JPS5830912B2 - シンチレ−シヨン計数組成物 - Google Patents

シンチレ−シヨン計数組成物

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JPS5830912B2
JPS5830912B2 JP51076640A JP7664076A JPS5830912B2 JP S5830912 B2 JPS5830912 B2 JP S5830912B2 JP 51076640 A JP51076640 A JP 51076640A JP 7664076 A JP7664076 A JP 7664076A JP S5830912 B2 JPS5830912 B2 JP S5830912B2
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fluorophore
polymer
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water
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/06Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing organic luminescent materials
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/203Measuring radiation intensity with scintillation detectors the detector being made of plastics

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はシンチレーション計数に関し、更に詳しく述べ
るならば、「乾燥」計数エレメントに有用な、新規な、
高効率のシンチレーション計数組成物に関する。
先行技術の状態 シンチレーションカウンターはベータ粒子、ガンマ線等
のような放射線源からの放射の密度又は濃度を測定する
のに用いられる。
このようなカウンターはよく知られたものであり、操作
原理は、例えば、Samuel Glasstone著
、「5ourceBook on Atomic En
ergy J、140〜142頁、及びMuelhou
se及びThomas著、I Tw。
Liguid 5cintillation Neut
ron Detee−tors J、Nucleoni
cs 11 、44頁(1953)、に記載されている
簡単に述べるならば、これらのカウンターは検出し測定
すべき入射線を「捕える」ソルベント(液体又は固体)
、「捕えられた」入射線に対して特定の波長における螢
光発生により応答する一次螢光体、及び必要ならば、−
次螢光体の放射に対して特定の第2の波長における螢光
発生により応答する二次螢光体もしくは波長シフターを
含むシンチレータ−組成物からの放射を検出し、定量す
る。
シンチレータ−組成物には3つのタイプがあり、これら
は、(1)固体炭化水素材料の結晶を含む固体シンチレ
ータ−1(2)液体ソルベントに溶解された1種又はそ
れ以上の適当な固体シンチレータ−を含む液体シンチレ
ータ−1及び(3)固体ポリマー溶液中に固体シンチレ
ータ−を含むいわゆる固溶体シンチレータ−である。
本発明の組成物は固溶体シンチレータ−にもつとも近い
ものである。
もつとも普通に用いられている、市販の固溶体シンチレ
ータ−は、例えば、その中に含有された螢光体を有する
ポリスチレンブロックを含む。
使用に際して、カンプルは、例えば、β−粒子放射に対
しては、サンプルを適当な溶剤、例えばトルエン、に溶
解し、このサンプルの溶剤溶液を固溶体シンチレータ−
ブロックに適用し、このブロックからの螢光放射をシン
チレーション計数、即ち定量、することによって、分析
される。
あいにくにも、このようなシンチレータ−は6°co、
137C5及びUV励起のような極めて強い放射線エミ
ッター、14C,トリチウム等のような弱いβ−エミッ
ターのある極めて特定の有機溶剤サンプル系、又は12
5■等のような純粋なr−エミッターとともにしか用い
ることができないのである。
これらの系の用途限定は明らかに、その大部分がエミッ
ターと螢光体もしくはシンチレータ−との間の密な接触
を達成することができないことによるのである。
このような密な接触はこれらの短い範囲の放射線が螢光
体に作用するような場合に必要となる。
従って、このような計数系の効率は低いものとなる。
つまり、このような先行技術に係る固溶体シンチレータ
−の計数効率は、エミッター−螢光体密接性に欠けるた
めに、一般に理論最大値の約20φ以下の範囲にある。
他方、液体シンチレータ−組成物は理論値の約35φ以
上、ある場合には100%、の効率を達成することがで
き、これは多分液媒において可能な密なエミッター−螢
光体接触によるものと思われる。
しかしながら、液体シンチレータ−組成物の使用は当業
者によく知られているような多くの取扱い上の問題を有
している。
下記の特許はシンチレーション計数組成物における上記
のような発展を更に説明するものである。
1691年11月28日発行の米国特許3010908
号には、固溶体シンチレーション計数組成物における一
次吸収体としてのジアルキルスチレンポリマーの使用が
開示されている。
このようなソルベント系における溶質として用いること
のできる螢光体の最大重量俸は約5%であると述べられ
ている。
米国特許2985593号及び3356616号には、
ビニル又はメタクリレートモノマーと重合もしくは共重
合されて固溶体シンチレーション計数組成物のソルベン
トを形成するスチレン誘導モノマーが開示されている。
螢光体は溶質として用いられ、螢光体濃度は約3重量φ
を超えない。
米国特許3457180号(1969年11月22日発
行)には、固溶体シンチレータ−のソルベントとして共
重合されたp−ビニルトルエン及びメチルメタクリレー
トが開示されている。
これに開示された、このようなソルベントに溶解された
螢光体の量は3重量φより少ない。
米国特許3150101号には、ポリビニルトルエン又
はジビニルベンゼンで架橋されたポリスチレンの懸濁重
合によるシンチレーティングイオン交換ビーズの形成が
開示されている。
これらのモノマーはそれに溶解された螢光体を含んでい
る。
このようなビーズは、それが大寸法であり、従って単位
重量当りの表面積が小さいために、低エネルギー放射線
に対して高い計数効率をもたない。
