JPS5830914A - 自動結束機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、梱包作業、とぐに紐掛は作業を自動的に行
なうだめの自動結束機に関する。

自動結束機による紐掛は作業は、周知の通り、駆動電源
を入力し、結束機前面のテーブル上に被結束物を載置し
て位置決めを行なったのち、結束機前面下部から延出し
ているフートペダルを踏み込むことによって行なわれて
いる。

ところで、従来の結束機における駆動系は、駆動源（モ
ータ）の出力軸の回転を、機械クラッチを介して、掛は
紐（以下テープという）をガイドするテープ案内アーム
の駆動軸に伝達し、この機械クラッチを上記フートペダ
ルの踏み込み操作によって作動して、上記テープ案内ア
ームの駆動を制御するように構成されている。

このため、従来の結束機では、クラッチ部分の構造が複
雑となり、このクラッチ部の機械的故障に起因するテー
プの結束不良を招くことが多々あった。

また、従来のクラッチは機械的に構成されているため、
これを操作するフートペダルの配役箇所がクラッチの配
役箇所に応じて自ずから限定される。このため、被結束
物が前記テーブル上から著しく突出する場合などには、
オペレータの足がフートペダルの位置からかなシ遠のき
、ペダルの踏み込み操作がしづらくなる欠点がある。し
たがって、従来の結束機では、被結束物の大きさや形状
に応じて、長さく結束機からの延出量）の異なるフート
ペダルをアタッチメントとして用意する煩わしさがあっ
た。

さらに、従来の結束操作は、被結束物に対する紐掛は回
数と同回数分だけ、フートペダルの踏み込みを行う必要
があるため、オペレータの疲労度や作業能率の管理がオ
ペレータまかせになる欠点があった。

すなわち、一つの被結束物に対して、例えば３箇所のテ
ープ掛は作業を行なう場合、オペレータはフートペダル
を連続的に３回踏み込む必要があり、熟練したオペレー
タにとっては、このフートペダル操作が疲労を増長させ
るだけの煩しい操作となっている。また、クラッチが機
械的構造であることによって、フートペダル操作にある
程度の押圧力とテクニックを要する点も、オペレータの
疲労を増し、作業能率を低下させる一因となっている。

さらに、従来の結束機では、フートペダルの操作間隔が
各オペレータによってまちまちとなるため、同回数分の
テープ掛は作業を同時に行なっても、−個の被結束物に
対する結束所要時間が一定せず、作業能率がオペレータ
の熟練度に必ずしも比例したものとならず、作業管理上
好ましくなかった。

この発明は上述の点に鑑みてなされた発明であって、そ
の目的は、機械的故障による結束不良が明の目的は、一
度のフートペダル操作によって、数回分のテープ掛は操
作を、連続かつ自動的に行なって、オペレータの疲労度
の低下を図り、かつ作業能率の向上を図ることを可能に
した結束機を提供することにある。

以下、図示の一実施例によってこの発明を説明する。

第１図はこの発明に係る結束機の一例を示す外観図であ
る。

この発明による結束機の特徴の一つは、駆動源（モータ
）の出力軸の回転をテープ案内アームの駆動軸に伝達す
るためのクラッチを電磁クラッチで構成し、従来の機械
的フートペダルを、電気的なフートスイッチで構成した
ことにある。

すなわち、この結束機における紐掛は作製は次のように
して行なわれる。

まず、第１図において、結束機側方に配設された操作ボ
ックスｌのメインスイッチ５ｖｔｏを入れる。

このメインスイッチＳＷＯが閉成されることによって、
第２図に示すメインモータＭ（駆動源）の出力軸２が回
転する。この出力軸２０回転は、小プーリ３およびＶベ
ルト４を介して大プーリ５に伝達される。次いで、結束
機の上面に配設された固定テーブル６、およびこの固定
テーブルに対してテープ７が通過するだけの間隙Ｇをお
いて配置された遊動テーブル８の上に被結束物Ｏを載置
する。

