JPS5830560B2 - 原子炉動力プラント用の給水制御装置 - Google Patents

原子炉動力プラント用の給水制御装置

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JPS5830560B2
JPS5830560B2 JP53012038A JP1203878A JPS5830560B2 JP S5830560 B2 JPS5830560 B2 JP S5830560B2 JP 53012038 A JP53012038 A JP 53012038A JP 1203878 A JP1203878 A JP 1203878A JP S5830560 B2 JPS5830560 B2 JP S5830560B2
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reactor
steam generator
turbine
water level
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アーネスト・アルフレツド・パージアル
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    • G21D3/10Regulation of any parameters in the plant by a combination of a variable derived from neutron flux with other controlling variables, e.g. derived from temperature, cooling flow, pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B35/00Control systems for steam boilers
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原子炉動力プラント用の給水制御装置に関する
ものである。
本発明の制御装置は加圧水湿原子炉PWRで使用するよ
うになっているが、沸騰水形原子炉BWRに対しても応
用できる。
原子炉の負荷レベルが変化するとき、蒸気発生器への給
水流量を変える必要がある。
各蒸気発生器への給水流量は複数の弁、即ち主管路中の
主弁と、この主弁をバイパスする補助分岐管路中のバイ
パス弁とで制御するのが普通である。
通常の出力レベルにおいて、制御は主弁によって行なう
バイパス弁は完全にまたは部分的に開いていても閉じて
いてもよい。
例えば公称定格能力の15優のような、主として始動中
の低負荷レベル時には、主弁を閉じバイパス弁により制
御を行なう。
従来技術では、高負荷レベル時でも、蒸気発生器の水位
、蒸気流量および給水流量の三つの要素を組み合わせて
給水の制御を行なっている。
測定した水位は希望水位またはプリセット水位と比較さ
れ、定常状態での水位誤差を排除するよう作用する比例
積分制御器PIに伝えられる。
また、初期の水位誤差を予測するよう作動する給水流量
対蒸気流量の不整合チャンネル(mismatchch
annel )がある。
加算された水位信号と流量の不整合信号は、給水流量に
おける定常状態での誤差を排除するもう一つの比例積分
制御器を通る。
従来技術の制御は、普通のまたは高い負荷レベルにおい
ては満足に作用するが、例えば公称定格負荷の15φ以
下という低負荷レベルにおいては満足に作用しない。
事実この欠点のために、給水の自動制御は実行可能性の
あるものではなかった。
給水が低負荷レベルにおいて適正に制御されないと、始
動中に゛チャツジング(chugging ) ”状態
が起こる。
この状態は、始動命冷に応じて蒸気発生器が蒸気を発生
しようとしているあいだに蒸気発生器に過度の低温給水
が流れ込むことによって生じる激しいハンチングである
この発明の主な目的は、低出力レベル時に給水流量を信
頼はのある、効果的で正確な方法で制御できる原子炉給
水制御装置を提供することである。
この目的から本発明は、原子炉と、この原子炉で1駆動
されるタービンと、前記原子炉からエネルギを引き出す
ため前記原子炉に接続される蒸気発生器と、前記タービ
ンを動作させるために前記蒸気発生器から前記タービン
へ蒸気を循環する第1分岐路および前記タービンから前
記蒸気発生器へ給水を循環するための第2分岐路を有し
て前記タービンおよび前記蒸気発生器に接続された流体
循環手段と、タービン負荷に応じて原子炉出力を制御す
る装置とを含み、前記給水は前記原子炉から供給された
エネルギによって前記蒸気発生器で蒸気に変換される原