米国特許3513102号には、螢光体及びアクリレー
トとスチレンとのコポリマーが有機溶剤に溶解され、こ
の溶液が親水性コロイドの水性懸濁液に乳化された螢光
コーティングが開示されている。
このコポリマーはラテックスから誘導されたものではな
く、単離され、再溶解され、そしてゲルバインダー中の
分散物に対する高速ミリングによりブレンドされた溶液
ポリマーである。
A、G、 Millikanに対し、1968年12
月24日に発行された米国特許3418127号には、
高レベルの螢光体を固体ポリマー溶液に配合することに
より、直接電子記録組成物の効率を向上するための技術
が記載されている。
特に螢光体はモノマーの水性分散液に分散され、次いで
七ツマ−が乳化重合される。
この特許の数示によれば、12〜15%(第4欄、15
行)のオーダーの最大螢光体濃度が達成される。
このような組成物は、例えばX線及び他の高エネルギー
放射の、検出及び記録に適する複合写真エレメントの一
部としてコーティングに形成される。
特にβ−粒子のような低エネルギー放射に対する、シン
チレーションカウンターとしてのコーテッドエレメント
の使用については何の示唆もない。
興味ある他の文献としては下記のものがある。
1974年9月17日にT、J、 Chenにより出願
されたl−Uniform、 Efficient D
istributionof Hydrophobic
Materials ThroughHydrop
hil ic Co11oid Layers 、
andProducts Useful There
for Jと題する、共有に係る米国特許出願5069
19号であって、1975年5月8日に出願57568
9号として再出願された米国出願には、極めて高濃度の
疎水性材料、例えば色素形成性カップラー、をラテック
スから誘導されたポリマー粒子中に配合するための新規
な技術が記載されている。
ゼラチン写真エレメントは、例えば、 (a) 疎水性材料及び水性ポリマーラテックスを互
に混合して水性分散液を形成し、所望によりゼラチンを
この分散液に含有させる工程、 (b) 工程(a)からの水性分散液を適当な支持体
上にコートして湿潤層を形成する工程、及び、(c)
次いで、疎水性材料が分散された湿潤層から実質部の
水を除去する工程、 を含む方法によって形成される。
1962年3月6日に発行された米国特許302422
1号には、ある新規な、α−メチレンカルボン酸のスル
ホエステルが開示されている。
しかし、これらの化合物がシンチレーション計数組成物
に有用であることについては何ら言及されていない。
発明の目的 本発明の目的は低エネルギー放射線放射、即ち約0.0
1 Mevと同程度に低いエネルギーレベルの放射、を
効率的に検出することのできるシンチレーション計数組
成物を提供することにある。
本発明の別の目的はそのような組成物を支持体上にコー
トされ、乾燥され得る形で提供することにある。
本発明の他の目的はこのような低エネルギー放射を罪深
コーティングを用いて測定する方法を提供することにあ
る。
その他の目的及び利点は以下の発明の要旨及び詳細な説
明により明らかになろう。
発明の要旨 本発明によれば、新規なシンチレーション計数組成物、
新規なシンチレーション計数エレメント及び分析用サン
プルの低エネルギー放射能を検出し、量的に測定するた
めの方法が提供される。
更に詳しく述べるならば、ラテックスから誘導され、少
くとも1種の疎水性螢光体で充填されたポリマー粒子を
含むシンチレーション計数組成物が提供される。
これらの組成物は、30rrLl/100dの最大湿潤
厚さをもってコートした実質的に乾燥された層として用
い、トリチウム標識安息香酸の水溶液で試験したときに
、少くとも約23優の計数効率を有する。
これらの組成物は、連続した水相に非連続的に分散され
た約12〜20重量多の合成ポリマー粒子を含む250
m1のラテックスを250TLlのアセトン中、25℃
において、均一速度で1分間ゆっくり攪拌し、このブレ
ンドを次いで25℃で約10分間放置したときに、本質
的に視覚可能な凝固もしくは沈降を示さないポリマーラ
テックスの形にあってもよい。
この組成物は「乾燥された」形において、即ち支持体上
のコーティングとして、特に有用であり、この場合、物
理的結着性のために実質的に非急冷性のバインダーを添
加することができる。
本発明のシンチレータ−組成物は固溶体又は「乾燥」形
にある場合に先行技術では明らかに達成することのでき
なかった螢光体濃度を有する。
このように比較的高い螢光体濃度は先行技術の液体シン
チレークー組成物により達成されるとほぼ同じ大きさの
低エネルギー放射に対する計数効率(即ち約23〜約1
00%)を示し、従って約0、 OI Mevと同じ程
度に低いレベルにおける放射線を放射する線源の検出を
可能にするシンチレーション計数組成物を提供する。
発明の詳細な説明 下記の記載は主に「乾燥」シンチレータ−組成物に向け
られるものであるが、それに限定されるものではなく、
望ましいと考えられているいかなる形においてもこのよ
うなシンチレーション組成物に適用されるものである。
本発明の組成物は充填可能なラテックス、特にラテック
スから誘導されたポリマー粒子、及びこれらの粒子内に
、好ましくは比較的高濃度で、分布された少くとも1種
の螢光体に関する。
このような組成物は支持体上のコーティングのような「
乾燥された」残留物の形において特に有用である。
このような「乾燥された」形においては、安定化バイン
ダーを添加することができるのである。
ここに用いる「乾燥」もしくは「乾燥された」という語
は、はとんどの(必ずしも全部ではない)水又は他の溶
剤が蒸発等により除去された状態を意味する。
「実質的に乾燥された」という語は、実質量の水の除去
を意味し、従ってここに用いる場合には少くとも約80
重量φの水が除去された状態を意味する。
前述したChenの米国特許出願506919号は一般
に全体に均一に分散された1種又はそれ以上の疎水性材
料を含むラテックス分散物を製造する方法を指向するも
のである。
この出願はまた、このような層の製造に有用な改良され
たポリマーラテックス組成物を製造するための方法、及
び改良されたポリマーラテックス組成物及びそれにより
製造され得る製品を記載している。
Chenの出願に記載されたポリマーラテックス組成物
もしくは「充填された」ラテックス組成物は分散された
もしくは非連続の相が本質的に合成ポリマーの粒子及び
ポリマー粒子中に配合された1種又はそれ以上の疎水性
化合物からなるようなポリマーラテックスである。
疎水性化合物の分布は「充填可能な」ラテックス及び水
