JPS5831382Y2 - ロウエイヘンアツキノテツシン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は漏洩変圧器の鉄心に関する考案である。

第１図は内鉄型の従来の漏洩変圧器の鉄心で、鉄心１に
１次コイル２と２次コイル３が巻装しである。

４は磁気分路鉄心で、鉄心１との間に空隙５を有してい
る。

ところでこの構造は空隙５の調整はできるが、分路鉄心
４を鉄心１に内索するときに空隙５にバラツキが生じ、
これが製品の特性のバラツキになる欠点がある。

第２図は外鉄型の従来の漏洩変圧器の鉄心で、磁気分路
鉄心６は外部鉄心７と＝体に□設けられ、内部鉄心らと
空隙９を形成している二ところでこの構造は、空隙９が
一定していて製品の特性にバラツキはないが、空隙９を
調整できない欠点がある。

この空隙９は２次電圧、２次短絡時の制限電流等に微妙
に影響するので精度の高い調整が必要である。

本案はこの点にかんがみ、分路鉄心の空隙の調整および
組立が容易で、かつ、特性の一定した信頼度の高い漏？
曳変圧器の鉄心番提供干ることを目的とする。

、、′：：：・ ：本案の実施例を第３由なＪ）＋
３６ｍに、：ついて説明する。

本案は鋼板の積層によって形成される方形枠型の外部鉄
心の内部に分路鉄心を有する十字型の内部鉄心を装着し
た外鉄型鉄心において、前記外部鉄心を、該外部鉄心が
前記分路鉄心と磁気空隙を形成する部分に凸部又は凹部
を有する鋼板を積層して形成することによって、前記磁
気空隙を調整しようとするものでも２□。

集３図は外部鉄心１０を凸部１２を有する鋼板によって
形成した実施例であり、第４図は外部鉄心１１を凹部１
３を有する鋼板で形成した実施例である。

この凸部１２又は凹部１３は内部鉄心１４に・設けた分
路鉄心１５と対応する位置にある。

第５図は第３図の外部鉄心１０により分路鉄心１５と外
部鉄心１０との磁気空隙１６を小さく調整した場合を示
している。

この外部鉄心１０・の代りに第４図の外部鉄心１１を使
用すると、磁気空隙１６は逆に大きく調整することがで
きる。

また、調整を必要としないときは、内部鉄心１４を逆に
挿入すればよい。

すなわち、分路鉄心１５は点線の位置になリ、外部鉄心
力”１０又は１１であっても外部鉄心と分路鉄心との間
には連索の磁気空隙１７かえられる。

本案の特徴は凸部１２又は凹部１３で調整した磁気空隙
１６の磁気分路抵抗を任意に調節できる点にある。

すなわち、外部鉄心は鋼板の積層５によって形成されて
いるから、第６図に示すように、そのうちの適当９枚数
を逆（こして積層すると童隙内に凸凹が生ずるので、逆
に、積層する枚数を、調節することによつ、、て磁気空
隙に、オけろ磁気抵抗を加減することがで、きる。

以上述べたように本案の鉄心は外部鉄心に凸部１２又は
、凹部１．３を設けることによって分路鉄、心と外部鉄
心と９磁気冑陣を調整することができ、かつ、積層され
る鋼板の１部を逆方向に積層することによって磁、気空
隙の磁気抵抗全任意に調整することができる。

そして外形の一定してい、、今方形枠型の外部鉄心が用
いられるので従来の鋼板積層工程をそのま・適用するこ
と力′（でき、特別の工程を必要としないので工業的生
産性がすぐれており、また、外部鉄心と内部鉄心との接
合面が少いので漏洩磁束のばらつきが少いなどの、いく
たのすぐれた利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図：従来の内鉄型鉄心を示す図、第２図：従来の外
鉄型鉄心を示す図１．第、阜図：：本案の鉄心の外部鉄
心を示す因、第４図：＊’４ｏ鉄心の、外部鉄心を示す
１図、第５１１Ｚ：本案の鉄心ρ組立図、第６図：本案
の鉄心の組享図。 記号： １０，１１・・・・・・外部、鉄心、１２・、
・、・・・・凸部、１３・・・・・・凹部、１４・・・
・・・内部鉄心＞１５・・・・・・、分路鉄心、１６．
１７・・・・・・磁気空隙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鋼板の積層によって形成される方形枠、型の外部鉄心の
   内部に分路鉄心を有する十字型の内部鉄心を装着した外
   鉄型鉄心において、前記外部鉄心は該外部鉄心が前記分
   路鉄心と磁気空隙を形成、′ｊる部分に凸部又は、凹：
   部を、有す：る歯板の積層に上って形成されミ該凸部文
   は凹部・ｃｌこよって前記空隙を調整すると共に、必要
   に応９．．し、前記鋼板の二部を逆方向に積層１て前記
   １空崗の嬉臓抵抗番函整す乞ことができる構成を有する
   ことを特徴とする漏洩変圧器の鉄心。