JPS5831069Y2 - 自動二輪車用燃料計 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動二輪車用の燃料タンク内にフロートを設は
該フロートの上下位置に基くテープ。

紐等の巻き付き量により該タンク内の燃料の量を知認す
べくなした燃料計に関するものである。

従来に於いては自動二輪車いわゆるオートバイには燃料
計はなく左右一対の燃料タンクの内の片方が空になると
手動コックの切替えにより他方のタンクの燃料を使用す
るものである。

従って燃料の残量を常に認知することが出来ないという
欠点があった。

本考案はこれらの点に鑑みなされたもので以下に図示の
実施例に基きその内容について説明する。

１は燃料タンクで内側に突出せる突出部２を設けてあり
浮子３は該突出部２の壁面４に摺接しながら液位に応じ
て上下動すべく構成しである。

５は赤色の紐あるいはテープで一端を浮子３の取付は部
９に取り付は他端をスパイラル溝６付きの筒体７に伸張
して適宜捲回して取り付けである。

８はねじれ溝６を形成するための鍔部、１０はキャップ
１１に固着した固定軸で前記した筒体７が時計方向及び
反時計方向に自由に回転すべく遊嵌しである。

１２は筒体Ｔ内に設けた渦巻状のスプリングで一端１３
を固定軸１０に固着し他端１４を筒体７に固着し該筒体
７のスパイラル溝６に捲回した紐、テープ５等を常時捲
き込むように附勢しである。

而して燃料タンク１内の液位１５が上昇した時は筒体７
は矢標Ａ方向に回転し紐、テープ５等を捲き込み、液位
１５が下降した時は筒体７は矢標Ｂ方向に回転し紐、テ
ープ５等をほどくこととなる。

換言すれば浮子３は燃料１６の液位１５の変動に応じて
燃料タンク１に於げる突出部２の壁面４に摺接しつつ上
下するので紐、テープ５等は伸張された状態で筒体７に
捲き込壕れたり、はどかれたりしてねじれ溝６に捲回さ
れている紐、テープ５等の条数により燃料１６の残量を
知ることができる。

１７はキャップ１１に設げた窓部で筒体７に捲かれてい
る紐、テープ５等の条数を視認して残燃料の量を知認す
ることができる。

尚、浮子３が最下部に位置して燃料１６が無い時は筒体
７による紐、テープ５の捲き取り表示が零になるように
浮子３と紐、テープ５等との取付は部９でその伸張長さ
を調整しておくものである。

１８はバッキング、１９は締付は用蝶羽根、２０は溶接
部、２１は取付は補助金具である。

次に叙上の構成より成る本考案品の作動態様について説
明する。

今、燃料タンク１内の燃料１６を消費するととによって
液位１５が降下すると浮子３は突出部２の壁面４に摺接
しつつ降下する。

従って紐、テープ５等は矢標Ｃ方向に引き伸ばされるた
め渦巻状のスプリング１２の矢標Ａ方向への捲き込み作
用力に反しで筒体７は矢標Ｂ方向へ回転せしめられ紐、
テープ５等はほどかれる結果、筒体７のねじれ溝６に捲
回されている紐、テープ５等の条数は少なくなる。

この紐、テ、−プ５等の条数をキャップ１１に設げた窓
部、１７より句誌し燃料１６の残量を知ることが出来る
。

、。、尚本考案では筒体７をキャップ１１内に支軸しで
あるが燃料タンク１内に取り付は外部より祝認するよう
じしてもよい。

、而して本考案１ではテープの捲き込普れている条数の
変化により液量を、測定すべくなしたので自動二輪車の
動的状態下即ち走行中での液量の祝事が条数９本数を見
るだけでアナログ的に瞬時に直感的に解かり見易いと共
に浮子を燃料タンク１内に於ける突出部の壁面に摺接す
べく成したので自動二輪車の動的状態即ち走行中におい
ても左右の揺れに対して激しく揺れることなく正確な計
測が行い得る等構成簡単にして実益する処多大なものが
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の要部の縦断正面図、第２図は窓部より
見た筒体の平面図、第３図は本考案の要部の斜視図であ
る。 １・・・・・・燃料タンク、３・・・・・・浮子、４・
−・・・・壁面、２・・・・・・突出部、５・・・・・
・紐、テープ、７・・・・・・筒体、１２・・・・・・
渦巻状のスプリング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 固定軸１０とねじれ溝６を有する筒体Ｉとの間に取り付
   けたスプリング１２により該筒体７に紐、テープ５等を
   常時捲き込むべく附勢すると共に紐、テープ５等の一端
   を浮子３に取り付け、該紐、テープ５等の捲き込１れて
   いる条数の変化により液量を測定する一方、前記浮子３
   を燃料タンク１に於ける突出部２の壁面４に摺接した自
   動二輪車用燃料計。