と混和し得る有機溶剤に溶解された疎水性化合物の溶液
をいっしょにブレンドすることを含む方法により行われ
る。
ここに用いる「ポリマー粒子中に分布された」なる語は
ポリマー粒子と、これら粒子の表面上及びその内部の両
者において、いっしょになっていることを意味する。
この出願に記載されるいくつかの製品はこのような「充
填された」ラテックスの粒子が分布されている少くとも
1つの層をコートした支持体である。
ここに用いる「充填可能なポリマーラテックス」なる語
は、 (a) 水と混和し得る溶剤と相容性の(即ち、ラテ
ックスを水と混和し得る有機溶剤中疎水体の溶液中に少
しづつブレンドする時に、凝固もしくは沈降しない)ポ
リマー粒子を提供し、 (b) 好ましくは、それぞれ約5重置部程度のゼラ
チン及びラテックス「固形分」を含むバインダー(例え
ばゼラチン)水(25℃)溶液もしくは分散液と相容性
であり、そして、 (c) 水に分散された時に、水と混和し得る溶剤中
の溶液から押し出される疎水性化合物を吸収もしくは受
容するであろうポリマー粒子から本質的になる非連続相
を有する、 ようなラテックス組成物を包含する。
従って、「充填された」ラテックスはここに議論される
技術によって疎水体が分布された充填可能なラテックス
である。
本発明のシンチレーション計数組成物は、疎水性が、C
henにより記載されたものの代りに、シンチレーショ
ンカウンターに適する一次、及び所望ならば、二次螢光
体であることを除き、Chenの出願に記載された方法
で形成されるラテックスを含むことができる。
本発明が成功裏に実施できるかどうかは実質的に前述し
たChenの出願に記載されたような材料及び組成物の
製造にかかつており、従って上記出願の顕著な特徴を更
に詳細に説明する。
本発明の全ての特徴の基礎を形成する好ましいポリマー
ラテックス組成物は、水と混和し得る有機溶剤に溶解さ
れた疎水性螢光体の溶液中に水性の充填可能なポリマー
ラテックスを少しづつブレンドする工程を含む方法によ
って製造される。
添加の順序はラテックスを凝固させず、また螢光体をラ
テックス粒子の外に過剰の量で堆積させないために重要
である。
Chenの出願に記載されているように、水性ラテック
スが疎水体即ち螢光体の水と混和し得る溶剤溶液中に少
しづつ配合されるにつれて、この溶液は、アセトン溶液
中への水の配合量が多くなるために、徐々により親水性
もしくはその特性が水に似たものになる。
ある点において(これは疎水体の特定のタイプと量及び
用いられる水と混合し得る溶剤の特定のタイプによるの
であるが)、溶液は疎水体がもはや溶解状態にあること
ができず、溶解されずに分散された状態に変わりはじめ
るほどに親水性になる。
このときまでには、極めて多数の均一に分散された、充
填可能なポリマーラテックス粒子が水とともに溶液中に
導入されている。
これらの粒子は溶剤の存在で少くともあるわずかの程度
は明らから膨張し、これによって疎水性材料に対し受容
性となり、疎水体がこれまで説明されていないような伺
らかの形で溶液から追いやられるときに疎水材料が充填
可能なポリマーラテックス粒子に優先的に吸収されもし
くは別なぐあいに粒子といっしょにされる。
従って、記載された方法は水と混和し得る溶剤中線水体
の溶液の親水性を、凝固されていない、未溶解の、充填
可能なポリマーラテックス粒子の存在で、疎水体が水と
混和し得る溶剤の相に実質的に溶解されたままでなくな
る点まで徐々に向上させることを含む。
この親水性の向上は水と混和し得る溶剤中線水体の溶液
に、好ましくは水性の、充填可能なポリマーラテックス
の形で、水を添加することによって達成される。
本発明に適用される上記の技術の1つの利点は、このよ
うにして充填されたラテックス組成物のあるものがユニ
ークな性質を有するということである。
例えば、その疎水性螢光体は、ある場合に、より効率的
であり、モして/または所望の方法における低エネルギ
ー放射の受容に、より利用可能である。
これはこの方法が、配合される螢光体のレベルが比較的
高いことにより明らかなように、これまでに可能であっ
たものよりもかなり多量の螢光体をシンチレーション計
数組成物、即ちラテックスポリマーの粒子、中に配合す
ることを可能にするという事実によるのであろうと思わ
れる。
放射のエネルギーが約0. OI Mev 1即ちトリ
チウムの典型的な低エネルギーレベル、と同じ程度に低
い放射性材料によって生成されるβ−放射のような低エ
ネルギー粒子の測定に特によく適するシンチレーション
計数組成物が製造されるのである。
水と混和し得る有機溶剤 好ましい、水と混和し得る有機溶剤は、 (a)20°Cの蒸留水に、80容量部の水中に少くと
も約20容量部の溶剤となる程度に、溶解することがで
き(即ち混和することができ)、(b) 約20℃以
上の沸点(大気圧において)を有し、 (c) 本発明の実施に有用な充填可能なポリマーラ
テックスと不利益に化学反応せず、 (d)20℃において、約5重量φより多くのそのよう
な充填可能なポリマーラテックスを溶解せずに、そして
、 (e) 後述する有機螢光体に対する溶剤として、少
くとも、20′Cにおいて、二次螢光体に対して0.0
2重量咎及び−次螢光体に対して1.0重量饅の程度に
作用する、 ようなものである。
好結果を与えるべき本発明の実施に有用な、水と混和し
得る溶剤の例は、単なる例示ではあるが、テトラヒドロ
フラン、エタノール、メタノール、アセトン等である。
充填可能なポリマーラテックス 充填可能なポリマーラテックスは(それに限定されるも
のではないけれども)明らかに、(1)少くとも2種の
エチレン系モノマーから重合されたポリマーから本質的
になる(約0〜約10重量φのポリマーがスルホン酸も
しくはスルホネート基を含むモノマーから製造されるの
が好ましい)ポリマー非連続相(粒子)と、及び([1
)連続した水性相とを有するポリマーラテックスの全て
を含む。
このポリマーラテックスは下記の試験をしたときに凝固
もしくは沈降しないものでなければならない。
充填可能なポリマーラテックス試験 等容量のアセチン中、25°Cで、約12〜20重量優
の分散相を含む250m1のポリマーラテックスをゆっ
くり攪拌する。
添加は、アセトンをゆるやかに攪拌しながら、一様な、
均一の速にで1分間で行うべきである。
攪拌をやめ、得られたブレンドを約25°Cで10分間
放置する。
この時間の終りにブレンドを観察する。
「充填可能なポリマーラテックス」とは、これらの試験
条件下に本質的に視覚可能な凝固もしくは沈降を示さな
いようなものである。
好ましい、充填可能なポリマーラテックス上記の「充填