なお、両テーブル６．８の間隙Ｇの位置が被結束物Ｏに
対するテープ７の結束部位となる。したがって、このと
きに、被結束物０へのテープ掛は回数に応じて、両テー
ブル６．８上の被結束物０の位置を、固定テーブルに配
置された製品当て９を利用して設定する。

この被結束物Ｏの位置決めが完了したのち、−フートス
イッチＦＳを踏んで−、テープ掛けを行なう。

すなわち、フートスイッチＦＳが踏まれると、スイッチ
コード１０を介して、大プーリ５の回転軸１１に配設さ
れた電磁クラッチ１２が励磁され、回転軸１１と大プー
リ５とが電磁的に係合されて、モータ出力軸２の回転が
回転軸１１に伝達される。この回転軸１１のへ転は、回
転軸１１と共軸一体のピニオン１３を介して、メインギ
ヤ１４に伝達され、他のピニオン１５．スプロケットホ
イール１６、チェーン１７および他のスプロケットホイ
ール１８を介してテープ案内アーム１９の駆動軸２０を
駆動する（第２図参照）ｎこの駆動軸２ｏの回転に伴っ
て、テープ案内アーム１９が回動し、このアーム１９の
回動によって、アーム端部を通して逐次繰シ出されるテ
ープ７が、各テーブル６．８の間隙Ｇを通じて被結束物
Ｏに巻掛けられる。なお、テープ７の結束は周知の通シ
、ノツター機構によって行なわれ、被結束物Ｏへのテー
プ７の結束が完了する。ところで、上記電磁クラッチ１
２に対する励磁制御は、第１図に例示した操作ボックス
１によって行なわれる。すなわち、この操作ボックス１
内には電磁クラッチ１２の制御回路が組込まれておシ、
その外部パネル面には各種の制御スイッチ類が配設され
ている。

第３図（α）および（Ａ）は、この電磁クラッチ１２の
制御回路の一例を示す回路図である。

なお、図示の結束機には、テープ案内アーム１９を、寸
動、一回転、三回転、三回転の回通シに作動させる機能
が上記制御回路に組み込まれている。

すなわち、このようにテープ案内アーム１９の回転量お
よび回転回数を自在に設定し、それを任意に選択し得る
ことは、従来の機械クラッチを使用した結束機では全く
実現し得ない点で、この発明によってのみ可能となる大
きな利点である。

以下、この「寸動」、「一回転」、「三回転」および「
三回転」の各選択時におけるテープ案内アーム１９の作
動、すなわち電磁クラッチ１２の励磁状態について、上
記制御回路および第４図乃至第７図に示すタイミングチ
ャートを参照して、順を追って説明する。

（１）　　寸動選択時 この寸動選択時には、操作ボックス１のパネル面に配設
された選択つまみＬＳＷが「寸動」の表示部位（図示さ
れず）にセットされる。この選択つまみＬＳＷのセット
に伴って、第３図（α）の寸動選択スイッチＬ　ＳＷ　
−Ｓが閉成される。この状態でメインスイッチＳＷＯが
閉成されると、商用電源を介して、寸動選択リレーｘ３
が作動して、寸動リレースイッチＸ３−１が閉じる。次
いで操作ボックス１のパネル面に“配設された寸動ボタ
ンＰＲを押すと、寸動リレースイッチＸ３−１を介して
、クラッチ接続リレーＸ２が励磁される。このクラッチ
接続リレーＸ２の作動をうけて、クラッチ接続リレース
イッチＸ２−１が閉成され、商用電流がトランスＴｏお
よび整流器りを介してクラッチドライバーＤＸに流れ、
電磁クラッチ１２が励磁されて、テープ案内アーム１９
が回転する。

