JPS5831526B2 - キロクハケイヘノ マ−クフキホウシキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は所定のアナログ信号を記録計により記録紙上
に記録される記録波形に情報の読取位置を示すマークを
付記するようにした記録波形へのマーク付記方式に関す
る。

なおここでは説明を簡単にするために医療機器について
説明する。

一般に自動分析装置等においては、例えば血液等患者か
ら採取した試料（以下、検体という。

）に含まれる物質を化学的な手法で分析し、定量的なデ
ータを結果として出力する。

また上記自動分析装置によって得られた検査結果のデー
タはアナログ信号として出力され、そのアナログ信号は
ペンレコーダにより波形として記録紙上に記録されるよ
うになっている。

近年、このアナログ信号をＡ／Ｄ変換し、ディジタル計
算機（以下、計算機という。

）で自動収集、解析することが、良く行われている。

ところで、計算機に収集されたデータの正否判断のチェ
ックは上記記録用紙上に記録された波形に計算機へのデ
ータの読取り位置を示すマークを自動的に付記して、上
記マークが付記された波形値をそのマーク位置に対応す
る計算機で読取られたデータと照合させて行なわれる。

従来、記録波形にマークを付記する方法としてはペンレ
コーダ等の記録計にマーク専用に１チャンネル設けて別
のペンで平行してマーク用の波形を描かせる方法、ある
いは被記録アナログ信号にアナログ的にマーク用のパル
ス信号を重畳させその信号をペンレコーダに与えること
により記録波形にマークを描かせる方法がある。

しかしながら前述の方法ではペンレコーダにマーク専用
の１チヤンネルを必要とし、後述の方法ではペンレコー
ダには専用のチャンネルを必要としないが、アナログ信
号にマーク信号を重畳させるため回路が複雑になるとい
う欠点がある。

そこでこの発明はこのような従来の欠点を解消するため
になされたものであり、以下図面に基づいてこの発明を
詳述する。

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図である。

第１図において１は基準レベルの基準レベル信号Ａ。

、および入力データの処理結果を示す被記録アナログ信
号Ａ１とを発生する手段と、例えば上記データのいちば
ん高いレベルになったときにタイミングパルスＴを発生
する手段とを備えた自動分析装置、２は上記基準アナロ
グ信号Ａ。

および被記録アナログ信号Ａ１が入力され上記タイミン
グパルスＴが発生されるごとに上記被記録アナログ信号
Ａ１をディジタル量に変換するアナログ、ディジタル変
換器３および上記アナログ、ディジタル変換器３の出力
を記憶する手段３ａとを備えた計算機、４は上記被記録
アナログ信号Ａ１を波形として記録紙Ｐ上にペン４ａで
記録するペンレコーダ、５は上記自動分析装置１からの
タイミングパルスＴが与えられるごとにマーク書込信号
を発生するマーク信号発生器、６は自動分析装置１とペ
ンレコーダ４とを結ぶ信号線の間に介在し、かつ上記マ
ーク信号によって駆動されるリレー回路で、そのコイル
にのスイッチＳ１は上記ペンレコーダ４の入力端Ｂ１に
、接点Ｓ２は上記自動分析装置１の被記録アナログ信号
Ａ１に、接点Ｓ３は上記自動分析装置１の基準アナログ
信号Ａ。

とペンレコーダ４の他の入力端Ｂ。

とにそれぞれ接続されている。

又上記リレー回路６のスイッチＳ１は定常時には上記接
点Ｓ２につながっている。

このような構成においてマーク書込信号が発生されてな
い場合、リレー回路６のコイルＫには電流が流れていな
いためコイルにのスイッチは接点Ｓ２が接続された状態
であり上記被記録アナログ信号Ａ１がペンレコーダの入
力端Ｂ１に入力される。

このときペンレコーダ４のペン４ａが作動して第２図に
示すように上記アナログ信号を記録紙Ｐ上に波形として
記録する。

一方上記タイミングパルスＴにより一定時間のマーク書
込信号が発生されると上記リレー回路６のコイルに一定
時間に動作電流が流れそのスイッチＳ１は接点Ｓ２から
接点Ｓ３に切換わる。

このときペンレコーダ４の入力端Ｂ１には上記基準アナ
ログ信号Ａ。

が入力されて、基準レベルに落とされるためペンレコー
ダ４のペン４ａは第２図に示すように記録波形Ｈのピー
ク位置に瞬間にマークＭを付記する。

従って上記マーク信号が発生される毎に記録波形Ｈにマ
ークＭが付記されることになる。

又マークＭの長さはマーク書込信号の巾で可変できる。

ところで上記分析装置１によって得られたデータの正否
判断のチェックはマークＭが付記された記録波形の値を
そのマークＭに対応する計算機３で読取られたデータと
照合させて行なう。

この発明は以上のように自動分析装置等の信号処理装置
と記録計とを結ぶ信号線の間に有接点スイッチ回路を設
けるだけの簡単な構成で上記記録計により記録された記
録波形に所定のマークを付記することができる。

なお上記実施例ではマーク信号発生器は自動分析装置か
ら生ずるタイミングパルスＴによってマーク書込信号を
発生させるようになっているがこのマーク信号発生器自
体に、上記タイミングパルスに同期して所定の時間間隔
でマーク書込信号を発生させる機能を持たせてもよい。

以上述べたように、この発明では、非常に簡単な回路構
成でタイミングマークの記録が可能で、また、タイミン
グ用信号源と、被記録アナログ信号とが完全に絶縁され
ているので、被記録アナログ信号の電圧レベルによらず
に使用が可能で、かつノーマルな状態では被記録アナロ
グ信号を完全にレコーダに伝達できるという特長を持つ
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
はペンレコーダの出力波形図であり、１は自動分析装置
、４はペンレコーダ、４ａはペン、５はマーク信号発生
回路、６はリレー回路、Ａ。 は基準アナログ信号、Ａ１は被記録アナログ信号、Ｔは
タイミングパルス、Ｍはマーク、Ｐは記録用紙である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 基準レベル信号および所定の入力データの処理結果
   を示す被記録アナログ信号とを発生する信号処理装置と
   、上記信号処理装置の被記録アナログ信号を波形として
   記録用紙上に記録する記録計と、上記信号処理装置から
   生ずる所定の信号に同期して所定の時間間隔でマーク書
   込信号を発生するマーク信号発生器と、上記信号処理装
   置と上記記録計とを結ぶ信号線の間に介在し上記マーク
   書込み信号によって附勢されてそのスイッチが切換わる
   有接点スイッチ回路とからなり、上記マーク信号発生器
   からマーク書込信号が発生されるごとに上記有接点スイ
   ッチ回路のスイッチを上記基準アナログ信号が上記記録
   計に入力するように切換えることにより上記記録計によ
   って記録された記録波形の所定位置に所定のマークを付
   記するようにした記録波形へのマーク付記方式。