな且つ着脱容易な構造によって切削具本体20に
取り付けられているため、ガイド溝48と切刃部39の
位置が常にぴったりと一致し、切刃部39の曲率を必要
以上に大きくすることなく裏ビード70が完全に切削除
去され得るのであり、たとえ裏ビード70の位置が多少
ずれていた場合でも、けずり残しが発生したり溶接管6
50余計な部分まで切削したりするようなことはないの
である。
なお、切削除去された裏ビードは溶接管65内を流れる
冷却水によって円孔38から左方向(第2図aにおいて
)に流出させられることとなる。
更に切削刃35が前記のように切削具本体20に取り付
けられていることにより、例えば切削刃35の切刃部3
9が破損した時等には、ピン55を抜き出してガイド4
5及び切削刃35を切削具本体20から取り外した後、
切削刃35をガイド45から分離させ、新しい切削刃を
上記したのとは逆の手順によって取り付けることによっ
て極めて容易に切削刃の交換をし得ることともなる。
しかも、この時ガイド溝38と切刃部39との位置調整
は不要であり、また切削刃35を一旦組み付けた後は従
来この組付けをネジ部材で行なっていた時のようにネジ
部材が緩んでその相対位置が変化する恐れも全くないの
である。
なお、付言すれば切刃部39の溶接管65の半径方向に
おける位置調整は、ガイド45と切削刃35との間にシ
ムを入れたり、弾性体30の厚さを変更することによっ
て容易に為し得るものである。
また、本考案は上記実施例に限定されるものではな(、
その趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更、修正が
可能であることは勿論である。
例えば、前記実施例においては切削刃35の下側に弾性
体30が設けられており、これによって切刃部39の変
位の一層の容易化が図られていたが、前述したように切
削刃35そのものが弾性変形し易い形状とされているこ
とから、このように弾性体30を設けることは不可欠な
ことではない。
また、切削刃35の取付様式にあっても、前記実施例の
如きピン方式に伺等限定されるものではな(、例えば切
削具本体そのものがガイドを備えているような場合には
、切削刃をこの切削具本体に取り付ければ良い。
さらに、切削刃をいずれか一方に形成された凸部と他方
に形成された凹所との嵌合によって取付部材に取り付け
ることもできる。
要するに、切削刃が前述の条件を満足して取り付けられ
た裏ビード切削具であれば良いのである。
以上詳述したように、本考案に従えば、溶接管内面の裏
ビードを切削除去するに際して、側面形状が略り字状の
切削刃を使用すると共に、その垂直な切刃部分が水平な
方向の取付部分のガイドヘの取付部よりも下流側、(溶
接管進行方向に対して前方)に位置せqめられることに
より、切削刃の切刃部グ必要枢上に溶接管に喰い込まさ
れる事態が良好に回避され得るこことなり、またピン若
しくは嵌合の雫付様式によって、切削刃9水平な取付部
分がガイドの下側に入り込まされて取り付けられるとこ
り、から、切削刃の細々・い位置調整が不要となって切
削作業が迅速化され得、以て低コストで商品価値の高い
溶接管を製造することが出来る等の優れた効果を奏する
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは従来の裏ビード切、削具を示す要部正
面断面図及びそのH−4断面図、第2図a及びbは本考
案の一実施例を示す正面図及び左側面一であり、第3図
a〜dは第2図に示した実施例を構成する要素のうち切
削具本体のそれぞれ正面図、平面図、左側面図及び右側
面図、第4図a及びbは同じく弾性体の平面図及び布側
専図1、第5図a〜dは同じく切削刃つ第3図a〜dに
相当する図、第6図a〜dは同じ(ガイドの第3図a〜
dに相当する図である。 20:切削具本体、22.23:直立部、24:突出部
、25:空間、28:シュー、30:弾性体、35:切
削刃、36:水平部分、37:垂直部分、39:切刃部
、40:ピン穴、45ニガイド、46:水平部分、47
:垂直部分、48ニガイド溝、49:ピ/、60:裏ビ
ード切削具。 65、:溶接管、70:裏ビード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状の金属素材を長手方向に送りながら断面C字形に曲
    げるとともに、その合せ目を溶接することにより製造さ
    れる溶接管の内面に生じた裏ビードを案内せしめる、溶
    接管の進行方向に延びるガイド溝を有するガイドと、溶
    接管の進行方向に対して該ガイドの前方となる側に位置
    せしめられ、かかるガイドにて案内される裏ビードな切
    削除去する切削刃とを含む裏ビード切削具において、前
    記切削刃を、垂直な方向の切削部分と水平な方向の取付
    部分とから成る略り字状の側面形状を有するものとする
    とともに、かかる水平な取付部分を前記ガイドの下側に
    入り込ませ、その取付部が前記溶接管の進行方向に対し
    て該切刃部分よりも後方となるように該ガイドの下部に
    ピン若しくは嵌合の取付様式に従って取り付けてなるこ
    とを特徴とする裏ピード切削具。
JP4234679U 1979-03-30 1979-03-30 溶接管内面の裏ビ−ド切削具 Expired JPS5831606Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4234679U JPS5831606Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 溶接管内面の裏ビ−ド切削具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4234679U JPS5831606Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 溶接管内面の裏ビ−ド切削具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55143994U JPS55143994U (ja) 1980-10-15
JPS5831606Y2 true JPS5831606Y2 (ja) 1983-07-13

Family

ID=28914681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4234679U Expired JPS5831606Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 溶接管内面の裏ビ−ド切削具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5831606Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55143994U (ja) 1980-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102056695B (zh) 切削工具和用于切削工具的夹头
KR20110001366A (ko) 절삭량 조절이 가능한 스폿 용접 팁 드레서용 홀더
US5508488A (en) Method of projection-welding bolts
US8491230B2 (en) Clamping device for a cutting insert
US4685368A (en) Band saw joint
KR20150029598A (ko) 용접된 부품 및 그 제조 방법
US7044677B2 (en) Fatigue resistant slot and tab design
JPS5853234B2 (ja) バンドクランプ装置
JPS5831606Y2 (ja) 溶接管内面の裏ビ−ド切削具
US20090304470A1 (en) Deburring Tool and Cutting Insert
WO2006046799A1 (en) Self controlling contact tip for gma welding
US4813806A (en) Welding beveling of T-joint
EP1302264A1 (en) Shank and cutting tool having the same
US4411552A (en) Joint for securing a tubular member to a support member
US3038252A (en) Method of making a square-cornered bridging and joining frame
JP5637380B2 (ja) 溶接継手の開先部と溶接施工法
JP2000102876A (ja) 流し台シ−ム溶接機用下部電極天板位置決め金具の調整治具
JPS5932487Y2 (ja) 溶接管内面の裏ビ−ド切削具
CA1243587A (en) Band saw joint
US3015508A (en) Tube-to-tube sheet fabrication
JPS5831607Y2 (ja) 溶接管内面の裏ビ−ド切削具
KR0123437Y1 (ko) 스폿용접기의 생크구조
KR20050090290A (ko) 리벳팅을 이용한 헤더파이프의 구성부품 조립 부착구조 및그 조립 부착공정
JP6702130B2 (ja) 円筒状部材の製造方法
JPS6142803Y2 (ja)