子炉動力プラント用の給水制御装置であって、前記給水
制御装置は、前記蒸気発生器に対する給水量を制御する
ための前記第2分岐路中の弁装置と、前記弁装置を制御
するため、低負荷において、前記原子炉によって供給さ
れる出力を表わす信号および蒸気発生器中の水位と希望
水位との間の差を表わす信号の合計に応動する装置とを
備えている原子炉動力プラント用の給水制御装置に存す
る。
本発明は、低負過レベルにおいては給水流量の信頼ある
制御に必要な精度で蒸気流量の測定値を得ることができ
ないため、かかる低負荷レベル時には給水流量の満足な
制御は実行不可能であると言う知見から生じたものであ
る。
この測定値は、蒸気管路の圧力差測定から得たものであ
り、蒸気流量の少ない時の圧力差は正確な信号を発生す
るのに小さすぎる。
また、負荷レベルの変化時に、発電装置が電力変更命令
に応動した後、蒸気流量に変化が起こるが、この変化は
弁のフィードフォワード要求を十分に満たすものではな
い。
本発明によると、給水流量は、水位測定値要素と核出力
(nuclear−power)測定要素とを複合して
制御されている。
水位測定値要素は従来技術の慣行と同じ方法で得られる
蒸気発生器の降水管内での蒸気圧と水圧の合計は、給水
柱を参照して測定され、この大きさを希望水位と比較し
て、制御装置に送り込む水位誤差を得る。
核出力即ち原子炉出力の測定値は、普通、X−炉心検出
器を使って原子炉の中性子束を測定することによって得
られる。
核出力の変化命冷に対する最も早い応答は、原子炉の制
御棒を引き抜くかまたは挿入することである。
この変化に対してすぐ起る応答は、中は子束の相応した
変化である。
新しい中性子束の測定値は出力レベルの変化に関して早
い信号を与える。
定常状態中の熱平衡に基づいて、核出力は蒸気流量(プ
ラント負荷)に比例し、従って、給水制御弁に対して定
常状態の要求要素を与えるのに使える。
負荷変化に対して、測定された核出力は迅速に応答し、
新しい蒸気流量を平衡する新しい弁要求を素早く出す。
従来技術での水位トリムチャンネル(trim cha
nnel )は、定常状態での水位誤差をゼロに維持す
るために保たれる。
加うるに、この水位トリムチャンネルは、崩壊熱も含め
て、ホットゼ゛口出力での測定様出力と実際積出力との
間に若干の相違をつくる原因となる。
低出力での給水制御のために、本発明による装置は、全
出力時に使用されるものよりも小さい制御弁(バイパス
管路内にある。
)を通じて動作するので、この弁はその開度−流量特注
の直線部分で作動する。
あるいは、可変速度給水ポンプを設けて希望の直線的作
動を行なってもよい。
本発明は低負荷において従来技術より顕著な利点を有し
ているが、低い負荷においても、またより高い負荷にお
いても、全体的に従来技術に優る利点を有している。
本発明は、フィードバック変数が一つ少なくてよく、満
足な動作のために第2比例積分制御器を必要としない。
本発明は、実施例に関する下記の説明を添付図面に関連
して読むことにより一層容易に明らかとなろう。
第1図と第2図に示される装置は、複数個の蒸気発生器
13および15と熱交換関係にある原子炉11を有する
原子炉動力供給装置である。
各々ポンプ18,20を有する一次ループ17と19は
、それぞれ原子炉11および各々の蒸気発生器13.1
5を相互に熱的に連結している。
間型的には加圧水である冷却材は原子炉11の炉心(図
示せず)および各々の蒸気発生器13,15を通って流
れる。
図示しないが、原子炉11はタービン負荷に応じて原子
炉出力を制御する公知の装置を備える。
−次ループ17.19の各々によって炉心から引き出さ
れた熱は、各蒸気発生器13゜15内の水を蒸発させる
二次ループ21,23は各蒸気発生器13,15と共通
の蒸気ヘッダ22を介してそれぞれ組み合っている。
本発明は蒸気駆動装置に適する独特のものであるけれど
も、本願中での゛水″および゛蒸気″と言う記載は、本
発明をこれに制限しようと意図するものではない。
水損外の種々の流体によって1駆動される動力発生装置
に本発明を応用する程度までは、このような応用は本発
明の意図する範囲内にある。
そして本願およびその特許請求の範囲中で便宜上使用し
た゛水″および゛蒸気“と言う用語は、その範囲内にこ
のような他の流体も含むことを意図して使用している。
第1図と第2図に示される装置はタービン25と、この
タービン25で、駆動する発電機27とを有している。
各二次ループ21,23は、タービン25を駆動するた
めに各蒸気発生器13.15からの蒸気を循環させる第
1分岐路29と、タービン25から対応する蒸気発生器
13゜15へ給水を循環させる第2分岐路31とを有す
る。
第2分岐路31と共通に、タービン25からの流体を凝