可能なポリマーラテックス試験」に合格するいかなるポ
リマーラテックスも有用であるが、好結果を与えるべき
本発明の実施に特に有用なポリマーラテックスは、分散
相が、(a) 約1〜約99重量係の、下記式:〔上
式中、R1は水素又はメチル基を表わし、R3゜R4及
びR6は水素又は炭素数1〜4の低級アルキルを表わし
、R5は水素を表わすか又はR4とともに融合ベンゼン
環を完成するのに必要な原子を構成する〕 を有するスチレンモノマー(これらのうち、特に有用な
ものの例はスチレン、ビニルトルエン、2−ビニルメシ
チレン及び1−ビニルナフタレンである)、並びに、 (b) 約1〜約95重量多の、下記構造:〔上式中
、Rは水素又は炭素数1〜5のアルキルを表わし、R1
は水素又はメチルを表わし、R2は1〜6個の炭素原子
を含む脂肪族基を表わす〕 を有する1種又はそれ以上のアクリル酸エステルモノマ
ー(特に有用な例はメチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリ
レートである)から誘導された単位、及び、 (c) 約0〜約10重量饅の、スルホン酸基又はそ
のアンモニウムもしくはアルカリ金属塩を含む親水性エ
チレン系モノマー(このエチレン系モノマーは高々約3
00の分子量を有するのが好ましい)、の一方もしくは
両方、 からなるポリマーを含むような、充填可能なラテックス
である。
更に、上記(a) 、 (b)又は(c)のクラスの他
のモノマーを、共重合が可能であれば、添加することが
できる。
あるいは、例えば蛋白質を高度に含む溶液を吸収するの
に追加の親水性が必要であれば、アクリルアミドのよう
なモノマーを添加することができる。
ここに述べるモノマーの比は通常のフリーラジカル重合
プロセスにおいて重合反応器中に装填される種々のモノ
マーの相対的な割合にもとづくものである。
このような反応により得られる生成物は、合成ポリマー
ラテックス製造の当業者によく知られた種々の理由によ
って、装填されたモノマーから誘導される比がある程度
変わることがある。
「充填可能な」ポリマーラテックスは2,3,4種又は
それ以上の異種モノマーから作ることができるけれども
、本発明の実施に用いるのに好ましいものは、最終生成
物に所望される特別の性質によって、一般に2〜4種の
異なるタイプのモノマーからなるものである。
このタイプのラテックスの製造はよく知られているから
、そのような操作の詳細はここに述べる必要がないと思
われるので、上記に述べた好ましい「充填可能な」ポリ
マーラテックスは一般に水性媒体中に1種又はそれ以上
の適当な界面活性剤とともに分散されたモノマーのフリ
ーラジカルにより開始される反応によって製造されるの
であることを指摘するにとどめる。
例えば、米国特許2914499号、3033833号
、3547899号及びカナダ特許704778号を参
照されたい。
充填可能なポリマーラテックスの製造に用いるのになお
更に好ましいモノマーは(i)アクリル酸エステルモノ
マーがメチル、エチル、プロピル及びブチルアクリレー
ト及びメタクリレートからなる群から選ばれ、(il)
親水性エチレン系モノマーヲ使用する場合には、それが
スルホン酸基、好ましくは末端炭素原子に結された基、
を有するもの(又はその水溶性の塩)、例えば下記構造
を有するもの、から選ばれるようなものである。
〔上式中 R1はメチル又は水素を表わし、R7はメチ
レン、エチレン、2−メチルエチレン、トリメチレン、
テトラメチレン、又は2,2−ジメチルエチレンを表わ
し、Mはアンモニウム、水素又はアルカリ金属カチオン
を表わす〕 である。
式(A)及び園内におけるある種の変動は、後述するよ
うなコーティングとして用いられる場合に、増加量のバ
インダーを必要とすることがある。
前の記載から明らかなように、本発明に係る充填可能な
合成ポリマーラテックスの製造には多くのモノマーを組
合せて用いることができる。
しかしながら、多くのポリマーラテックスは前述したよ
うな「充填可能なラテックス」ではないことを指摘した
い。
この理由から、与えられたラテックスが「充填可能な」
ものであると考える前に、そのラテックスを「充填可能
なポリマーラテックス試験」と題して前述した操作によ
り試験するのがよい。
バッチ間の再現性が比較的低レベルであることがポリマ
ーラテックスの商業生産において時時起るので、この試
験をコントロール操作として使用するのもよい。
充填可能なラテックスを製造するための好ましい方法を
例に先だって下記に述べる。
上記の方法で形成された、ラテックスの非連続相を含む
分散ポリマー粒子は約0.02〜約0.2ミクロンの平
均直径を有する。
従って、ラテックスはコロイド状分散液であると考える
ことができる。
螢光体 本発明を成功裏に実施するのに有用な螢光体はシンチレ
ーション計数技術においてよく知られた、ここに述べる
充填ラテックス組成物に相容性の、即ち疎水性の、炭化
水素螢光体のいずれをも含む。
ここに用いる「疎水性螢光体」は実質的にゼロの水溶性
を有するものである。
一般に、適当な有機螢光化合物は、例えばB、Schr
am及びR,Lon−baert著、Organie
5eintillation Dete−ctionl
Elsvier Publishing Co、、19
63年に「有機螢光体」及び「有機シンチレータ−」と
記載されたものから選ぶことができる。
このタイプの材料は一次螢光体として下記を含む。
即ち、p−フルフェニル(FTP)、m−フルフェニル
、トランス−スチルベン、フェナントレン、インデン
アントラセン 910−ジフェニルアントラセン、2−
フェニル−5−(4−ビフェニル)−1、3、4−オキ
シジアゾール、2,5−ジフェニルオキサゾール(PP
O)、p、p′−クアテルフェニル、1,1,4.4−
テトラフェニル−1,3−ブタジェン、ナフタレン、2
,5−ジ(4−ビフェニリル)オキサゾール、2−(1
−ナフチル)−5−フェニルオキサゾール、及び1゜3
.5−トリフェニル−2−ビラプリン、■、3−ジフェ
ニルー5−p−アセトアミドフェニル−2−ピラゾリン
、1,3−ジフェニル−5−p−ヒドロキシフェニル−
2−ビラプリン、1.5−ジフェニル−3−p−メトキ
シフェニル−2−ピラゾリン、■−フェニルー3,5−
ジーp−メトキシフェニル−2−ピラゾリン、1,3−
ジフェニル−5−p−メトキシフェニル−2−ピラゾリ
ン、1,3−ジフェニル−5−p−ジフェニル−2−ピ
ラゾリンを含む1,3,5−)リアリール−2−ピラゾ
リン類、及びこれらの相客混合物。
有用な波長シフター(即ち二次螢光体)は1゜1.4.