々お、との寸動選択時における電磁クラッチ１２の作動
は、第４図のタイムチャートに示すように、寸動ボタン
ＰＨの作動時間に同期しており、これによって、テープ
案内アーム１９の「寸動」が得られる。すなわち、後述
する他の回転選択時においては、クラッチ接続リレーＸ
２の作動によって、その自己保持スイッチＸ２−２が閉
成されて、クラッチ接続リレーＸ２が自己保持されて、
テープ案内アーム１９の回転が継続されるよう構成され
るも、寸動選択時には、寸動選択リレーＸ３の作動によ
って、自己保持解除スイッチＸ３−２が開放される。し
たがって、との寸動選択時にはクラッチ接続リレーＸ２
が、寸動ボタンＰＢのみに制御されて、テープ案内アー
ム１９が寸動される。

（ＩＩ）　　一回転選択時 この一回転選択時には、先に述べた選択つまみ中立とな
シ、寸動選択スイッチＬＳＷ−８、ＬＳＷ　−２および
ＬＳＷ−３などが開放される。

ここで、第５図に示すように、フートスイッチＦＳを踏
んで閉成すると、クラッチ接続リレーＸ２が作動し、リ
レースイッチＸ２−１が閉成されて、ドライバＤＸを介
してクラッチ１２が励磁される。

このとき、クラッチ接続リレーＸ２は自己保持スイッチ
Ｘ２−２を介して閉回路が形成され、オペレータがフー
トスイッチＦＳから足を離しても、電磁クラッチ１２の
作動が継親される。この点でも、従来の機械クラッチの
場合におけるフートペタル操作よシも、オペレータの労
力が軽減される。電磁クラッチ１２の励磁に伴なって、
テープ案内アーム１９・が回転を始め、その回転量がテ
ープ７の必要巻回数（メインギヤ１４とピニオン１５と
のギヤ比およびメインギヤ１４０回転量によって、テー
プの巻数が決定されこの巻数は、操作ボックス１０巻数
選択スイッチを操作することによって予め選定される。

）に達して、先に選定された回転完了スイッチＬＳ　（
第２図参照）が閉成されると、この回転完了スイッチＬ
Ｓを介して回転完了リレーＸ１が作動する。この回転完
了リレーＸ１の作動によって、完了リレースイッチＸｌ
−１が開放され、クラッチ接続リレーの自己保持回路が
開いて、リレースイッチＸ２−１が開放され、電磁クラ
ッチ１２の励磁が解かれて、テープ案内アーム１９０回
転が完了する。

（ＩＩＩ）　　三回転選択時 前述と同様にして、メインスイッチＳＷＯを閉成したの
ち、選択つまみＬＳＷを「三回転」の表示部位にセット
する。このセットによって、三回転選択スイッチＬＳＷ
−２が閉成される。

ここで、第６図に示すように、フートスイッチＦＳを閉
成すると、クラッチ接続リレーＸ２が作動し、リレース
イッチＸ２−１および自己保持スイッチＸ２−２がそれ
ぞれ閉成されて、−回転選択時と同様にテープ案内アー
ム１９が回転する。