縮するための復水器33、復水ポンプ35および複数個
のヒータ37がある。
また、給水の各第2分岐路31は給水ポンプ39、ヒー
タ41および弁ユニット又は弁装置43(第2図)をも
有している。
弁ユニット43の各々は主管路に主弁45を有している
この主弁45の両端にバイパス管路47があり、バイパ
ス管路47中にバイパス弁49がある。
バイパス弁49の各々は、主弁45の約20優の能力を
有し、低負荷レベルの間、給水流量を制御する働きがあ
る。
原子炉11は、その出力に従属する中性子束から信号を
取り出すための通常の装置51を有している。
各蒸気発生器13,15は、水位誤差に依存する信号を
取り出すための通常の装置53゜55を有している。
本発明に従って給水を低負荷レベルおよび高負荷レベル
の双方において制御する場合、水位誤差信号だけを各蒸
気発生器13゜15から取り出すことを必要とする。
例えば、現存する設備に本発明による制御装置を付けた
場合のように、高負荷レベルにおける給水を従来技術に
よって制御すると共に低負荷レベルにおいては本発明に
従って制御する場合には、装置53および55は蒸気流
量信号と給水流量信号を出す。
装置51と53および51と55からの信号は電気信号
であり、信号処理のために弁制御装置57および59に
それぞれ供給される。
弁制御装置57と59は、それぞれの弁ユニット43の
主弁45およびバイパス弁49を制御する。
第2図において、主弁45は3信号要素の従来技術の制
御装置によって加算器61を通じて制御され、バイパス
弁49は本発明に従って加算器63を通じて制御される
ように示されている。
第3図に示すように、蒸気発生器13および15の各々
からの実際の水位の電気信号は、ノイズを除去するフィ
ルタ71に加えられる。
このフィルタ71中の代数式において、Sはラプラスの
関数、その演算子d/dtのtは時間、T1はフィルタ
71の時定数である。
各蒸気発生器13,15における希望水位は、命冷(タ
ービンの衝撃段圧力)によって装置出力の増加または減
少が行なわれるときに、関数作成器73から取り出され
る。
その関数は関数作成器73の囲いの中にグラフで示され
ている。
出力要求を水平軸に、蒸気圧を縦軸にとっている。
曲線は希望水位を与えている。希望水位信号は、時定数
がT2であるノイズフィルタ75を通過する。
誤差は、フィルタ71と75からの信号が加えられる加
算器77から得られる。
加算器77は2つの信号の差を取り出す。
この誤差信号は、比例積分制御装置(図示せず)を通し
て主弁45に、およびもう一つの比例積分制御装置81
を通して加算器63に印加されている。
比例積分制御装置81において、K8はゲイン、T3は
時定数である。
積出力信号は、フィルタ83を通して加算器63に印加
される。
フィルタ83内のに4はゲイン、T4は時定数であり、
これらのバラメークは調節可能である。
公称流量が1. O0%流れるバイパス管路差信号と核
出力信号の代数和は自動−手動制御器78へ送られ、こ
の制御器が必要な命冷をバイパス弁49に出す。
フィルタ71,75,83および比例積分制御装置81
等を含む第3図のフロック国内の諸構成要素はソリッド
ステート電子要素であり、これ等の電子要素は普通のも
のである。
第3図に示された全体は制御が行われている間中働いて
いる。
水位は閉ループにおいて調整されており、その閉ループ
内でフィードバック信号はどの瞬間においても蒸気発生
器の実際の水位信号である。
核出力信号は開ループ回路に入れられている。
第4図はアナログ解析によってバラメークに3とT3を
変化したときに得た効果を示している。
K3は縦軸にプロットされており、T3は秒単位で横軸
にプロットされている。
縦座標はバイパス弁49を通る100%流量(左側)と
、主弁45を通る1oo%流量(右側)とに関して示さ
れている。
上方の曲線91より上の領域で制御装置は振動する。
次の曲線93より下の領域とさらに次の曲線95の上の
領域との間で、制御装置の設定時間は望ましい設定時間
である10分より少ない。
次の曲線97の下の領域と最下部の曲線99の上の領域
との間で、希望水位からの最大偏差は15係より少ない
斜線領域100は希望動作領域を示している。
第5図は、第4図と同様のグラフでロフトラン(LOF
TRAN )デジタル解析によって得たものである。
曲線101,103,105,107゜109および斜
線領域111は、第4図のそれぞれの曲線9L 93,
95,97,99および斜線領域100に対応している
第6図のaからeには、装置の種々の動作パラメーター
に関して、本発明による負荷レベルの5係ごとの逓減効
果がグラフで示されている。
こ、・れらのグラフはデジタル計算機による解析によっ
て導き出されている。