4−テトラフェニル−1,3−ブタジェン、p−ビス(
0−メチルスチリル)ベンゼン、1.4−ビス−2−(
4−メチル)−5−フェニルオキサゾール)ベンゼン、
2,2′−p−フェニレンビス(5−フェニルオキサゾ
ールXPOPOP)、ジフェニルスチルベン、及び1,
3,5−)IJアリール−2−ピラゾリンを含む通常の
化合物であり、1,3,5−トリアリール−2−ピラゾ
リンは一次螢光体であるとともに波長シフターでもある
これらの種類の材料のうち好ましいものは、吹替光体と
して2,5−ジフェニルオキサゾール(PPO)であり
、二次螢光体もしくは波長シフタートシて2,2’−p
−フェニレンビス(5−フェニルオキサゾール)(PO
POP)である。
有用なラテックス、コーテッドエレメント又は固体シン
チレータ−組成物を提供するのに必要な螢光体の濃度は
、当然に、用いられる特定の螢光体の感度並びに特定の
螢光体組成物で測定すべき粒子のタイプによって変化す
る。
しかしながら、一般に、−吹替光体の濃度が、乾燥固体
重量にもとづく測定で、約16.0〜約40.0重量優
で、二次螢光体もしくは波長シフターの濃度が約0.0
01〜0.2重量φである場合に有用な結果が得られる
先行技術の固体シンチレータ−組成物において得られる
よりも比較的高い濃度レベルは本発明の技術を用いて得
られる。
特に、螢光体は組成物の乾燥固形分重量の少くとも約2
5φ程度を構成することができる。
ラテックスの製造法 本発明の組成物及びエレメントの製造法に関して、水と
混和し得る溶剤に溶解された螢光体の溶液中に充填可能
なポリマーラテックスを添加する順序は重要である。
この順序を逆にすると、ラテックスの凝固及び沈降又は
ラテックス粒子の外側での多量の螢光体の堆積が起り、
望ましくなく、あるいは有用性が低下する。
本発明の充填ラテックス組成物の製造においては、一般
に、所望の方法で互いに混合される(a)充填可能なポ
リマーラテックス及び(b)螢光体材料の(水と混和し
得る溶剤中の)溶液の相対的な容量は重要ではないと思
われる。
従って、いくつかの充填可能なラテックス粒子が、螢光
体が(前述したような溶液の親水性の増大のために)溶
液から押し出される時間の間、溶液中に存在する限り、
いくつかの充填ラテックス粒子が生ずる。
例えば、この一般的プロセスの1つの態様は、段階的な
、(a) 螢光体の溶液の親水性に対し螢光体を溶液
から押し出すのに必要な程度までの影響を与えるのに十
分ではない量の充填可能なラテックスの導入、及び、 (b) 得られる混合物に対する螢光体の水と混和し
得る溶剤からラテックス粒子への移動を起させるに十分
な水の添加、 を含む。
このようにして、比較的多量の螢光体を粒子当りに含む
充填ラテックス組成物を比較的稀い螢光体溶液を用いて
作ることができる。
従って、螢光体溶液の親水性(螢光体がこのような溶液
に不溶となる間の)必要な増大を得ることのできる技術
は1つだけではないということができる。
この理由から、「螢光体を溶液に不溶とするに少くとも
十分な水」という句をここに用いる場合には、この句に
おける「水」は水だけのものだけではなく、前述したよ
うな充填可能な水性ポリマーラテックスの「水性」部分
並びに1種またはそれ以上の溶解塩の溶液の形の水等を
も意味する。
しかしながら、充填可能なポリマーラテックスの分散相
ポリマー「固体」が10重重量である場合、このような
ラテックスとブレンドされる螢光体溶液の相対量は充填
可能なポリマーラテックスの100容量部当り約50〜
約200容量部であるのが一般に好ましく、特にラテッ
クスが約12〜約20重量φのポリマー粒子を含む場合
には充填可能なポリマーラテックス1容量部当り約1容
量部の螢光体溶液であるのが更に好ましい。
これらのプロセスに従う、(i)ラテックス及び(11
)螢光体溶液の逐次的な混合を実施するのに必要な時間
の、実際の最適量は、 (a) ポリマーラテックス、螢光体及び水と混和し
得る溶剤の本質、 (b) 螢光体及び混合すべき個々の材料におけるポ
リマー分散相の相対濃度、並びに、 (c) ラテックス及び螢光体溶液の相対量、のよう
な要素によって、変化するであろう。
しかしながら、一般には、螢光体溶液への充填可能なポ
リマーラテックスの逐次的な相互の混合は少くとも約1
0秒でなされるのが好ましく、特に充填可能なポリマー
ラテックスのポリマー「固体」含量が約12重量φ以上
であるときになされるのが好ましい。
あまりに速い相互混合は系内に第2の固体相を形成させ
、モして/あるいはラテックス粒子の凝固もしくは沈降
を起rということがわかっている。
少くとも約20秒間での逐次的な混合が更に好ましい。
一般に、前述したような有用な充填ラテックス組成物が
最初に形成された後、所望により水と混和し得る有機溶
剤の一部もしくは全部をこのような充填ラテックス組成
物の有効な有用性を害することなく、組成物から除去す
ることができる。
水と混和し得る有機溶剤の除去は広範囲の条件下(例え
ば約40℃以下の温度)、好ましくは減圧下、に蒸発に
より行われるのが好ましい。
少くとも約半分の水と混和し得る溶剤を初期の相容性ブ
レンド(充填可能なラテックス/螢光体/水と混和し得
る溶剤)から除去して好ましくかつ有用な本発明の充填
ラテックス組成物の1つを形成するのが好ましい。
このような好ましくかつ有用な充填ラテックス組成物は
その「ラテックス」特性を残している。
即ち、これらのラテックス組成物は所望によりある程度
の水と混和し得る有機溶剤を含む(好ましくは連続相の
約30重量φより多くない水と混和し得る溶剤を含む)
水性連続相、及び螢光体が均一に分布された充填ラテッ
クス粒子を含む分散相を有するのである。
ラテックスと水と混和し得る溶剤との初期ブレンドから
の有機溶剤及び/又は一部の水の除去は、当然に、より
高い「固体」含量を有する組成物を与える。
ラテックスの、長期間の貯蔵において徐々に沈殿する傾
向を抑制するために充填ラテックス組成物の安定性を改
良したい場合には、組成物をゼラチンのような親水性コ
ロイドの水溶液と混合することができる。
このような態様は特に好ましいものである。
得られる混合物における、親水性コロイド及び/又はグ
ラフト澱粉のような澱粉の、好ましい最小量は充填ラテ
ックス組成物の重量に対して約1重量咎である。
しかし、所望ならば、それより多くの親水性コロイドを
用いて安定化されたラテックス生成物を形成することも
できる。