なお、この間、第３図（α）に示す三回転選択リレーＸ
５は、クラッチ接続リレーＸ２のリレースイッチＸ２−
３の作動によって励磁状態におかれている。

この三回転選択リレーＸ５の作動によってリレースイッ
チＸ５−１およびＸ５−２がそれぞれ閉成される（第３
図（ｂ）参照）。

次いで、−回転選択時と同様にして、テープ案内アーム
１９の所定の第一回目の回転が完了し、回転完了スイッ
チＬＳが閉成されると、回転完了リレ−Ｘ１カ作動して
、リレースイッチＸ１−１が開放されて、クラッチ接続
リレーの作動が解除され、電磁クラッチ１２の励磁が解
かれる。これと同時に、他のリレースイッチＸ１−２が
閉成され、先に閉成されているリレースイッチＸ５−１
を介して、一回転完了リレーＸ６が作動する。このリレ
ーＸ６の作動によって、先に閉成されているリレースイ
ッチＸ５−２を介して、自己保持スイッチＸ６−１によ
る自己保持回路が形成され、リレーＸ６の作動が継続さ
れる。このリレーＸ６の作動によって、他のリレースイ
ッチＸ６−２も閉成され、ステップタイマＴが起動され
る。このタイマＴの作動力＝完了すると、タイマスイッ
チＴ−１が閉成されて、タイムアツプリレーＸ７が作動
し、そのリレースイッチＸ７−１およびＸ７−２が閉成
されて、クラッチ接続１フレーＸ２が再び作動して電磁
クラッチ１２が再励磁され、テープ案内アーム１９が第
二回転目の回転を開始するとともに、タイムアツプリレ
ーＸ７が自己保持される。壕だ、このタイムアツプリレ
ーＸ７の作動に伴なって、そのリレースイッチＸ７−３
およびＸ７−４がそれぞれ開放され、三回転選択リレー
Ｘ５および一回転完了リレーＸ６の作動がそれぞれ解除
される。一方、タイムアツプリレーＸ７の作動は、テー
プ案内アームの三回転目の作動が完了して、回転完了ス
イッチＬＳが再び閉成され、回転完了１ル−Ｘ１が作動
して、そのリレースイッチＸｌ−３−ｂ＝開放されるこ
とによって解除される。また、これと同時に、他のリレ
ースイッチＸ１−１も開放され、クラッチ接続リレーＸ
２の自己保持回路力（開放されて、テープ案内アーム１
９の作動が停止する。

（ＩＶ）　　三回転選択時 前述と同様にして、選択つまみＬＳＷを［三回転］の表
示部位にセットする。このセットによって、三回転選択
スイッチＬＳＷ−３が閉成される。このスイッチＬＳＷ
−３の開成に伴って、三回転選択１】レーＸ４が作動し
、そのリレースイッチＸ４−１およびＸ４−２がそれぞ
れ閉成される。

ここで、第７図に示すように、フートスイッチＦＳを閉
成すると、「三回転選択時」と同様にして、クラッチ接
続リレーＸ２が作動し、この作動に連動して、三回転選
択リレーＸ５および電磁クラッチ１２がそれぞれ作動す
る。これによって、テープ案内アーム１９は、前記と同
様、所定の第一回転を完了し、ステップタイマＴが作動
して、所定の時間を経過シたのち、タイムアツプリレー
Ｘ７の作動を介して、クラッチ接続リレーＸ２が再び作
動して、第二回転目の作動を開始する。このアーム１９
の第二回転目の作動が開始する時点で、すなわち、タイ
ムアツプリレーＸ７の作動をうけて、その１Ｊレースイ
ツチＸ７−４が閉成され、三回転開始１ル−ｘｓ　、ｉ
＝作動する（第３図（ｈ）参照）。このリレーＸ８の作
動によって、そのリレースイッチＸ８−１およびＸ８−
２がそれぞれ開放される。上述のタイムアツプリレーＸ
７の作動によって、電磁クラッチ１２が再励磁されて、
テープ案内アーム１９が第二回転目の作動を完了すると
、回転完了スイッチＬＳを介して回転完了リレーＸ１が
作動し、そのリレースイッチＸ１−１の開放によって、
クラッチ接続リレーＸ２の作動が解除されて、テープ案
内アーム１２の回転が停止する。このとき、回転完了リ
レーＸ１の他のリレースイッチＸ１−３の開放によって
、タイムアツプリレーＸ７の作動が一旦解除される。な
お、回転完了リレーＸ１の作動によって、さらに他のリ
レースイッチＸ１−４が閉成され、三回転選択リレーＸ
４のリレースイッチＸ４−２を介して、三回転完了リレ
ーＸ９が作動する。このリレーＸ９の作動によって、そ
の各リレースイッチＸ９−１．Ｘ９−２およびＸ９−３
がそれぞれ閉成され、ステップタイマＴが再び起動され
る。このタイマＴによる作動時期時間が経過し、タイマ
スイッチＴ−１が再び閉成されると、タイムアツプリレ
ーＸ７が再度作動して、クラッチ接続リレーＸ２が作動
する。このリレーＸ２の作動によって、電磁クラッチ１
２が再び励磁され、テープ案内アーム１９が第三回目の
回転を開始する。このクラッチ接続リレーＸ２の二度目
の作動によって、そのリレースイッチＸ２−４が閉成さ
れ、三回転開始リレーＸＩＯが作動するとともに、この
リレーＸＩＯの作動によって、その自己保持スイッチＸ
ＩＯ−１が閉成されて、リレーＸＩＯの作動が継続され
るとと、もに、他のリレースイッチＸｌ０−２およびＸ
Ｉ　Ｏ−３がそれぞれ開放されて、三回転開始リレーＸ
８および三回転完了リレーＸ９の作動が解かれ、それぞ
れの自己保持スイッチＸ８−３およびＸ９−１が開放さ
れる。テープ案内アーム１９が三回目の作動を完了する
と、回転完了スイッチＬＳが作動し、前述と同様、回転
完了リレーＸ１の作動に伴って、そのリレースイッチＸ
１−５が開放されて、三回転開始リレーＸＩＯの作動が
停止し、これと同時に、他のリレースイッチＸ１−３が
開放されて、タイムアンプリレーＸ７の作動が完了し、
テープ案内アームの作動が停止する。