どのグラフも時間は秒単位で横軸にプロットされている
どのグラフにおいても同じ垂直線上にある点は同じ時刻
に対応している。
グラフa、およびCからeにおいて、パーセント変化が
縦軸にプロットされており、グラフbでは温度がF単位
で縦軸にプロットされている。
グラフCは蒸気流量における5係ごとの変化を示してい
る。
グラフdは最大の水位変化がわずか10係であり、その
水位変化は約300秒でゼロになることを示している。
グラフeは、給水流量がわずか約300秒で定常状態に
落着くことを示している。
第6図に示すように、蒸気流量の減少は一次冷却材温度
の上昇につながる一次対二次出力不整合を引き起こす。
制御棒は炉心の中に挿入され、新しい負荷レベルまで核
出力を減する。
負荷が減少すると蒸気発生器の水位は、降水管の水の密
度を増し水中の気泡をつぶす蒸化力(stearnin
g power)の減少と蒸気圧の増加の双方のために
、減少する方向に向かう。
給水流量は水位チャンネル要素(1e−vel cha
nnel component )にフィードフォワー
ド核出力要素(feedforward nuclea
r power cmp−onent )を加えたも
ので構成される。
核出力要素は給水流量をその新しい定常状態の水位に急
速にもっていこうとする。
しかし、水位トリムチャンネル(1evel trim
channel )は水位低下の結果として、水位が
その希望値よりも低い間は給水流量を増加させようとす
る。
その正味効果は、新しい定常状態での水位に向って給水
流量が頽れ状に減少し、この減少が過渡的な水位誤差を
最少にすることである。
第7図のaからeは第6図のaからeと同様であるが、
ただ始動時に生ずるような負荷逓増を5斜ごとにプロッ
トしている。
この場合、水位の変化はわずか15%であり、約300
秒でOに戻る。
給水流量は約400秒で安定する。
ここでは本発明の特定の実体例を開示したけれども、そ
れに関する多くの変更が可能である。
本発明は、従来技術の精神からやむを得ない範囲を除い
て、制限されるべきでない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す略図、第2図は第1図の
円■(弁ユニット)内に示される部分を拡大して示す断
片的略図、第3図は本発明を実行した場合に協働する諸
制御要素の相互関係を示すブロック線図、第4図は5係
の負荷変化を仮定して、本発明による給水制御装置につ
いて、アナログシミュレーションによって得た異った点
での効果を示すグラフ、第5図はロフトランコンビュー
タでのデジタルシミュレーションから得た第4図と同様
のグラフ、第6図のayb、c、d、eは5φごとの負
荷逓減に対する、本発明の給水制御装置の種々のパラメ
ータにおける変化を示すグラフ、第7図のa、b、c、
d、eは負荷逓増についての第6図と同様のグラフであ
る。 図において11は原子炉、13と15は蒸気発生器、2
1と23は二次ループ(流体循環手段)、25はタービ
ン、29は第1分岐路、31は第2分岐路、43は弁ユ
ニット(弁装置)、45は主弁、49はバイパス弁、5
7および59は弁ユニットを制御する弁制御装置である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原子炉と、この原子炉で駆動されるタービンと、前
    記原子炉からエネルギを引き出すため前記原子炉に接続
    される蒸気発生器と、前記タービンを動作させるために
    前記蒸気発生器から前記タービンへ蒸気を循環する第1
    分岐路および前記タービンから前記蒸気発生器へ給水を
    循環するための第2分岐路を有して前記タービンおよび
    前記蒸気発生器に接続された流体循環手段と、タービン
    負荷に応じて原子炉出力を制御する装置とを含み、前記
    給水は前記原子炉から供給されたエネルギによって前記
    蒸気発生器で蒸気に変換される原子炉動力プラント用の
    給水制御装置であって、前記給水制御装置は、前記蒸気
    発生器に対する給水量を制御するための前記第2分岐路
    中の弁装置と、前記弁装置を制御するため、低負荷にお
    いて、前記原子炉によって供給される出力を表わす信号
    および蒸気発生器中の水位と希望水位との間の差を表わ
    す信号の合計に応動する装置とを備えている原子炉動力
    プラント用の給水制御装置。
JP53012038A 1977-02-07 1978-02-07 原子炉動力プラント用の給水制御装置 Expired JPS5830560B2 (ja)

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