下記は、前述したような適当な「充填可能な」ポリマー
粒子を提供する、50:40:10の装填重量比でのポ
リ(n−ブチルメタクリレート/スチレン/2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸)の製造例で
あるが、これに限定されるものではない。
1リツターの添加フラスコに、200gのnブチルメタ
クリレート、160gのスチレン、及び7.7gのN
a OH,、35Q rnlのH2O,40gの2アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び2gの
1−Triton770J (40%、Rohmand
Haas製、液状の、アルキルアリールポリエーテル
サルフェートのアニオン型すl−IJウム塩界面活性剤
)からなる溶液を入れた。
混合物を、添加の前に、30分間攪拌した。
250m1の添加ロートに29のに2S208を含む2
00m1のH2Oを入れた。
添加フラスコ及び添加ロートを攪拌下95°Cに保持さ
れた800TLlの水及び4gのl’Tr−iton
770J (40%)を含む3リツターの反応フラスコ
に連結した。
重合を開始するために、反応フラスコに1.2gのNa
2S2O5を添加し、次いで直ちにモノマー混合物及び
に2S208溶液を添加した。
添加時間は約30分であった。更に30分間重合させた
次に、ラテックスを冷却し、−夜間透析して、13.8
優の固体含量を与えた。
エレメント 本発明の好ましい態様によれば、前述したような安定化
された充填ラテックス組成物は通常の手段によって適当
な支持体上に直接コートされ、溶剤及び分散媒が除去さ
れて新規なシンチレーション計数エレメントを提供する
コーティングが自己支持性であるかあるいは組成物がブ
ロック状で用いられるものである場合には、支持体を省
略することができる。
後者の場合、ポリマー粒子は前述したような、モノマー
であって厚さの増加につれて効率を実質的に減少させな
いようなものから形成されなければならない。
支持体を用いる場合、これは通常の写真用支持体であっ
てよい。
典型的な支持体はフィルム支持体及びガラス支持体のよ
うな透明支持体並びに金属及び写真紙支持体のような不
透明支持体を含む。
支持体は固くてもよく、柔軟であってもよい。
大抵の適用にもつとも共通の支持体は紙又はポリエチレ
ンテレフタレートフィルムのようなフィルム支持体であ
る。
支持体にコート後、得られるコートされた湿潤層中の実
質量の(一般には少くとも約半分の、好ましくは少くと
も約80重量φの)水をコートされた湿潤層から(好ま
しくは蒸発により)除去して、所望の「実質的に乾燥さ
れた」コーテッド基材製品を形成する。
乾燥された層はラテックスから誘導されたポリマー粒子
を、螢光体とは別に計算して、約1〜約5g/100i
の範囲の量で含むのが好ましい。
コーティングホッパー及び/又は他の装置の使用を含む
いかなるコーティング技術も、本発明の組成物の1つ又
はそれ以上の層を支持体上に適用するのに用いることが
できる。
有用なコーティング技術及び支持体はProduct
Licens ing In−dex192巻、109
頁、1971年12月にリストされた刊行物に記載され
ている。
典型的なコーティング組成物は約3〜約25、好ましく
は約10〜約20重量φの固体を含み、このような組成
物の湿潤コーテイング付着量は約5〜約40m1/10
0ffl、好ましくは10〜301rLl/−であるの
がよい。
上記の方法により、バインダーを含む乾燥コーティング
重量の25%程度の螢光体になし得ることが見出された
のである。
ラテックスポリマーは乾燥コーティング重量の約33〜
約80優を占めるのが好ましい。
バインダ一 本発明の新規なシンチレークー組成物が前述したような
新規なエレメントを提供するために支持体上にコートさ
れるべき場合、ラテックス残留物の個々の粒子を比較的
安定な物理的関係において支持基村上に留め、水性サン
プル吸収における助力をなさしめるために、親水性バイ
ンダーを添加することができる。
残留ラテックス粒子に対する適当な媒体もしくはマトリ
ックスを提供するのに加えて、バインダーはある種の他
の所望の特性を有するのが好ましい。
特に、バインダーは実質的に非急冷性である。
即ち、感知し得るいかなる程度(即ち約1%より多く)
にも入射放射を吸収せず、あるいは感知し得るいかなる
程度にもシンチレータ−組成物中のこのような粒子もし
くは波状の放射の移動度を抑制せず、あるいは一度励起
された螢光体の放射をいくぶんなりとも吸収してはなら
ないのである。
しかるに、前述したようにラテックスに安定性を与える
ようなゼラチン及び澱粉もまた、ラテックスの約3.0
〜約50重量饅又はコートされたシンチレータ−組成物
の乾燥重量の約2.0〜約35優の濃度で用いる場合に
、バインダーの機能を果すのである。
バインダーにより得られる粘度の向上はこの計数組成物
を機械コーティングするのに特に有用なものとする。
General Millsより提供されているような
グラフト澱粉は前記に特定した各性質を有する特に良好
なバインダーであることが判った。
他の有用なバインダーはポリ(ビニルアルコール)及び
ポリ(アクリルアミド)を含む。
充填可能なポリマーラテックスの乾燥残留物用のバイン
ダーとしてゼラチンのような安定化コロイドをも用いた
い場合には、充填ラテックス残留物のバインダーに対す
る重量比は約1.0 : 0.75〜約10.0 :
1.0の範囲にあるのがよい。
特に有用な、固体成分全体の重量比は螢光体1部、ポリ
マー3部、及びゼラチンのようなコロイド状バインダー
0.33部である。
残留物のバインダーに対する比が高いのは望ましいこと
であり、ポリマー粒子はいっしょによくまとまることに
なる。
バインダーが多すぎると、有害な急冷が起り、計数効率
が低下する。
充填ラテックス組成物を製造するための方法及び得られ
た組成物を少くとも1種のコロイドを含む層に配合する
ための方法は、約O〜400C又はそれ以上の温度で実
施することができ、所望もしくは必要に応じて、適当な
時にコーティング組成物の硬化又はゲル化を防止もしく
は促進するための注意が必要となるだけである。
アクリル酸エステルモノマーの量が他のモノマーの重量
φを超えて増加された場合には特に、バインダーを全く
省略することができるということが判った。
このような組成物から得られるコーティングはやや粘着