以上、・述べたように、この発明の結束機によれば、テ
ープ案内アームの駆動系に、電磁クラッチを使用してい
るので、機械的故障に起因する、テープの結束不良が解
消される。

また、この結束機は、電磁クラッチを採用しているので
、その駆動手段を、電気的スイッチに置き替えられるた
め、その駆動に必要以上の労力を費いやすことがなく、
しかも、その配設場所をオペレータの体形に合せて任意
に選定することができ、オペレータが無理姿勢で作業を
することがなくなる。

さらに、一つの被結束物に対するテープ掛は作業が、そ
のテープ掛は回数に関係なく、一度のフートスイッチ操
作で行なうことができるので、テープ掛はポジション毎
にペダル操作をする煩られしさもなく、オペレータの作
業能率の一定化を図れるとともに、その作業条件を熟練
度に応じて設定し得る。また、ペダル操作の回数が大巾
に減少することにより、その労働条件が著しく軽減され
るとともに、作業の高能率化を図ることが可能となる。

なお、前述の三回転選択時および三回転選択時における
タイマの作動時間、すなわち、テープ案内アーム１９の
休止時間は、操作ボックスｌ前面ノζネルに配設された
、タイム設定ダイヤルＴＤを操−作することによって任
意に選定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例の外観図、第２図は、上
記実施例における駆動系の部分図、第３図は上記実施例
における電磁クラッチの制御回路、第４図乃至第７図は
上記制御回路の駆動タイミングを説明するだめのタイミ
ングチャートである。 Ｍ・・・メインモータ、　　１・・・操作ボックス、２
・・・出力軸、　０・・・被結束物、　ＦＳ・・・フー
トスイッチ、　　１２・・・電磁クラッチ、　　１９・
・・テープ案内アーム、　２０・・・駆動軸、　ＸＩ　
、　Ｘ２　、　Ｘ３・・ＸＩＯ・・・リレー、　Ｔ・・
・タイマ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、）テープ案内アームを駆動するだめの駆動軸と、こ
   の駆動軸を駆動するための駆動源の出力軸との間の駆動
   伝達系の適所に電磁クラッチを配設し、この電磁クラッ
   チの継断によって上記テープ案内アームの回転を制御す
   ることを特徴とする自動結束機。 ２、）上記電磁クラッチを励磁するためのフートスイッ
   チをリモートスイッチとしたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の自動結束機。 ３）一度の励磁によって、上記電磁クラッチを、所定の
   時間をおいて複数回断続的に作動させるためのリレーを
   具備してなる特許請求の範囲第１項記載の自動結束機。 ４、）上記電磁クラッチを所定の間隔で複数回断続的に
   作動させるためのリレーの作動時期を可変して、上記電
   磁クラッチの作動周期を変化させるタイマーを具備して
   なる特許請求の範囲第１項記載の自動結束機。