性があるが、計数効率は少くとも約23%を維持する。
コートしたラテックスがややもろいものである場合には
、より多くのバインダーを用いるのが好ましい。
エレメントの使用 使用に際して、放射性サンプルを、好ましくは「乾燥さ
れた」、コートされたシンチレーション計数エレメント
に適用する。
このようなサンプルは適当ないかなる方法によっても、
例えば水性テストサンプルを組成物表面上に置き、サン
プルの水に応じて膨張させることによって、誘導するこ
とができる。
サンプルを試験すべきコーティングの部分全体に分散さ
せた後、コーティングを通常の螢光計、例えばパラカー
ドトリカルブ(Pac−kard Tri−Carb
)液体シンチレーションカウンターの下に置き、テスト
サンプルの放射に対応する螢光の量を検出する。
こうしてコーティング沖にあるサンプルを螢光体と極め
て近いところに置くことができるのは、前述した技術に
よる螢光体の高濃度の、均一な分散のためである。
このように、約0. OI Mev程度の低い放射エネ
ルギーを検出するのに十分なまでに高度の計数効率を有
することができるのである。
所望により、エレメントとサンプルを乾燥して、サンプ
ルより水を蒸発させ、計数効率を1〜2φ向上させるこ
ともできる。
しかしながら、本発明により与えられる効率はこのよう
な乾燥工程が重要でないかもしくは必要でない程に高い
ものである。
例 下記の例は本発明の実施を更に詳しく説明するためのも
のである。
例1〜3 コーティング用分散液を製造するために、3gのPPO
螢光体及び15■のPOPOP螢光体を90mのテトラ
ヒドロフランに溶解し、次いで9gのポリマーを含む、
前述したようにして製造した90gのポリ(n−ブチル
メタクリレート/スチレン/2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸)(重量比50/40/10
.以下「ポリマー1」と記す)をほぼ室温で攪拌しなが
ら少しづつ添加した。
溶剤をロータリー蒸発機中で蒸発させて除去した。
済過後、25gの10係ゼラチンを添加した。
最終分散液は、固体の乾燥重量に対して測定して、3%
のPP011.5X10−2%のPOPOP、9%のポ
リマー1及び2、5 %のゼラチンを含んでいた。
この分散液をポリ(エチレンテレフタレート)上に10
m1/100−の湿潤付着量で流延させ、蒸発乾固した
3つの例に対し、3枚のストリップ、2“×1/2“、
をカットし、0.01m1の水中安息香酸−3H溶液、
p−ジオキサン中安息香酸−3H廖液、及び水中安息香
酸−14Cでそれぞれ処理した。
各溶液は、コートした時に、はぼ22.000壊変/分
を示した。
ストリップを蒸発乾固し、20縦のガラス計数バイアル
に入れ、パラカードトリカルブ液体シンチレーションカ
ウンターモデル3380中、12℃で計数した。
ストリップを2本の光電子増倍管の軸に直角に並べた。
検出された放射を理論上の1分当りの壊変に対して比較
することにより、計数効率を決定した。
結果を表1に示す。
表1 例 サンプツシ 計数効率1
水中3H安息香酸 31.8%例
サンプル 計数効率2 p−ジオキサ
ン中3H安息香酸 25.6φ3 水中14C安息香
酸 89.5φ例4〜7 コーティングの厚さの効果をみるために、4つのコーテ
ィング、20ml/ 100iと30mA/100cr
iLとをそれぞれ2つづつ、を作り、またテストサンプ
ルとして水中トリチウム含有安息香酸及びp−ジオキサ
ン中トリチウム含有安息香酸を用いたことを除いて、上
記例3の操作を繰り返した。
表2にみられる結果はコーティングの厚さが増加すると
効率が向上することを示している。
表2 湿潤 計数効テストサンプ
ル 例厚さ 率■ノ 4 20 水中3H安息香酸 32.95
30 同 上 34
.5620 p−ジオキサン中3H安息香酸 7 30 同 上 30.
0例8〜12 分散液厚を30m1/100−としたことを除いて、例
3と同様にコーティングを調製した。
5例のそれぞれに対して表3に示す5つの異なる同位体
をテストサンプルとして選んだ。
表3に結果を示す。
表3 エネルギー 計数効率 例 同位体 (Mev) 8 水中14CO,156(β 89.59 p−
ジオキサン中14C同 上 82.510 45
Ca O,252(β 10011
CI O,714(β 10
012 125I O,035(γ
)48例13〜19 ブチルメタクリレートを用いず、360gのスチレンを
用い、ポリマー(以下「ポリマー2」と記す)として、
ポリ(スチレン/2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸)を装填重量比90:10で形成したこ
とを除いて、例1と同じ操作を行った。
合計固体含量は16.2%であった。
例1の述べた操作においてポリマー2を用いて、PPO
及びPOPOPの分散液を調製した。
最終分散液は2φのPPO,lXl0 ”%のPOP
OP。
4饅のポリマー2、及び2係のゼラチンを含んでいた。
7例のそれぞれに対して、表4に示すように分散液厚さ
及びテストサンプルを変えたことを除いて、例1に述べ
たようにして、コーティングを調製した。
計数効率を表4に併記する。表4 湿潤厚 ケア、、ヶ、7゜、ウ 計数効例(m
lAooffl) 率価)13 2
水中3H安息香酸 39.21410
同 上 39.71520
同 上 38.31630 同
上 25.117 10 p
−ジオキサン中3H安息香酸 39.71820
同 上 28.31930
同 上 23.7例20 第4のモノマーとしてブチルアクリレートを用い、10
:10ニア0:10の装填重量比で、ポリ(n−ブチル
アクリレート/n−ブチルメタクリレート/スチレン/
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸)
を形成したことを除き、例1と同様に調製したコーティ
ングは、水中トリチウム含有安息香酸の放射の測定に用
いた場合に、少くともほぼ40%の計数効率を有する十
分なシンチレーション計数組成物を与えた。
例21〜25 螢光測定前のサンプル及びエレメントの乾燥の効果をみ
るために、5つのエレメントを例20のようにして調製
し、20rul/100−でコートした。
それぞれの上に水中トリチウム含有安息香酸を置いた。
表5に示すように乾燥の時間及び条件を変化させた。
計数効率を同じく表5に示す。表5 例乾燥時間計数効率(D 2165°01時間 40.9 22 常温 2時間 39.8 23 常温 4時間 41.3 24 常温 5時闇半 41.9 25 常温 24時間 40.9 明らかに、エレメント中の水分の作用は高い計数効率を
妨げるほど十分ではなく、適当な規制により調節され得
る。
例26〜27 スルホン酸モノマーを用いず、スチレンの量を増やした
ことを除き、例1と同様にして、湿潤厚30ml!/
100iの2つのコーティングを調製した。
例26では、ブチルメタクリレートでポリ(n−ブチル
メタクリレート/スチレン)(重量比35/65 )を
生成し、例27では、ブチルアクリレートでポリ(n−
ブチルアクリレート/スチレン)(重量比35/65
)を生成した。
これらは、水中トリチウム含有安息香酸の放射の測定に
用いたときに、約38咎の計数効率を有する十分なシン
チレーション計数組成物を与えた。
例28 モノマー比を55/4015とし、バインダーを用いず
、ラテックスの対螢光体比を3=1としたことを除き、
例1のようにして調製したコーティングはトリチウム含
有安息香酸の放射の測定に用いたときに22.6斜の計
数効率を与えた。
例29 モノマー重量比を30/60/10とし、これが3:3
:1のポリマー:ゲルバインダー二螢光体の重量比を有
していたことを除き、例1と同様にして調製したコーテ
ィングは17.92%の低い計数効率を与えた。
この値は高エネルギ放射に対して十分なものである。
例30 ポリマー:螢光体:澱粉バインダーニゲルバインダー比
を5:1:0.1:0.2としたことを除き、例1のよ
うにして、コーティングを、螢光体濃度を下げても十分
に機能することを示すために、調製した。
約301rLl/ 100crlLの湿潤コーティング
厚において、水中トリチウム含有安息香酸を測定したと
きに、計数効率は34.8%であった。
例31 ポリマーラテックスを2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸モノマーに代えて3−メタクリロイ
ルオキシプロパン−1−スルホン酸に用いて変えたこと
を除き、例16と同様にし、てコーティングを調製した
最終ラテックス:螢光体ニゲルバインダー比は3:1:
1であった。
例30のようにして測定したときの計数効率は30.4
優であった。
この例ではバインダーの量の増加がもろいラテックスの
コーティングに有効であることが判った。
本発明は、好ましい実施態様を例示しながら詳述したも
のであるが、それと異なった態様や変形が、本発明の思
想及び範囲内において実施され得るものであることを理
解されたい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固体合成ポリマー粒子及び疎水性螢光体を含むシン
    チレーション計数組成物であって、前記粒子がラテック
    スから誘導され、約0.2ミクロンより大きくない平均
    直径を有し、そして前記ポリマー粒子は粒子全体に分布
    された前記螢光体で充填されており、前記螢光体の前記
    充填合成ポリマーに対する重量比が約1対5〜4対3で
    あることを特徴とする組成物。 2 ラテックスから誘導され、少くとも1種の疎水性螢
    光体で充填されたポリマー粒子を含み、301rll/
    100dの最大湿潤厚さをもってコートした実質的に乾
    燥された層として用い、トリチウム標識安息香酸の水溶
    液で試験したときに、少くとも約23%の計数効率を有
    する特許請求の範囲第1工頁言F+宙ψの糸日斤ψ生諭
    へ 3 前記ポリマーが少くとも2種のエチレン系モノマー
    から共重合され、その1種が下記式:〔上式中 R1は
    水素又はメチルを表わし、R3゜R4及びR6は水素又
    は炭素数1〜4の低級アルキルを表わし R5は水素を
    表わすか又はR4とともに融合ベンゼン環を完成するの
    に必要な原子を構成する〕 を有するスチレンモノマーである特許請求の範囲第2項
    記載の組成物。 4 前記エチレン系モノマーの1種が組成物の約0乃至
    約10重置部の量のスルホン酸又はスルホネートモノマ
    ーである特許請求の範囲第3項記載の組成物。 5 前記モノマーの1種が下記構造: 〔上式中、Rは水素又は低級アルキルを表わし、R1は
    水素又はメチルを表わし R2は1〜6個の炭素原子を
    含む脂肪族基を表わす〕 を有するアクリル酸エステルモノマーである特許請求の
    範囲第3項記載の組成物。 6 前記螢光体が2,5−ジフェニルオキサゾール;2
    ,2’−p−フェニレンビス(5−フェニルオキサゾー
    ル)、p−ビス(0−メチルスチリル)ベンゼン、及び
    1,4−ビス−2−(4−メチル5−フェニルオキサシ
    リル)ベンゼンからなる群から選ばれる特許請求の範囲
    第2項記載の組成物。 72種の異なる螢光体が存在し、その一方が−次螢光体
    であり、他方が波長シフターである特許請求の範囲第2
    項記載の組成物。 81)連続した水相に非連続的に分散された約12〜約
    20重量φの合成ポリマー粒子を含む2501nlのラ
    テックスを2507711のアセトン中、25°Cにお
    いて、均一速度で1分間ゆっくり攪拌し、このブレンド
    を次いで25°Cで約10分間放置したときに、本質的
    に視覚可能な凝固もしくは沈降を示さないポリマーラテ
    ックス、及び、 2)全体に均一に分散され、前記粒子中に分布された少
    くとも1種の疎水性螢光体、 を含み、30ml/ 100iの最大厚さを有する実質
    的に乾燥された層として用い、トリチウム標識安息香酸
    の水溶液で試験したときに、少くとも約23優の計数効
    率を有する特許請求の範囲第1項記載の組成物。
JP51076640A 1975-06-30 1976-06-30 シンチレ−シヨン計数組成物 Expired JPS5830912B2 (ja)

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IT1061800B (it) 1983-04-30
FR2316313A1 (fr) 1977-01-28
CA1079516A (en) 1980-06-17
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